2025年05月11日

イスラーム映画祭10を見届けに神戸へ (咲)

シネジャ108号の編集、発送を終え、GW中は頼まれ仕事をこなし、やっと解放されて私の休日♪ 7日から神戸に帰ってきました。(生まれ育って、15歳の時に東京に引っ越して東京の方が長いけれど、やっぱり神戸は「帰る」ところ)
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主目的は、イスラーム映画祭を見届けること! 主宰の藤本高之さん、Facebookで5月10日に表明されましたが、10回をもってイスラーム映画祭は休業。東京で、その思いをなんとなく聞いていたのと、『神に誓って』が東京で最後の1時間しか見られなかったこともあって、神戸に。
7日の14:45から『カシミール冬の裏側』があって、東京で映画は観たけれど、トークの回に行けなかったので、拓徹さん(中央大学・政策文化総合研究所 客員研究員)のトークを聞くのも目的でした。
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折しも、7日の朝にインド軍がカシミールでのテロに対する報復攻撃のニュース。お話された柘さんも、映画を観て、東京の時とは違う思いを感じたとおっしゃっていました。
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トークが終わって、もう夕暮れ時でしたが、トアロードをあがって神戸モスクへ。実は、10年前に藤本さんから「関西でイスラーム映画祭を開催するならどこがいい?」と聞かれた時に、「そりゃもう、日本で初めてのモスクができた神戸でしょう」と即答。
市民で運営する元町映画館が、これまた恰好の会場でした。
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これまでのイスラーム映画祭の軌跡が一目でわかるディスプレーも、元町映画館のスタッフの方が作ってくださったそう。

5月8日(木)
せっかく関西に来たので、万博へ。
神戸三宮から直通バスで行けるので楽ちん♪・・・と始発8時15分に乗るつもりで、30分前に着いたら長蛇の列。甘かった! 予約不要の落とし穴。
8時15分発が2台出るも乗れず。臨時で8時39分発車のバスに乗れました。
青空の中、ずっと海沿いを走って気持ちよかったです。
映画『あまろっく』に出てきた「尼崎閘門」らしきものも観ることができました。

9時29分、夢洲到着。
西ゲートから、すんなり入場。でも、気がついたら大屋根リングが見えない・・・
反対方向の海のほうに歩いてました。やれやれ〜

まず目についたウズベキスタンは、50分待ちなので後回しにして、インド、そしてサウジアラビアに待ち時間なしで入館。
1970年の大阪万博で衝撃的だったのが、サウジアラビア館でした。狭いながら、まるでメッカのカーバ神殿にいるかのような圧倒的な雰囲気でした。
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今回のサウジアラビア館は、いくつもの中庭のある立派な建物で、パフォーマンスや展示も素晴らしく、石油王国の威厳を感じさせてくれました。
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トルクメニスタン(写真左)、バハレーン(写真右)、オマーン、カタル、アラブ首長国連邦、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、トルコなども建物が立派。内容は素晴らしいところもあれば、それなりのところも。
コモンズ館といういくつかの国が共同で入っているところも、狭いながら充実した国と、そうでもない国がありました。
(1週間ほど前に、友人がFacebookに万博に行った報告をあげていたので、訪れたところの率直な感想を個別に教えていただいたのが大いに役立ちました)

ヨルダンは、20時40分にたどり着いたのですが、もうおしまいと。中東で入れなかったのは、ほかにエジプトとクウェート。とはいえ、イラン、イラク、シリア、アフガニスタンなどが出展してないのは寂しいことでした。
中東のほか、アジアやアフリカ、中南米など、たくさんの国を楽しむことができましたが、情報が溢れている今、さて、万博の意義は?と、ちょっと考えさせられました。

地図は印刷していったものの、無料配布しない方針なら、会場内の案内板をもっと増やすべきでしょう。
車椅子や電動三輪車?の貸し出しはあるようでしたが、会場内を移動する乗り物があればいいのにと思いました。ひたすら歩くしかなくて、ゆっくり休みながら回ったけれど、へとへとに。3日経った今も、脚がガクガクです。

