14日、Sさん宅で、シネジャ91号の最終編集。今回は、最年少のchieさんも参加。
もう大丈夫!と思っても、お互いに校正すると、ぼろぼろ間違いが・・・
自分の目は節穴になっているのを痛感します。
6時頃にやっと作業を終えて、Sさんの手料理でおしゃべり。
今回は築地でマグロの脳天などを仕入れてくださって、手巻き寿司で美味しくいただきました。
91号から解放されて、15日はすっきりした気分で、トルコのイスケンデル・パラ教授 来日講演会へ。会場は、日比谷図書文化館。日比谷公園を散策しながら会場へ。お天気が良くて、ほんとに気持ちのいい日曜日でした。
イスケンデル・パラ教授は、トルコのベストセラー作家であり詩人。
「講演では、ディヴァーン文学における詩とその美学、歴史の重要性、詩を中心軸とする歴史的発展、感情と理性の関係性、東洋と西洋の相違点、物質と非物質(抽象性と具体性)の均衡などについて話される予定です」と、難しそうな案内だったのですが、とてもわかりやすくて、ウィットに富んだものでした。的確な通訳をされたのは野中恵子さん。アジアフォーカスや東京国際映画祭でトルコの映画人が来日する時にも、いつもお世話になっている友人です。
講演の中で印象に残った話を一つ。
オスマントルコ帝国の時代、イランの大使にトルコの大使が領土問題で会いに行くと、イラン大使はまず「ようこそ」という詩で迎える。トルコ大使はなぜ来たかを詩で答え、イラン大使もどう行動すればいいかを詩で表わしました。詩で、皮肉を言ったり、批判をしたり、時に冗談を言ったりして、最後にお互いお茶を飲み、食事をして、別れる時に「これで言いたいことはわかってくれましたね」と。
今日では、2国間の対談では物質的な利害を中心に話し合われます。
昔は、心を重んじていましたので、詩でやりとりしましたが、今は胃を重んじるため理性の言葉でやりとりします。
お腹を満たすよりも、心を満たす日々をおくりたいと思った一日でした。
日比谷公園にも紫陽花
posted by sakiko at 10:05|
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