8月26日(火)、『聖者たちの食卓』(9月27日公開)のフィリップ・ウィチュス監督を囲んでの催しに暁さんと一緒に参加してきました。催しが行われた場所は、新宿御苑の木々がすぐ隣にある「ラ・ケヤキ」というイベントスペース。お屋敷を改造した素敵なところでした。庭に大きなケヤキがありました。
『聖者たちの食卓』は、シク教の総本山、インド北西部アムリツァルにある黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)で毎日10万食の豆カレーが無料で提供される様子を描いたドキュメンタリー。(1回で10万食?と驚いたら、1日24時間体制で、1回5千人分が20回) 黙々と野菜の皮をむく人たちや、食器を洗う人々、そして大勢で食事をする姿をナレーションなしに映し出した作品です。
公式サイト:http://uplink.co.jp/seijya/
フィリップ・ウィチュス監督は、ベルギー出身で映像作家兼フリーの料理人。「撮影の合間に野菜の皮をむいたりしましたか?」とお伺いしたら、「人気のある仕事で、上手な人たちが大勢いるから遠慮したけど、皿洗いは時々手伝いましたよ」とのこと。
会場にはターバン姿のシク教徒の方もいらしていて、お話を伺いました。
振る舞われる料理は、辛くないし、塩も控え目、ギー(バターオイル)もあまり使わない、そして、お肉も使わないそうです。どんな宗教の人でも食べられるし、子どもにもOKという次第。辛くないと聞いて、私も安心して食べられそうです。
東京では、茗荷谷にシク教寺院があって、2週間おきの日曜日に集まりが開かれていて、食事の振舞い(チャイ ランガル)も行われているそうです。
http://sikhjapanese.blogspot.jp/
インドのパンジャーブ地方には一度行ったことがあるのですが、黄金寺院には行き損ねました。
とりあえず茗荷谷でチャイ ランガル体験をしてみたいです。
2014年08月30日
2014年08月25日
10月に200回を迎える哥哥的一天で、レスリー・チャンに酔いしれました♪ (咲)
24日、NEXT CLUB HONG KONGさん主催の哥哥的一天へ。
レスリー・チャンが活躍していた時に始まった月1回のファンの集い。レスリーが旅立ってしまった後も、毎月かかさずに開催され、今回が198回目。
第1部は、水田菜穂さんによるアジアンシネマ講座。
久しぶりにお会いしたのですが、「最近は香港映画らしい映画がなかったけれど、11月にこれぞ香港映画という作品が公開されますよ」と第一声。
ほんとに、最近、舞台が広州だったり、出演者の多くが香港人じゃなかったりと、ちょっとがっかりだったのです。
で、今回のテーマは、「香港芸能人長者番付1位 ルイス・クーの楽しい考察」だったのですが、まずは、ジェイシー・チャンが麻薬吸引容疑で逮捕されたという残念な話から。あまりちゃんとニュースを見てなかったのですが、『あの頃、君を追いかけた』のコー・チェントン(柯震東)も一緒に逮捕されていたのですね・・・
そして、本題、ルイス・クー(古天楽)の楽しい考察。いつのまにか、香港芸能人長者番付1位になっていたのですねぇ! 古天楽といえば、色黒と思っていたら、元々は抜けるような色白なんだそう。白ルイスとKルイスのバージョンがあることを知りました。水田さんのお話、ほんとに面白い!
私が初めて古天楽に注目したのは、1999年。レスリー・チャン主演の『流星語(邦題:流星〜THE KID〜)』をいち早く観たくて香港に飛んだ時のことです。滞在中に、アンディ・ラウ主演に惹かれて『龍在邊縁』も観たのですが、K社会に潜入している警察官役の存在感にぐぐっときて、誰?と思ったら、古天楽でした。名前だけは知っていたので、この人か・・・と。それ以来、彼の出演作が日本で公開されたり、香港に行った時に上映されていたりすれば観るようにしていました。『絶世好Bra(邦題:恋するブラジャー大作戦)』を観た時には、彼にはコメディーがお似合い?と大笑い。
思えば、来日した時に、ファンの集いにも参加したことがありました・・・
で、水田さんのおっしゃっていた11月公開の香港映画らしい映画は、ベニー・チャン監督の『レクイエム −最後の銃弾―』(原題:掃毒)。主演は、ルイス・クー、ラウ・チンワン、ニック・チョンという手堅い3人。実は、今日(25日)試写で観てきました。白ルイスの証拠に、首筋が白い場面を発見! (いったい、何を観ているのやら!) ちなみに、公開は11月ではなく、10月4日からシネマート六本木です。
さて、哥哥的一天 第2部は、写真家の島津美穂さんをゲストに迎えて、レスリー・チャンの歌う姿をたっぷり楽しみました。
2000年の熱情演唱会(パッションツアー)の映像を眺めながら、香港と東京、両方のコンサートの時のことを思い出して、胸がいっぱいに。
今、家ではなかなかレスリーの歌を聴くこともなくて、ほんとに嬉しい集まりです。
会場で、シネマジャーナル91号も販売させていただきました。今年も命日の4月1日に1泊2日で香港に駆け付けた遠藤智子さんのレポートが掲載された号です。
お買い求めくださった皆さま、ありがとうございました。
最後に、「哥哥的一天200回記念会」のご案内です。
<日時> 10月26日(日)
12:30開場、13:00スタート、15:30終了予定
<会場> SOUND CREEK 「 Doppo(ドッポ)」
東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1
※「四ツ谷駅」(JR中央線・総武線、丸の内線・南北線)から徒歩3分
<参加費> 4,000円 (特別会参加費3,500円+ワンドリンク500円)
<内容>
★第一部 チェンミンさん特別ミニLIVE
二胡のトップアーティスト チェンミンさんがレスリーにちなんだ曲を奏でてくださる、夢のようなスペシャル企画です!
★第2部
◎久保田安紀さん(ピアノ&編曲)&Maria(ボーカルゲスト)によるミニLIVE
◎島津美穂さん(写真家)
◆お申込方法<先行予約制>
詳細は、http://gogo0912.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/1026-200-4358.html
お問合せは:(MAIL nextclub@mbf.nifty.com)へ
レスリー・チャンが活躍していた時に始まった月1回のファンの集い。レスリーが旅立ってしまった後も、毎月かかさずに開催され、今回が198回目。
第1部は、水田菜穂さんによるアジアンシネマ講座。
久しぶりにお会いしたのですが、「最近は香港映画らしい映画がなかったけれど、11月にこれぞ香港映画という作品が公開されますよ」と第一声。
ほんとに、最近、舞台が広州だったり、出演者の多くが香港人じゃなかったりと、ちょっとがっかりだったのです。
で、今回のテーマは、「香港芸能人長者番付1位 ルイス・クーの楽しい考察」だったのですが、まずは、ジェイシー・チャンが麻薬吸引容疑で逮捕されたという残念な話から。あまりちゃんとニュースを見てなかったのですが、『あの頃、君を追いかけた』のコー・チェントン(柯震東)も一緒に逮捕されていたのですね・・・
そして、本題、ルイス・クー(古天楽)の楽しい考察。いつのまにか、香港芸能人長者番付1位になっていたのですねぇ! 古天楽といえば、色黒と思っていたら、元々は抜けるような色白なんだそう。白ルイスとKルイスのバージョンがあることを知りました。水田さんのお話、ほんとに面白い!
私が初めて古天楽に注目したのは、1999年。レスリー・チャン主演の『流星語(邦題:流星〜THE KID〜)』をいち早く観たくて香港に飛んだ時のことです。滞在中に、アンディ・ラウ主演に惹かれて『龍在邊縁』も観たのですが、K社会に潜入している警察官役の存在感にぐぐっときて、誰?と思ったら、古天楽でした。名前だけは知っていたので、この人か・・・と。それ以来、彼の出演作が日本で公開されたり、香港に行った時に上映されていたりすれば観るようにしていました。『絶世好Bra(邦題:恋するブラジャー大作戦)』を観た時には、彼にはコメディーがお似合い?と大笑い。
思えば、来日した時に、ファンの集いにも参加したことがありました・・・
で、水田さんのおっしゃっていた11月公開の香港映画らしい映画は、ベニー・チャン監督の『レクイエム −最後の銃弾―』(原題:掃毒)。主演は、ルイス・クー、ラウ・チンワン、ニック・チョンという手堅い3人。実は、今日(25日)試写で観てきました。白ルイスの証拠に、首筋が白い場面を発見! (いったい、何を観ているのやら!) ちなみに、公開は11月ではなく、10月4日からシネマート六本木です。
さて、哥哥的一天 第2部は、写真家の島津美穂さんをゲストに迎えて、レスリー・チャンの歌う姿をたっぷり楽しみました。
2000年の熱情演唱会(パッションツアー)の映像を眺めながら、香港と東京、両方のコンサートの時のことを思い出して、胸がいっぱいに。
今、家ではなかなかレスリーの歌を聴くこともなくて、ほんとに嬉しい集まりです。
これは、私が香港で撮ったレスリー
会場で、シネマジャーナル91号も販売させていただきました。今年も命日の4月1日に1泊2日で香港に駆け付けた遠藤智子さんのレポートが掲載された号です。
お買い求めくださった皆さま、ありがとうございました。
最後に、「哥哥的一天200回記念会」のご案内です。
<日時> 10月26日(日)
12:30開場、13:00スタート、15:30終了予定
<会場> SOUND CREEK 「 Doppo(ドッポ)」
東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1
※「四ツ谷駅」(JR中央線・総武線、丸の内線・南北線)から徒歩3分
<参加費> 4,000円 (特別会参加費3,500円+ワンドリンク500円)
<内容>
★第一部 チェンミンさん特別ミニLIVE
二胡のトップアーティスト チェンミンさんがレスリーにちなんだ曲を奏でてくださる、夢のようなスペシャル企画です!
★第2部
◎久保田安紀さん(ピアノ&編曲)&Maria(ボーカルゲスト)によるミニLIVE
◎島津美穂さん(写真家)
◆お申込方法<先行予約制>
詳細は、http://gogo0912.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/1026-200-4358.html
お問合せは:(MAIL nextclub@mbf.nifty.com)へ
2014年08月24日
白金台でガンダーラ仏と、イラン映画の歴史を楽しみました (咲)
8月21日夜、イラン・イスラム共和国大使館・イラン文化交流センターで、アジア経済研究所の鈴木均氏による講座「知って楽しむ「イラン映画」の歴史」の第一回目。
会場が白金台なので、講座の前に松岡美術館へ。
財を成した松岡清次郎氏(明治27年〜平成元年)が、ご自身の目で蒐集された古今東西の美術品を楽しめる素敵な美術館。
お目当ては、1階の「古代オリエント美術」と「ガンダーラ仏像やヒンドゥー教神像などの古代東洋彫刻」。
ガンダーラ仏像の足元を見て、今も変わらないサンダルに感激です。
「自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう。これが私の夢ですよ」と語っていたという松岡氏。ほんとに有難く拝見させていただきました。
プラチナ通りの素敵なレストランで食事をして、イラン映画の講座へ。
(ゆったりした気分でおしゃべりしていたら、遅刻!)
