2012年12月31日

12月30日日曜「ミッキーの映画日記」『ブラックレイン』


熱海から電車青春切符で名古屋へ。年末だから在来線はほぼ満員状態。
コミケで張り切りすぎたせいか、昨日は夜12時から7時まで眠い(睡眠)ぐっすり寝た。
でも電車に乗ったらまたまた寝てしまった。浜松までに1時間は寝た。
やっとすっきり疲れがとれたので、名古屋で手荷物をロッカーに入れてから岐阜へ。
青春切符のもとは十分とってるのに、まだまだ取り足らない欲張りミッキー。

一本五百円の名画座・ロイヤル劇場で『ブラックレイン』を観る。
ここは入れ替えなしだから、もし寝てもおかわりできる。

『ブラックレイン』リドリー・スコット監督/アメリカ/1989年
 半年前の事件で、容疑者の逮捕の時、現金が減っていたことで疑惑をもたれているニューヨーク市警のニック・コンクリン刑事(マイケル・ダグラス)は、ある日、同僚のチャーリー(アンディ・ガルシア)と昼食をとっている時に、そのレストランでマフィアのボスが、日本の2人組のヤクザに銃で撃たれるという事件に遭遇した。ニックとチャーリーは格闘の末、犯人の佐藤(松田優作)という男を逮捕した。
犯人の佐藤を護送するためにニックとチャーリーは日本へと付き添うが、大阪空港で犯人引き渡しの時、偽の警察に佐藤を取られてしまう・・・。

 この作品は、まだ映画にのめり込む前に、話題作だからと誘われていった記憶がある。
でも何の印象もなかった。それからまもなく松田優作の訃報を聞いても、映画でやってた人と結びつかなかった。それぐらい映画やテレビなどに無関心で暮らしていたのだ。

だから初めて観るのと同じだが、この作品に松田優作さんが出ていなかったら魅力は半減していたと思う。
期待していた高倉健さんは覇気がなく、かえって、脇の内田裕也とガッツ石松(どうみてもヤクザっぽくて、警官には見えなかったが)や安岡力也(正直いってこの方が一番良かった!)に目がいってしまった。

今ならなんでもないことだが、20年ほど前にハリウッド映画に存在感を示した松田優作さんの捨て身の演技がすごいだけに切なく感じた。

でも、でも、これを一年の締めくくりの作品にすることは出来なかった。
明日も映画観るぞ〜!
posted by mikiko at 21:54| Comment(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年日本公開映画

WIkiにまとめてありました。
リンクはっておきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/2012%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%AC%E9%96%8B%E6%98%A0%E7%94%BB
posted by shiraishi at 12:40| Comment(1) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月30日

12月29日(土曜)冬コミケに出店



早々と目が醒めた!ゆっくりコーヒー喫茶店をのみたいので5時に行動開始。
前夜から泊まったお気に入りホテルは、風呂時間が決まっているので、100円10分のコインシャワーへ。
無料のパソコンをサクサク(本当はポチポチ)して、いざ新橋へ。

気持ちばかり焦って、アホ副店長の私は、新橋のロッカーに預けてあるシネマジャーナルを忘れていた。
切符を買っていざ「ゆりかもめ」で、改札前にやっとひらめき気づいた!
気づくだけ、まだ完全にはボケてないわい!と後戻り。

そこに(咲)店長から携帯電話メールが入り私より先に着くようだ。
焦りながらも、ゆりかもめで国際展示場正門に。
ワッサワッサ(人の歩く音)とゴーゴー(キャリーバックの音)のいつもの雰囲気の中、
コミックマーケット83(冬コミケ)東地区ア ブロック−46bにたどりついた。

売上は、映画トークのベテラン?二人と、助っ人様お二人のおかげで順調!
毎回来てくださる方、
一人で何冊もお買い上げの方、
それに、それに、「1号から全部揃えたいのですが」というお客様も…、嬉しい。わーい(嬉しい顔)
例年になく寒い今日だったが、温かい気持ちでいっぱいになった。

※会場アナウンスで「76歳の方の迷子?さんを探して下さい」と入った。
しばらくしてまた場内アナウンスで「無事、お探しできました」と聞いた瞬間、会場から拍手が起こった。
コミケっていいところだなぁと感激した。

※冬コミケ難題は、トイレ「スタッフ専用またはお体の具合が悪い方はどうぞ」のスペースを難無くスルー。
ま、どこから見てもおばぁの私だが、
ゆっくりひきづりながら歩く女優をやれば、世間の目をごまかせるのでラッキー。
コミケトイレは30〜50人は当たり前だから、本当に助かる。

2時半ころにはまわりがぼちぼち片付け始めて、3時には約半分になる。
店長と相談してシネマジャーナルコミケ支店は3時半に閉店した。

それから一年お世話になった東京・映女子友のNさんと新宿紀伊國屋近くのアジアン系のお店で食事。

6時からの紀伊國屋ホール恒例の無声映画鑑賞。澤登翠活弁リサイクル。
『アルコール先生のピアノの巻/チャップリン監督・主演/1914年/12分』
『浄魂/押本七之助監督/1927年/10分だけ現存している』
『嵐の孤児/D・W・グリフィス監督/1921年/124分 』
今年最後の上京も今日で終わりだ。


posted by mikiko at 22:57| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月28日金曜『ミッキーの映画日記』 『61ha絆』『はちみつ色のユン』など


 有楽町で『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』の予定が、東京メトロが南千住(常宿3500円ビジネス)から7回も臨時停車するので、20分以上遅れることになり、変更して渋谷にいく。

1時間ほどあいたので、渋谷ガストレストランに。キノコ雑炊フリードリンク付き

渋谷アップリンクで『祈り〜サムシンググレートとの対話〜』白鳥哲監督
 生物学者・村上和雄氏は「祈り」が人の遺伝子に影響を与えるという研究をしている。
笑い、感動、祈りが人に健康をもたらし環境を良くし世界平和にもつながるという。

「病は気から」や「願い(祈り)は通じる」という諺を科学的に証明されたことをいっているのだが、宗教くさいので勘弁と途中退場。

『61ha絆』野澤和之監督

瀬戸内海の大島にあるハンセン病療養所「大島青松園」で暮らす夫婦、東條高さん・78歳と康江さん・75歳。康江さんは目が見えず、身体も不自由。優しく世話をする高さん。

わずか61ha(ヘクタール)の大島での生活は60年以上になる。熊本の療養所で開かれるカラオケ大会に出場するため、一生懸命練習する日々だ。
・監督さんはドキュメンタリー映画『ハルコ』の方だ。
ご夫婦のなんでもない会話だけを聞いていたら「普通の幸せなご夫婦」としか思えない。
この作品では辛い語り口はほとんどない。それがとっても良かった。

高さんはカラオケ名人で野菜作りをしている。康江さんは真っ直ぐなユーモアある短歌を作り、おしゃべりに味がある。だんだん康江さんが可愛い女に見えてくる。

アップリンクのM氏に偶然お会いしたのでご挨拶。
山形ドキュメンタリーの受賞作品『5頭のゾウと生きる女』『光、ノスタルジア』の公開はまだ先になりそうとのこと。必見作品だから待ち遠しい。

東中野ポレポレへ
『愛のゆくえ(仮)』木村文洋監督
すみません。眠い(睡眠)ほとんど寝てしまった!

『はちみつ色のユン』
ユン、ローラン・ボアロー監督/フランス、ベルギー、韓国、スイス/75分
韓国で生まれたユンは5歳でベルギーの一家の養子になった。新しい家族は両親と実子4人でそこにユンが養子になったのだ。にぎやかでそこそこ豊かな生活の中、絵を描くことに目覚めたユンだった。だが養父母はまたもや韓国からの養女をもらう・・・。

韓国映画『冬の小鳥』の監督さんもそうだったように、1960年代〜70年代にかけて、韓国では多くの子どもが養子として海外に行った。
このユンもそうだ。実子が4人もいるのに・・・日本人には考えられない養父母の家庭だが、その理由が最後に明かされる。
見た目も違う子をもらうというのも「違う」という認識のもとで「家族になる」、その強い思いに驚いた。
ユンの後から養子に来た子も含め、わけ隔てなく育てられた養父母の懐の大きさに、ただただ頭がさがった。

あれだけビデオフィルムがあるのだから、愛されていたに違いないのに、
そのときはわからなかった「愛」の大きさに、ユンは感謝の気持ちをいっぱい、いっぱい盛り込んでこのドキュメンタリーを作ったのだろう。

※アニメ、実写、昔のホームビデオ・フィルムの三つのバランスが良かった。
映友が「1年の最後に何を観たらいいかな」と聞いてくれたので、この作品も候補にした。

posted by mikiko at 22:27| Comment(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月29日

12月27日木曜『ミッキーの映画日記』


風呂上がりに、体重計にひょいと乗ってみたら、ふらふらアチャー!ダメだ!自重しないと!
そうだ!コミケまで炭水化物半分、甘味は映画1本に飴玉ひとつ!に決めた。
これで2キロ近くは痩せるはず。体重と月にみる映画本数を=にしなきゃ

『拝啓、愛しています』チュ・チャンミン監督/シネスイッチ銀座
牛乳配達しながら小遣い稼ぎをしているマンソクおじさんは、毎朝会う古紙回収するイップンおばさんとひょんないきさつで仲良くなる。
いつもイップンと親しく話す駐車場管理人グンボンおじさんの存在が気になってくるが、そんなグンボンには認知症の奥さんがいて……。

イ・ビョンホン二役で 公開が待たれる『王になった男』の監督さんだ。
しみじみとした作風。人を愛する気持ちは若者も年寄りもみんな一緒。
違うのはいろんな経験をしているので「気遣い」や「わきまえ」を第一に考えて遠慮することだ。
そういうところが丁寧に静かに描かれていた。
撮影地はどこだろう…坂道の多い庶民的な町並みだった。
坂道は見た目は起伏があっていいが、お年寄りにはつらい道だ。
でも愛する人と足元を気遣いながら手をつないで歩く…こんな幸せシーンが観られた。

完成披露試写『ゼロ・ダーク・サーティ』キャスリン・ビグロー監督
/アメリカ/158分/2月15日TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
9.11以後、忽然と姿を消したビンラディン。
CIAは莫大な予算をつぎ込んで探すが手がかりは得られず、焦っていた。
そんな時、若い女性で天才分析官と噂のあるマヤがパキスタン支局のビンラディン追跡チームに配属された。

注意★観る前に必ずトイレに。爆発で驚く場面が数回あったので、本当、恥ずかしい話「ち○り」そうになった。冗談でなくトイレに行ってからご覧になっていただきたい。

女性監督キャスリン・ビグロー×主演の女優さんジェシカ・チャステイン×マヤ(出てはいないがご本人)の強い意志がピッタリ集結した作品。見応えは200パーセント!

その後、渋谷イメージフォーラムへ
『マリア・ブラウンの結婚』ライナー・ヴェルナー・ファスビンター監督/ドイツ/1979年
敗戦前夜に結婚して、たった一夜で戦場に夫をおくり出した女マリア・ブラウン(ハンナ・シグラ)の人生。
意外な終わり方だが必見作品。

『100万回生きたねこ』小谷忠典監督。
前作が『LINE』の監督さん。
顔を見せたくない絵本の作者・佐野洋子さんの声や言葉がとてもいい。
盛り沢山いれすぎでが散漫になっていた。
前作に感じた純心さは薄れていたが平均点は軽く突破している作品。
前作の監督の持ち味、今作の題材がいいだけに辛口になってしまった。
posted by mikiko at 06:47| Comment(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする