
さえない大学生たちが暮らす賄いつきの下宿「菊地荘」の家主・はるみさん(金谷真由美/短編『ボトルシップ』の監督さんだ

約50分の小品だがインパクト

地震被害者が「人の親切」を逆手にとってどんどん増長していくドタバタ家庭劇だが、昨今、気持ち的にはどこかで起きてそうな現実を見せてくれた。
家主・はるみさんの「ここを自分の家だと思って暮らしてください」の最初の言葉を、わざとまともに受けた山岡家は一生住みつくんだろうか・・・。
日本では社交辞令の言葉をよく口にする。「今度、一杯やりましょう」から「いつでも遊びに来て」とか新居や転居通知に「お近くに起こしの節はお立ちよりください」を一度真に受けてみようかな。

※小太り就活兄さんの身体の動きや声に魅力があった。