2014年06月08日

今年のショートショート フィルムフェスティバルは全作品無料! (咲)

5月29日に開幕した「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (略称:SSFF & ASIA)」。気になる作品はたくさんあるけれど、次号シネジャ91号の第一回目の編集日を6月7日に控えていて、それどころじゃない日々・・・  
でも、プログラム「CANNES」(カンヌ映画祭出品作セレクト)は、6本のうち3本がイラン、トルコ、パレスチナ。これはどうしても観たい! 6日の朝、大雨の中、頑張ってラフォーレ原宿まで行ってきました。

イランの作品2本を日本イラン文化交流協会のメーリングリストで情報流した時に、サイトをチェックしてみたものの、チケット代がおいくらかわからなかったのですが、まぁ行けばわかると行ってみたら、なぁんと今年は全作品無料! 太っ腹です。

気になっていた3本は、ぞれぞれ国情を背景にした秀作でした。ほかの3本も、もちろん優れた作品でした。
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中でも2012年のカンヌ映画祭で短編パルムドールをとったトルコの『沈黙』は特に心に残る作品でした。1984年のディヤルバクルが舞台。クルド語の使用を禁止されていた時代。刑務所の面会室の黒板に大きく「トルコ語で大いに語り合いましょう」と書いてあります。皆、逆らうように黙って手を取りあって見つめあっているのです。そのうち足を絡み合わせる夫婦・・・ 何も持ちこめないので、奥さんが新しい男物の靴を履いて面会にいどんだのでした。(すみません、ネタばれで‥)  
観終わって、アンケートに答えたら、立派な分厚いパンフレットをくださいました。

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」
ラフォーレ原宿では、本日6/8(日)まで。
横浜・ブリリア ショートショート シアターでは6/16まで開催されています。
サイトで、事前予約もできます。
http://www.shortshorts.org/2014/

さて、昨日、Sさん宅に6人集まり、91号のページ割りを中心に第一回目の編集。
記事の順番や、奇数ページの原稿をどう組み合わせようと、あ〜だこ〜だと言いながら、なんとかページ割りを終えて、ホッ。その後は、Sさんの美味しい手料理をいただきながらおしゃべり。このひと時が楽しいのですねぇ。
でも、原稿は未完成! あと1週間、頑張らなくっちゃ。
posted by sakiko at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月06日

365日のシンプルライフ 原題: Tavarataivas (My Stuff)

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劇場公開はまだ先、8月ですが6月12日15時からフィルムセンターにて上映。
開催中の「EUフィルムデーズ2014」の1本で入場料金が520円!お近くの方はぜひどうぞ。 
ほかのラインナップとスケジュールはこちら。
http://www.eufilmdays.jp/

『365日のシンプルライフ』ペトリ・ルーッカイネン
ヘルシンキに住む26歳のペトリは、彼女と別れたことをきっかけに、モノに囲まれた生活をリセットする“実験”を決意する。ルールは4つ
(1)持ちモノ全てを倉庫に預ける
(2)1日に1個だけ倉庫から持って来る
(3)1年間続ける
(4)1年間、何も買わない
フィンランドからやってきた「人生で大切なもの」を見つけ出す365日のモノがたり。(80分)
(C) Unikino 2013

観たあとに自分の生活を見直さずにいられない、人の「心」と「身体」も動かす作品です。私もなんとかしたい!と片付けを始めました。(白)
posted by shiraishi at 11:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月05日

ラッセル・クロウ舞台挨拶

『ノア 約束の舟』(ダーレン・アロノフスキー監督)に主演のラッセル・クロウが、5月19日カンヌ映画祭からの足で午後に来日。TOHOシネマズ六本木でスペシャル上映会が開催され、満席のファンの前に姿を見せました。〈画像は公式〉

ラッセル・クロウ.jpg

第一声は「コンニチハ、トーキョー!」。
大歓声で迎えられ、会場を見渡すと「皆さん来てくれてありがとう。特にそこの帽子の女性たち!」と指差し。(彼がオーナーであるシドニーのラグビーチームの白いキャップ姿の一団が見えます)
司会と会場からの質問に、ニコニコと答えるようすがチャーミングです。声がとっても渋いです。

役作り=複雑になってしまうので考えすぎないように、ノアが神から与えられた使命をどう全うするか、シンプルに自分の視点でみていくようにした。
撮影=最初はこのオファーをとても名誉だと思ったけれど、撮影が始まるとすぐにこんなのを受けた自分を呪った! 大変だったのは・・・・・・雨(タメてからrain・・と渋〜い声で)。
毎日12時間も、雨の中での撮影だった。ロングアイランドの冬に、凍りつくような雨だよ。監督がインタビューに、水は温めて使っているなんて言ってたのを聞いたけれど「嘘」! 彼はインデペンデント映画から来た監督だからね。1セントだってそんなことに使わないよ!
共演者=アンソニー・ホプキンスとは1999年以来。ローガンとは彼が14歳のころに共演した。ジェニファーとはずいぶん長い間(笑)夫婦だね。(『ビューティフル・マインド』01年)
エマ・ワトソンは素晴らしい! 良い女優になった。
父と娘のように仲良くできた。彼女と一緒に日曜のダンスレッスンに行くのを楽しみに、辛い撮影を頑張ったんだ。
日本=いつも東京では仕事しかしていない。あ、この前(『ロビンフッド』は「sake(日本酒)」をいろいろ試してみた。今度は子どもたちを連れて来て、日本文化を体験させたい。皆さんシドニーに来たらラグビーも見てね。文化体験ではないけれど楽しめると思う。
最後に=お楽しみはこれからだ〜♪ この作品は、アロノフスキー監督の最高傑作。撮影も大変だったけど観る人も大変だと思う。明日の朝になってもこの映画が頭に残って、考えてしまうようなメッセージのある作品。『レ・ミゼラブル』を観た人はいる?(観客は挙手)あの映画とはちょっと違うよ。最後まで楽しんで、考えて、堪能してください。


この後、舞台を降り、くだんの白いキャップの女性たちと握手やハグをして、ファンサービス満点のラッセル。思いがけない行幸に涙ぐむファンたち。いい思い出になりましたね!(白)

http://www.noah-movie.jp/
(C)2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
★6月13日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする