エヴァさんと「エヴァ、のりこさんに会う」
エヴァさんの服は、黄色と紺色のスウェーデンカラー
「長くつ下のピッピ」「ちいさいロッタちゃん」などで日本でもお馴染みのスウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンと写真家アンナ・リブキン=ブリックによるこの本は1957年にイスラエルでヘブライ語初版が出版され、以来28版も重ねるベストセラー。
多くのイスラエル人が、日本人といえば、「のりこさん」のイメージを持つほどだそうです。
この度、スウェーデン系ユダヤ人のドキュメンタリー映画監督デヴォリット・シャルガルさんがイスラエルより来日。12日、スウェーデン大使館でトークイベントが開催されました。
シャルガル監督がスウェーデンの新聞で「エヴァさんを探しています!」と呼びかけたところ、6時間後にはエヴァさんが見つかったとのこと。ところが日本では読売新聞やAERAで呼びかけても、いまだ見つからず。「バイクが1台半買えるだけの広告費を払ったのに・・・」とシャルガル監督泣いていました。
この度、スウェーデン在住のエヴァさんも同時に来日。エヴァさんは、お父様が外交官。小さい頃、日本で数年暮らしていた間に、のりこさんと一緒に写真を撮ったそうです。「コンニチワ〜!」と元気よく挨拶され、「覚えている日本語は?」の問いに、「あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン♪」と歌いきりました。
のりこさんには、2〜3歳年上の「けいこさん」というお姉さまがいて、お父さまは、日産かトヨタにお勤めだったと思うとのこと。ご自宅の庭で撮ったという写真には立派な石灯籠が写っていて、かなりの邸宅。
エヴァさんは半世紀を越えて、「のりこさん」に再会できることを楽しみにされています。のりこさんは、現在60台前半。お心あたりはありませんか?