熱海から青春切符で名古屋へ。年末だから在来線はほぼ満員状態。
コミケで張り切りすぎたせいか、昨日は夜12時から7時までぐっすり寝た。
でも電車に乗ったらまたまた寝てしまった。浜松までに1時間は寝た。
やっとすっきり疲れがとれたので、名古屋で手荷物をロッカーに入れてから岐阜へ。
青春切符のもとは十分とってるのに、まだまだ取り足らない欲張りミッキー。
一本五百円の名画座・ロイヤル劇場で『ブラックレイン』を観る。
ここは入れ替えなしだから、もし寝てもおかわりできる。
『ブラックレイン』リドリー・スコット監督/アメリカ/1989年
半年前の事件で、容疑者の逮捕の時、現金が減っていたことで疑惑をもたれているニューヨーク市警のニック・コンクリン刑事(マイケル・ダグラス)は、ある日、同僚のチャーリー(アンディ・ガルシア)と昼食をとっている時に、そのレストランでマフィアのボスが、日本の2人組のヤクザに銃で撃たれるという事件に遭遇した。ニックとチャーリーは格闘の末、犯人の佐藤(松田優作)という男を逮捕した。
犯人の佐藤を護送するためにニックとチャーリーは日本へと付き添うが、大阪空港で犯人引き渡しの時、偽の警察に佐藤を取られてしまう・・・。
この作品は、まだ映画にのめり込む前に、話題作だからと誘われていった記憶がある。
でも何の印象もなかった。それからまもなく松田優作の訃報を聞いても、映画でやってた人と結びつかなかった。それぐらい映画やテレビなどに無関心で暮らしていたのだ。
だから初めて観るのと同じだが、この作品に松田優作さんが出ていなかったら魅力は半減していたと思う。
期待していた高倉健さんは覇気がなく、かえって、脇の内田裕也とガッツ石松(どうみてもヤクザっぽくて、警官には見えなかったが)や安岡力也(正直いってこの方が一番良かった!)に目がいってしまった。
今ならなんでもないことだが、20年ほど前にハリウッド映画に存在感を示した松田優作さんの捨て身の演技がすごいだけに切なく感じた。
でも、でも、これを一年の締めくくりの作品にすることは出来なかった。
明日も映画観るぞ〜!