5月9日(金)
朝9時3分に元町映画館到着。9時半からのチケット売り出しに、すでに、12人並んでました。びっくり〜
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14:15からの『神に誓って』の13番を確保して、御影のにしむら珈琲で元会社の同期の友人とモーニング。去年950円だったのが、一気に1100円に。
生まれ育った岡本を散策して、14時前には元町映画館に。
ほぼ満席の会場で『神に誓って』鑑賞。たぶん4回目ですが、忘れているところもあって、また観ることが出来たのを感謝♪
10年前の麻田豊さんと藤本さんのトークも感無量でした。
3年前に急逝された麻田さんに合掌。

そして、最後に藤本さんからイスラーム映画祭休業宣言。これまで支えてくださった多くの方々、もちろん観客の皆さんにも感謝の辞。

今回、東京・名古屋・神戸のすべての回がたとえ満席になったとしても赤字とは聞いていたのですが、Facebookで経費内訳を明かされました。
◎上映権利料(49回分)1,885,779円(1回平均38,485円)
◎字幕翻訳・監修・二次使用料(12本)1,258,975円
◎デザイン・映像素材制作・印刷費 1,563,430円
◎アーカイブ原稿料・トーク出演料 390,880円
◎その他経費(交通費・地方滞在費・人件費など)159,784円
計5,258,848円
これに対して、3か所での収入は、4,023,767円。
どこからも支援を受けることなく、信念を貫いて、10回のイスラーム映画祭を開催された藤本高之さん。ただただ楽しませていただいた私は感謝するばかりです。

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東京の友人を通じて、『神に誓って』を観に来ていた大阪在住のOさんと出会うことができ、イスラーム映画祭に感謝しながら、一緒に夕食をいただきました。
来年からイスラーム映画祭がないのは寂しい限りですが、藤本さんの単発の企画を楽しみにしています♪

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元町映画館では、シネジャ108号を販売してくださっています。感謝!


posted by sakiko at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月04日

108号ができました♪(白)

GW後半です。
連休にもかかわらず印刷所さんから届けていただきました。
本誌108号は濃い桜色というかバラ色というか、可愛い糸です。

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やっと発送が終わったので、代々木公園で3日(土)、4日(日)開催中のカンボジアフェスティバルに行ってきました。
OKAは手ぶらでやってくる』(牧田敬祐監督)にも登場するNPO法人「サンタピアップ」のブースを探しました。
来日していた代表の古川さん(カンボジア在住/左)と、中尾さん(右)に会えて、できたてのシネジャ108号をお渡ししました。

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手作りの品々が並ぶブース

NPO法人「サンタピアップ」詳細はこちら
https://santapiup.com/
posted by shiraishi at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月23日

『OKAは手ぶらでやってくる』クラウドファンディング始まりました。(白)

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地雷の村で寺子屋作りに奮闘した栗本英世さんの映画を日本から、
キャラバン上映隊を組んでカンボジアの村々に、そして世界へ!
こちらから
https://motion-gallery.net/projects/okamovie

映画は2025年5月10日(土)より新宿K's cinemaにて公開が決定!
このドキュメンタリーがとらえたOKAさんこと栗本英世さんは情熱的でとても魅力的です。
「ひとりNGO」と称して、手ぶらでどこへでも行き、子どもが売られることがないように活動してきました。
一人だから何もできない、のではなく「ひとりでもできる」ことを見せてくれています。
OKAさんは亡くなられましたが、志を継いだ若い方々がかの地に育っています。

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公開に先立ちまして牧田敬祐監督にお話を伺いました。
GW発行の本誌108号に掲載いたします。(白)



posted by shiraishi at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月20日

3月駆け抜け、4月も続く(白)

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アニメアワードフェスティバル
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新潟国際アニメーション映画祭
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『片思い世界』舞台挨拶

3月は池袋新潟のアニメーション映画祭が続きました。
レポを毎日書くつもりが、できずに報告も今頃になってしまいました。
GWに発行の本誌の記事は書き終えましたので、ご覧ください。

映画と同じく仲良しで可愛い3人を記者席から観られて嬉しかった『片思い世界』
劇中歌「声は風」を聞いただけで目が潤みそうです。
脚本の坂本裕二さん作詞のこの歌は、物語の世界感そのままの美しい合唱曲です。
あちこちのコーラス部が取り入れるんじゃないかな。
映画では横浜流星さんがピアノ伴奏をしています(特訓の成果を見て!)。
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posted by shiraishi at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月23日

「第20回大阪アジアン映画祭」(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2025)に来ています(暁)

3月14日(金)から3月23日(日)まで開催されている大阪アジアン映画祭に来ています。今年は20回目ですが、7回目から参加しています。主に東アジア地区の作品が上映されていますが、東京まで来ない作品も多く、東京のアジア映画ファンもたくさん参加しているので、大阪に来ても顔見知りの人がけっこういます。
今回は19日〜23日までの参加です。当初、初日の14日から23日までの全日行くつもりで宿の予約はしてあったのですが、今年は大阪万博の関係で、21回目の大阪アジアン映画祭が8月29日〜9月7日にも開かれるというので、春は5泊だけにしました。というのは、春は6000円台で泊まれる定宿が8月は12000円台と倍なのです。なので、その5泊分のお金を夏にまわすことにしました。それにしても万博の時の大阪のホテル代の高さは半端ない。夏もせいぜい5泊かも。ということで5泊にしたはいいけど、観たい作品の上映が、主にテアトル梅田とABCホール(朝日放送TV)でバッティングしていて、いくつか諦めました。この上映会場の距離は、私の足では歩いたら30分以上かかるので、移動はタクシーを使うしかなく、今回は会場移動をせず、1日同じ会場の作品というチョイスをしました。それにしてもチケット争奪戦はここでも激しかったです。それで主にABCホール会場になりました。
この映画祭は冬と春の境目に開催されるので、毎年、オーバーで行くか春のコートで行くのか迷うのですが、いつも帰る時はオーバーだと暑くコートで行けばよかった思うので、今年はコートで行こうと思ったら、出発の19日、なんと東京では雪が降りました。この冬はほとんど雪が降らなかったのでびっくりしました。そして、もうこれはオーバーで行くしかありません。でも大阪に来て2日目にはやはりオーバーいらずで、かさばるオーバーを持って歩いています。やっぱり夜は寒いので。

ということで、19日から大阪に来ていますが、今年のオープニング作品上映が19日だったから、オープニングとクロージングは観たいと思い、この日程にしました。19日は冷たい雪が降る中、昼頃家を出て18時半からのオープニングセレモニーと、カザフスタンのミュージカル映画『愛の兵士』の上映です。会場のABCホールは満員。

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スペシャル・オープニング・セレモニー


映画祭を楽しんでいます。
映画祭鑑賞記はは映画祭コーナーにて紹介します。
観た作品は下記です

3月19日(水) ABCホール
18:30〜『愛の兵士』カザフスタンスペシャル・オープニング・セレモニー

3月20日(木)ABCホール
12:10団地少女(129分)
15:40私たちの話し方(132分)アダム・ウォン監督 香港 
19:10ラスト・ソング・フォー・ユー 香港 ジル・リョン監督 

3月21日(金)ABCホール
10:00バウンド・イン・ヘブン(109分)中国 フオ・シン監督
TAIWAN NIGHT
18:50イェンとアイリー(106分) 台湾 トム・リン監督 

3月22日(土)テアトル梅田 シネマ4
10:10 All Shall Be Well(英題)(93分)香港 レイ・ヨン監督 
12:20ブラインド・ラブ 失明(150分)台湾 ジュリアン・チョウ監督 
17:30タクリー・ジェネシス(146分)タイ チューキアット・ サックウィーラクン監督 

3月23日(日)ABCホール
10:00おばあちゃんと僕の約束(125分)タイ ウサー・セームカムさん 
16:05鬼才の道(110分)台湾 ジョン・スー監督 
19:15「桐島です」(105分)授賞式+クロージング・セレモニー 
posted by akemi at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする