薄暗い森を一人の少女が逃げ惑っている。身体全体には何か血のようなものが滴り落ちている。やがて男たちによって捕まえられてしまう。
連れていかれた場所には、何と父親がいて、娘の助けを求める叫びも空しく
父親にガソリンをかけられメラメラと燃え上がるが、
その途端、少女は悪魔の形相になり、罵声を発し死んでいく。
それから時は流れ・・・現代に。
若者5人が同じ森の小屋で数日間暮らすためにやって来た。
どうもその小屋はミアとデビット兄妹が幼い時に母親と住んでいたところ。
こんな辺鄙なところに来た目的は、ミアの薬物中毒を仲間の力で治そうというものだった。
自称・恐怖ものなんでもござれが言うんだから気を悪くしないで読んで。
気に入らなかった

怖くしよう、恐がらせようという映像のオンパレード。それも半端じゃない。
ある意味「力作」だろうし、「おいおい、ここまでやるんかい?」的面白さはある。
が、あまりそれが続くと麻痺してしまう。それに音楽が映像に寄り添いすぎ。
終わってから試写室で、いつになくこの凄まじい作品について皆さん語っていたが、音楽の「もうすぐ怖いのがくるぞ〜」的な付け方に、
「それがあったから私はよかった。次、怖いぞと教えてくれたから、すぐ目をつむったし」と言っていた。
反対にこの手の好きな方には「ちょっと音楽がでしゃばていた」と言っていた方もいた。
ここからは

だけど一生懸命さがバシバシ伝わってくる。ホラーはタイミングを合わせるのに大変体力を使うとお聞きしたことがあるが、きっと凄まじい体験をしたと思う。
一体、何リットル、何十リットルの血(トマトジュースか?)を作った?
こういうの観ると本編よりメイキングフィルムが観たくなる。どなたか「ホラー・メイキングフィルム・フェスティバル」ってのを開催しないかなぁ・・・
