11月7日〜10日の4日間、故郷・神戸に帰ってきました。
11日がシネジャ92号の最終編集日だったので、東京国際映画祭の原稿をなんとか6日までに必死になって書き終えて、心置きなく出発♪
実は、表紙や目次や最終点検と、ほんとはやらなければいけないこといっぱいあったのでした。白さんにどっと負担が・・・! すみません・・・・
今回の神戸は、前半が大学の同期会。
後半が小学校の同級生との集まりでした。
大学の同期は、東京から3人のほか、鹿児島、福岡、上田からも集まって総勢6人。
土曜日の2時に姫路駅集合で姫路城に行くというのがメイン。
真っ白に蘇った姫路城の天守閣は、内部の見学は来年3月までお預け。
でも、見学可能な場所だけでも、ふらふら。
夜は神戸に泊まって夜遅くまでおしゃべり。
土曜日の朝、京都に向かう大学の同級生を見送り、小学校5・6年時代のクラス会に気持を切り替えました。
担任の先生は亡くなられて30年になるのですが、一次会の前に10数名で奥様にご挨拶しにご自宅へ。
尼崎市の伝統家屋に指定されている立派な邸宅で、在学中、生徒全員で遊びに行って3間続きの大きな和室で百人一首をした懐しいお宅です。
奥様に運良くお目にかかることができ、「こんな嬉しいことがあるなんて、生きていてよかった」とおっしゃってくださって、私たちも感無量でした。
ホテルに移動してのクラス会の席順は、百人一首の上の句を引いて、下の句を探すのですが、う・・・わからない。
クラス43人のうち、なんと21人集まりました。
素晴らしかった担任の先生の吸引力?
お天気がいいと「缶蹴り、行こか〜」と外に連れ出してくださったり、勉強に飽きているなと思うと、地図帳を開いて地名当てをしたりと、私たちに人生を楽しむ心の余裕を教えてくださった、ほんとに素敵な先生でした。
たっぷり旧交をあたためて、やっぱり故郷はいいなぁ〜と帰ってきた翌々日、『神戸在住』(白羽弥仁監督)を試写で拝見。
阪神・淡路大震災から20年・・・。
震災後に生まれた女子大生たちの物語。
自分たちの知らない震災をふっとした時に感じる若い人たち・・・
ちょうど歩いてきたばかりのトアロードに旧居留地、北野の異人館・・・と、神戸の町の魅力がたっぷり織り込まれた作品。
重要な場面で出てきたのが、この異人館の裏の小さな通り。
お気に入りの裏通りが出てきて、びっくり〜
映画『神戸在住』は、2015年1月17日(土)より全国順次公開
放送版ドラマは、2015年1月17日(土)サンテレビジョンにて20時00分放送
公式サイト:http://www.is-field.com/kobe-zaiju/
思えば、1995年1月17日の朝、テレビをつけた時に、目に飛び込んできたのは、生田神社がぺしゃんこになった姿でした。
すっかり綺麗になった神戸ですが、いつまでも忘れないようにと港には当時のまま残された場所があります。
今回クラス会に集まった同級生の中には、家族を亡くしたり、家がつぶれて昔の写真をなくしたりした人も。いついつまでも、被災した人たちの心の傷が癒えることはないのだなぁとつくづく思いました。