2013年05月26日

奇跡のリンゴ (千)

一粒万倍日で満月だった昨晩、一般試写会に当選した友人に誘っていただいて
有楽町の よみうりホールへ、あの 奇跡のリンゴを見てきましたー!!
1000人以上入るホールは ほぼ満員・・ そして奇跡の実話が始まりました。
阿部サダヲさん演じる主人公・木村秋則さんがステキステキ わーい(嬉しい顔)
涙涙涙あり笑いアリ 大感動の作品でした。奇跡のリンゴを食べてみたいなああ
私も 「私はバカだから もっともっと色んなことを知りたいんだー!!!」
って主人公と一緒に叫びたかったです。 おもわずFBのほうでも宣伝してしまいました(笑)
http://facebook.com/chie.nakaji.yamamura

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(C)2013「奇跡のリンゴ」製作委員会


posted by chie at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

5月25日土曜「ミッキーの映画日記」ホラー映画ベスト3に入る今日公開の『ポゼッション』


カチンコ『ポゼッション』オーレ・ボールネダル監督/アメリカ、カナダ
数ヶ月前に妻と離婚したばかりのクライド(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、週末のたびに愛娘2人と過ごす生活を送っていた。

ある日、遺品整理のガレージセールで古めかしい木箱を買ってからというもの、まだ幼い(6、7歳)次女エミリー(ナターシャ・カリス)の身に異変が起こる。アンティークな木箱に異常な執着をしめし凶暴な振る舞いをするようになった。

・歩いて12分の109シネマズに、この作品を(初日の1回目)観にいく。まだ原稿の目鼻もついてないのに・・・でも後回しだ。たらーっ(汗)

「これは事実の話です」と前書きが出てくる。どれどれと身を乗り出してしまう。
L.A.タイムズに載った事件のあらましを読んだ『死霊のはらわた』のサム・ライミ監督が映画化しようとプロジュースした作品だから・・・と言われても
「嘘でしょ?」「そんな馬鹿な!」「今時、誰が信じるの?」の連続。
だが、斜めにすかして観ている場合じゃなかった。

 少女の脳波を調べてもらったり、宗教学者に聞きに行ったり、最後はユダヤの長老に徐霊してもらうように頼みに行く父親の行動がとても現実的に描かれているからだ。
ポゼッションの意味は「とりつかれる」だそうだけど、その元になる木の箱の謎に真実味があった。

ふ〜ふらふら、これが本当の話なら、この世には「封印された悪」がきっとまだあるっていうことだ。
もちろん恐怖ものではベスト3から5には入る作品。終わり方も◎。

※エミリー役に抜擢されたカナダ出身の美少女ナターシャ・カリスの清らかさと悪意に満ちた表情は天才としか言いようがない。
posted by mikiko at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫ドキュメンタリー撮影続報


出産猫2708.JPG

この季節は猫の出産ラッシュ。
写真は、地域猫活動で捕獲した猫で、獣医さんに運ぶ途中、ケージの中で出産した母猫と子どもたち。

中野のボランティアさんは物置を臨時の出産室にセッティングして、いま3組の猫がつぎつぎ仔猫を生んで育ててます。
1匹はもうすぐ出産で、待機中、まるで産婦人科の病室みたいですよ。

写真の猫のほか、手術台にあげたけど、臨月のメス猫で、獣医さんがこれは無理、と出産に切り替えた猫
ボランティアさんの家の前に捨てられていた、親猫と生まれたばかりの仔猫たち

母猫の口からこぼれたのか、野原で、鳥のクチバシでつつかれて、瀕死だった仔猫(危機一髪保護していまは元気)など、出産室には仔猫合計15匹くらいいますが、ほとんど里親さんが決っているとか。
東京の地域猫のすすんだ地域では、猫は貴重な存在になりつつあります。

生粋の野外育ちのノラ猫は減少し、いまいるのは飼い主の都合から捨てられた猫。
人なつっこく、エサを取る学習をしていない、だから、これら猫が外で暮らすのは大変。

汗だくになりならが、自分の出産のころを思いだし、撮影しましたが、リテイクがあり、今日もこれからいってきます。
posted by izumi at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

ロシア革命に翻弄されて日本にやってきたタタールの人たち (咲)

19日、東京ジャーミィで開催された「トルコ・タタール文化の日」のシンポジウムに行ってきました。(主催:トルコ大使館文化部ユヌス・エムレ トルコ文化センター)
ロシア革命後、日本に移り住んだトルコ系民族のタタール人が中心になって建てた、旧・東京ジャーミイ(モスク)開堂75周年を記念しての催し。
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5名の研究者の方が、タタールの人たちがシベリア鉄道〜満州〜朝鮮を経て日本に来たことや、その後、代々木上原にモスクを建てることになった経緯などを説明してくださいました。
無国籍になってしまったタタールの避難民の人たちは、1939年に一度、トルコ政府に国籍取得を打診したのですが、戦争が始まって却下。ようやく戦後、1953年にトルコ共和国の国籍を貰えたそうです。

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会場には、1930年代後半から1950年代までの写真が飾られていて、その中に私のトルコ語の先生の少女時代の姿を見つけました。彼女のお父様はタタールではなく、カシュガルに住んでいたウィグル族。ソ連侵攻から逃れて来日し、タタールの人たちと共に東京ジャーミィ設立に関わったと聞いています。写真にはお父様の姿も。今は多摩霊園の外国人墓地に二人並んで眠っていますが、楽しい時を過ごした姿に感慨深いものがありました。

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東京のタタール人たち (真ん中の眼鏡の方はロイ・ジェームスさん?)
1950年代から80年代にタレント・俳優として活躍したロイ・ジェームスさんも、お父様がロシアから避難してきた後に日本で生まれたタタール人。お墓はやはり多磨霊園にあります。

この日、会場にはご高齢のタタールの方もいらしていて、昔の話もお伺いすることができました。日本にやってきたタタールの方たちの物語を、どなたか映画に残してくれないでしょうか・・・

日本とトルコの友好の出来事として有名な1890年(明治23年 )のエルトゥールル号遭難事件は昨年映画化が決まったのですが、ちょうどクランクアップしたばかりと、この日聞きました。どんな作品になったのか楽しみです。

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*17日の東京ジャーミィ。金曜日の集団礼拝が終わり、様々な民族の人たちがモスクから出てきました。実は展示を見ようと訪れたのですが、ちょうど集団礼拝の時間に行ってしまって見せてもらえず、19日に出直した次第でした。

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東京ジャーミィ内部。とても落ち着ける空間です。
見学自由。女性はスカーフで髪の毛を被って!
(持参しなくても、モスクの入口にスカーフが置いてあります。)
集団礼拝の時には、女性は右端の専用ドアから入って上の階へ。

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東京ジャーミィ外観  

posted by sakiko at 11:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

5月20日「ミッキーの映画日記」あ〜、いいものを観た『天のしずく辰巳芳子 いのちのスープ』『暗闇から手をのばせ』


カチンコ『天のしずく辰巳芳子 いのちのスープ』河邑厚徳監督
日本の食に提言を続ける料理家・辰巳芳子。
彼女が病床の父のために作り続けたスープは、体と心を癒す「いのちのスープ」と呼ばれるようになる。
料理研究家の草分けだった母・浜子と共に工夫して作った様々なスープが原点であった。

 このドキュメンタリーは2012年のベストテンにも上がっていた作品だった。
公開時期を逸してしまい今日になってしまったが、観た後「今までの食生活が変わる」ほどの衝撃を受けた。

私も野菜スープは毎週1回作っている。大根、大根の葉、にんじん、ゴボウ、干し椎茸を1時間煮て1.5リットルほど作る。煮込んだ野菜は味噌汁や煮物にして捨てないようにしてる。

ほとんど外食(朝は名古屋式喫茶店モーニング・昼は映画館や試写室の近くでレストランランチ)だが、家で食べるときはこのスープで作った料理がメイン。
だけど、慣れてきたせいで野菜に対して感謝していない自分に気が付いた。

80歳を過ぎた辰巳芳子さんの野菜を扱う手の優しさ、シミひとつ無い手のふくよかな美しさにも感動した。
この日は5本観て夜10時に帰ったが、玄米をからいりして梅干を入れてスープ作ってみた。
パンチ作ってみたい、ひらめき試してみようの「力」が湧いてくる作品だった。

カチンコ『暗闇から手をのばせ』戸田幸宏監督

 障害者専門の派遣風俗店「ハニーリップ」で働くことになった沙織(小泉麻耶)の初出勤の日。お客は「身体が動かないから恐くないし、楽だ」という気持ちで勤めることにした。店長の津田(津田寛治)の車で、客の待つ家に向かう。初日の客は
全身タトゥーの入った進行性筋ジストロフィー患者の水谷(管勇毅)。
生まれつき両手両足に障害を持ちほとんど自由が利かない常連客の中嶋(ホーキング青山)。
バイク事故による脊髄損傷で不具になった息子(森山晶之)を、「若い女性から刺激を受ければ生殖機能が回復する」と信じて申し込んだ母親。

これは今日5本目に観た作品だが、現実的な描写、脚本の自然さで「いやらしさ」が微塵もなかった。
常連客の中嶋(ホーキング青山)が「僕が生まれたとき、病院が死産の届けを書きましょうかと言ったんだ。でも両親はこの子を立派に育てると言って大切に育ててくれたんだ。そんな僕とこんな商売をしている君とどっちが幸せだと思う?」の問いかけに沙織は何も返答」できない・・・。いいシーンだった。

主役を張る沙織役・小泉麻耶の映画紹介写真がちょっと写りがよくないが、映画中では「闇と真っ直ぐな人間性」が同居しているぴかぴか(新しい)素晴らしい女優さんだった。
posted by mikiko at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする