セルビアの山奥の山しか見えない故郷の村に出稼ぎ先のベオグラードから帰る青年。一緒に住んでくれると思っていた母親の期待と違って、土地を売ってスイスに行くという。しかも、父親のお墓のある土地を!
1990年代初頭、ユーゴスラビアが分裂後、様々な理由から海外に移住する人が続出。人口700万人のセルビアから、50万人もの人が出国したそうです。
インタビューの詳細は、本誌次号92号で!
2時から『彼の見つめる先に』(ブラジル)
ダニエル・ヒベイロ監督、ハンサム♪ (ゲイだそうです。私にチャンスなし!?)
5時半から『恋に落ちた男』(韓国)
ファン・ジョンミン演じるチンピラが、借金の取り立てに行った先でハン・ヘジン演じる銀行員に恋してしまう物語。公開が決まっているそうで、嬉しいです。
Q&Aで、「熱烈な恋をしたことがありますか?」と聞かれたハン・ドンウク監督。ちょっといかつい監督が、「現在、大恋愛中です」と大いに照れていました。いや〜可愛い!
この日、3本一緒に観た(暁)さんと、川口で遅い夕食。
韓国料理屋さんで、最後に観た韓国映画の余韻に浸りました。
冷麺とチヂミセット、プルコギセットをシェア。美味しかった〜
この日の夜は、父が家にいないので、西巣鴨に住む親友宅に泊まりました。
お蔭で翌日は、楽々川口へ。
そして、映画祭最終日の27日。クロージング・セレモニー(表彰式)に参加しました。
まずは、新設されたアニメーション部門から。
最優秀作品賞は、胡ゆぇんゆぇん監督の『夕化粧』。中国の田舎の邸宅の中庭で嫁入りした頃を思い出すおばあさん。足元は纏足。実に美しい映像でした。
短編コンペティション部門
奨励賞から発表されたのですが、『帰ろうYO!』の松本卓也監督が場を湧かせました。
まずは深々とお辞儀。両手に持ったトロフィーがダンベルのようと、上げ下げしてみたり、ラップで喜びを表現したり、最後にはマスコットキャラ“デジたるくん”とハグした後、また深々とお辞儀。
そして、短編の最優秀作品賞は大橋隆行監督の『押し入れ女の幸福』。
「また明日来ます」の言葉が印象的な物語。
最後に長編コンペティション部門の各賞発表。
最優秀作品賞は、『約束のマッターホルン』(オランダ、ディーデリク・エビンゲ監督)。
主演俳優の一人、ポーギー・フランセンさんが登壇しましたが、なぁんと足元はビーチサンダル! まさかの受賞だったのがありあり。
作品の事前審査をした審査員の方から、今年は同性愛がテーマの作品が最終審査に結構残ったと聞いていたのですが、『約束のマッターホルン』も、まさにそうでした。自分に正直に生きられる時代になったということでしょうか・・・
最後の全員でのフォトセッションでも、『帰ろうYO!』の松本卓也監督がぴったりデジたるくんに寄り添っていました。
クロージングの模様や、受賞作品の詳細は、映画祭公式サイトでどうぞ!
http://www.skipcity-dcf.jp/news/dailynews/20140727_01.html
2日間、冷房の効いたホールにいたせいか、夏風邪を引いてしまいました。
昨日は一日ダウン。そうはいっても今日の『めぐり逢わせのお弁当』監督インタビュー準備があって、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の報告が遅くなりました・・・