先日、新宿K'scinemaで観た

オススメ映画の感想を少し
『飯舘村 放射能と帰村』土井敏邦監督/新宿K'scinema
原発から30キロ以上離れている飯舘村。風向きや降雪降雨のために大量の放射能に汚染され、「全村避難」を余儀なくされた。家族離散に追い込まれた二つの家族の生活を追っている。
この頃、この手の作品は意識的に観ていない。観たあと体が重くなり、次に進めない気分になるのだ。
ここの劇場にに来た目的は次の
『朝食、昼食、夕食』だった。その前に続きで観られるならと欲張った。
この飯舘村のことは

知らなかった。でも有り得ることだ。
園子温監督の
『希望の国』は庭先がこの境界線だった。それを観た時、実際にあるはずだから本当に体験した方はどうするのだろうと思った。
だから飯舘村の人、全部が皮肉にも「希望の国」の人々だ。30キロ離れてるからいい!と2、3ヶ月いてしまった…その時間はこれから村民全部にどんな結果をもたらすのかと思うといたたまれなかった。
原発事故すぐにアメリカの調査飛行機の結果は飯舘村方面は「真っ赤」だった。上空でそうだから、地上ではどんだけの量だったのか。日本が調べて発表したものよりそれは非常に多い数値だ。
それを何故すぐ知らせなかった?
村人は口々に「国や役所のことは信じない!」「平成の姥捨山だよ。ここは」「いま妊娠しているが心配だ」「子どもたちの将来が真っ暗だ」と言う。
見るべき映画を観たと思っているが、どうすることもできない怒りが込み上げて来た。
『朝食、昼食、夕食』ホルヘ・コイラ監督/スペイン、アルゼンチン/新宿K'scinema
スペイン巡礼の終点地、世界遺産として名高いガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラ。
前の作品が辛かったので抱かれているように映画を観た。
相手がいて自分がいる食卓、黙っているのもいい、口論も喧嘩もいい、みんないい…質素な食べ物でも同じ食卓にいるだけでいい
わたしは映画の中に入って、いろんな人たちのいろんな食卓の空いた椅子に座って、ちょっとつまみ食いしながらご一緒した・・・。
※時々一緒に食べる娘が「お母さん、食べ方がきたない。小さい時すごくきびしかったのに・・・」と言う。
そうだ

いつも一人だから、知らない間にそうなってしまったのだ。これから注意しないといけない。
posted by mikiko at 09:21|
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ミッキーの映画日記
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