8月21日から隔週の木曜日の夜に連続4回開催される「知って楽しむ「イラン映画」の歴史」の第一回は、「革命前のイラン映画」がテーマ。
ドキュメンタリー番組「実録 イラン映画史」や、1969年に製作された2本の重要な作品『牛』と『ゲイサル』など、動画をたっぷり織り交ぜながらの2時間。鈴木氏がこまめに集められた資料の数々のお裾分けに預かる素敵な企画に感謝です。
あと、3回の予定は下記の通りです。
第2回 革命から戦争期のイラン映画(9月4日18時〜20時)
1978年8月のレックス映画館焼打ち事件に象徴されるイラン映画の「死と再生」を振り返ります。
「バーシュー」や「友だちの家はどこ」など、革命後のイラン映画の出発点を確認します。
第3回 「イラン映画」の隆盛と変容(9月18日18時〜20時)
1990年代から2000年代の、イラン映画界が次々と名作を世に送った時代を扱います。
マフマルバーフやマジーディー、ハータミーキヤーなどの作品を紹介する予定です。
第4回 イラン映画の現在/革命後のドキュメンタリー映画(10月2日18時〜20時)
最終回は、イラン映画の今を代表するファルハーディーの作品群を検討します。
また革命後のドキュメンタリー映画についても数点の作品を紹介する予定です
参加申し込み先:
イラン文化交流センター pr@icro-jp.org
電話 03-6450-4449 (4473) Fax: 03-5421-2788
会場:
イラン・イスラム共和国大使館 文化交流センター
東京都港区白金台3‐15‐5 315白金台201号
都営三田線・南北線 白金台駅下車すぐ
東急ストア並び 駐車場入口脇
建物1階の狭い入口脇のインタフォンで、201号室を呼び出し
(ちょっとわかりにくいです・・・)
会場が白金台なので、講座の前に松岡美術館へ。
財を成した松岡清次郎氏(明治27年〜平成元年)が、ご自身の目で蒐集された古今東西の美術品を楽しめる素敵な美術館。
お目当ては、1階の「古代オリエント美術」と「ガンダーラ仏像やヒンドゥー教神像などの古代東洋彫刻」。
ガンダーラ仏像の足元を見て、今も変わらないサンダルに感激です。
「自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう。これが私の夢ですよ」と語っていたという松岡氏。ほんとに有難く拝見させていただきました。
プラチナ通りの素敵なレストランで食事をして、イラン映画の講座へ。
(ゆったりした気分でおしゃべりしていたら、遅刻!)
8月21日から隔週の木曜日の夜に連続4回開催される「知って楽しむ「イラン映画」の歴史」の第一回は、「革命前のイラン映画」がテーマ。
ドキュメンタリー番組「実録 イラン映画史」や、1969年に製作された2本の重要な作品『牛』と『ゲイサル』など、動画をたっぷり織り交ぜながらの2時間。鈴木氏がこまめに集められた資料の数々のお裾分けに預かる素敵な企画に感謝です。
あと、3回の予定は下記の通りです。
第2回 革命から戦争期のイラン映画(9月4日18時〜20時)
1978年8月のレックス映画館焼打ち事件に象徴されるイラン映画の「死と再生」を振り返ります。
「バーシュー」や「友だちの家はどこ」など、革命後のイラン映画の出発点を確認します。
第3回 「イラン映画」の隆盛と変容(9月18日18時〜20時)
1990年代から2000年代の、イラン映画界が次々と名作を世に送った時代を扱います。
マフマルバーフやマジーディー、ハータミーキヤーなどの作品を紹介する予定です。
第4回 イラン映画の現在/革命後のドキュメンタリー映画(10月2日18時〜20時)
最終回は、イラン映画の今を代表するファルハーディーの作品群を検討します。
また革命後のドキュメンタリー映画についても数点の作品を紹介する予定です
参加申し込み先:
イラン文化交流センター pr@icro-jp.org
電話 03-6450-4449 (4473) Fax: 03-5421-2788
会場:
イラン・イスラム共和国大使館 文化交流センター
東京都港区白金台3‐15‐5 315白金台201号
都営三田線・南北線 白金台駅下車すぐ
東急ストア並び 駐車場入口脇
建物1階の狭い入口脇のインタフォンで、201号室を呼び出し
(ちょっとわかりにくいです・・・)
2014年08月18日
広島に行ってきました
8月2日から6日まで、広島に行ってきました。(暁)
●ミリキタニの猫 ニューヨークで描き続けた不屈のアーティスト展
展覧会チラシ
いつか広島に行ってみたいと思いながら、なかなか行く機会がなかったのですが、今回、広島県廿日市市の<はつかいち美術ギャラリー>で、「ミリキタニの猫」ニューヨークで描き続けた不屈のアーティスト展が8月1日から31日まであり、これを見に行くことにしました。2007年に公開された映画『ミリキタニの猫』の、ジミー・ミリキタニさんの展覧会です。若い頃に日本画を学んだということですが、猫を描いた絵のほかに、日系人収容所での経験を元に描いた絵、原爆や9・11を描いたものなど75点が展示されています。
日系人収容所も経験したミリキタニ。原爆で広島に住む家族も亡くし、そういう経験を元に描いた絵ですが、若い頃に描いた絵も展示され、鮮やかな色使いと、絵の中に書かれた文字などとのコラボレーションで独特の絵になっています。
*日系人画家、ジミー・ミリキタニ(三力谷)
1920年アメリカカリフォルニア州生まれ、広島育ち。18歳の時アメリカに戻り、姉カズコ一家と共に暮らすが、太平洋戦争勃発。1942年、ツール・レイク収容所に収容された。姉一家とは別々の日系人強制収容所になり、姉と音信不通になる。
米国政府への忠誠テストで、政府に抵抗し米国市民権を放棄。1947年解放され、1950年、芸術活動を再開しようとニューヨークに流れつき、住み込み料理人となるが、1980年代後半雇用主が亡くなり路上生活者に。路上生活をしながら絵を描いていた。
絵を買った縁で、リンダ・ハッテンドーフは彼のドキュメントを撮り始めた。そして、2001年9月11日、崩れ落ちる貿易センタービル。その煙が見える公園でジミーは黙々と絵を描き続けていた。ビル瓦解の影響で路上生活は無理と、リンダはジミーを自宅に招き入れ、共同生活が始まる。リンダは彼の市民権が47年前に回復していたことを突き止め、社会保障番号も探し当て、彼をケア付き老人ホームに入居できるようにはからう。さらに、リンダは姉の行方までも探し当てる。広島原爆で家族の大半を失ったジミーは肉親との嬉しい再会を果たす。
そんな、ミリキタニの姿を追ったドキュメンタリーが『ミリキタニの猫』です。
戦争に翻弄された人生への思い、生き様への興味ももちろんあるけど、彼の描く絵のすばらしさ。そして何と言ってもミリキタニのキャラクターが魅力の作品。
シネマジャーナルでは、来日したリンダ・ハッテンドーフ監督にインタビューしています。
『ミリキタニの猫』リンダ・ハッテンドーフ監督インタビュー2007.8
http://www.cinemajournal.net/special/2007/mirikitani/index.html
8月31日まで展示されていますので、興味を持った方はぜひ行ってみてくださいね。
写真『ミリキタニの猫』プロデューサーで、展覧会特別協力のマサ・ヨシカワさん
・はつかいち美術ギャラリー [ミリキタニの猫]展HP
http://www.hatsukaichi-csa.net/cms/gallery/2014/03/18.html
・チラシ
http://www.hatsukaichi-csa.net/cms/gallery/docs/mirikitani.pdf
・この展覧会の記事が広島のNHKのローカルニュースで取り上げられています。
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20140817/5514401.html
●そして、念願だった原爆ドームや平和資料館にも行きました。
TVや映画で何度も見たことがある原爆ドームですが、69年前の当時のままの状態を初めて間近に見て、やはり感無量でした。それに平和資料館も、原爆に冠する資料や被害の模様がわかる展示がたくさんあり、原爆に対する思いを新たにしました。
原爆ドームとたくさんの見学者
8月6日の式典準備が整った平和記念公園と平和記念資料館
原爆ドーム(右側、半分だけ見える)と平和資料館(左端)
『ひろしま 石内都・遺されたものたち』
広島の平和記念資料館に収蔵されている原爆犠牲者の遺品を撮影したシリーズ「ひろしま」で知られる写真家、石内都さんを追ったドキュメンタリー。リンダ・ホーグランド監督&橋本佳子プロデューサーにインタビューしています。
http://www.cinemajournal.net/special/2013/hiroshima/index.html
●ミリキタニの猫 ニューヨークで描き続けた不屈のアーティスト展
展覧会チラシ
いつか広島に行ってみたいと思いながら、なかなか行く機会がなかったのですが、今回、広島県廿日市市の<はつかいち美術ギャラリー>で、「ミリキタニの猫」ニューヨークで描き続けた不屈のアーティスト展が8月1日から31日まであり、これを見に行くことにしました。2007年に公開された映画『ミリキタニの猫』の、ジミー・ミリキタニさんの展覧会です。若い頃に日本画を学んだということですが、猫を描いた絵のほかに、日系人収容所での経験を元に描いた絵、原爆や9・11を描いたものなど75点が展示されています。
日系人収容所も経験したミリキタニ。原爆で広島に住む家族も亡くし、そういう経験を元に描いた絵ですが、若い頃に描いた絵も展示され、鮮やかな色使いと、絵の中に書かれた文字などとのコラボレーションで独特の絵になっています。
*日系人画家、ジミー・ミリキタニ(三力谷)
1920年アメリカカリフォルニア州生まれ、広島育ち。18歳の時アメリカに戻り、姉カズコ一家と共に暮らすが、太平洋戦争勃発。1942年、ツール・レイク収容所に収容された。姉一家とは別々の日系人強制収容所になり、姉と音信不通になる。
米国政府への忠誠テストで、政府に抵抗し米国市民権を放棄。1947年解放され、1950年、芸術活動を再開しようとニューヨークに流れつき、住み込み料理人となるが、1980年代後半雇用主が亡くなり路上生活者に。路上生活をしながら絵を描いていた。
絵を買った縁で、リンダ・ハッテンドーフは彼のドキュメントを撮り始めた。そして、2001年9月11日、崩れ落ちる貿易センタービル。その煙が見える公園でジミーは黙々と絵を描き続けていた。ビル瓦解の影響で路上生活は無理と、リンダはジミーを自宅に招き入れ、共同生活が始まる。リンダは彼の市民権が47年前に回復していたことを突き止め、社会保障番号も探し当て、彼をケア付き老人ホームに入居できるようにはからう。さらに、リンダは姉の行方までも探し当てる。広島原爆で家族の大半を失ったジミーは肉親との嬉しい再会を果たす。
そんな、ミリキタニの姿を追ったドキュメンタリーが『ミリキタニの猫』です。
戦争に翻弄された人生への思い、生き様への興味ももちろんあるけど、彼の描く絵のすばらしさ。そして何と言ってもミリキタニのキャラクターが魅力の作品。
シネマジャーナルでは、来日したリンダ・ハッテンドーフ監督にインタビューしています。
『ミリキタニの猫』リンダ・ハッテンドーフ監督インタビュー2007.8
http://www.cinemajournal.net/special/2007/mirikitani/index.html
8月31日まで展示されていますので、興味を持った方はぜひ行ってみてくださいね。
写真『ミリキタニの猫』プロデューサーで、展覧会特別協力のマサ・ヨシカワさん
・はつかいち美術ギャラリー [ミリキタニの猫]展HP
http://www.hatsukaichi-csa.net/cms/gallery/2014/03/18.html
・チラシ
http://www.hatsukaichi-csa.net/cms/gallery/docs/mirikitani.pdf
・この展覧会の記事が広島のNHKのローカルニュースで取り上げられています。
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20140817/5514401.html
●そして、念願だった原爆ドームや平和資料館にも行きました。
TVや映画で何度も見たことがある原爆ドームですが、69年前の当時のままの状態を初めて間近に見て、やはり感無量でした。それに平和資料館も、原爆に冠する資料や被害の模様がわかる展示がたくさんあり、原爆に対する思いを新たにしました。
原爆ドームとたくさんの見学者
8月6日の式典準備が整った平和記念公園と平和記念資料館
原爆ドーム(右側、半分だけ見える)と平和資料館(左端)
『ひろしま 石内都・遺されたものたち』
広島の平和記念資料館に収蔵されている原爆犠牲者の遺品を撮影したシリーズ「ひろしま」で知られる写真家、石内都さんを追ったドキュメンタリー。リンダ・ホーグランド監督&橋本佳子プロデューサーにインタビューしています。
http://www.cinemajournal.net/special/2013/hiroshima/index.html