『絶叫学級』佐藤徹也監督/6月14日公開
日頃、試写の後で「あーでもない、こーでもない」と遠慮なくお話しできる方がお二人いる。
その中の一人「試写室お兄さん」がこの『絶叫学級』を熱く語ってくださった。
そしてメールでその続きも送ってくださったので、ミッキーの感想と一緒に許可をいただいて載せてみた。
ミッキーのつれないほど短い感想
この女子高校の物語は、少女まんが雑誌「りぼん」の連載中のものでホラーコミック。
綺麗な子ばかり。ホラーコミックが元だが恐くない。
でもイジメとなると先日観た「花開くコリア・アニメーショ」の
『豚の王』とリンクするトイレシーンがあって
びっくりする。
イジメはどこでもあるとはいえ、お嬢様学校で…と、おばぁにはついて行けなかった。
※ブスじゃないのに地味なブス役をやっていた松岡茉優さん◎
試写室お兄さんの
『絶叫学級』は俺にまかせろ!!
今をときめく、そしてこれからの映画界ドラマ界での活躍も大いに期待される美少女たちの夢の競演!!もうそれだけで男子には堪らないこと請け合いです。
さて、゙美少女にはホラーがよく似合う″などと今更あらためて言う必要もない常識でしょうが、この物語は異なる側面を持っていました。
゙ホラーのカタチを借りて、人間の怖さを描く″というものだったのです。
「いじめ」や「排除」といった問題は、近年多くみられる ゙学校を舞台にしたドラマ″でも必ず取り上げられるテーマです。それがどのような心理的要因に根差した行動・関係性なのか?なんて分析も容易には出来ますまい。その原因や心理的構造にも様々なものがあるでしょうし、あるいはもう本人にもわからないくらい複雑に絡み合っているのかもしれません。
おっと!ちょい大袈裟になってしまいましたが、この映画ではそのひとつのパターンをリアルに
-現代の女子高生じゃないから断言は出来ないけど おそらく本当にリアルに- 観せてくれます。
仕打ち自体も充分酷いものですが、真にゾッとするのはその標的が替わっていくこと。
正義感からいじめ行為を咎めたのが原因…というわけでもなく、ある日急に自分が対象となっていた時の戸惑いと恐ろしさといったら!(画家志望のメガネっ子=松岡茉優さんの演技に注目ですよ!
)
社会派作品ではないですから対処法や解決策を提示したりはしません。こういった状況に霊(その霊の由来も…)が関わって一応の結末を迎えるのですが、それで一件落着ではない終わり方に人間関係の根深さを思い知らされて見事です。(
松岡茉優に注目!!)
原作コミックは、この映画にも登場する黄泉という少女霊を語り部とするシリーズもので、いくつものエピソードがあるそうですが、いずれも 「一番怖いのは人間」というコンセプトのもとに描かれた物語のようです。
「〜ようです」と無責任な言い方でスミマセン!
なにしろまだ読んでないんで。けど この映画を観て猛烈に惹かれています。
さぁ●BOOK・OFF●へ走れ!
posted by mikiko at 12:13|
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ミッキーの映画日記
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