2015年09月03日

トルコ映画『シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語』 素敵なカアン・ミュジデジ監督にインタビュー(咲)  

DSCF0013 civas.JPG
昨年の東京国際映画祭で『闘犬シーヴァス』のタイトルで上映された作品が、『シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語』のタイトルで、10月中旬からユーロ スペース他にて全国縦断ロードショーが決まりました。公開を前に、カアン・ミュジデジ監督が来日。8月31日、お話を聴く機会をいただきました。
DSCF0025 civas.JPG
眼光鋭い素敵な監督を前に、ちょっとどきまぎ。
映画の感想や自分のことを話し過ぎて、肝心の質問があまりできませんでした。反省!
あっという間に時間が来てしまって、「ネシェット・エルタシュへの思いもお聞きしたかったのに残念です(注:映画の最後に「ネシェット・エルタシュに捧ぐ」とありました)」と申しあげたら、「話してもいいですか」と、堰を切ったように熱を込めて語ってくださいました。
「トルコ中部アナトリアの哲学者で、この地域で得た経験や観察したことなどから哲学が出来上がっていきました。彼の哲学の土台は、人間の希望と愛です。私がこの映画を彼に捧げたのではなく、映画そのものがネシェット・エルタシュのものです」
もっともっと語りたかったご様子。あ〜最初にこの質問をすればよかった!
ところで、プレス資料には、「この映画は、2012年に亡くなったトルコの国民的歌手ネスト・エルダスに捧げられている」とありました。(Neşet Ertaşの名前の表記がちょっと違うのではと)
調べてみたら、民族楽器バーラマ(サズ)の弾き語りをする吟遊詩人でした。監督が歌手ではなく、哲学者とおっしゃった意味がわかりました。
Neşet Ertaş, (1938年 Çiçekdağı, Kırşehir生まれ, 2012年 İzmir没)
映画の最後に流れる「hata benim (悪いのは私だ)」を、もう一度聞いて、監督の思いを噛みしめてみたいと思いました。
インタビューの全容は後日特別記事でお届けします。

公式サイト:http://sivas.jp/
posted by sakiko at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする