2013年01月20日

1月20日「ミッキーの映画日記」『横道世之介』


カチンコ『横道世之介』沖田修一監督/2月23日公開/新宿ピカデリー他全国ロードショー公開http://yonosuke-movie.com/
 長崎県の漁村で生まれた横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京した18歳。
彼の嫌味のない性格の良さで、アパートの近所(江口のりこ、井浦新)、バイト先、大学での友人(池松壮亮、柄本佑、朝倉あき)、そして超お嬢様のガールフレンド(吉高由里子)等々、いろんな人と出会う青春そのものの人生だった。が、世之介35歳で・・・。

・この監督さん4作品目の映画だ。『南極料理人』『キツツキと雨』はつとに有名だが、私は1作品目の『このすばらしきせかい』が1番好きだった。
が、この作品をみてひょっとしてこれ1番になるかもしれないなぁと思った。

(ここからは詳しく書けないが)
世之介35歳で遭遇するある事故は実際に起きたことで、当時、ある面だけ大きく報道された。
パソコンで調べてみたら確かにもう一人「男の方」がおられたのだ。
ここで私は、この男の方のご遺族に作品を見ていただいても「悲しい思い出だが、こうして生きてきたと仮定されても悪い気持ちにはならない」だろうと感じたのだ。

どうしてこんなことを思うかというと「東電OL事件」にインスパイアされた某作品をご遺族がご覧になったら・・・といらぬ心配をしたからだ。おまけに某作品ではOLの母親も登場させている・・・。

ま、余分な話で暗くなってしまったが、

沖田監督さんの4作品目は、名前は可笑しいが、清々しい青春ものになっている。

若い方には「今を大切にしなきゃ」と思わせるだろうし、
とっくの昔に青春が終った方には「いろんな人とであったなぁ、今どうしているのだろう・・・」と懐かしくなる作品だと思う。

※携帯以前・携帯普及の間をうまく映像表現できていた。
 
posted by mikiko at 12:28| Comment(1) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする