2015年11月01日

東京国際映画祭 『FOUJITA』世界初上映の華麗な舞台挨拶 (咲)

東京国際映画祭は終わってしまって、いまさらですが、引き続き印象に残ったことを日を追ってお届けします。

26日 10:50からの『カランダールの雪』P&I上映が中止になって、がっくり〜
(お蔭で、個別取材も諦めることになろうとは!)
時間が空いてしまったので、せっかくだからとフィリピン映画『お里帰り』を観てみました。世界一周を達成したのはマゼランではなく、マラッカ出身の奴隷エンリケであると主張するドキュ=ドラマというので、興味津々。だったのですが、1980年代から35年以上にわたって撮影された作品で、話があっちに飛び、こっちに飛びで、もう支離滅裂。いったいこの映画、どう着地するのかと気になったのですが、あと10分で終わるという時に、『FOUJITA』舞台挨拶の為に退出。

13:50 『FOUJITA』ワールドプレミア 舞台挨拶
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MCの矢田部さんより「小栗監督10年ぶりの新作は、フランスとの合作で描いた知られざるFOUJITAの人生」と紹介の後、小栗康平監督(脚本・製作も)と、主演のオダギリジョーさんと中谷美紀さん、そして、プロデューサー日本側の井上和子さんと、フランス側のクローディー・オサールさんが登壇。

オダギリジョー:世界初上映。大きなスクリーンで観るのにふさわしい美しい映画になっています。楽しんでください。

中谷美紀:昨年、東京国際映画祭のミューズ。自分の出演作でコンペティションに出たいという夢がさっそく叶いました。寸分の隙もない絵画のような作品です。オダギリジョーさんの美しいたたずまい、そして、セクシーな面も楽しんでください。

小栗監督:構想から3年。プロデューサー二人と出会い、主役の二人と出会い、初めての合作に挑みました。いわゆる伝記映画ではなく、1920年代のエコール・ド・パリといわれた華やかな時代と、1940年代の戦争中の日本をまたぐように生きたFOUJITAを描きました。

クローディー:明るい賑やかな時代のパリの街角の雰囲気が消えてきているので、郊外なども探して撮影場所を提案しました。オダギリさんはフランス語もお上手。ほんとに素敵なストーリーです。

井上:オダギリジョーさんのFOUJITAは素晴らしい。見事です。主役に得て幸せです。
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一言ずつ挨拶が終わって、10月29日に70歳のお誕生日を迎える小栗監督に主役の二人から花束贈呈。中谷美紀さんが、監督に頬を寄せてキス。
「中谷さんから監督にチューしてあげてといわれたのですが、無理でしょ」とオダギリ・ジョー。「してあげてくださいよ」と中谷美紀。
「オッサンがオッサンにチューは無理でしょ」

小栗監督から「戦後70年の意識はあるんですが、自分が70歳という意識は全然なくて・・・。ありがとう」と謝辞。

これから上映される『FOUJITA』に、大いに期待が高まる舞台挨拶でした。
私も後日拝見。監督がいわゆる伝記映画でないとおっしゃったことがよくわかりました。
映画のラスト、たたずまいの美しい小さな教会の装飾画には、ちゃっかりFOUJITAの自画像が。まさにオダギリジョーの演じたFOUJITAでした。
posted by sakiko at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする