2013年01月06日

ご挨拶が遅くなりました (千)

新年あけてます、おめでとうございます 晴れ
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!!
元旦から三が日は宮城県の白鳥の町へ帰省しておりました。
数年前 ココで初めて白鳥を見た時、動物園以外の場所で
白鳥を見るなんて初めてだったので大感動 ハートたち(複数ハート)
それでも昔に比べたら減ってきているようです。
四日に古河に帰宅し翌日から仕事始めだったので まだ
映画は見ておりません・・ 今年はどんな作品と出会えるか
とても楽しみです☆
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posted by chie at 23:41| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月05日

1月5日土曜「ミッキーの映画日記」あいち国際女性映画祭2012ショートフィルムコンペティション グランプリ受賞作品『ボトルシップ』



昨年9月に開催された「あいち国際女性映画祭2012」で女性監督によるショートフィルムのコンペティションが初めて企画された。ほかの上映と重なって映画祭では観られなかったので、大須の喫茶店シネマカフェで上映されると聞いて参加した。

上映されたのは3作品。
『つきのひかり』(2011年/18分/日本)監督:伊藤晴菜 出演:朝妻徹、椎名琴音 
高校生の良太は、ピアノの音色に引きつけられ、音楽室に足を運ぶ。そこでは見知らぬ少女がピアノを弾いている。懐かしさを呼び起こされた良太の心は、子供のころへと還っていく。ドビュッシー「月の光」にのって過去との「邂逅」を描く。

・雰囲気だけで起承転結がしっかりしていない。ピアノの音に誘われて行くのだが、明らかに音は違う方向から聴こえてくるので、技術的に難あり。

『春節』(2012年/15分/中国)監督:曹静(ツァォ・チン)出演:シュ・ティェン、チン・ミン★あいち国際女性映画祭2012ショートフィルムコンペティション 準グランプリ受賞作品

 30歳になるリーは、地方から北京に出てマッサージ店で働いている。恋人のチャンとは一緒に家を買う約束なのだが、春節を前に岐路に立たされることになる…。

 彼女の携帯には親の要望、不動産会社からは手付金の要求、恋人とは連絡がつかない・・・。
中国映画やドキュメンタリーで見慣れてしまった「お金」にまつわるお話で、これも雰囲気だけで面白みはない。

『ボトルシップ』(2012年/31分/日本)監督:金谷真由美 出演:岩谷健司、内田量子★あいち国際女性映画祭2012ショートフィルムコンペティション グランプリ受賞作品

 サラリーマンの谷川は、ボトルシップが趣味で、マイホームを手に入れることに必死な嫁に小言をいわれる毎日。それならばと小遣い稼ぎのため妻に内緒で、バー「ロマン」の日替わりマスターを始める。
これが案外向いていて居心地の良さを感じる谷川だったが・・・。
・グランプリ作品だけはある!夫婦のやり取りも現実的で、行動も突飛なところは無い。きめ細かに気配りができている作品。起承転結がしっかりしていて、オチも見事!わーい(嬉しい顔)

東京試写で、偶然、知り合いになった女優・内田量子さんが、がめつくて口やかましい妻を演じていた。
実際は楚々としたぴかぴか(新しい)美人なのに・・・、やっぱり女優さんだ!
posted by mikiko at 17:46| Comment(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

2013年1月3日木曜「ミッキーの映画日記」『二つの祖国で 日系陸軍情報部』『蛇イチゴ』『カミハテ商店』『カルフォルニア・ドールズ ニュープリント版』


皆様 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
3日が今年最初の映画デーです。4本頑張って観ました。

『二つの祖国で 日系陸軍情報部』すずきじゅんいち監督/日米合作/スコーレ

 長い間、MIS(米国陸軍の秘密情報機関=MIS(ミリタリーインテリジェンスサービス)の存在自体が国家の最高機密として極秘扱いであった。
米国の国籍を持っていたが、アメリカ国内で差別に合いながらも、父母の祖国日本と戦う運命を受け入れた日系二世の兵士たち。米国に忠誠を誓い、戦争の勝利に命をかけ、戦後すぐに日米の架け橋として日本再建に尽力した。高齢の彼らは長い沈黙を破り、二つの祖国への想いを語り始める・・・。

 今年、最初の映画をこれにしようと考えていたが、内容に新鮮味がないか心配だった。だが、その心配は杞憂に終った。
二世といっても最も活躍された方は、「高校、大学を日本に帰り学んだ方」が主力だったとは「二世をひとくくり」に、考えていたのでとても勉強になった。
敵味方に別れての戦いには(後から知ることだが)自分もそこにいたし、敵側には従兄弟もいた。
そして従兄弟の父親である叔父には、自分が帰国した高校・大学時代に世話になったと話す。その目からは止めども無く涙が流れていた。
このインタビューで初めて話す数々を、ちゃんと聞いて受け止めなければと思った。

 特に印象深いのは、アメリカ兵は捕虜になったときには、「出身地、配属先、身分、氏名」のほかは喋らない訓練を受けていたが、日本兵は日本語で話しかけ(尋問するのは彼ら二世)、フランクにタバコをすすめて質問すると、簡単に軍の機密をしゃべったと言っていた。それは捕虜になったら「死ね」だけの日本兵にとって不必要なものだったのだろうが・・・とても複雑な気持ちになった。

※日系四世の世界的るんるんウクレレ奏者ジェイク・シマブクロさんが最初のシーンに出てきた。
えっ?と驚いてしまい、言われた言葉を聞き逃してしまった。おじい様のことだったのだろうか・・。


『蛇イチゴ』西川美和監督/今池キノシタホール
 明智家の娘・倫子は真面目で優秀。学校の教師だ。同僚教師と将来は結婚しようとしていた。
彼女の父は働き者。優しい母はボケている義父を世話している。

その祖父が亡くなり、葬式に10年ほど行方不明だった長男・周治が姿を現わした。
それから一家の雰囲気が一変するが・・・。

公開当時に観ているが、西川美和監督作品で一番好きな作品なのでもう一度鑑賞した。

やっぱりこの作品が好きだ。あとの作品は「ゆるみ」がなく、きちきちのパズルが収まった感じがする。
計算しつくされたっていう感じかな?それが気に喰わない。

でもこの作品には「辛いと思って食べてみたけど、案外そうでもないわ。ね、辛くないよね・・・」と話しながら食べているうちに「う・・辛い、辛くなったわぁ、お水、お水」という展開に、間があるところがいい。
そして家族それぞれが持つ「隠し持った悩み」が底にとごんでいるのもいい。
なにかのきっかけ(ここでは祖父の葬式)で、とごんでいたものが、ぱぁ〜っと広がっていく様も見事。
最後のシーンも見事。

『カミハテ商店』山本起也監督/シネマテーク
 上終(かみはて)と呼ばれる山陰の町に、自殺の名所となっている断崖絶壁があり、その近くに小さなパン屋や雑貨を扱う古い店があった。
初老の女性・千代が店をやっていたが、そこには連日、自殺したい者たちが訪れて・・・。

期待はずれの作品。シリアスかな?と思って観ていたが、知能の低い(牛乳配達で2本を1本にしたいが、彼には通じないので諦めるシーンがある)青年が出てくるがバイクを運転している。「免許とれたんかい?」と聞いてみたくなった。
千代も自殺者を止めるでもなく、黙っている・・・そして断崖に残った靴だけを家に持ち帰る。
町も自殺名所になるのは困るといいながら何も手立てはしない・・・立て札一枚もなかった、と思うが途中眠い(睡眠)寝たのでわからない。
高橋恵子が23年ぶりに主演とはいっても、何年か前の『ふみ子の海』の助演の方がインパクトがあった。

『カルフォルニア・ドールズ ニュープリント版』ロバート・アルドリッチ監督/アメリカ/1981年/シネマテーク
 ブルーネットのアイリス(ヴィッキー・フレデリック)は気が強く、ブロンドのモリー(ローレン・ランドン)は陽気な人柄。2人はプロポーション抜群で美人のレスラーだ。
マネージャーのハリー(ピーター・フォーク/コロンボ刑事)は良き相談相手でもあるが、喧嘩相手でもある。彼は2人を一流にするため、いろんな興行師に頼み込んだり。プロダクションに売り込んだり、嫌がる彼女らの機嫌をとったりで、毎日頑張っている。

 マネージャーのハリーはコロンボ刑事さんだ!ニッポンのミミ萩原とジャンボ堀も出ていた。
真剣勝負と思いきや、楽屋では敵味方「つい、本気だしてごめん」「そんなの気にしない。お客さん大喝采じゃない!」とハグしている時もあって、「なんだ、ショーみたいなものかぁ」とあまり詳しくない私はホッとしたが、それは、始めのうちだけ。
人気が上がるに連れて、駆け引きや「やったらやり返せ」などでエスカレートしていくのだ。
わーい(嬉しい顔)プロレス好きには堪らない作品。
 闘う痛いシーンが好きじゃない人も、マネージャーのハリーのケチケチぶり、アー言えばコー言うジョーク、それに、それに、闘うときとはまったく違う2人の純情さと愛らしさがとってもいい。会場はほぼ満員。

posted by mikiko at 15:05| Comment(1) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月03日

2013年謹賀新年 

本年も宜しくお願い申し上げます
3ケ日で「ドライビングミスディジー」「めぐり逢えたら」「失われた大地」みました。
失われた大地は、チェルノブリ事故当日とその10年後の人間模様。福島第一原発事故を経験した私たちにとって身につまされる映画ですね。
めぐり逢えたらは、ノラエフロン監督が亡き今、もうユーモアと皮肉と、男女の甘くてステキなロマンティクな関係を観ることができなくて残念。「めぐり逢い」のオマージュもとてもよくできてました。
ドライビングミスディジー、いい映画だわ。涙がでてきた。(海)
※関係ないけど、天童よしみって歌うまいわね!
posted by izumi at 17:45| Comment(1) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

12月31日大晦日「ミッキーの映画日記」『One Night,One Love』


 30日の昨日は夜11時から朝の7時半まで、知り合いからの電話がなるまでノンストップで寝た。
どこでも眠い(睡眠)寝られる暢気体質のミッキーだが、名古屋自宅はやっぱり最高!
○十年、険悪な旦那とも5分ほど「普通に会話」ができた。
そのせいか、受話器をおいてから、なんだか身体や気持ちがすっきりしているのに気づく。

けちょんけちょんに書いた『祈り〜サムシンググレートとの対話〜』の一部に、
心身一体のことがあったなぁとちょっぴり反省ふらふら。白鳥監督、ごめんなさい。

さてさて家の掃除などは、年末じゃなくても十人並みにきれい(?)だからほかっといて(名古屋弁)、
今年最後の映画で頭がいっぱい。
まだ観ていないのは『二つの祖国で 日系陸軍情報部』と『One Night,One Love』だけ。考えた末、『One Night,One Love』に決めた。夕方一回の上映だから時間もいい。

『One Night,One Love』デイヴィット・マッケンジー監督/イギリス/伏見ミリオン
時は2010年。場所はイギリス最大の野外ロック・フェスティバル「T・イン・ザ・パーク」の会場。
人気絶頂のロックシンガーのアダムは、売り出し途中のガールパンクのシンガー・モレロと場内で大喧嘩になり、仲裁に入った牧師風の男に「仲良くなるまでこうしてろ」とばかりに手錠をかけられてしまう。
牧師風の男はスタコラどこかに消えてしまう。

がく〜(落胆した顔)あ〜、なんてこと!どうするの?と心配しながら観た。
一昼夜、二人は手錠でつながれて過ごすはめになる。途中の生理現象も、モレロの出番にも彼は隣にいる。
会場は人気絶頂の彼の飛び入りを歓迎して大反響。
食事や寝泊まりなどは、それぞれの恋人と4人で行動するが、片割れで自由の身の2人は次第にいらついて、離れて行ってしまう。手錠が運命の赤い糸のように直感したのだろうか…。

最後の盛り上げ方もなかなかうまくできていて、オチもある。
幸せ気分で2012年の630本目の映画を観終わった。

帰り道、うどん屋で年越しそばを食べて、400円の銭湯に入っていい気分で帰った。
posted by mikiko at 13:24| Comment(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする