【開催期間】:2017年 10 月 25 日(水)〜 11 月 3 日(金・祝)[10 日間]
【会場】:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) ほか
【主催】:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:http://www.tiff-jp.net
第30回を迎えた東京国際映画祭。
9月26日(火)、六本木アカデミーヒルズ49階 タワーホールにて開催されたラインナップ発表記者会見に参加してきました。
各部門のラインナップのほか、審査委員や各イベントの魅力・見所が披露されました。
司会は、映画好きを自認する笠井信輔さん
まず、東京国際映画祭 フェスティバル・ディレクター 久松猛朗氏より、「誰もが参加したくなる映画祭」をめざして、様々な企画が発表されました。
東京国際映画祭 ビジョン30
アートとエンタテインメントの調和
Expansive―映画を観る喜びの共有
Empowering―映画人たちの交流の促進
Enlightening―映画の未来の開拓
祝祭感溢れるアニバーサリービジュアル
「コンペティション」部門
プログラミング・ディレクター 矢田部吉彦氏より、88の国と地域、1538本の応募の中から選ばれた15作品について紹介。社会の状況を背景にしたものよりも、今年は個人の生き方、心の内面を描いたものが増えてきたとのこと。「女の生き様、男の生き様」の副題をつけたいラインナップ。
日本からは『最低。』と『勝手にふるえてろ』の2作品。
ゲストとして『最低。』から、瀬々敬久(ぜぜたかひさ)監督と主演の森口彩乃さん、佐々木心音さん、山田愛奈さん、『勝手にふるえてろ』から大九明子(おおくあきこ)監督が登壇。
コンペティション部門審査委員長:俳優で映画監督としても活躍するトミー・リー・ジョーンズ。
審査委員:映画監督マルタン・プロヴォさん(フランス)、映画監督レザ・ミルキャリミ(イラン)、女優ヴィッキー・チャオさん(中国)、俳優 永瀬正敏さん
「アジアの未来」部門
プログラミング・ディレクター 石坂健治氏より、創設5年目となる本部門は、監督作品3本までの未来を担う監督の作品が対象と説明。今年は、10本のうち8本がワールドプレミア。
「ワールド・フォーカス」部門
8月末時点で日本公開未定の作品が対象。
矢田部吉彦氏より欧米の作品、石坂健治氏よりアジアの作品について紹介。
「CROSSCUT ASIA」部門
国際交流基金アジアセンター提供。
これまで一つの国に絞った特集を組んできたが、今年はASEAN50周年にあたり、「ネクスト東南アジア」として、東南アジア各国の監督や俳優に「若い人に見せたい1本」を選んでいただいた作品を上映。
アニメーション特集『映画監督 原恵一の世界』
プログラミング・アドバイザー 氷川竜介氏の解説に引き続き、原恵一監督が登壇。
入場者特典として配布される小冊子が紹介されました。英文併記。ぜひゲットを!
そのほか、「日本映画スプラッシュ」「特別招待作品」「Japan Now」部門などなど・・・
多彩な映画祭の全容をぜひ公式サイトで確認して、自分の"好き”を探してください。
2017年09月28日
2017年09月25日
鎌倉市川喜多映画記念館で古い中国映画の上映があります(暁)
川喜多記念映画文化財団の方からメールをいただきました。
鎌倉市川喜多映画記念館で古い中国映画の上映があるそうなので、興味がある方はぜひ行ってみてください。
鎌倉市川喜多映画記念館にて9月26日から10月1日にかけて中華電影関連の4作品を上映いたします。
当時の時代背景を考えると複雑なところはありますが、川喜多長政が精一杯とりくんだこととして、また歴史として貴重な作品を皆様に観ていただけたらと思っています。
鎌倉市川喜多映画記念館 http://www.kamakura-kawakita.org/
●上映作品
『狼火は上海に揚る』(春江遺恨)(1944年/監督:稲垣浩)
『萬世流芳』(1943年/監督:ト万蒼 他)
『鉄扇公主』(1941年/萬氏兄弟)日本語吹き替え版
『木蘭従軍』(1939年/卜万蒼)
●上映日時
9月26日(火)13:00- 『萬世流芳』
9月27日(水)10:30- 『木蘭従軍』、14:00- 『狼火は上海に揚る』
9月28日(木)14:00- 『西遊記 鉄扇公主の巻』
9月29日(金)14:00- 『狼火は上海に揚る』
9月30日(土)13:00- 『萬世流芳』+トークイベント(刈間文俊先生)
10月1日(日)10:30- 『西遊記 鉄扇公主の巻』、
13:30- 『木蘭従軍』+トークイベント(石川/セキ・セン先生)
今回は、東京大学の刈間文俊先生、上海戯劇学院映画芸術センターの石川先生のトークイベントを企画しています。
鎌倉市川喜多映画記念館で古い中国映画の上映があるそうなので、興味がある方はぜひ行ってみてください。
鎌倉市川喜多映画記念館にて9月26日から10月1日にかけて中華電影関連の4作品を上映いたします。
当時の時代背景を考えると複雑なところはありますが、川喜多長政が精一杯とりくんだこととして、また歴史として貴重な作品を皆様に観ていただけたらと思っています。
鎌倉市川喜多映画記念館 http://www.kamakura-kawakita.org/
●上映作品
『狼火は上海に揚る』(春江遺恨)(1944年/監督:稲垣浩)
『萬世流芳』(1943年/監督:ト万蒼 他)
『鉄扇公主』(1941年/萬氏兄弟)日本語吹き替え版
『木蘭従軍』(1939年/卜万蒼)
●上映日時
9月26日(火)13:00- 『萬世流芳』
9月27日(水)10:30- 『木蘭従軍』、14:00- 『狼火は上海に揚る』
9月28日(木)14:00- 『西遊記 鉄扇公主の巻』
9月29日(金)14:00- 『狼火は上海に揚る』
9月30日(土)13:00- 『萬世流芳』+トークイベント(刈間文俊先生)
10月1日(日)10:30- 『西遊記 鉄扇公主の巻』、
13:30- 『木蘭従軍』+トークイベント(石川/セキ・セン先生)
今回は、東京大学の刈間文俊先生、上海戯劇学院映画芸術センターの石川先生のトークイベントを企画しています。
2017年09月24日
香港に久しぶりに行ってきました(暁)
2017年9月14日〜19日まで5年ぶりの香港に行ってきました。
5年前、2012年に行ったのは香港金像獎の取材でしたが、2泊3日の慌しい香港でした。会社をリタイアしてゆっくり香港に滞在したいと考えていたけど、当時は母親の具合が悪く、会社をリタイアしたのにゆっくり滞在はできなかったので心残りに思っていました。
シネマジャーナルHP 第31回香港電影金像奨授賞式レポート
http://www.cinemajournal.net/special/2012/hkfa/
長い間のファンである劉徳華(アンディ・ラウ)=華仔の誕生会が9月16日にあり、同時にアンディのワールドファンクラブ華仔天地20年在籍の人(長老というらしい)に長老感謝式というのがあって、ペンダントネックレス授与と華仔とのツーショット写真撮影という特典があると天地から連絡があり、天地在籍20年になる私としては、これはやはりどうしても行かなくてはと、もう一人の20年の友人と香港に出かけることにしました(実際は1994年に入会したので22年)。そして、今度こそと思って、思い切って5泊してきました。華仔天地の香港でのイベント参加は3回目で、それまでは10年在籍の時と、2012年『桃さんのしあわせ(桃姐)』撮影時の日記のサイン会の2回しか行ったことがなかったのです。
久しぶりの香港なので、天地のイベント以外にも映画を見たり、香港の友人に会ったり、美味しいものを食べたりしたいと思ってでかけました。情報通の友人にも、香港の映画情報を聞いたりして準備をしましたが、情報収集不足のまま、あっという間に行く日が来てしまいました。
14日は台風18号の影響で、香港には約1時間の遅れで到着。あちこち出歩くのに便利の良い尖沙咀(チムサッチョイ)のYMCAに宿をとりました。5年前に来たときは改築中で泊まれず九龍ホテルに泊まったのですが、今回はリフォームされたYMCAにしました。それにしてもホテルの宿泊料、すごく高くなっていたのにはびっくり。今回は奮発したけど、この次は泊まれないかも。確かに部屋は新しくなっていたのですが、泊まった部屋には湯船はなくシャワーだけだったので、これにはがっかり。
ホテルについたら、歩いて5分くらいにある映画館百老匯戲院 (ザ ワン)Broadway Cinema (The One)で、話題になっていた韓国の映画『軍艦島』を観にいこうと思っていたけど、飛行機の遅れで観ることができませんでした。そのあとは時間が合わず、結局この作品は観ることができずでした。友人はこのほかにも中国、インド、タイの映画の公開情報を教えてくれたのですが、時間が合わずこれらも観ることができずでした。
翌15日は、香港の友人と一緒に、西貢(サイクン)へ海鮮料理を食べに。二人用のセットで489ドルくらいだったけど、3人で食べても充分な量でした。海老、蟹、トコブシのような貝、魚、そして香港の大きなシャコの料理がとてもおいしかった。
地下鉄に乗車する前に、香港の友人が私のオクトパス(スイカのような交通機関用パス)を見て、香港ではシニア割引があるといって、確認してくれて、シニア用のオクトパスに変えてくれました。シニアオクトパスだと、地下鉄はどこへ行くのにも2ドルで、バス、船、トラムも全部割引されてとても便利(エキスプレスは割引なし)。みなさんも65歳になったらお試しを。
この日はそのあと九龍湾駅のそばのコ福戲院に行き『怪盗聯盟』(馮コ倫/スティーブ・フォン監督)を観ました。友人のカードで割引になった上、さらにシニア割引で50ドルで観ることができました。アンディとジャン・レノ共演で、他には楊祐寧(トニー・ヤン)、舒淇(スー・チー)、張靜初(チャン・ジンチュー)、曾志偉(エリック・ツァン)が出演しています。中華圏俳優側は怪盗でジャン・レノは刑事。怪盗と警察の攻防戦と仲間の裏切りなどが、城やヨーロッパの景色の中で描かれた作品で、フランスやヨーロッパが舞台の怪盗ものでした。周潤發(チョウ・ユンファ)、張国栄(レスリー・チャン)、鍾楚紅(チェリー・チェン)主演の『狼たちの絆』を思い出しました。
16日はアンディの誕生会。今年1月初めにタイでCM撮影中に落馬して、骨盤骨折や肉離れという大怪我をしたアンディですが、懸命なリハビリで8月には仕事に復帰したそう。すごい回復力です。そしてこのイベントでは元気な姿を見せてくれました。イベントの中でリハビリ中の映像も流してくれました。
はじめに華仔天地10年、20年在籍の167名が舞台に立ち、リハーサルで練習したアンディの歌をメドレーで歌い、最後の方でアンディが登場。そして私たちを紹介。20年の人は5、60人いたようです。
アトラクションなどもあり、そのあと、呉君如(サンドラ・ン)、鄭中基(ロナルド・チェン)が出てきて、アンディと3人でトークショー。3人で新作『追龍』の話などをしていたらしい。広東語がわからない私は、何を話しているかわからず残念。でも、3人はかなり盛り上がっていた。そしてアンディの歌。6,7曲歌ってくれた。
自分が出場したあとは席へ行ったのだけど、なんと一番前だった。華仔天地20年在籍と言っても3回しか香港のイベントに参加していないので一番前にしてくれたのかも。1000名近いファンの中で端っこのほうとはいえ、一番前にしてくれたのは感謝でした。今回、日本人で20年は4人でした。終わったあとは、参加していた仲間5人で尖沙咀に行き、焼鵝(ガチョウのロースト)や豚肉のロースト、牛だか豚の内臓を茹でたものなど香港ぽい食事をして別れましたが、ホテルに帰ったら1時すぎ。疲れたけど心地よい疲れでした。
17日には、友人たち4人で飲茶をしようとビクトリアハーバー沿いにある映月楼に行ったら、なんと改築中でやっていなかったので、急遽、香港島・中環(セントラル)にあるシティホール2階の大會堂 美心皇宮(シティホール・マキシムズパレス)へ。昔ながらのワゴンで料理が運ばれ、いろいろな料理を堪能することができました。
その後は、また『怪盗聯盟』を観るため旺角へ。実は、前半寝てしまって気になっていたら、友人がCinema City 朗豪坊で観るというので、付き合うことに。この映画館はランガム プレイス (朗豪坊)という巨大な商業施設の中にあり、ここには5階分くらいあるような長いエスカレーターがありました。映画館の中には「張國榮電影回顧展」の案内看板?のようなものがあり、これからやるなら観ようと思ったら、9月初め頃にやったようですでに終わっていました。
左 ランガム プレイス (朗豪坊) 右 張國榮電影回顧展案内
18日は一人行動で香港島に。銅鑼湾/コーズウェイベイ駅から時代広場までの地下道に、9月28日から公開される甄子丹(ドニー・イェン)とアンディ共演の『追龍』の大きな看板があると聞いたので行ったら、ここで待ち合わせしたわけではないのに友人たちにバッタリ会いびっくり。せっかくだから3人で、時代広場にある中華の店へ。健康食志向の店のようでした。ここで野沢菜入りの料理を2種類も頼んだけど(チャーハンと湯葉の料理)、香港で野沢菜漬入りの料理があるなんて思ってもみなかった。香港人の友人に聞いたら野沢菜は雪菜というそう。野沢菜は45年以上も前、信州にスキーに行った時から食べているけど、美味しいのでお土産にと買って帰っても、家で食べると信州で食べるのとは全然味が違っておいしくありませんでした。温度の影響でした。冷たいところに保存していないとおいしくなかったのです。それが、いまや香港でも食べられているとはとはと驚きでした。
その後、香港公園とピークへ。香港に行くと必ずピークと九龍公園に行っていたので今回も。でもほんとは偶然でした。今回ピークに行く時間がないなと思っていたけど香港公園を抜けたら、トラムの乗り場だったのです。それでピークに登ることができました。ピークタワーの一番上には行ったことがなかったので登ってみました。天気は良かったけど午後だったのですこしガスっていたけど、記念写真をパチリ。夜までいて夜景を見たかったけど、香港の友人と待ち合わせしてしていたので急ぎ戻りました。一緒に行った友人が前日に帰ったので、一緒に夜ご飯をと誘ってくれました。ここで美味しい雲呑麺を食べてからシンフォニーオブ・ライツを見に海岸まで行き、映月楼の階段から見ました。これはビクトリアハーバーを挟んだ、向いの香港島で20時から始まる15分間の光の饗宴なのですが、20時という時間は食事をしていたり、移動していたりして、意外に見ることができないのです。やっと見ることができました。以前見たのはいつだろうかと写真を見返してみたら10年前でした。
香港には実質4日間いたのですが、久しぶりの香港でアンディのイベント以外は観光や飲茶、食のほうが多くなってしまいました。香港人の友人に会ったり、一緒に行ったメンバーたちとご飯を食べたり、映画を観たり、久しぶにり信和中心に行ったり、一通りの香港の楽しみ方を堪能しました。それにしても香港の変わりようにはびっくり。尖沙咀あたりはあまり変わっていない感じだったけど、ちょっと離れると様変わりで、今浦島という感じでした。
新聞を毎日買ったけど、映画の情報は全然載っていませんでしたが、私のスマホはWiFiが繋がるところと繋がらないところがあって頼りにならずでした。普段パソコンが主でスマホはあまり使っていないので慣れていないこともありますが、ネットを駆使して情報を得る方法、帰る頃にやっとできるようにという感じで、いつもちょっと間に合わない私です。それに昔は昼間に観光して夜中に映画を観にいっていたのに、そういう元気がなくなりました。最後の日も早朝映画に挑戦できればと思っていたのに起きることができずでした。疲れがたまっていたのでしょう。
街中で『Mrs k』のポスターをみつけたら、なんと9月21日公開。香港公開はこれからだったんだと驚いた。私は観ることができなかったけど、今年3月の大阪アジアン映画祭オープニングで上映された作品。日本のほうが先に観る事ができたんだ。
帰ってきてから、行ったところの情報を調べたりして、次回に行く時に参考にしようと考えてはいるのですが、次回はいついけることやらです。でも来年、アンディのコンサートがあったら行こうと目論んでいる私です。
今回、行く直前にパスポートが見当たらなかったり、イベントに必要なカードをホテルに忘れてきたりと、同行者や仲間をヒヤヒヤさせてしまいましたが、友人たちのおかげで楽しい香港旅行ができました。それに香港の友人にも感謝。
5年前、2012年に行ったのは香港金像獎の取材でしたが、2泊3日の慌しい香港でした。会社をリタイアしてゆっくり香港に滞在したいと考えていたけど、当時は母親の具合が悪く、会社をリタイアしたのにゆっくり滞在はできなかったので心残りに思っていました。
シネマジャーナルHP 第31回香港電影金像奨授賞式レポート
http://www.cinemajournal.net/special/2012/hkfa/
長い間のファンである劉徳華(アンディ・ラウ)=華仔の誕生会が9月16日にあり、同時にアンディのワールドファンクラブ華仔天地20年在籍の人(長老というらしい)に長老感謝式というのがあって、ペンダントネックレス授与と華仔とのツーショット写真撮影という特典があると天地から連絡があり、天地在籍20年になる私としては、これはやはりどうしても行かなくてはと、もう一人の20年の友人と香港に出かけることにしました(実際は1994年に入会したので22年)。そして、今度こそと思って、思い切って5泊してきました。華仔天地の香港でのイベント参加は3回目で、それまでは10年在籍の時と、2012年『桃さんのしあわせ(桃姐)』撮影時の日記のサイン会の2回しか行ったことがなかったのです。
久しぶりの香港なので、天地のイベント以外にも映画を見たり、香港の友人に会ったり、美味しいものを食べたりしたいと思ってでかけました。情報通の友人にも、香港の映画情報を聞いたりして準備をしましたが、情報収集不足のまま、あっという間に行く日が来てしまいました。
14日は台風18号の影響で、香港には約1時間の遅れで到着。あちこち出歩くのに便利の良い尖沙咀(チムサッチョイ)のYMCAに宿をとりました。5年前に来たときは改築中で泊まれず九龍ホテルに泊まったのですが、今回はリフォームされたYMCAにしました。それにしてもホテルの宿泊料、すごく高くなっていたのにはびっくり。今回は奮発したけど、この次は泊まれないかも。確かに部屋は新しくなっていたのですが、泊まった部屋には湯船はなくシャワーだけだったので、これにはがっかり。
ホテルについたら、歩いて5分くらいにある映画館百老匯戲院 (ザ ワン)Broadway Cinema (The One)で、話題になっていた韓国の映画『軍艦島』を観にいこうと思っていたけど、飛行機の遅れで観ることができませんでした。そのあとは時間が合わず、結局この作品は観ることができずでした。友人はこのほかにも中国、インド、タイの映画の公開情報を教えてくれたのですが、時間が合わずこれらも観ることができずでした。
翌15日は、香港の友人と一緒に、西貢(サイクン)へ海鮮料理を食べに。二人用のセットで489ドルくらいだったけど、3人で食べても充分な量でした。海老、蟹、トコブシのような貝、魚、そして香港の大きなシャコの料理がとてもおいしかった。
地下鉄に乗車する前に、香港の友人が私のオクトパス(スイカのような交通機関用パス)を見て、香港ではシニア割引があるといって、確認してくれて、シニア用のオクトパスに変えてくれました。シニアオクトパスだと、地下鉄はどこへ行くのにも2ドルで、バス、船、トラムも全部割引されてとても便利(エキスプレスは割引なし)。みなさんも65歳になったらお試しを。
この日はそのあと九龍湾駅のそばのコ福戲院に行き『怪盗聯盟』(馮コ倫/スティーブ・フォン監督)を観ました。友人のカードで割引になった上、さらにシニア割引で50ドルで観ることができました。アンディとジャン・レノ共演で、他には楊祐寧(トニー・ヤン)、舒淇(スー・チー)、張靜初(チャン・ジンチュー)、曾志偉(エリック・ツァン)が出演しています。中華圏俳優側は怪盗でジャン・レノは刑事。怪盗と警察の攻防戦と仲間の裏切りなどが、城やヨーロッパの景色の中で描かれた作品で、フランスやヨーロッパが舞台の怪盗ものでした。周潤發(チョウ・ユンファ)、張国栄(レスリー・チャン)、鍾楚紅(チェリー・チェン)主演の『狼たちの絆』を思い出しました。
16日はアンディの誕生会。今年1月初めにタイでCM撮影中に落馬して、骨盤骨折や肉離れという大怪我をしたアンディですが、懸命なリハビリで8月には仕事に復帰したそう。すごい回復力です。そしてこのイベントでは元気な姿を見せてくれました。イベントの中でリハビリ中の映像も流してくれました。
はじめに華仔天地10年、20年在籍の167名が舞台に立ち、リハーサルで練習したアンディの歌をメドレーで歌い、最後の方でアンディが登場。そして私たちを紹介。20年の人は5、60人いたようです。
アトラクションなどもあり、そのあと、呉君如(サンドラ・ン)、鄭中基(ロナルド・チェン)が出てきて、アンディと3人でトークショー。3人で新作『追龍』の話などをしていたらしい。広東語がわからない私は、何を話しているかわからず残念。でも、3人はかなり盛り上がっていた。そしてアンディの歌。6,7曲歌ってくれた。
自分が出場したあとは席へ行ったのだけど、なんと一番前だった。華仔天地20年在籍と言っても3回しか香港のイベントに参加していないので一番前にしてくれたのかも。1000名近いファンの中で端っこのほうとはいえ、一番前にしてくれたのは感謝でした。今回、日本人で20年は4人でした。終わったあとは、参加していた仲間5人で尖沙咀に行き、焼鵝(ガチョウのロースト)や豚肉のロースト、牛だか豚の内臓を茹でたものなど香港ぽい食事をして別れましたが、ホテルに帰ったら1時すぎ。疲れたけど心地よい疲れでした。
17日には、友人たち4人で飲茶をしようとビクトリアハーバー沿いにある映月楼に行ったら、なんと改築中でやっていなかったので、急遽、香港島・中環(セントラル)にあるシティホール2階の大會堂 美心皇宮(シティホール・マキシムズパレス)へ。昔ながらのワゴンで料理が運ばれ、いろいろな料理を堪能することができました。
その後は、また『怪盗聯盟』を観るため旺角へ。実は、前半寝てしまって気になっていたら、友人がCinema City 朗豪坊で観るというので、付き合うことに。この映画館はランガム プレイス (朗豪坊)という巨大な商業施設の中にあり、ここには5階分くらいあるような長いエスカレーターがありました。映画館の中には「張國榮電影回顧展」の案内看板?のようなものがあり、これからやるなら観ようと思ったら、9月初め頃にやったようですでに終わっていました。
左 ランガム プレイス (朗豪坊) 右 張國榮電影回顧展案内
18日は一人行動で香港島に。銅鑼湾/コーズウェイベイ駅から時代広場までの地下道に、9月28日から公開される甄子丹(ドニー・イェン)とアンディ共演の『追龍』の大きな看板があると聞いたので行ったら、ここで待ち合わせしたわけではないのに友人たちにバッタリ会いびっくり。せっかくだから3人で、時代広場にある中華の店へ。健康食志向の店のようでした。ここで野沢菜入りの料理を2種類も頼んだけど(チャーハンと湯葉の料理)、香港で野沢菜漬入りの料理があるなんて思ってもみなかった。香港人の友人に聞いたら野沢菜は雪菜というそう。野沢菜は45年以上も前、信州にスキーに行った時から食べているけど、美味しいのでお土産にと買って帰っても、家で食べると信州で食べるのとは全然味が違っておいしくありませんでした。温度の影響でした。冷たいところに保存していないとおいしくなかったのです。それが、いまや香港でも食べられているとはとはと驚きでした。
その後、香港公園とピークへ。香港に行くと必ずピークと九龍公園に行っていたので今回も。でもほんとは偶然でした。今回ピークに行く時間がないなと思っていたけど香港公園を抜けたら、トラムの乗り場だったのです。それでピークに登ることができました。ピークタワーの一番上には行ったことがなかったので登ってみました。天気は良かったけど午後だったのですこしガスっていたけど、記念写真をパチリ。夜までいて夜景を見たかったけど、香港の友人と待ち合わせしてしていたので急ぎ戻りました。一緒に行った友人が前日に帰ったので、一緒に夜ご飯をと誘ってくれました。ここで美味しい雲呑麺を食べてからシンフォニーオブ・ライツを見に海岸まで行き、映月楼の階段から見ました。これはビクトリアハーバーを挟んだ、向いの香港島で20時から始まる15分間の光の饗宴なのですが、20時という時間は食事をしていたり、移動していたりして、意外に見ることができないのです。やっと見ることができました。以前見たのはいつだろうかと写真を見返してみたら10年前でした。
香港には実質4日間いたのですが、久しぶりの香港でアンディのイベント以外は観光や飲茶、食のほうが多くなってしまいました。香港人の友人に会ったり、一緒に行ったメンバーたちとご飯を食べたり、映画を観たり、久しぶにり信和中心に行ったり、一通りの香港の楽しみ方を堪能しました。それにしても香港の変わりようにはびっくり。尖沙咀あたりはあまり変わっていない感じだったけど、ちょっと離れると様変わりで、今浦島という感じでした。
新聞を毎日買ったけど、映画の情報は全然載っていませんでしたが、私のスマホはWiFiが繋がるところと繋がらないところがあって頼りにならずでした。普段パソコンが主でスマホはあまり使っていないので慣れていないこともありますが、ネットを駆使して情報を得る方法、帰る頃にやっとできるようにという感じで、いつもちょっと間に合わない私です。それに昔は昼間に観光して夜中に映画を観にいっていたのに、そういう元気がなくなりました。最後の日も早朝映画に挑戦できればと思っていたのに起きることができずでした。疲れがたまっていたのでしょう。
街中で『Mrs k』のポスターをみつけたら、なんと9月21日公開。香港公開はこれからだったんだと驚いた。私は観ることができなかったけど、今年3月の大阪アジアン映画祭オープニングで上映された作品。日本のほうが先に観る事ができたんだ。
街中で見かけた『Mrs k』のポスター
帰ってきてから、行ったところの情報を調べたりして、次回に行く時に参考にしようと考えてはいるのですが、次回はいついけることやらです。でも来年、アンディのコンサートがあったら行こうと目論んでいる私です。
今回、行く直前にパスポートが見当たらなかったり、イベントに必要なカードをホテルに忘れてきたりと、同行者や仲間をヒヤヒヤさせてしまいましたが、友人たちのおかげで楽しい香港旅行ができました。それに香港の友人にも感謝。
アジアフォーカス福岡国際映画祭 9/20 中国映画『フーリッシュ・バード』で締め(咲)
20日(水)
あっという間に最終日。
お昼に大学の同級生と会うことにしたので、その前に、西南学院大学博物館へ。
キリスト教やユダヤ教の資料が豊富と、東京の國學院大学の博物館で知ったのです。
地下鉄・西神駅を降りて地図を見てみたら、「サザエさん通り」の表示。
名門、修猷館高校が通りの角に。
駅から5分程で、西南学院大学に到着。
ちょうど博物館の開く10時。
煉瓦造りの風情のある博物館。
興味深い資料の数々を一人静かに拝見。
こんなに充実した博物館を独り占めしてもったいないなぁ〜と思っていたら、観終わって出たところで、高校生の見学ツアーと遭遇。危機一髪。よかった〜!
天神で同級生と待ち合わせ、彼の亡きお母様が福岡で2軒のみ美味しいと認めていたという中華料理屋さんに連れていってもらいました。フカヒレの姿を久しぶりにみました!
ほんとに美味しかったです。
まだ時間があったので、大濠公園のボートハウスのテラス席でお茶。
のどかな時間。
こんな毎日が過ごせるといいなぁ〜
と、のんびりしていたら、2時半近く。
おおあわてでキャナルシティに走りました。
3時からの中国映画『フーリッシュ・バード』
舞台挨拶にかろうじて滑り込み。
中国のホアン・ジーさんと、日本の大塚竜治さんのご夫妻による作品。
以前、大塚竜治さんが撮影監督をされた中国映画『再生の朝に -ある裁判官の選択-』が公開された折にインタビューさせていただいたことがあって、今回の再会をとても楽しみにしていたのでした。
前回お会いした時には、まだ赤ちゃんだったお嬢ちゃん。今回は、ご両親が舞台挨拶に立っている時には、一人でちゃんとお席に待機。サイン会の時には一緒にテーブルに座って、サインならぬお絵かき?
とても微笑ましい光景でした。
映画については、また別にご報告します。
『フーリッシュ・バード』を最後に、私のアジアフォーカスも終わり。
1年に一度、福岡でお会いする福岡の皆さま、アジアフォーカスファンの東京、名古屋、大垣の皆さま、楽しい時をほんとうにありがとうございました。
あっという間に最終日。
お昼に大学の同級生と会うことにしたので、その前に、西南学院大学博物館へ。
キリスト教やユダヤ教の資料が豊富と、東京の國學院大学の博物館で知ったのです。
地下鉄・西神駅を降りて地図を見てみたら、「サザエさん通り」の表示。
名門、修猷館高校が通りの角に。
駅から5分程で、西南学院大学に到着。
ちょうど博物館の開く10時。
煉瓦造りの風情のある博物館。
興味深い資料の数々を一人静かに拝見。
こんなに充実した博物館を独り占めしてもったいないなぁ〜と思っていたら、観終わって出たところで、高校生の見学ツアーと遭遇。危機一髪。よかった〜!
天神で同級生と待ち合わせ、彼の亡きお母様が福岡で2軒のみ美味しいと認めていたという中華料理屋さんに連れていってもらいました。フカヒレの姿を久しぶりにみました!
ほんとに美味しかったです。
まだ時間があったので、大濠公園のボートハウスのテラス席でお茶。
のどかな時間。
こんな毎日が過ごせるといいなぁ〜
と、のんびりしていたら、2時半近く。
おおあわてでキャナルシティに走りました。
3時からの中国映画『フーリッシュ・バード』
舞台挨拶にかろうじて滑り込み。
中国のホアン・ジーさんと、日本の大塚竜治さんのご夫妻による作品。
以前、大塚竜治さんが撮影監督をされた中国映画『再生の朝に -ある裁判官の選択-』が公開された折にインタビューさせていただいたことがあって、今回の再会をとても楽しみにしていたのでした。
前回お会いした時には、まだ赤ちゃんだったお嬢ちゃん。今回は、ご両親が舞台挨拶に立っている時には、一人でちゃんとお席に待機。サイン会の時には一緒にテーブルに座って、サインならぬお絵かき?
とても微笑ましい光景でした。
映画については、また別にご報告します。
『フーリッシュ・バード』を最後に、私のアジアフォーカスも終わり。
1年に一度、福岡でお会いする福岡の皆さま、アジアフォーカスファンの東京、名古屋、大垣の皆さま、楽しい時をほんとうにありがとうございました。
アジアフォーカス福岡国際映画祭 9/19 ディック・リーにお母様の秘話をお伝えできた! (咲)
9月19日(火)
この日もお天気。
ルートを変えて、川端商店街ではなく、天神のアクロスから、出会い橋を渡って、川沿いにキャナルシティへ。
10:15『ワンダーボーイ・ストーリー』
オープニング上映されたシンガポールのシンガーソングライター、ディック・リーの青春時代を描いた物語。上映前に、共同監督のダニエル・ヤムさんが登壇。上映後には、ディック・リーも登壇しますので、ご安心をと。
高校時代、仲間とバンドを組んで、オリジナルの曲も披露したけど、なかなか受け入れられなかったこと、父親の事業を継がなくても、好きな音楽の道をと励ましてくれたお母様のこと、オリジナルの曲を喜んでくれた妹さんが交通事故で亡くなったことなども描かれていました。
にわかに思い出したのが、ディック・リーの大ファンだった友人が、シンガポールの実家を訪ねた時のこと。ディック本人には会えなかったのですが、お母様が家の中に招いてくださってお茶を出してくださって、その後、町で飲茶までご馳走になったのです。サイン会の時に、そのことをお伝えしたら、「母からそんな話、聞いたことなかった」と、ものすごく喜んでくださいました。友人の代わりに、私がディックと一緒に写真を撮らせていただきました♪
1時 インド映画『FAN』
大好きなシャー・ルク・カーン出演作で楽しみにしていたのですが、2時10分から『バイオリン弾き』をもう一度観たくて、最初の45分だけ拝見。
大スターに憧れる弾けた若い青年と、オーラ溢れる大スターの2役を見事に演じ分けていることだけは確認できました。後半は、ファンの行き過ぎた思いが歪んだものに変わっていくというスリラー。「救いようのないラストだったけど、ドゥブロヴニクの海辺の風景を見ただけでもいいです」との福岡の映友からの感想。
いつか観るチャンスあるかな。
2時10分 イラン映画『バイオリン弾き』
平日にもかかわらず、この日も満席。『FAN』を後髪引かれながら早く出て正解でした。
前日、警官役が監督の10歳年下の弟さんと伺ったので、帽子の下に隠れたお顔を思わずじっと眺めてしまいました。確かに似ている! 弟さんも助監督時代を経て、現在、映画を製作中とか。
もう一回観れて、幸せ♪と思っていたら、映画祭で司会も務める高橋氏は、5回目とのこと!
羨ましい。
観客賞授賞式まで時間があるので、柳橋連合市場へ。
福岡のNさんもご一緒に。
ぱかっと割れた毬(いが)に包まれた栗。Nさんが子どもたちに見せたいとお買い求め。
絵になるけど、東京に持って帰るにはかさばるなぁ〜と諦めました。
6時半 福岡観客賞授賞式
映画祭実行委員会の久保田勇夫会長による挨拶のあと、ゲストの方たちが入場して、いよいよ発表。
まずは、観客賞第二位にあたる熊本市賞。
イラン映画『バイオリン弾き』と発表。あ〜 福岡観客賞は逃したと、ちょっと残念でしたが、それでも賞を取れたのは嬉しい♪
「福岡4回目の出品作で、観客の皆さんから選ばれた賞をいただいたことに意味がある。息子を亡くして7ヶ月目に、少しでも立ち上がろうと作った映画なので、ほんとうに嬉しい」と語りました。
そして、福岡観客賞はタイ映画 『頭脳ゲーム』に!
ナタウット・プーンピリヤ監督が挨拶に立ち、「今年のアジアフォーカスはタイ映画大特集が組まれましたので、タイ映画全体に貰った賞だと思います」と語りました。
評判がよかったので、観たかったのですが、4日間の日程では観られなくて残念!
授賞式での微笑ましいひとこま。
中国映画『フーリッシュ・バード』ホアン・ジー監督&大塚竜治監督ご夫妻とお嬢ちゃん。右隣はディック・リーさん
授賞式のあと、福岡フィルムコミッション支援作品の香港映画『毒。誡(どくのいましめ)』の特別上映。
上映前に、福岡での撮影について関係者の舞台挨拶がありました。
実は私のすぐ前に、とてもオーラのある方が座っていたのですが、撮影場所に提供した日本料理屋さんのオーナーでした。監督からぜひ出演もと依頼されたそうで、なるほど、この方ならと! ちょい役なのですが、とても存在感がありました。
ちなみに、福岡は、ラウ・チンワン演じる主人公が彼女と出会う場として設定されていて、大濠公園や中洲、阿蘇なども出てきました。
映画が終って、この日も9人で大宴会。中州の美味しいと評判のお店で、メニューに値段がない! お料理、一人 2千円に達したら声をかけてくださいと、慣れた福岡の映友がお願いしてくれてスタート。
ゴーヤチャンプルー、レンコンの炒め物、ピーマンのそぼろ炒めなどなど、どれも野菜がシャキッとしていて美味しかったです。最後に、和風出汁のチャンポン。大きな器で、皆で分けても食べきれないくらい。大満足♪
こうして福岡最後の夜はふけていきました。
この日もお天気。
ルートを変えて、川端商店街ではなく、天神のアクロスから、出会い橋を渡って、川沿いにキャナルシティへ。
10:15『ワンダーボーイ・ストーリー』
オープニング上映されたシンガポールのシンガーソングライター、ディック・リーの青春時代を描いた物語。上映前に、共同監督のダニエル・ヤムさんが登壇。上映後には、ディック・リーも登壇しますので、ご安心をと。
高校時代、仲間とバンドを組んで、オリジナルの曲も披露したけど、なかなか受け入れられなかったこと、父親の事業を継がなくても、好きな音楽の道をと励ましてくれたお母様のこと、オリジナルの曲を喜んでくれた妹さんが交通事故で亡くなったことなども描かれていました。
にわかに思い出したのが、ディック・リーの大ファンだった友人が、シンガポールの実家を訪ねた時のこと。ディック本人には会えなかったのですが、お母様が家の中に招いてくださってお茶を出してくださって、その後、町で飲茶までご馳走になったのです。サイン会の時に、そのことをお伝えしたら、「母からそんな話、聞いたことなかった」と、ものすごく喜んでくださいました。友人の代わりに、私がディックと一緒に写真を撮らせていただきました♪
1時 インド映画『FAN』
大好きなシャー・ルク・カーン出演作で楽しみにしていたのですが、2時10分から『バイオリン弾き』をもう一度観たくて、最初の45分だけ拝見。
大スターに憧れる弾けた若い青年と、オーラ溢れる大スターの2役を見事に演じ分けていることだけは確認できました。後半は、ファンの行き過ぎた思いが歪んだものに変わっていくというスリラー。「救いようのないラストだったけど、ドゥブロヴニクの海辺の風景を見ただけでもいいです」との福岡の映友からの感想。
いつか観るチャンスあるかな。
2時10分 イラン映画『バイオリン弾き』
平日にもかかわらず、この日も満席。『FAN』を後髪引かれながら早く出て正解でした。
前日、警官役が監督の10歳年下の弟さんと伺ったので、帽子の下に隠れたお顔を思わずじっと眺めてしまいました。確かに似ている! 弟さんも助監督時代を経て、現在、映画を製作中とか。
もう一回観れて、幸せ♪と思っていたら、映画祭で司会も務める高橋氏は、5回目とのこと!
羨ましい。
観客賞授賞式まで時間があるので、柳橋連合市場へ。
福岡のNさんもご一緒に。
ぱかっと割れた毬(いが)に包まれた栗。Nさんが子どもたちに見せたいとお買い求め。
絵になるけど、東京に持って帰るにはかさばるなぁ〜と諦めました。
6時半 福岡観客賞授賞式
映画祭実行委員会の久保田勇夫会長による挨拶のあと、ゲストの方たちが入場して、いよいよ発表。
まずは、観客賞第二位にあたる熊本市賞。
イラン映画『バイオリン弾き』と発表。あ〜 福岡観客賞は逃したと、ちょっと残念でしたが、それでも賞を取れたのは嬉しい♪
「福岡4回目の出品作で、観客の皆さんから選ばれた賞をいただいたことに意味がある。息子を亡くして7ヶ月目に、少しでも立ち上がろうと作った映画なので、ほんとうに嬉しい」と語りました。
そして、福岡観客賞はタイ映画 『頭脳ゲーム』に!
ナタウット・プーンピリヤ監督が挨拶に立ち、「今年のアジアフォーカスはタイ映画大特集が組まれましたので、タイ映画全体に貰った賞だと思います」と語りました。
評判がよかったので、観たかったのですが、4日間の日程では観られなくて残念!
授賞式での微笑ましいひとこま。
中国映画『フーリッシュ・バード』ホアン・ジー監督&大塚竜治監督ご夫妻とお嬢ちゃん。右隣はディック・リーさん
授賞式のあと、福岡フィルムコミッション支援作品の香港映画『毒。誡(どくのいましめ)』の特別上映。
上映前に、福岡での撮影について関係者の舞台挨拶がありました。
実は私のすぐ前に、とてもオーラのある方が座っていたのですが、撮影場所に提供した日本料理屋さんのオーナーでした。監督からぜひ出演もと依頼されたそうで、なるほど、この方ならと! ちょい役なのですが、とても存在感がありました。
ちなみに、福岡は、ラウ・チンワン演じる主人公が彼女と出会う場として設定されていて、大濠公園や中洲、阿蘇なども出てきました。
映画が終って、この日も9人で大宴会。中州の美味しいと評判のお店で、メニューに値段がない! お料理、一人 2千円に達したら声をかけてくださいと、慣れた福岡の映友がお願いしてくれてスタート。
ゴーヤチャンプルー、レンコンの炒め物、ピーマンのそぼろ炒めなどなど、どれも野菜がシャキッとしていて美味しかったです。最後に、和風出汁のチャンポン。大きな器で、皆で分けても食べきれないくらい。大満足♪
こうして福岡最後の夜はふけていきました。