「新宿ミラノ座より愛をこめて〜LAST SHOW〜」、29日1時からは『男たちの挽歌』。これは何がなんでも駆け付けなくちゃと、12時頃にミラノ座に到着。
500円でチケットを購入。(申し訳ないような嬉しいお値段♪)
もう列が出来ていて、最後尾にレスリーを語る「哥哥的一天」の常連の方たちがいらしたので、一緒に並んで、しばしレスリーの思い出話。
ミラノ座といえば、1998年4月3日のレスリー・チャンナイト。 怪我した足で、左脇のドアから登場して、舞台まで階段を下りていったことを思い出します。何気なく座った席は、そのドアから入ったあたりでした。(多分!)
上映開始までスクリーンでは、これまでのミラノ座での上映作品や思い出の場面が映し出されたのですが、1時になり、シルバーホワイトの緞帳が降りてきました。支配人さんのご挨拶でした。原題『英雄本色』を『男たちの挽歌』の邦題に決めた経緯などをお話してくださいました。
いよいよ上映。劇場やビデオやDVDで何十回も観ている『男たちの挽歌』ですが、大きなスクリーンで懐かしい場面が映し出されたとたん、思わず涙が出てしまいました。
最初にも拍手が起こり、終わってからも拍手・・・
上映してくださったミラノ座さんに感謝です。
『男たちの挽歌』、1987年初公開当時には、美しい横顔のチラシが気になりながら観損ねたのですが、渋谷シードホールで行われた香港ニューシネマフェス‘89で、偶然観た『大丈夫日記』で、チョウ・ユンファに開眼。なんとか観たいと思っていたら、池袋の日勝地下で、『男たちの挽歌2』と2本立てで上映されるのをぴあで発見。途中から入ったら、私好みの可愛い男の子の顔の大写し! 一気にレスリー・チャンに落ちた瞬間でした。
この日勝地下、次週上映はピンク映画だし、ドアのところには女性専用席は後列2列なんて書いてあるし、中に入れば、空いているのに脇の入口に立っている男の人がいて、画面見ないで座席の方を見てるし・・・で、一緒に行った友人は、もう早く出たいという雰囲気だったのですが、私はレスリーにうっとり♪ それ以来、香港映画まっしぐらになり、シネシティ香港でシネジャの読者となり、いつしか、暁さんと知り合い、ここにいるという次第で、『男たちの挽歌』を観なければ、違った人生になっていたはず。 昨日、やはりミラノ座に駆け付けた白さんも、この映画に出会わなければ違った道を歩んでいたとのこと! 『男たちの挽歌』を私たちが観てなければシネジャは誰がやっていたでしょう・・・
入って正面の売店の上にミラノ座の50年。
収容人数の多いミラノ座1で映画を観たことはほとんどなくて、なんといってもお世話になったのは、「シネマスクエアとうきゅう」でした。懐かしい映画館がどんどんなくなりますねぇ・・・