今日は1日。だれでも1000円。
名古屋センチュリーシネマも伏見ミリオンもいつもよりう〜んと多い。
昼過ぎから3本観たがみんな気に入った作品だった!


フィギュアが好きな内山(柄本佑)は頑張って会社の仕事をしていたが、能無しと言われ、リストラされてしまった。その上、恋人にもフラれてしまう。
飲み屋でやけ酒を呑んだ彼は、ウサ晴らしに通り掛かりの二人連れに喧嘩をふっかけるが、
その相手に反対に痛めつけられ、古いビルの一角に逃げ込んだ。
そこにはマネキンがたくさん打ち捨てられていた。
館内は男の方が95%で満員。ほとんど柄本佑さん一人芝居。
マネキンの中から「恋人」を見つけ、人生がちょっとピンクになった青年を、戸惑いながらもフィギュアの心音(ここね)ちゃんと奇妙な生活を始める。
心音ちゃん演ずる佐々木心音(あれ?芸名か?)がいい!

身体も細身ではなくて「でん」と安定感があり、女が見ても素晴らしい身体

ストーリーの起承転結もしっかりしている

柄本佑さん役得だよ!これで出演料

パンフレットは始めるから無くて「メイキング付きDVD」がけっこう売れていた。
今年のエロ可愛いNo.1作品。

前に観た『フィギュアなあなた』は、狭い部屋の中がほとんど。
次は大海原だ。
ポリネシア人の祖先は、南米から海を渡って渡来した古代南米人ではないか。という説をとなえるノルウェーの若い学者トールは、それを証明する為に、古代に使われていた道具や材料でイカダを作り、仲間を募り、大海原に漕ぎ出す。自説を信じ切っているトールの力強さと人間的魅力に溢れていた。
とことん打ち込む為、妻子とは離縁されるが、妻の手紙には「そういう男を好きになったのは自分なのだから恨んでいない」と書かれていた。トールは冒険と共に生き、「幸せな男」の人生を送ったと思う。
最後に本物のフィルムと仲間たちの生涯が流れたが、この冒険船旅と同じように「人生航路
」もいろいろあったのだなぁと思った。

何だかわからないがこの作品、観る気にならなかった。それより原作の方を先に読みたかったが、上映が終わりそうなことと、映画祭で賞を取ったニュースで重い腰を上げた。
劇場はほぼ満員。老若男女のカップルが目立つ。
月一回の映画の話し合いの時、「レイプの被害者、加害者が一緒に住む」こと事態が納得できないと言う感想が多かった。
始まりはアパート隣部屋で起こった「子殺し」の事件だ。加害者の母親が連行されて行く。
これは秋田で実際に起きた事件がモチーフになっている。
報道陣の様子をカーテンごしに見ている女性。この女性が被害者で、傍らで無気力な表情をしている男が加害者…。女がすべて主導権を握っている、セックスはもちろん家庭生活すべてだ。
この内縁だが同居生活になるまでの道のりが時折映しだされる。
と、1時間ほど観ていたが・・・

主演の真木よう子さんの細々とつぶやくような

それがとても美しく、半分寝ていたのに「いいものを観た」と感じた。
だから今日(2日)上京時間を遅らせてもう一回観てきた。
彼女は今まで「過去の忌まわしい出来事」を引きずり、おどおどと辛い結婚生活を送ってきたが、
加害者と暮らすことで「それ」から逃れることができたのだ。2回観て納得できた。
偶然だが、映画館の近くの本屋さんで「創/7月号」の映画界の徹底研究という表紙を見て買ったが、中に『さよなら渓谷』の記事が載っていた。
これをゆっくり読みながら在来線で上京しよう。