2019年04月22日

トルコ映画『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』で、久しぶりにどっぷり泣きました (咲)

シネマジャーナル通算102号の編集がやっと終わり、18日に入稿しました。
4月27日(金)に出来上がる予定です。大きな間違いがないか、冷や冷や〜

私が取りまとめ役なので、最悪、自分の原稿は最後に突っ込めばいい・・・と、花見に浮かれてたツケが回ってきて、入稿前の1週間はほとんど出歩かないで原稿と格闘。
やっと解放されて、土曜日には、前々から楽しみにしていた「未体験ゾーンの映画たち」のトルコ映画『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』を観に行くことに。

渋谷で2時10分からなので、その前に何かないかなと調べたら、トルコの子どもの日で、モスクや大使館で催しがあることがわかりました。という次第でトルコ三昧の一日に。
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代々木上原の東京ジャーミィ(モスク)には、京王線笹塚駅から玉川上水を暗渠にした散歩道を通って15分程。八重桜にハナミズキに藤棚まで!
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東京ジャーミィでは午後から子どものためのイベントがあるようでしたが、私が寄った時には何もやってなくて、礼拝堂でしばし静かなひと時を過ごしました。
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代々木上原から千代田線で明治神宮前に行き、トルコ大使館へ。チャリティーバザーを開催しているというので、イラン大使館のバザーと同じように、煮込み料理など手料理があるかなと楽しみにして行ったのですが、簡単なスナックやお菓子しかなくて、ちょっとがっかり。買うものもないし帰ろうと思ったら、イラン繋がりで知ってる女の子が… お互い、つまらないと思っていたところで会えてよかったね〜と。

お天気もよかったので、ヒューマントラストシネマ渋谷まで、明治通りを歩いていきました。

さて、『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』
原題 Ayla: The Daughter of War
2017年、トルコ  
監督:ジャン・ウルカイ Can Ulkay (一部のサイトで、カンと表記されていますが、トルコ語の C は、Jの音なので、ジャン)
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(C)2018 Dijital sanatlsr All Rights Reserved
1950年6月に勃発した朝鮮戦争に、国連軍として参戦したトルコ軍。婚約者を国に置いて従軍したスレイマンは、38度線を巡る攻防戦の中で、孤児となった韓国の少女を銃弾の嵐の中から助けます。アイラと名付けた少女を孤児の施設に入れるのを拒んで、行動を共にしているうちに親子のような情が生まれます。
以下、映画のラストに触れています。
彼女と離れたくない為、帰国命令が出た時に1年延長を申し出ます。婚約者からはいつしか手紙が届かなくなります。そして、1年。とうとう帰国の日が来ます。アイラに、いつかきっと迎えに来ると言い残して、スレイマンは船に乗ります。
そして、60年・・・ 
朝鮮戦争に従軍した英雄の戦争秘話を描くドキュメンタリーが製作されることになって、スレイマンの話をもとに韓国側が調査を進め、とうとうアイラを見つけます。妻を伴い韓国に赴くスレイマン・・・
もう、涙、涙でした。
実話に基づいた物語で、最後には、本物のスレイマンとアイラの再会シーンも映し出されました。またまた涙、涙・・・
金曜日に一足早く観た友人から、「泣けました」とメールを貰っていたのですが、まさに、泣きました!

会場を出たところで、韓国映画通の知り合いの男性に会いました。そうっか〜 トルコ映画だけど、韓国が舞台だから、ちゃんと押さえるんだと納得。
韓国に行った時に上映していたけれど観られなくて、まさか日本で観られると思わなかったと言ってました。ドキュメンタリ―を韓国で観たことがあるそうです。(それが韓国製作なのか、トルコ製作なのか聞き損ねました。)

一緒に観にいったお友達と軽食いただきながら、おしゃべり。映画を観て、こんなに泣いたの久しぶり〜と。ただ、スレイマンの年を取ってからは、役者さんより、最後に映った本人のほうが素敵だったわねと。スレイマンの若い時を演じた役者さんは、まさに実物の男性が若かりし頃というイケメンでした。

マリリン・モンローが前線を慰問した場面が出てきて、マリリン・モンローそっくりでした。でも、彼女が慰問に行ったのは、1954年のことで、朝鮮戦争は前年に停戦になっているので、史実とは時期がずれています。ま、ご愛嬌で。

「未体験ゾーンの映画たち」『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』は、あと3回、ヒューマントラストシネマ渋谷で上映されます。
4月23日(火)14:10〜
4月24日(水)16;35〜
4月25日(木)18:55〜

シネ・リーブル梅田でも、2回!
04/23(火) 20:50〜
04/25(木) 18:30〜
posted by sakiko at 09:50| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月10日

『パリの家族たち』監督取材 そしてイラン外務次官のご講演  (咲)

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4月9日、『パリの家族たち』のマリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督が来日され、インタビューの時間をいただきました。
女性大統領、ジャーナリスト、舞台女優、花屋、ベビーシッター、大学教授・・・ パリで働く女性たちと、その家族を描いた群像劇。
中でも、在任中に出産する大統領アンナがカッコいいです。
5月25日から公開です。
インタビュー詳細は、公開直前にお届けします。

桜がまだなんとか咲いていて、監督、さっそく朝早くに桜を愛でにいらしたそうです。
私も、渋谷でインタビューが終わったあと、六本木の試写室に行くのに、中目黒経由で行ってみました。
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中目黒のホームから、ばっちりお花見!

六本木で、12時半から韓国映画『神と共に 第一章 罪と罰』を拝見。死後すぐの冥界を描いた物語。
いや〜豪華メンバーです。
ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、チャ・テヒョン・・・
閻魔大王は、イ・ジョンジェさまでした!

続けて、『神と共に 第二章 因と縁』を観ることができたのですが、4時から笹川平和財団主催のイラン・イスラム共和国外務次官を招いての公開セミナーに参加。
やっぱりイラン優先♪
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六本木から、アークヒルズ裏手の桜通り経由で虎ノ門へ。
葉桜になってしまいましたが、まだまだ綺麗でした。

さて、「中東におけるイラン:外交政策と展望」と題したセミナー。
イランの外務次官セイエッド・カーゼム・サジャドプール氏は、外交官というより学者。
「将軍は国の為に死ぬ人、外交官は国の為に嘘をつく人、学者はなぜ国の為に死んだり嘘をついたりしなくてはいけないかを分析する人。今日は学者の立場で」と。
ジョ―クが好きで、「今日は長いのと短いのと両方用意しました。長いのは、サンキュ―ベリーマッチ。短いのは、サンキュ―」
こんな調子で、イランを取り巻く厳しい現況を吹き飛ばすかのようなお話をしてくださいました。
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もう一人の登壇者サイーデ・ロトフィアンさんはテヘラン大学法政治学部教授。
彼女も「トランプが制裁を叫んでも、イランは自立してる、アメリカの為にならないだけ」とバッサリ。
ちなみに、お二人ともアメリカの大学で博士号を取得されていて、アメリカの事情もよくご存じ。

それにしても、イスラエルの選挙結果、どうやらネタニヤフが続投する模様。中東和平は遠いと暗澹たる思いです。




posted by sakiko at 14:30| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4/9『誰がために憲法はある』井上淳一監督インタビュー(白)

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『誰がために〜』関連取材はこれが最終。渡辺美佐子さんをほりきさんと、一人で松元ヒロさん、今日は(暁)さんと井上監督。3人コンプリート〜と一人喜ぶ私。

2016年『大地を受け継ぐ』監督、2018年『止められるか、俺たちを』脚本です。とてもまっすぐに、今の政治に、理不尽なことにきちんと「怒る人」でした。エネルギー要るんですよね、怒るにも、続けるにも。
この作品は被害者側のことだけで、加害のことは描けなかったけれども、とにかく「初めの一歩」ですとおっしゃっています。私も含めてあまりにも知らないことが多かった「憲法」のこと(「憲法くん」のこと)、渡辺さんのエピソード、女優さんたちが何十年も原爆朗読劇の活動を続けていたのに、知られてこなかった「夏の会」のこと、これから知ってください。届けたい人に届くように、間口を拡げた作品です。(白)

★2019年4月27日(土)よりポレポレ東中野にて公開
posted by shiraishi at 10:36| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

4/8 「憲法くん」松元ヒロさんインタビュー(白)

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ドキュメンタリー映画『誰がために憲法はある』のきっかけとなった一人語り「憲法くん」を、ここ20余年のあいだ続けてこられた松元ヒロさんにお目にかかりました。予想したとおり、とっても気さくで楽しい方でした。3月末に紀伊國屋ホールで恒例の新作ライブを終えたばかりだそうです。ああ残念、そのころは試写も休止して原稿書きに没入しておりました。でも半年に1回あるそうなので、次回は絶対にいくぞ、と今から楽しみ。小さなライブは全国各地で毎月10回以上あるようです。
http://www.winterdesign.net/hiropon/ このHPの右上にツイッター画面がリンクされています。

「憲法くん」は絵本(作:松元ヒロ・絵:武田美穂)となって2016年に講談社から発行されています。憲法が擬人化され、こどもにもわかりやすい語り口で、憲法はこういうものですと教えてくれます。そして憲法の魂といえる「憲法前文」を紹介しています。この本を井上淳一監督が見たことから映画が生まれました。

松元ヒロさんのライブでは力強くたたみかけるように、映画の渡辺美佐子さんはゆっくりとかみしめるように。スタイルは違いますが、どちらの声もしっかり耳と心に届きます。私も試しに声を出して読んでみました。おふたりのように「そら」ではとても言えませんが、黙読するより気持ちがいいのです。
みなさんもどうぞお試しください。
憲法前文だけなら、ゆっくり目に読んでも3分足らずです。

インタビュー書き起こし滞っておりますが、明日は井上淳一監督インタビューです。
大丈夫か>私。
posted by shiraishi at 22:18| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月07日

桜、桜・・・ 試写の合間にお花見三昧の日々でした (咲)

今年は桜が開花してから肌寒い日々が続いて、長くお花見が楽しめましたね〜
(白)さんや(ほりき)さんが、連日、取材に駆け回っている中、私は桜を求めて駆け回ってました。

皮切りは、3月27日(水)。
多磨霊園駅近くの東郷寺の枝垂れ桜すべてが咲いたと聞いて、父と一緒に出かけました。
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これは毎年恒例の楽しみ。
せっかく一緒に出たので、山種美術館にも一緒に行くことに。
その前に、渋谷の桜坂に、桜はまだかなと思いながら行ってみたら、もう7分咲きくらい。
桜坂の入り口脇にあるイタリアンで美味しいランチをいただき、ハチ公バスの「恵比寿・代官山循環 夕やけこやけルート」に「文化総合センター大和田」停留所から乗車。「渋谷図書館入口」で下車して、國學院大學博物館(無料!)をちょっと覗いてから山種美術館へ。
奥村土牛の特別展には、見事な桜の絵も。
父と別れて、京橋テアトルでジャン=リュック・ゴダール監督『イメージの本』の試写。
思いもかけず、パレスチナ人の文学研究者エドワード・サイードの言葉が引用されていて、びっくり。(ゴダールのことを私が知らなかっただけ!) このことに関しては、また別途!

28日は、家に籠って原稿。

29日(金) イランのアスガル・ファルハーディー監督がスペインで撮った『誰もがそれを知っている』を一早く観たくて、一回目の試写に出かけました。(危惧していた通り、プレス資料がまだできてなくて、仮プレス)
映画は、スペインで撮影しているし、出演者もペネロペ・クルスとハビエル・バルデムのご夫婦をはじめ、イラン人は一人も出ていないのに、間違いなくファルハーディー監督の作品でした。
試写が終わったのが、3時前。さて、3時半からの試写、選択肢がいくつかあったのですが、『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』に決定! 「死霊館」シリーズのジェームズ・ワン製作作品で、どう考えても私好みじゃなかったのですが、試写室がワーナー神谷町。すぐ裏手がアークヒルズをぐるっと取り巻く桜通りなのが決め手でした。
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ここの桜並木は、静かで上品。この時期に必ず行きたい場所なのです。
もうほぼ満開。

30日(土)
東京外国語大学でイラン研究会。府中からチュウバスで行く前に、府中駅北側に縦横に広がる桜並木を歩いてみました。
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外語大のキャンパスにも桜。
そして、夜はレスリー・チャンの追っかけ仲間と偲ぶ会。命日の4月1日にはちょっと早いけど、遠方から来る人もいるので土曜日に。場所は、レスリーの写真集のサイン会が開かれた東京フォーラム近くの中華料理屋さん。
その前に、千鳥ヶ淵の桜が観たい!(レスリーが玉三郎と観た場所!)
飯田橋で降りて、さくらテラスのお気に入りのパン屋さんでパンを買って、裏通りから靖国神社へ。屋台がいっぱいで、桜はどこに?
千鳥ヶ淵は、もうライトアップの時間。人、人、人・・・で、土手沿いは諦めて、遠目に眺めて地下鉄に。
レスリー仲間6人が集まり、わいわいガヤガヤ。思い切り好きなことを言い合える仲間。隣の席の男の方たちが、思い切り引いてました。レスリーも、こんな風に偲ばれているとは思いもよらないだろうなぁ〜と。レスリーの遺してくれた素敵な仲間です。

31日 家に籠って原稿。

4月1日(月)
妹が小学校5年生の孫を連れて都内でお花見するというので合流。
六本木ミッドタウン 〜 新国立美術館 〜 青山墓地 〜 六本木ヒルズと、桜三昧。
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六本木ヒルズでランチして別れ、ちょうど3時半から六本木のアスミック試写室で中国映画『ペガサス/飛馳人生』
う〜ん、なんだかなぁ〜の映画だったのですが、最後の方で、レスリー・チャンのちょっとかすれた声に似た歌声が聴こえてきて、はっとしました。あれは誰が歌ってたのか??
夜は、板橋のイラン人宅へ。ここにも立派な桜並木があるのですが、去年、かなり多くの老木が切り倒されて、少し寂しくなりました。

4月2日(火)
10時半に横浜・鶴見駅で待ち合わせ。
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高校3年生の時の担任の先生のご自宅が三ッ池公園のすぐそばなので、同級生たちと先生を囲んでお花見。89歳になられる先生。卒寿のお祝いの会の日程も決めました。
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3時過ぎ、解散したあと、せっかく横浜まで来たので、関内まで行き、横浜球場脇のチューリップ 〜 山下公園 〜外人墓地と、桜を楽しんできました。
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4月3日(水)
1時から、渋谷ユーロライブで慰安婦問題を扱った『主戦場』の試写。
この後、いくつか選択肢があったのですが、『バイオレンスボイジャー』に決定。試写室が渋谷・桜坂にあるショウゲートなので! これまた、絶対、私好みじゃないと思った映画なのですが、ゲキメーションという珍しい手法で、静止画が動くという感じ。実写やアニメーションで描けば、凄惨なホラーになるところ、その凄惨さを感じない不思議な映画でした。
期待通り、桜坂は満開♪

4月4日(木)家に籠って原稿。

4月5日(金)
またまた渋谷・ショウゲート試写室へ。桜坂の桜はまだまだ満開状態でしたが、花吹雪も素敵でした。
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1時から樹木希林さん企画の『エリカ38』
60歳を過ぎても38歳と偽って、男たちを騙した実在の女性をモデルにした物語。 浅田美代子さんがミニスカートで色香をはなっていました。
3時半から同じくショウゲートで『僕はイエス様が嫌い』。まだ20代の若い監督さんのデビュー作とは思えない、素敵な作品でした。
終わってから、(白)さんが教えてくれた「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」を見に西武デパートへ。
樹木希林さんが企画し、出演もされている『エリカ38』を観た後だったので、さらに感無量でした。
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樹木希林さんの愛用車も展示されてました。

4月6日(土)
埼玉・与野で、今は無き「中東ミニ博物館」の常連仲間の方たちと、館長先生ご夫妻のお墓参りをした後、お花見。今年の桜は早く咲きそうなので、日程を決めた時には花より団子になるかなと思っていたのですが、まだまだ綺麗でした。
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お馴染みの居酒屋「じょんがら」さんにご無理を言って、4時に開けていただき、宴会。
新元号「令和」について、どう思う?と、元朝日新聞で、「平成」の元号が決まった時に現役だった方から、当時の話も聞きながらの宴となりました。

こんな次第で、桜に浮かれた日々でした。
実は、年1回発行のシネマジャーナルの原稿の追い込み時期。
がんばらなくちゃ。



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