今朝は平和記念式典の実況をみながら、いろいろな思いにかられました。
思えば、私の一番古い記憶は、3歳と6カ月の時のもの。祖父と父と3人で島根県の祖父の故郷を訪ねたのですが、祖父の実家の神社の石灯籠と、庭にあった丸いお風呂をよく覚えています。そして、もっと鮮明に記憶にあるのが、その後に立ち寄った広島の原爆資料館で見た焼けただれた女性の姿です。何だかわからないながら、ショックだったのだと思います。
戦争が一般市民をも犠牲にすることを国家権力者は忘れないでほしいと切に願います。
10年ちょっと前から、広島平和祈念式典にイランからイラクの化学兵器被害者の方たちが毎年参列していて、昨年初めて「広島イラン愛と平和の映画祭」が広島と東京で開催されました。
(昨年のオープニングセレモニー)
今年も広島で開催されるのは察知していたのですが、昨日、東京でも8月7日(金) 8日(土)に開催するとの案内がイラン大使館から届きました。
なんと、イランの女性監督第一人者ラクシャン・バニエッテマド監督が来日されます!
大好きなモハマッドアリ・タレビ監督も来日です!
もう、これは何がなんでも行かなくては!と、おおあわてで予定変更です。
ご都合のつく方、ぜひいらしてください!
★イラン 平和と友好の映画祭 2015★
場所:港区赤坂区民センターホール
http://www.akasaka-civiccenter.jp/shisetsu/access.html
入場料:無料
主催:在京イラン・イスラム共和国大使館
問い合わせ先:イラン・イスラム共和国大使館 文化部
E-mail: cultural@iranembassyjp.org
☆参加にあたり事前登録は不要ですが、人数把握のため、参加を希望される方は、Eメールにて、イラン大使館宛に参加希望日(金曜日のみ、土曜日のみ、あるいは両日)、お名前と所属、参加人数をお知らせください。
*満席でご着席できないおそれがある場合のみ返信しますとのことです。
*満席でない限り、飛び入り参加も可能です。
【スケジュール】
◆8月7日 金曜日
16:00-17:30 オープニングセレモニー
17:30-18:55 上映『母ギーラーネ』
監督:ラクシャン・バニエッテマド 2005年/84分
化学兵器被害で寝たきりの息子を世話し続ける高齢の母親。
日常生活の中の戦争。この悲しみは、今も世界中に。
*年老いた母をイランの国民的女優ファテメ・モタメダリアさんが演じています。
昨年東京国際映画祭で上映されたアゼルバイジャン映画『ナバット』の監督は『母ギーラーネ』を観て、ファテメさんをナバット役に起用したとおっしゃっていました。
19:00-19:30 監督とのQ&Aセッション
◆8月8日 土曜日
13:30-14:45 上映『霧と風』
監督:モハマッドアリ・タレビ 2011年/75分
戦争で声を失ったサハンド。白いガチョウとの出会い。
拒否する祖父。サハンドはガチョウと一緒に家を出る。
14:50-15:20 監督とのQ&Aセッション
15:35-17:05上映『大地の子』
監督:モハマッドアリ・アハンガル 2007年/90分
恋人に会うため旅に出たミナ。山越えの道は厳しい。
恋心と道案内の女性だけが頼り。旅は長く、辛い。
17:10-17:40 監督とのQ&Aセッション
17:55-19:37上映『我が家のお客様』
監督:モハマッドメディー・アスガルプール 2014年/102分
ある日、老夫婦に客が来るとのお知らせが。
大急ぎで、隅から隅まできれいにする。やって来たのは……。
19:42-20:12 監督とのQ&Aセッション
詳細は下記をご覧ください!
http://jp.tokyo.mfa.ir/index.aspx?fkeyid=&siteid=392&pageid=24390&newsview=352015