2014年09月06日

『祝宴!シェフ』チェン・ユーシュン監督のお袋の味は、いっぱい穴のある茶碗蒸し (咲)

映画を観ていない段階で、チェン・ユーシュン監督インタビューのお話をいただきました。
でも、台南が舞台と知って、これは是非監督にお会いしたいと思いました。実は、私の父方の祖父母が90年以上前に台南に住んでいたことがあって、東京に帰って父が生まれたので、父は台南で出来たという縁なのです。(今日は父の92歳の誕生日♪)
それに、『熱帯魚』や『ラブゴーゴー』の監督さんとなれば、絶対面白いはず。

大急ぎで映画を観ました。ストーリーは・・・・
かつて台湾では、お祝いごとがあると屋外で宴が開かれ、総舗師(ツォンポーサイ)と呼ばれる宴席料理人が腕を振るったものだった。“神”と称された伝説の料理人を父に持つシャオワンは、モデルを夢見て台北に行ったが、恋人の借金を抱えて追い出されるように帰郷。亡き父が残したレシピに心を動かされ、全国宴席料理大会に挑む決意をする・・・

料理初心者のシャオワンが、色々な人に助けられて決勝戦にたどり着く姿を描いた笑いに満ちた物語。観終わって感じたのが、どんなに豪華な料理よりも、愛情のこもった料理が一番ということでした。
監督にお会いして、まず、「監督にとって、忘れられないお母様の手料理は?」とお伺いしてみました。
「お弁当に入っていた肉団子入りの白菜のあんかけ、少量の油で焼いたトンカツ風の豚肉、そして、いっぱい穴のある茶碗蒸し」と次々に美味しそうな料理があがりました。
小さい頃、よくお祖母さんに連れられて祝いの席に行ったそうです。前菜のピータンやソーセージが大好きで、出てくるとすぐにテーブルに這い上がって掴み取って、たしなめられたとか。
P1050386.JPG

一つ一つの質問に丁寧に答えてくださって、30分の取材時間はあっという間に過ぎ、用意した質問すべてを伺うことができず残念!
インタビューの詳細は、後日お届けします。

公式サイト:http://shukuen-chef.com
11/1(土)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
posted by sakiko at 16:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする