楽しみしていた東京フィルメックスも、あっという間に授賞式の日を迎えました。
今日は取材に行けず、ネットで授賞結果を確認しました。
こちら→http://filmex.net/2016/program/competition
重厚な作品を楽しんだ夢のような日々を振り返ってみたいと思います。
11月19日(土)21:30
『THE NET 網に囚われた男』映画は予定があって観られなかったのですが、上映後のキム・ギドク監督Q&Aへ。
満席の熱気溢れる会場に、髪の毛を後ろに束ねた監督が登場。
「憂鬱な映画をお見せして申し訳ない。これが南北の現実です」と開口一番。
う〜ん、やはり重い映画らしい。
暴力的なシーンの裏に語りたい真実があるとも。
前列左端の女性の方が、監督が登壇してから、ずっと手をあげていたのですが(私は彼女のすぐ後ろにいた)、ようやく指名され、震える声で監督に熱い熱い思いを語りました。
それに応えるキム・ギドク監督の声を聞きながら、会場を後にしてイランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督の『ザーヤンデルードの夜』の上映へ。
『ザーヤンデルードの夜』は、1990年のファジル映画祭(於テヘラン)の折、検閲で25分削除されたものが上映された後、映画自体が上映禁止になりネガが没収されてしまった作品。ネガが見つかり、ロンドンで復元され、今年のヴェネチア映画祭クラシック部門でオープニング上映されました。幻の作品が東京でも観られる!と、感無量でした。
大学で人類学を教える父と、救急病棟で働く娘のたどる人生。イスラーム革命の前、革命、そして革命後。どんなところが当局のお気に召さなかったのかな〜と思いながら拝見。(もっとも、最初の検閲で削除された25分のフィルムはなし)
ザーヤンデルードは、古都エスファハーンを流れる川。古いハージュ橋の下が効果的に使われていました。救急病棟には、自殺未遂の人たちが次々と運ばれてきて、イスラームの教えで禁じている自殺が出てくるのも、映画が良しとされない理由の一つかなぁ〜と。
(この映画については、またゆっくり語りたいと思います。)
20日(日)休養日にするつもりでしたが、国際シンポジウム《アジアからの「映画の未来へ」》で、アミール・ナデリ監督が基調講演を行うとわかり、これは行かねば!と駆け付けました。
「公的な資金援助のある恵まれた国もあれば、そうでない国もあって、映画製作には資金の問題がつきものだけど、心があれば映画は作れる! そして、健康であること。脚本が何より大事、CUT!」と、熱弁を奮いました。
続いて、韓国、プサン映画祭エグゼクティブ・プログラマーのキム・ジソクさん(右端)からは、若手映画作家を効果的にサポートするシステムを次々に打ち出していることが語られ、韓国映画界が勢いのあるのも、こうした背景があるからこそとうらやましく思いました。
21日(月)
『神水の中のナイフ』
中国西北部の荒涼とした大地にたたずむ木造の素朴なモスク。葬列。妻を亡くした年老いた父に、40日目の追悼の儀式には牛を屠って振る舞えと進言する息子。金もなく、長年飼ってきた牛を屠るしかない・・・
回族(イスラーム教徒)の姿を丁寧に映しだした味わい深い作品でした。
ワン・シュエボー監督に代り、Q&Aにエグゼクティブ・プロデューサーのチャオ・イーハンさんが登壇。監督は漢民族ですが、大学同期の回族の方から紹介された原作に感銘を受けて製作。ロケ地である西海固付近の人たちをキャスティング。言葉少ない老人を演じたのは、実は陽気な方で、外国にも旅している積極的な方だとか。
22日(火)
『オリーブの山』
エルサレムのオリーブ山のユダヤ人墓地の中にある家で暮らすツヴィア。神学を教える夫は帰りも遅く、4人の子どもたちの世話でフラストレーションがたまっている。夜、気晴らしに墓地に出た彼女は、抱き合っている男女を見かけたことから、気持ちに変化が起きる・・・
すぐ向こうにイスラーム教の聖地、岩のドームが立つ神殿の丘を見晴らすオリーブ山。
若くて美しいヤエレ・カヤム監督が、景観や音にこだわって脚本を書いたことを語ってくれました。
朝に夕に聴こえてくるアザーン(イスラームの祈りを呼びかける声)や教会の鐘の音、鳥の声などが心地良く、そして、一面に広がるお墓が圧巻でした。(オリーブ山に行ったことがあるのですが、墓地は覚えてない!) 正統派ユダヤ教徒の暮らしぶりにも興味津々。
夫になかなか相手にして貰えないやるせない思いは、女性監督ならでは描けたものかなと。
パレスチナ人の墓堀り人との会話もあって、イスラエルの置かれている現状も見え隠れしました。
23日(水)
『よみがえりの樹』
中国陝西省の今はさびれた横穴式住居“ヤオトン”。亡くなった妻の霊が息子レイレイに宿って、結婚した時に両親が家の前に植えてくれた樹を安全なところに移してほしいという・・・
上映後のQ&Aにチャン・ハンイ監督が登壇。ロケ地は幼年期を過ごした故郷。何もすることのない冬に、よくおじいさんやおばあさんや村の人たちが怖い話をしてくれた中に輪廻転生の話が多かったそうです。おばあさんが亡くなり、あの世で別の姿になっていて、また巡り合えるのではという思いが慰みになり、それがこの映画の原点だそうです。
なんとも不思議な物語。★最優秀作品賞受賞!
トークイベント
「カトリエル・シホリが紐解く イスラエル映画の現在」
イスラエル・フィルム・ファンド エグゼクティブ・ディレクター カトリエル・シホリさんから、今や世界の映画祭で数々の賞を取るまでになったイスラエル映画の歩みが語られました。
1948年のイスラエル建国から1960年代初頭まで、映画の製作本数はわずか15本。1964年、『サラー・シャバティ氏』がアカデミー賞外国語映画賞ノミネートされたのを契機に、民間資金で多様なイスラエル映画がつくられるようになったが、1998年には国産映画の年間観客動員シェアは、わずか3%にまで落ち込む。イスラエル映画復興のために、カトリエル・シホリ氏はイスラエル・フィルム・ファンドに呼ばれる。映画製作支援にいろいろな方策を打ち出したことが語られました。助成の条件はとてもオープン。どんな映画も受け入れるとのこと。多様な映画作家が育った秘訣を知ることのできたトークでした。
最後にいくつかの作品の映像を見せてくださったのですが、2014年に大ヒットした全編アラビア語の映画の途中で、私は時間切れ。この作品、日本で上映されるといいのですが。
『ザーヤンデルードの夜』
再度観て、細かいところを確認。1回目に何を観ていたのやら・・・と、ため息。
上映後のQ&Aにマフマルバフ監督が登壇。まずは、「この映画を、長年イランの映画を日本に紹介する橋渡しをされてきたショーレ・ゴルパリアンさんに捧げます」とおっしゃって、ショーレさんは「私には通訳できません」と遠慮され、市山さんが代わりに日本語に訳されました。
イランの映画が毎年のように映画祭で上映されたり、その後、一般公開にこぎつけたりするのは、まさにショーレさんの存在があってこそと、私もほんとうに感謝です。
さて、監督からどんな部分が検閲で削除されたのかが明かされることと楽しみにしていたのですが、そのことよりも監督から語られたのは、もっと根本的なことでした。この映画を作ったのは、革命前、革命、そして革命後と、政府だけでなく人々の心も移り変わることを体験したことが原点になっているとのこと。それはイランだけでなく、ほかの国にも当てはまること。政治に一つ悪いところがあれば、文化に10の悪いところがあるとも。この映画を鏡にしてほしいという意図なのです。
会場からの質問も、「映画を通して人々は変わることができるでしょうか?」という高尚なものでした。「変えられると思いますが、人々を映画館に連れてくるのが難しい。一人で食事をするより、皆で食べたほうが美味しいように、映画も皆で映画館で観れば、気持ちが一緒になります」と監督。
「明日のイラン映画の父ナデリ監督の『山<モンテ>』の上映には、ぜひ友達を誘って観にきてください」と、ナデリ監督への尊敬の念も忘れずに語りました。
24日(木)
『恋物語』
上映後、登壇したイ・ヒョンジュ監督は、まだ学生さんのような雰囲気の方。
「平日の昼間にこんな小さな韓国の映画を観にきてくださって」と感無量のご様子。
韓国では、あまり歓迎されない女性同士の恋物語に挑戦。短編を作っていた頃から、人と人との関係を描く愛の物語を描きたいと思っていたそうです。美大の学生ユンジュと、バーでバイトするジスが、お互い惹かれあっていく姿が自然に描かれていました。また、二人の周りの人たちの愛の物語も同時進行。原題は『恋愛談』。
Q&A終了後、会場入口で写真を撮らせていただきました。
『山<モンテ>』
用事があって、この日、映画は観られなかったのですが、ナデリ監督と主演俳優のQ&Aになんとか滑り込みました。
会場からの質問の中で、最後に山が崩れる模様が細かく語られました。(私は翌日観るのに、最後を知ってしまいました! ま、それもまた良し)
ナデリ監督の映画の原点はどの映画も「不可能なものを可能にする」というイランの詩。
15年前に山の映画をと思い、アメリカ、日本、韓国でも探したけれどイメージに合わず、どこからか呼ばれているような気がして、やっとイタリアでここだという山に出会ったとのこと。脚本をつくり、キャスティングし、撮影を終えると、実は編集と音は東京の西荻の部屋に6か月籠って行ったそうです。
主演のアンドレア・サルトレッティさん、「会場に兄弟を見つけました」と!
はい、西島秀俊さんですね〜
25日(金)
『山<モンテ>』を拝見。凄い映画でした!
イタリアの俳優たちの彫刻のような美しさが、物語を際立たせていました。
ナデリ監督も会場でご覧になっていました。
大きなスクリーンでこそ、味わえる凄味。
特集上映 イスラエル映画の現在
『山のかなたに』
軍を退役してダイエット商品の販売を始めたダヴィドとその家族の物語。娘イファットはレバノン音楽が大好きで、アラブ人にも偏見を持っていないという設定なのが嬉しい。
なのですが、声をかけてくれたアラブ人青年がその後殺されるという展開は、まさにイスラエルの今を表わしていてつらいものがありました。最後は明るく終わるのですが・・・
『迷子の警察音楽隊』のエラン・コリリン監督の第3作。監督のQ&Aを聴きたかったのですが、時間的にQ&Aのない回で拝見。ちょっと残念。
特集上映 イスラエル映画の現在
『ティクン〜世界の修復』
超正統派ユダヤの神学生が、臨死状態から奇跡的に蘇生し、人が変わったように教義に反した行動をとる物語。
主人公の神学生を演じたアハロン・トライテルさんがQ&Aに登壇。
ご本人自身、15歳まで超正統派として神学を学び、その後、世俗的な生活に。監督は世俗派なので、アハロンさんが脚本の中で超正統派として不自然な部分を修正したそうです。イディッシュ語の監修も。
この映画、超正統派の人たちからどのような反応があったのか気になりますが、そも、超正統派の人たちは映画やテレビを観ないそうで、この映画も観て貰えないようです。
今回の東京フィルメックスで、3本のイスラエル映画が上映されましたが、『オリーブの山』では、ユダヤの戒律を守る正統派の家族の暮らしを垣間見ました。本作では、さらに厳しく戒律を守る超正統派の日常。
もう1本上映された『山のかなたに』では、世俗的なユダヤの家族が描かれていて、ユダヤといっても暮らしぶりが全く違うことを数日の間に比較することができたのは、興味深いことでした。
『ティクン〜世界の修復』に出演したアハロンさん自身、超正統派を離脱して世俗的な生活をするようになった時、違う惑星に来たような思いだったと語っていたのが印象的でした。
2016年11月26日
2016年11月24日
98号ができました!
ようやく本誌が出来上がりました。映画祭特集です。
やっと定期購読の方や公的機関、スタッフへの発送を終えたところで、販売協力店や映画館への納品はこれからです。週明けには並ぶかと思いますので、手に取って見ていただけたら嬉しいです。
東京国際映画祭が終わって記事を書き上げ、校正と点検のころは疲れがたまっていて目が節穴!?注意力も落ちたころ入稿。完成して本誌を手に取ると、目に飛び込んでくるミスの数々。なぜ入稿前に気づかないの〜!!ああ。
今回もそうで、特に私の原稿は直したはずの数字が横に寝たまんま。な、なぜ?自分が最終原稿を見誤ったのだと思います(PCが勝手に意地悪するはずもなく)。
お金をいただいている冊子であるのに、ほんとにもう申し訳ないかぎりです。
ありとあらゆる失敗をし続けて10ウン年、いや20年近く。お付き合いくださっている読者の皆様には感謝×感謝です。(白)
2016年11月19日
『皆さま、ごきげんよう』オタール・イオセリアーニ監督に煙に巻かれた記者会見 (咲)
怒涛の東京国際映画祭が終って、シネジャ98号の原稿に追われている中、グルジア(現ジョージア)出身のオタール・イオセリアーニ監督が『皆さま、ごきげんよう』公開を前に来日されました。
映画祭の最中に、宣伝担当者の方が留守電を入れてくださっていたのですが、確認するのを忘れていて、7日の朝、問い合わせたら、その日の2時半から記者会見とのこと。(終ってなくて、ほっ!)
予定があって、遅れて3時頃に着いたら、「まだ1問目の答えを訳している最中です」とのこと。すでに30分経っているのに!?
おまけに私と入れ違いで監督は控え室に。(恐らく煙草を吸いにいらしたと、あとから推察)
訳している途中からだったので、どういう質問に対する答えなのかはわからないのですが、芸術として生まれた映画が、今や商売人の手に落ちてしまったこと、作家といえる映画の作り手は、数えるほどしかいなくなったこと、映像に付けられた音楽の効果で映画を素晴らしいと思ってしまう若い観客がいることなど、長々と続きました。通訳さん、凄い!
訳し終わったころに再登場した監督。「これだけ語ったから、もう質問する勇気のある人はいないでしょう」とおっしゃったのですが、勇気ある方が手を挙げました。
今回の映画が、フランス革命時代、ある戦場、そして現代のパリと3つの時代が描かれているのですが、「同じ役者が演じる老人が出てくるのは、東洋的な輪廻の思想から?」というキリスト教新聞の方からの質問。監督はそれには直接答えないで、ルターの宗教改革以前のキリスト教の功罪について、また持論を長々と語りました。
これでもう質問はないでしょうという監督に、「今のパリを撮るのは映画にとって大事なことですか?」との女性からの質問。「女性にはちゃんと答えましょう」という監督から、「撮影する際、それがどこかを気にしないでいいところで撮ります。パリの年代記を作る気はない。ダンボールの前で撮ってもいいのです」との答え。
続いて、「百年前の東京は素晴らしい町だったのに、今や煙草も吸えない冷たい町になった」と嘆かれました。愛煙家なのですね。82歳の今もお元気だけど、煙草はおやめになったらと、頑固そうな監督を前にふっと思ってしまいました。
会見中は、写真を撮らせなかった監督。やっと最後のフォトセッション。
「え? 僕を撮るの?」という感じで、あっという間に退場されてしまいました。
なんだか煙に巻かれたような会見でした。
いや〜 可笑しかった!
★『皆さま、ごきげんよう』は12月17日より岩波ホールほか全国順次公開
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/gokigenyou/
映画祭の最中に、宣伝担当者の方が留守電を入れてくださっていたのですが、確認するのを忘れていて、7日の朝、問い合わせたら、その日の2時半から記者会見とのこと。(終ってなくて、ほっ!)
予定があって、遅れて3時頃に着いたら、「まだ1問目の答えを訳している最中です」とのこと。すでに30分経っているのに!?
おまけに私と入れ違いで監督は控え室に。(恐らく煙草を吸いにいらしたと、あとから推察)
訳している途中からだったので、どういう質問に対する答えなのかはわからないのですが、芸術として生まれた映画が、今や商売人の手に落ちてしまったこと、作家といえる映画の作り手は、数えるほどしかいなくなったこと、映像に付けられた音楽の効果で映画を素晴らしいと思ってしまう若い観客がいることなど、長々と続きました。通訳さん、凄い!
訳し終わったころに再登場した監督。「これだけ語ったから、もう質問する勇気のある人はいないでしょう」とおっしゃったのですが、勇気ある方が手を挙げました。
今回の映画が、フランス革命時代、ある戦場、そして現代のパリと3つの時代が描かれているのですが、「同じ役者が演じる老人が出てくるのは、東洋的な輪廻の思想から?」というキリスト教新聞の方からの質問。監督はそれには直接答えないで、ルターの宗教改革以前のキリスト教の功罪について、また持論を長々と語りました。
これでもう質問はないでしょうという監督に、「今のパリを撮るのは映画にとって大事なことですか?」との女性からの質問。「女性にはちゃんと答えましょう」という監督から、「撮影する際、それがどこかを気にしないでいいところで撮ります。パリの年代記を作る気はない。ダンボールの前で撮ってもいいのです」との答え。
続いて、「百年前の東京は素晴らしい町だったのに、今や煙草も吸えない冷たい町になった」と嘆かれました。愛煙家なのですね。82歳の今もお元気だけど、煙草はおやめになったらと、頑固そうな監督を前にふっと思ってしまいました。
会見中は、写真を撮らせなかった監督。やっと最後のフォトセッション。
「え? 僕を撮るの?」という感じで、あっという間に退場されてしまいました。
なんだか煙に巻かれたような会見でした。
いや〜 可笑しかった!
★『皆さま、ごきげんよう』は12月17日より岩波ホールほか全国順次公開
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/gokigenyou/
エジプト映画 二つの無料の催しがあります♪ (咲)
エジプトからアフマド・アブダッラー監督が来日し、映画の上映やワークショップが開かれます。いずれも無料。事前申込み不要です。ぜひ!
◆エジプト映画の新潮流〜「マイクロフォン」(2010)上映とともに
日 時 : 2016年11月27日(日)13:00-17:10(12:30開場)
場 所 : 早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室
入場無料/先着順/申込不要
上映作品:『マイクロフォン』(2010年、エジプト、120分、アラビア語、日本語字幕)
登壇者:藤本高之氏(イスラーム映画祭ディレクター)、大稔哲也氏(早稲田大学)、アフマド・アブダッラー氏(映画監督)、勝畑冬実(東京外国語大学)
主催:平成28年度科学研究費助成事業(基盤研究C)「エジプト映画における『イスラーム』表象の変遷とその分析」・中東映画研究会
協力:イスラーム映画祭
詳細はこちら http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/node/8253
◆TUFS Cinema:ワークショップ エジプト映画の最先端
日 時 : 2016年11月29日(火)17:50-20:00
場 所 : 東京外国語大学研究講義棟115教室
報告者 : アフマド・アブダッラー氏(映画監督)、山本薫氏(東京外国語大学)
【内容】
「ナイル川のハリウッド」とも呼ばれる中東随一の映画大国、エジプトでは、2011年の革命以降、若手監督たちによる意欲的な作品が次々に生み出されています。今回のワークショップでは、そのようなエジプトの新しい映画潮流を代表する監督の一人、アフマド・アブダッラー氏を招聘し、自らの監督人生とともに、エジプト映画の最新事情をご紹介いただきます。 「映画とは何か」、「作品を作るということ」、「映画と社会」、「映画と政治」といった普遍的なテーマはもとより、エジプトならではの映画制作の困難や、革命後の映画産業の実態など、様々なお話を伺い、討論する予定です。
主催:科学研究費補助金 新学術領域研究 計画研究 B01「規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間」・平成28年度科学研究費助成事業(基盤研究C)「エジプト映画における『イスラーム』表象の変遷とその分析」
詳細はこちら http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/node/8254
◆エジプト映画の新潮流〜「マイクロフォン」(2010)上映とともに
日 時 : 2016年11月27日(日)13:00-17:10(12:30開場)
場 所 : 早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室
入場無料/先着順/申込不要
上映作品:『マイクロフォン』(2010年、エジプト、120分、アラビア語、日本語字幕)
登壇者:藤本高之氏(イスラーム映画祭ディレクター)、大稔哲也氏(早稲田大学)、アフマド・アブダッラー氏(映画監督)、勝畑冬実(東京外国語大学)
主催:平成28年度科学研究費助成事業(基盤研究C)「エジプト映画における『イスラーム』表象の変遷とその分析」・中東映画研究会
協力:イスラーム映画祭
詳細はこちら http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/node/8253
◆TUFS Cinema:ワークショップ エジプト映画の最先端
日 時 : 2016年11月29日(火)17:50-20:00
場 所 : 東京外国語大学研究講義棟115教室
報告者 : アフマド・アブダッラー氏(映画監督)、山本薫氏(東京外国語大学)
【内容】
「ナイル川のハリウッド」とも呼ばれる中東随一の映画大国、エジプトでは、2011年の革命以降、若手監督たちによる意欲的な作品が次々に生み出されています。今回のワークショップでは、そのようなエジプトの新しい映画潮流を代表する監督の一人、アフマド・アブダッラー氏を招聘し、自らの監督人生とともに、エジプト映画の最新事情をご紹介いただきます。 「映画とは何か」、「作品を作るということ」、「映画と社会」、「映画と政治」といった普遍的なテーマはもとより、エジプトならではの映画制作の困難や、革命後の映画産業の実態など、様々なお話を伺い、討論する予定です。
主催:科学研究費補助金 新学術領域研究 計画研究 B01「規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間」・平成28年度科学研究費助成事業(基盤研究C)「エジプト映画における『イスラーム』表象の変遷とその分析」
詳細はこちら http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/node/8254
2016年11月18日
難民映画祭 〜ファインダーを覗く子供たち〜(11/20) @筑波学院大学のお知らせ (咲)
筑波学院大学で開催される学生主体の難民映画祭で、バフマン・ゴバディがプロデュースし、難民キャンプで暮らすクルド人の8人の子どもたちが撮った『国境に生きる〜難民キャンプの小さな監督たち〜』の上映と、難民支援団体(JIM-NET)スタッフとのトークセッションが行われます。
プロジェクションマッピングとダンスとがコラボした学生パフォーマンスも企画されています。ダンスの衣装は難民キャンプの廃棄テントを素材としているとのことです。
http://www.tsukuba-g.ac.jp/whats_new/nanmineiga/
◆開催日時◆
平成28年11月20日(日)
午前の部:10:00〜12:00(受付開始9:30)
午後の部:15:00〜17:20(受付開始14:30) ※学生パフォーマンス 17:10〜
◆会場◆
筑波学院大学 大教室(定員500名) ※車でお越しの方は学生駐車場をご使用ください
◆映画祭概要◆
1)映画上映 『国境に生きる〜難民キャンプの小さな監督たち〜』
(2015年、バフマン・ゴバディ プロデューサー、日本語・英語字幕付き、73分)
ゴバディ プロデューサーが難民キャンプで開いた子供向けの映画教室。「銃よりカメラを」をテーマに8人の“小さな監督たち”が映画を制作。
「私たちの生活を知って欲しい」という子供達の切迫した声は8本のオムニバス映画となった。
2)トークセッション
学生たちとJIM-NET佐藤真紀事務局長
3)学生パフォーマンス
難民をテーマとしたプロジェクションマッピングとダンスのコラボレーション
◆参加費◆
入場料無料、申込不要
※チラシはこちらからダウンロードできます 【難民映画祭チラシ(PDF.1,102KB)】
http://www.tsukuba-g.ac.jp/wp-content/uploads/victim-film-festival.pdf
★こちらのチラシに景山が撮影したバフマン・ゴバディの写真を掲載いただきました。
◆お問い合わせ先◆
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻3丁目1番地
筑波学院大学 OCP推進室
TEL:029-863-3456
FAX:029-863-3457
Email:rff-t@tsukuba-g.ac.jp
主催:筑波学院大学難民映画祭プロジェクトチーム
共催:日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
協力:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
プロジェクションマッピングとダンスとがコラボした学生パフォーマンスも企画されています。ダンスの衣装は難民キャンプの廃棄テントを素材としているとのことです。
http://www.tsukuba-g.ac.jp/whats_new/nanmineiga/
◆開催日時◆
平成28年11月20日(日)
午前の部:10:00〜12:00(受付開始9:30)
午後の部:15:00〜17:20(受付開始14:30) ※学生パフォーマンス 17:10〜
◆会場◆
筑波学院大学 大教室(定員500名) ※車でお越しの方は学生駐車場をご使用ください
◆映画祭概要◆
1)映画上映 『国境に生きる〜難民キャンプの小さな監督たち〜』
(2015年、バフマン・ゴバディ プロデューサー、日本語・英語字幕付き、73分)
ゴバディ プロデューサーが難民キャンプで開いた子供向けの映画教室。「銃よりカメラを」をテーマに8人の“小さな監督たち”が映画を制作。
「私たちの生活を知って欲しい」という子供達の切迫した声は8本のオムニバス映画となった。
2)トークセッション
学生たちとJIM-NET佐藤真紀事務局長
3)学生パフォーマンス
難民をテーマとしたプロジェクションマッピングとダンスのコラボレーション
◆参加費◆
入場料無料、申込不要
※チラシはこちらからダウンロードできます 【難民映画祭チラシ(PDF.1,102KB)】
http://www.tsukuba-g.ac.jp/wp-content/uploads/victim-film-festival.pdf
★こちらのチラシに景山が撮影したバフマン・ゴバディの写真を掲載いただきました。
◆お問い合わせ先◆
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻3丁目1番地
筑波学院大学 OCP推進室
TEL:029-863-3456
FAX:029-863-3457
Email:rff-t@tsukuba-g.ac.jp
主催:筑波学院大学難民映画祭プロジェクトチーム
共催:日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
協力:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所