2013年06月17日

6月17日月曜「ミッキーの映画日記」もうすぐフランス映画祭! 『短編作品集』も是非!!


今年のフランス映画祭はなかなかのラインナップ!
特に『短編作品集』はどれも素晴らしい作品だった。
映画7本分観たような内容の深さがあった。

公開されないかもしれないので、
是非6月22日土曜日朝11時に有楽町ホールにお出かけください。

★『全てを失う前に』クサヴィエ・ルグラン監督/30分
 なにかから逃げようとしている母と子どもたちの一日の現実を赤裸々に描き出していた。
観終わった時、映画一本分以上の重さを感じた。

★『妻の手紙』オーギュスト・ザノヴェッロ監督/15分
 クレイアニメーション。戦場で息絶えて死んでいく兵士のポケットの中から、衛生兵が妻からの手紙をちぎり、それで傷口に貼っていく…。

★『からっぽの家』マチュー・イボー/19分
 鍵屋の息子は父親と一緒にある広大な屋敷に鍵の修繕に行った。中年のマダムが小遣いまでくれて気をよくした息子だったが、イタズラ半分留守中に入り込んでしまう・・・。
意外な展開で驚くが、ストーリー展開が自然で「なるほど・・・」と唸らせる作品。

★『日本への旅:捕縄術』バスティアン・デュポワ監督/3分
 身体を縛るのは昔の日本の刑罰で始まって、その種類の説明を日本人留学生が絵をまじえてわかりやすく説明していた。勉強になった!短いがインパクトあり!

★『オマール海老の叫び』ニコラ・ギオ監督/30分
 今までとても優しかったお兄ちゃんが戦場から帰って来た。
だけど違う、違う、今までのお兄ちゃんとは違う…。

★『移民収容』トマ・クルイトフ監督/14分
 移民収容所の女相談員の孤軍奮闘を応援しながら見守った。

★『次で最後(63年秋)』マチュー・アマルリック監督/5分
 俳優のマチュー・アマルリックさんの作品。

★『春』ジェローム・ブルブ監督/15分
 素敵な色合いで春の目覚めを感じさせてくれた。最後の作品で幸せに気分になった。
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2013年06月16日

6月12日水曜「ミッキーの映画日記」女がワンランク「上」になる?ハイヒールは魔物か?『私が靴を愛するワケ』 『建築学概論』


 新宿武蔵野館で名古屋で観過ごしてしまった『私が靴を愛するワケ』をやっていたので早速出かけた。

カチンコ『私が靴を愛するワケ』ジュリー・ベナスラ監督/フランス、アメリカ
  いつも履いている靴は「二足で五千円くらい」のペッタンコ靴。だから余計にハイヒールを見ると、足痛くならない?ヒールがどこかにはさまってしまわない?転んだりしない?とおばぁはふらふらハラハラ。

 かのイメルダ夫人の靴2000足グッド(上向き矢印)にはかなわないが、「何足あるかわからない・・・」とか「買うだけかって置いてある」とか「見たら買いたくなるから・・・」など、皆、相当な靴マニアだ。

これなら映画マニアの方がお金かからないやと負け惜しみ。バッド(下向き矢印)

ヒールの高さ分だけ違う世界が見えるとは思いもつかなかったが、私はぺっタンコ靴を履いて映画で違う世界を見るわと、またまた負け惜しみバッド(下向き矢印)でつぶやいてしまった。

カチンコ『建築学概論』イ・ヨンジュ監督/韓国
建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、建築学概論の授業で出会った音楽科の学生ソヨン(スジ)に一目ぼれしてしまう。しかし勇気の無いスンミンはなかなか告白できず、ソヨンと疎遠になってしまう。

それから15年後。

スンミン(オム・テウン)は建築士となって活躍していたが、ある日、彼の前にソヨン(ハン・ガイン)が現れ、家家を建ててほしいと頼んで来た。

家を建てている間に、次第にソヨンの人生が明らかになってきて、そこから新たな感情が芽生えてくる。

硬い題名でちょっと損していないか心配なおばぁ。
15年前の二人、そして今の二人、違和感はなし!いい俳優さん選びだ。こんなことは珍しい。

それに、前に観た『私が靴を愛するワケ』の続きで驚いたんだが、
ほぼ最初のシーンが足元!それも今のソヨンが、カッ、カッ、カッ、とハイヒールで彼の建築会社目指して
歩いているのだ。
「今のわたしを見てよ!」とハイヒールの言わんとしていることが、ここでわかったexclamationここ一番の勝負の時を靴に託しているように感じた。

そして、建築士の彼と相談しながらの時には、少し縁取りのあるベージュのパンプスだった・・・。

なんだかこの二つの映画、結託してないか?(がく〜(落胆した顔)まさか!)
ってな調子で、とても楽しめた作品だった。
posted by mikiko at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

6月11日火曜「ミッキーの映画日記」東京で公開中ゾンビオリンピック!?『アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ』 『BEFORE DAWN ビフォア・ドーン』


 ゾンビ映画のオリンピックなら10ヶ国くらいは集めてドドッとやってほしいものだが、それは、この次に期待することに。
カチンコ『アンデッド・ウェディング半ゾンビ人間とそのフィアンセ』ケイシー・ウォーカー監督/カナダ/ヒューマントラストシネマ渋谷

 結婚を一週間後に控えているスティーヴ(クリストファー・ターナー)とティナ(クリスタル・ロウ)は、スティーヴの妹夫婦とティナの可愛がっているウサギの‘マフィン’を連れて人里離れた田舎に婚前旅行に行った。ところが巨大な蚊に刺されてしまったスティーヴは気分が悪くなってしまう。

・ゾンビ映画好きには「蚊」目線のカメラで半分は内容をわかってしまう。でも、これはゾンビは三分の一で、後は「どんなことがあっても愛せるか」の踏み絵的作品だ。

なんていっても「半ゾンビ人間」なんだから微妙なところ。
それにフィアンセと実妹の不仲もとても現実的に描かれているので、2度美味しいゾンビ映画。
ゾンビ映画初心者向けとしてもオススメできる作品。グッド(上向き矢印)

カチンコ『BEFORE DAWN ビフォア ドーン』ドミニク・ブラント監督/イギリス/ヒューマントラストシネマ渋谷

 夫婦仲がよくないアレックス(ドミニク・ブランド)とメグ(ジョアンナ・ミッチェル)は二人の子どもたちをメグの母親に預けて田舎町の貸し別荘に関係修復のために行くことにした。

・これはゾンビ映画の中級編といえる。これもオススメ。
ゾンビへの憎しみより家族間の憎しみに堪えた。

アレックスを批判的に見つめ無駄口一つ言わない義母の不快さ。
一緒に寝るのも拒否するむかっ(怒り)(修復しに来たんだから少しはどう?)妻…。
 アレックスがかわいそうバッド(下向き矢印)

 不景気だから職なしみたいなのに「中国にいこうな、お前が行きたかったじゃないか」などと言うものなら即座に嫌み百倍!そんなんなら「来るな!」と言いたいが、そのメグがあることでゾンビになっちゃう。

それからのアレックスは頑張った!パンチ最後の着地も意外性があり面白い作品だった。
posted by mikiko at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

いのちの林檎 (千)

先日 『奇跡のりんご』 に引き続き ドキュメンタリー映画
『いのちの林檎』 を見て来ました。はじめ木村さんのドキュメントなのかなあ
なんてワクワクしてたら・・ 聞こえてくるのはキーーキーーー と云う悲鳴・・
悲鳴を聞いてると私まで苦しくなりました もうやだ〜(悲しい顔)
現在、無農薬・無肥料のナンチャッテ自然農を実践している私にとって
いろいろと勉強になるトコロもあり いきなりUFOのハナシがでたり
面白かったのです、ががが、 exclamation×2 化学物質がとても怖くなり
実際、私の友達の奥様は化学物質過敏症で 311後に住む場所を求めて
日本国内を巡り 今は瀬戸内海の島に移住しました。でも、コレって
ひとごとでなく いつ自分も発症するか分からないワケで・・
そう思ったら 北海道の山奥に逃げたくなった私でした・・
「奇跡のりんご」 とは違った意味で凄かったです。ぜひ!!!
公式サイト いのちの林檎

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Copyright (C) いのちの林檎製作委員会


posted by chie at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 試写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

6月7日金曜「ミッキーの映画日記」ただ今公開中オススメ作品!『フェニックス 約束の歌』 アニメ『言の葉の庭』


カチンコ『フェニックス約束の歌』ナム・テスク監督/韓国
 人気アイドルでわがままなチュンイ(イ・ホンギ)は、些細なことから暴力事件を起こしてしまう。
罰として社会奉仕活動を命じられ、マネージャーに連れられて田舎町の末期癌ホスピスへ向かう。
途中、ひょんなことで一人の女性(ペク・ジニ)と口論になるが、行った先のホスピスのボランティア・スタッフがその彼女だった。それもチュンイの担当で、きまり悪い思いで奉仕活動第一日目が始まった。

名古屋のTOHOシネマズ初日初回に行った。このシネコンで一番大きなスクリーンで、韓国映画好きおばさまに混じってみた。きっと主演のイ・ホンギのファンに違いない。
「ケッ!私は泣かない!彼なんて誰だか知らないし、でも、ここでしかやってない『言の葉の庭』が続きだから「ついで」だよ!」と言わんばかりの気持ちだった。

すみません、泣きました…もうやだ〜(悲しい顔)
最後にイ・ホンギさんが歌う日本語の歌るんるんで、なんだか涙が止まらなくなった。

 イ・ホンギは庶民的なお兄ちゃんって感じで、彼そのままを持ってきて演技させてないところがよかった。それに声も高音のかすれがいい!顔は二の次、声に痺れた。

やっぱり、韓国映画は泣かせてなんぼだ!会場は始まって30分後には鼻をすする音のオンパレードだった。
初日初回だからパンチリキの入った韓国映画ファンやイ・ホンギファンがたくさんいたのだろう。

カチンコアニメ『言の葉の庭』新海誠監督・脚本・原作
 高校1年生のタカオ(声・入野自由)は靴職人を目指していた。アルバイトもしながら、こつこつと自分で靴を作っていた。雨雨の朝は学校をさぼって大きな日本庭園の東屋で、靴のデザインを考えていた。

ある雨の日、その庭園でチョコを食べながら缶ビールを飲む女性と出会う。女性はユキノ(声:花澤香菜)と名のり、その日から、雨の日の午前中によく会うようになった。
いつしかタカオは彼女が歩きたくなるような靴を作りたいと思うようになった。

素晴らしいアニメ。細かい風景描写と色と光りのコントラストは世界的一!
ストーリーもいい。だが、ピアノが響きすぎだった。音のない部分や弦楽器の時はよかったのにビンビン響くピアノ音で台なし。
最後の主題歌がグッド(上向き矢印)とても情感があった。声優さんもいい!

50分弱の短さだったが、
靴関連の『私が靴を愛するワケ』が無性に観たくなった。
新宿で今週までだから、上京ついでに絶対観よう!

posted by mikiko at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする