2013年07月30日

7/17『ローン・レンジャー』記者会見

芸能ニュースなどですでにご覧になったと思いますが、
8月2日公開を前に来日記者会見がありました。
詳しくはシネジャHP特別記事に掲載いたします。
今回は記者会見、フォトコール、レッドカーペット、ジャパンプレミアとイベントがびっしり。
会場も異なるので手分けして参加しました。

記者会見場ではゲストの撮影禁止。ゲストのテーブルに飾られていた小物だけ写してきました。
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トント役のジョニー・デップは10回目の来日とのこと。2005年9月六本木ヒルズでの『チャーリーとチョコレート工場』のイベントの取材をしたことがあります。
http://www.cinemajournal.net/special/2005/charlie/index.html
そのときに10年ぶり2回目の来日でしたので、その後ずいぶん来てくれていたんですね。毎回時間がなくてゆっくり楽しんだことがないそうです。今回一緒に来日したローン・レンジャー役のアーミー・ハマーは一足先に(5月)初来日を果たしたときに、奥様と京都旅行も楽しんだようです。

ジョニーの8年前の来日時の写真と今回のを並べてみます。
  charlie25.jpg

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帽子とメガネは同じものに見えますね。帽子は穴があいて年季が入っています。メガネもお気に入りの型を変えないのかな。
1963年生まれでちょうど大台にのったところですが、なにかのインタビューで10年後を尋ねられて「引退」と答えています。唯一無二の個性的な俳優さん、素敵に年を重ねていい作品を作っていてほしいです。(白)
posted by shiraishi at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月23日

7月23日(火曜)「ミッキーの映画日記」 7月に観た「格好いい男」映画!


端正な顔立ち&サイコ男
カチンコ『ノー・ワン・リブス』北村龍平監督/アメリカ

地元の悪い奴らが、通りがかったドライブ旅行中のカップルを襲い、女性を殺してしまった。
だが、カップルの乗っていた車の荷台の奥には、若い女性が監禁されていた。

・話しは加害者、被害者が反転する面白さと、ルーク・エヴァンス演じる男性(被害者で妻を殺された男)がとんでもないサイコ男だという点だ。
「ノー・ワン・リブス」の意味は「誰一人生きていない」
人体一人分をミンチにしちゃうシーンに思わず、おばぁも目を瞑った。
※今年最高のサイコ男!美男子ルーク・エヴァンス!格好いい!

魅力的な身体でストリップ・ショー
カチンコ『マジック・マイク』スティーブン・ソダーバーグ監督/アメリカ/8月3日公開
小規模だが実業家でもあるマイク(チャニング・テイタム)は、若い男たちが華やかにストリップ・ショーを行うクラブ「エクスクイジット」で、女性たちを熱狂させる人気bPのストリップ・ダンサー。
「マジック・マイク」として呼ばれている。

ある日、偶然知り合った19歳のアダム(アレックス・ペティファー)に、女性をひきつける魅力があると感じたマイクは、彼をクラブに連れてゆく。マイクの予想どうり、アダムは素人ながら即興で踊ったのがうけてクラブの一員になる。

 よっぽどじゃないと見られない「若い男たちが華やかに踊るストリップ・ショー」で楽しんだ。
『ホワイトハウス・ダウン』で主役をやったチャニング・テイタム、ここではほとんど裸で体を見事にくねらせていた。細〜いパンティ(?)の紐にお客がドル札を挟み込んでキャーキャー言っていた。
マイクは本当の恋に目覚め、瞬く間にスターになったアダムは堕落していく人生模様が現実をふまえて描かれていた。目の保養?+人生の再生もたっぷり堪能できた。

キモサベな男!
カチンコ『ローンレンジャー』ゴア・ヴァービンスキー監督/アメリカ/8月2日公開 

 東部の都市で法律を学び、若き検事として8年ぶりに故郷テキサスのコルビーに帰るため、列車に乗っていたジョン・リード(アーミー・ハマー/ミッキーおばぁの好み)その列車には2人の囚人が護送されていた。一人は不思議ないでたちのコマンチ族の男・悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)と、残虐な無法者・ブッチ・キャベンディッシュ。そのキャベンディッシュを奪還しようと手下が列車を襲う。
「願ってもいないチャンス」と、トントはキャベンディッシュに銃を向ける。だが「法のもとで裁く」とジョン・リードが立ち塞がる。そんな中、キャベンディッシュは鮮やかに列車から脱出した。

楽しめた!被り物がお似合いのジョニー・デップの頭には大きな鳥、相棒のアーミー・ハマーは黒マスク。この2人、やることなすこと正反対!だけどとってもいいクール・コンビだ!

お馴染のるんるん「ハイヨ〜!シルバー」のかけ声と共に聴こえてくる「ウィリアム・テル序曲」で、もう体全体ウキウキ気分で映画を楽しんだ。

「キモサベ」という意味は「頼りになる友人」。
今こそキモサベがほしい時代だ。
今年後半の流行語にしたい。
posted by mikiko at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月22日

『ひろしま 石内都・遺されたものたち』 公開記念トークショー (咲)

7月20日から岩波ホールで『ひろしま 石内都・遺されたものたち』の公開が始まり、それを記念して、初日から3日連続してリンダ・ホーグランド監督とゲストとのトークショーが開催されました。
2日目の21日(日)、映画を拝見したあと、リンダ監督と阪本順治監督のトークショーに参加してきました。

写真家 石内都さんが、広島の平和記念資料館に収蔵されている原爆犠牲者の遺品を撮影したシリーズ「ひろしま」。映画は、カナダ・バンクーバーの人類学博物館(MOA)での写真展を追ったもの。
花柄や水玉模様の衣類、靴紐のない靴、焼け爛れた青い目の人形など、原爆で亡くなった方々の遺品の写真たちが、無言で戦争の虚しさを語りかけてきます。博物館所蔵のカナダ先住民族の遺したトーテムポールが青い空に向かって平和を祈っているようでした。

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c NHK / Things Left Behind, LLC 2012

阪本順治監督から、「観る前には展覧会を中心にドキュメンタリーが成り立つのかと思っていたけれど、その場に立っている気持ちになれた」との感想が語られました。
バンクーバーでの写真展実現には、実はリンダ監督の尽力があったことが明かされました。
ドキュメンタリー監督がお膳立てした形になっていいものかと思ったと語るリンダ監督に、「ドキュメンタリーは劇のように、劇はドキュメンタリーのようにと言われるように、どういう風に現場を作っていくかはどちらも同じ。技術が心を上回ったところで志が伝わらなくなってしまう」と阪本監督。
撮影中に偶然、修学旅行で博物館を訪れた広島の高校生たちや、バンクーバー在住の韓国移民や日系カナダ人などから、印象深い言葉を引き出したのもリンダ監督の持つ秘めた力によるものなのだと、阪本監督の言葉から感じました。

最後に、阪本監督から、アメリカ人宣教師の娘として日本で育ったリンダ監督の実に日本的なエピソードが明かされました。ニューヨークのラーメン屋さんで一緒にいた時のこと。携帯が鳴るたびに外へ出るリンダ監督にラーメン屋の日本人店主が「うっとうしい外人!」と言ったのに対し、「外人はあんたやろ!」と一喝。関西弁が流暢なリンダ監督、突っ込みも関西流?!
『特攻/TOKKO』(プロデュース)、『ANPO』、『ひろしま 石内都・遺されたものたち』と3本作って、リンダ監督にとっての太平洋戦争は終結。「次は、明るい映画を作ります!」と宣言してトークは終了しました。

★シネマジャーナル87号にリンダ・ホーグランド監督インタビュー記事を掲載しています。
また、シネマジャーナル88号には、本作のプロデューサーである橋本佳子さんのインタビューを掲載しています。
リンダ監督によれば、“天使のようなヤクザのようなプロデューサーに恵まれました”とのこと。この日、会場で橋本佳子さんにもお会いすることができました。人を包み込むようなおおらかさを持つ素敵な方でした。

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c NHK / Things Left Behind, LLC 2012

『ひろしま 石内都・遺されたものたち』
7月20日(土)〜8月16日(金)岩波ホールにて特別上映
公式HP:http://www.thingsleftbehind.jp/
posted by sakiko at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浜野佐知映画祭

2013年8月3日(土)〜8月9日(金)
オーディトリアム渋谷にて。
すべてフィルム上映です。

詳細は旦々舎のサイトをご覧ください:
http://www.h3.dion.ne.jp/~tantan-s/

*浜野監督関連記事のあるシネジャ79号、81号、83号も販売いたします。
posted by shiraishi at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Uno Port Art Films 宇野港芸術映画座 2013

8月9日〜11日の三日間、岡山県・宇野港の特設会場で開催されます。

詳細は公式サイトをご覧ください。

http://unoportartfilms.org/
posted by shiraishi at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする