2013年01月10日

寄り添うことの大切さを感じた日

『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』(公式サイト:http://hadashinoflamenco.com/)の試写。長峰ヤス子さんというと、フラメンコダンサーとしての顔はもちろんだけど、100匹以上の犬や猫と暮らしているという話がまず思い浮かぶ。本作でも、かなりの部分がそのことに割かれている。息絶え絶えのワンちゃんにずっと寄り添う長峰さん。飼い主も諦めていた命が長らえる。心なしか、ワンちゃんも嬉しそうな顔をしている。
そんな長峰さんの姿を観た後、『いのちがいちばん輝く日. 〜あるホスピス病棟の40日〜』(公式サイト:http://inochi-hospice.com/)の試写。こちらは、余命宣告を受けた人たちが過ごすホスピス「希望館」での日々を綴ったドキュメンタリー。人生の終焉を迎えようとしている人に寄り添う家族や医療関係者・・・
一昨年、入院してもうほとんど意識のなかった母のところに、孫がひ孫が連れて来た時、母の顔が嬉しそうに和んだことを思い出して、涙、涙。私が旅立つ時、そばに寄り添ってくれる人がいるだろうか・・・ (咲)
posted by sakiko at 09:40| Comment(2) | 試写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

1月7日月曜「ミッキーの映画日記」『モンサントの不自然な食べもの』



今日は名古屋から上京の移動日。
途中、沼津のジョイランドシネマでかねてから観たいと思っていた食のドキュメンタリー『モンサントの不自然な食べもの』を「一人貸し切り」状態で贅沢させて貰った。

『モンサントの不自然な食べもの』マリー=モニク・ロバン監督/フランス、カナダ、ドイツ/108分
フランスの女性ジャーナリスト・マリー=モニク・ロバンさんはアメリカを本拠地とする巨大なアグロバイオ企業「モンサント」を相手にインターネットで、この企業のクリーンなイメージに隠された不思議な出来事や事件を調べ上げ、 現地に行き被害にあった農民や健康被害に苦しんでいる人にインタビューしている。

三年前の「アースビジョン地球環境映像祭」で上映された中国ドキュメンタリー『おじいさんの古代米−雲南の小さな村から−/シネマジャーナル79号に掲載』を思い出した。

中国も「品種改良された交配米と農薬」セットで無料配布。 それは一代限りのため、種籾を毎年買わなくてはならないものだった。経済的な打撃とその農薬が原因で田が荒れるというのタブルピンチに陥ってしまったいきさつは同じだった。

映画の大きな魅力の一つ「自分の無知を知る/勉強になる」ドキュメンタリーだった。
posted by mikiko at 22:58| Comment(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ご案内です、すいません (千)

2011年3.11 宮城県で被災したパートナーとともに
その秋から茨城県古河市に一緒に住むようになりました。
被災して三か月間入院・・ そして退院したばかりで
リハビリ中のパートナーが家でも可能なシゴトと云うことで(?!)
ネットショップをOPENしてしまいました(笑) なんとか無事に
1周年をむかえました、ひとえに皆様のお蔭さまです ぴかぴか(新しい)
心よりありがとうございました !!!
明日、新年の実店舗OPEN日、初売でございます。シネジャも販売中です☆
どうぞ宜しくお願い申し上げます。  フェアトレードと発酵食品の店 みーむ
 

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posted by chie at 18:20| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月07日

『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』佐々木芽生監督登壇!

1月4日、東京都写真美術館ホールで行われた『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』(2007年/アメリカ)の無料上映会に行ってきました。
(シネジャ作品紹介:
http://www.cinemajournal.net/review/2010/index.html#herb_dorothy
1960年、郵便局員のハーブは図書館司書のドロシーの知的な姿に惹かれ結婚。ハネムーンでワシントンDCのナショナルギャラリーを訪れます。それまでドロシーはアートに疎かったのですが、ハーブの影響で興味を持つようになります。夫妻はつつましいお給料の中から自分たちの目に叶った現代アートを買い集めるようになります。自宅にところ狭しと置かれたアート。置き場は限られているので、壁や天井も埋め尽くされ、ベッドの下にも積むうちベッドはどんどん高くなっていきます。二人の好みは、一般の人が見ればどちらかというと美しさには欠けるハードな作品。けれども、プロから見れば二人の目は確かなもの。アーティストから直接購入することがほとんどで、安く買い叩いていると批判されることも多々。膨大になったコレクションを、二人はある日、すべてナショナルギャラリーに寄付する決意をします。
1箇所では収まりきらないコレクションは、50州にあるギャラリーに分散して保管されることになってしまいます。

3時からの上映終了後、ニューヨーク在住の佐々木芽生監督が登壇。続編である『ハーブ&ドロシー 50x50(原題)』(日本公開タイトル『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』)を撮るに至った思いを語ってくださいました。監督は、あらためて二人のコレクションをインディアナポリスの美術館で見て、4年間2人を追っかけてきたのに、2人のことが全然わかってなかったと気付いたのだそうです。俳優の舞台裏を見ながら、実際の舞台を見ていない思い。50州全部は回りきれず、10州のギャラリーを訪ね、アートって何?
と、アートにまつわるお金や名声についても考えてみたそうです。アート探しの旅として撮り始めた続編ですが、2012年夏、ハーブが亡くなり、ドロシーはコレクションの終了宣言をします。まさしく映画は完結編となることに。現在、3月30日からの日本公開に向けて、字幕のチェックなど最終調整中とのことです。ドロシーも密かに日本語を勉強して、来日に備えているとか。また、日本全国での公開を目指して、現在、1000万円を目標に寄付を募っています。詳細は、こちら→ http://www.herbanddorothy.com/jp/
賛同された方は、是非ご協力を!

現代アート、幼馴染の同級生が毎年出展する展覧会にほぼ義理で行くのですが、本人も「感想はええからね」と言ってくれるくらい、わからない世界。笑

でも、この映画は、現代アートはちょっと苦手な私にも、ハーブとドロシーの人間ドラマとして興味深く観れました。続編の『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』も楽しみです。(咲)
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posted by staff at 21:12| Comment(1) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1月6日日曜「ミッキーの映画日記」『ボス その男シヴァージ』


日曜は仕事なので終ってから一杯ビール、いや、一本観るのが楽しみ。昨日から始まった『ボス その男シヴァージ』(シャンカール監督/インド/伏見ミリオン/185分)を観る。

 インド人実業家シヴァージ(ラジニカ−ント)はアメリカからインドに帰国した。彼は仕事で成功した資金を、故郷のチェンナイでおじさんと一緒に、貧しい人々のための病院や学校を建てようと計画するが、今まで大金をせしめていた学校や病院経営者が、ことごとく計画を阻むのだ。

そんなある日、かねてから「嫁探し」もしたいと思っていたシヴァージの前に理想的な女性ぴかぴか(新しい)タミル・セルヴィー(シュリヤー・サラン)が現れ・・・。

・たくさん映画を観てきて「めまい」が起きそうな作品に出合ったのは初めて。大音響と派手っこい衣装、早回しのような踊りで、私にも「さぁ、すわっていないで、踊って、踊って」と誘われているかのようだった。去年の『ロボット』は機械的な統一感で楽しめたが、この『ボス・・・・』は疲れた!

劇場には約30人くらい。ウキウキ気分の方や、ペアで笑いながら楽しんでいたりで、やっぱりインド映画は人気なんだなぁと改めて思った。だけどもおばぁには「正月が10回分」まとめて来たくらい疲れた。ふらふら
来週はまたまた電車上京する。どんな映画に出合えるか楽しみだ。わーい(嬉しい顔)
posted by mikiko at 10:44| Comment(1) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする