2014年03月30日

桜咲く

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お花見日和となりました。
日曜日はお天気が崩れるとの予報で、土曜の午後小石川図書館近くの桜を観てきました。
3列になった桜並木が5分咲きくらい。
ブルーシートを敷いて盛り上がっている花見客がたくさんです。
坂を下った植物園の桜はまだ2,3分咲きなのは日当たりの関係かも。
これから花便りが続きますね。
身体に変調をきたしやすいのも今頃なのでみなさまお大事に。

posted by shiraishi at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月24日

『アクト・オブ・キリング』 監督来日記者会見 (千)

3月20日(木)有楽町の外国人記者クラブにて試写上映後の
ジョシュア・オッペンハイマー監督来日記者会見へ行ってきました。

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こちらの作品、去年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で
『殺人という行為』と云う題名で上映され最優秀賞を受賞しております。
*その時の様子はシネジャ89号に掲載有り
今回『アクト・オブ・キリング』として劇場公開されるのは
オリジナル159分を121分に再編集したものです。
私は劇場版は未見なのですが、劇場公開版のほうが面白いという方も
いらっしゃいました。2時間超の長尺は劇場公開には不利なのでしょうし
あまりにも重いテーマですので…。1960年代半ば、インドネシアで実際に
あった大虐殺を加害者側(アンワル氏ほか)から描いた作品です。
カンボジアの虐殺についてはメディアでも取り上げられ、日本でも話題に
なりましたが10万人から100万人ともいわれる規模の大虐殺が
インドネシアであったなんて まったく知りませんでした。
ポル・ポトによる虐殺なら大騒ぎしても、インドネシアのスハルト政権を
支援していたアメリカや日本では「不都合な真実」だったんでしょうか…。
もともと監督は、インドネシアのパーム油プランテーションで働く人たちの
ドキュメンタリーを撮るつもりだったそうですが、パンチャシラ青年団のことを
映画にして すべての人に向けて「恐怖を感じずに過去と向き合う場をつくる」
という強いモチベーションで この映画の制作に取り組んだということです。
虐殺の当事者たちに取材を申し込み、41人目にしてOKをもらったのが
アンワル氏。撮影した映像は、1200時間もあったそうです。

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世界中の映画祭で50以上の賞を獲り、アカデミー賞にもノミネートされ
この映画の影響で、インドネシア政府のスポークスマンが
「65年の虐殺は間違いだった」と正式発表したということです。
アンワル氏は、場合によっては「極悪人」と呼ばれるような人かもしれない。
しかし、インドネシアではずっと「悪の共産主義を倒したヒーロー」として
要職にありました。
映画の中で虐殺を再現するアンワル氏は、この映画の内容をほとんど
忘れていました。自分が苦悩し、嘔吐する場面も覚えていなかったそうです。
本国インドネシアで上映できないこの映画を、アンワルさんにもう一度
みせる機会を監督はもうけました。アンワルさんは、
「自分であるという事がどういうことかわかる」と言ったそうです。
殺人という行為は、被害者のいのちだけでなく、加害者の心をも破壊
「自分が自分であること」をわからなくさせてしまうんですね。
オッペンハイマー監督は、この映画がアンワルさんの「癒し」になったと
理解しているようです。 殺人が心を破壊し、映画が心を癒す…。
いろいろと御意見は分かれる映画だと思いますが、この春、
必見の映画であります。

〜孫に囲まれ笑顔のアンワル氏〜
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(C)Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012
アクト・オブ・キリング公式サイト
2014年4月12日より渋谷イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!

(取材 山村千絵)

posted by chie at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月16日

二月堂のお水取りも終わって春が来る♪(咲)

3月1日から14日まで2週間にわたって行われる東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)。クライマックスともいえるお水取りの行われる12日に、知人が招待席を確保してくださって、これはチャンス!と、出かけてきました。
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東大寺・大仏殿
奈良といえば鹿ですね。かばんからカメラを出そうとごそごそしたら、鹿が寄ってきました。鹿せんべいは持ってないんですけど・・・ もしかして飢えている?
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5時頃に招待受付から二月堂前の斜面に入りましたが、もう大勢の人、人、人。
なんとか回廊のすぐ下、松明を持って駆け上がる階段のすぐ脇の場所を確保できました。
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お松明(たいまつ)は、毎晩10本あげられるのですが、お水取りの行われる12日には、格別大きな籠松明(かごたいまつ)が 11本あげられます。
屋根のついた北の階段を駆け上がるのですが、天井が燃えそう!

松明のあがった後、二月堂本堂に入って法会を見守らせていただきました。女性は、局(つぼね)から格子越しにしか聴聞できないのですが、行事予定に従って行われる作法や、「走り」「香水授与」と、初めての経験でぞくぞくしました。そして南の階段を下りて「お水取り」が行われた後、「達陀(だったん)」の行法。松明が御堂の中を引きまわされ、とても躍動的で異様な雰囲気もある儀式。終わったのは、5時頃でした。9時間もお堂の中に居たのですが、飽きることなく、13日の夜も再度深夜まで聴聞させていただきました。
火を使うところから、古代ペルシアのゾロアスターとの繋がりを感じるとも聞いていた行事をこの目でみることができて幸せな2晩でした。
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奈良からの帰途、レスリー・チャンが訪れたことのある伏見稲荷に寄りました。
千本鳥居のどのあたりで写真集の写真は撮られたのかしら・・・と、思いを馳せたひと時でした。
posted by sakiko at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

映像女性学の会 第31回女性監督作品上映会

映像女性学の会の小野由理さんから来たメールを下記に記します。
興味ある方、ぜひ観にいってみませんか。(暁)

『64歳のデモデビュー 〜3.11が私を変えた〜』junko3.jpg
ドキュメンタリー映画上映と松原惇子さんのトーク
2014年3月15日(土)18:30〜20:30    
場所 渋谷女性センターアイリス(渋谷区文化総合センター大和田8F)
参加費無料 カンパ歓迎   
先着50名 事前予約の必要はありません。

トークゲスト 松原惇子さん(ノンフィクション作家)

『64歳のデモデビュー〜3.11が私を変えた』
2012年/日本/30分/ドキュメンタリー
/制作:ビデオプレス
女性の生き方がテーマのノンフィクション作家・松原惇子は、64歳まで一度もデモをしたことはなかった。しかし、3.11が何かを変えた。警察の姿に怯えながら踏み出した一歩。松原惇子が脱原発運動の中でみたものとは?

主催 映像女性学の会   
お問い合わせは、映像女性学の会・小野まで
(mail:ycinef@yahoo.co.jp  090-9008-1316  fax03-3306-2762)
第31回上映会 ちらし第31回上映会 ちらし.pdf
posted by akemi at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

『笹の墓標』の第1章〜第5章上映情報

『笹の墓標』 藤本幸久監督・影山あさ子監督

*日本、韓国、在日コリアンの若者たちの15年の歩みを描く
長編ドキュメンタリー『笹の墓標』の第1章〜第5章上映会*

以前にも東京での上映情報を紹介しましたが、現在、新横浜のスペースオルタで、3月7日(金)〜9日(日)の3日間上映中です。
以前の紹介(http://cinemajournal.seesaa.net/article/381145738.html

『笹の墓標』は、太平洋戦争中、朝鮮半島や国内の刑務所などから北海道に強制連行・強制労働に借り出され、犠牲になった朝鮮半島出身者や日本人の遺骨発掘、供養を、日本、韓国、在日コリアンの若者たちが15年に渡って続けてきた感動の記録です。5部構成で9時間以上に及ぶ作品ですが、ぜひ皆さんに観てもらいたい作品です。
作品内容の詳細は(美)さんのスタッフ日記をごらんください。(暁)
http://cinemajournal.seesaa.net/article/371035211.html

影山あさ子監督からのメールを下記に添付します。
■日時:3月7日(金)〜9日(日)
第一章「朱鞠内」(114分) 10:00〜11:54
第二章「浅茅野」(98分) 12:02〜13:40
第三章「遺族」(109分) 14:00〜15:49
第四章「未来へ」(121分) 16:00〜18:01
第五章「私たち」(107分) 18:08〜19:55
■場所:スペースオルタ(横浜)
横浜市港北区新横浜2-8-4オルタナティブ生活館B1
地図http://spacealta.net/#map
■入場料:共通5プログラム券2000円
■作品内容:
1997年、戦時下の雨竜ダム工事と名雨線鉄道工事で命を落とした 強制連行・強制労働の犠牲者の遺骨を発掘しようと、北海道幌加内 町朱鞠内(しゅまりない)に、日本、韓国、在日韓国・朝鮮人の若者たちが集まった。以来15年間、発掘や遺族調査や遺骨の返還と、国境を越えての共同作業を継続。
作品HP→ http://sasanobohyo.blogspot.jp
■共催:森の映画社、スペース・オルタ
■予約・問合わせ:スペース・オルタ(TEL&FAX:045-472-6349)
影山あさ子 marinesgohome@gmail.com
「笹の墓標」 http://sasanobohyo.blogspot.jp/
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=flJBKWixLoc&feature=youtu.be
森の映画社・札幌編集室 http://america-banzai.blogspot.com/
posted by akemi at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする