2017年09月24日

アジアフォーカス福岡国際映画祭 9/18 『バイオリン弾き』にうっとり♪ (咲) 

18日(月)
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お気に入りのホテルエクレール博多。1階のアイリッシュパブで、ゆったりと朝食。幸せ♪

台風一過、青空の博多。
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櫛田神社にお参り。
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境内には、スカーフを被ったイスラーム教徒の女性たち。インドネシアから?

10時15分〜 『はぐれ道』
全編タミル語のマレーシア映画。
かつて英国によってゴム農園で働かせるためインドから連れて来られたが、1991年、ゴム農園の変革にインド人社会は取り残されてしまう・・・
どうにも暗い映画でした。
想像力豊か過ぎる主人公の少年が、杓子定規な先生からいい点を貰えないという冒頭のエピソードからは、教育のあり方を考えさせられました。
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「本作は個性をつぶす教育システムへの個人的リベンジ」と語るサンジェイ・クマール・ペルマル監督(左)でした。

1時半 『父の選択』
文革の嵐が香港にまでおよび、オランダに移住し中華レストランを営んでいた父。病を抱え香港に戻る。娘であるヤン・ティン・ユエン監督は、父が選択した人生を検証していく。香港に残った親族が皆、成功していて、従姉の豪華マンションにため息。
だからって、父親が香港に留まっていたら成功したかどうかはわからない。
私も15歳の時に、父の都合で神戸から東京に。神戸にそのままいたなら・・・と思うけど、人生に、「もし」はない。

『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』上映後のQ&Aが、カンボジアのソト・クォーリーカー監督だったので、映画は観られなかったけど覗いてみました。
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1990年代のラブストーリー部分は、ご自身の両親をモデルに描いたとのこと。いつか観てみたい映画です。

4時 イラン映画『バイオリン弾き』
テヘランの街角でバイオリンを弾いて日銭を稼ぐキアヌーシュ。音楽学校に通う少女から一緒にコンサートをと誘われるが、肝心のバイオリンを失くしてしまう・・・
バイオリンが奏でる曲の数々が切なく心に響く素敵な映画でした。
長男を交通事故で亡くした監督が、同じ年頃のキアヌーシュのバイオリンに心を惹かれ、出演を依頼。毎日、物語を考えながら撮影。まさに、カメラをペンにして描いた物語。監督にとっては、悲しみを癒すフィルム・セラピー。
満席で入れなかった方もサイン会に並ぶ人気。
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6時半からタレビ監督にインタビューの時間をいただいていましたが、大幅に遅れて開始。
とはいえ、胸がいっぱいで何から聞いていいやらの状態。佐賀在住のペルシア語科卒業生の後輩にも同席してもらって大助かりでした。撮影秘話をたっぷり伺いました。詳細は後日!

タイのホラー映画『見えざる者』を途中から観るという選択もあったのですが、『バイオリン弾き』の余韻に浸りたくて、グランドハイアットのロビーへ。レスリー・チャンの福岡コンサートの時にレスリーと会った(見た!)思い出の場所。
でも、怖いもの見たさで、『見えざる者』の最後の15分だけ鑑賞。

終ってから、『ゴッドスピード』を観ていた人たちや、この日の早朝、夜行バスで着いてドキュメンタリー3本観ていたシネジャの美さんも合流。東京組3人、大垣のIさん、そして福岡の映画サークルの方たちと総勢7人で居酒屋へ。映画談義に花が咲きました。
これこそアジアフォーカスの楽しみ♪


posted by sakiko at 13:45| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アジアフォーカス福岡国際映画祭 9/17 台風に翻弄された出発日 (咲) 

毎年楽しみにしているアジアフォーカス福岡国際映画祭。
今年は上映スケジュールが出るのがすごく遅くて、やっと8月末に旅程を9月17日〜20日の3泊4日に決定。
あ〜 それなのに、大型台風接近で、17日早朝の予約便が前日の夜のうちに欠航決定。
10時半発に変更して、無事飛べたものの、10時15分からのシャー・ルク・カーン2役のインド映画『FAN』が観られませんでした。(後日のチャンスも、結局諦めることに!)

ホテルに荷物を預けて、会場のキャナルシティへ。
映画祭事務局に挨拶に伺ったら、イランのモハンマド・アリ・タレビ監督と通訳のショーレ・ゴルパリアンさんがちょうどいらっしゃいました。嬉しい再会。幸先のいいスタート♪

今年の1本目は、17日 2時10分から『ベトナムを懐(おも)う』
1995年、ニューヨークに住む3世代。1975年のベトナム南北統一で、ボートピープルとしてアメリかに渡った父。最近呼び寄せた祖父はなかなかアメリカの生活に馴染めない。妻の命日に、息子は仕事で家にいないし、アメリか育ちの孫娘からは、家の中で火を使う命日の儀式を拒否される・・・
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「間違っているのでなく違うのだと、それぞれの世代に感情移入して観ていただければ」とグエン・クアン・ズン監督(左)。
離れなければならなかった故国を思う気持ちがじんわり伝わってくる良品でした。

4時半 タイ映画『明日への戴冠』
タイ南部の古典舞踊ノーラーの一座。跡継ぎの息子(超イケメン!)は、踊りよりもロックと、家を飛び出してしまう。紆余曲折の末、戻って跡を継ぐのねと思っていたら、そんな単純な話じゃなかった! 思いもかけない展開に、びっくりでした。
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伝統舞踊を映画にしても、タイの人たちは観に行かないので、これまでほとんど題材にされていないと来日したプロデューサーご夫妻。
舞踊を軸に、アクションあり、家族関係の秘密ありと、見せ場たっぷりでした。

夜、レスリー・チャン追っかけ仲間のN子さんと、博多らしいお料理が食べられる居酒屋へ。キャナルシティで開かれたオープニングセレモニーで、ディック・リーに声援を送り、終了後には握手も出来たと嬉しそうに話してくれました。さすが、追っかけの達人♪

9時過ぎ、タイ映画『噂の男』を観ていた映友たちと合流。あるビデオ屋の男を巡るドキュメンタリー。面白かったと聞かされ、ちょっと残念。
外に出たら、もう雨もあがってました。
無事、福岡に降り立てた幸せを感じながら、川端商店街をホテルへと急ぎました。



posted by sakiko at 13:38| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

インタビュー2件

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20日(水)
『被ばく牛と生きる』松原保監督
一般公開は10月末ですが、ポレポレ東中野で22日まで開催の福島映像祭で一足早く上映。
松原監督にお時間をいただき、作品についてのお話を伺いました。
これまでにも数々のドキュメンタリーで紹介されてきた浪江町の「べこ飼い」の吉沢正巳さんにフォーカス。国から殺処分を言い渡された警戒区域内の被ばくした牛たち300頭を、吉沢さんは“希望の牧場 ふくしま”で飼い続けています。今も支援してくれる人たち、通い続けるボランティアたちはいますが、6年半経ちました。巷の人の記憶はだんだんと薄れ、あの大災害の話題もニュースに取り上げられることが少なくなっています。義援金は途切れずに足りるでしょうか。牛が生きている限り、吉沢さんは水や餌をやり続けるでしょう。世話をしている人たちの心が折れたり、過労で倒れたりしませんように。
一般社団法人希望の牧場・ふくしま公式ブログはこちら。寄付も受け付けています。
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22日(金)
『地の塩 山室軍平』東條政利監督、主演:森岡龍さん
神保町交差点近くにある救世軍本営にて、試写会とシンポジウム開催。
その前にお二人そろってのインタビューができました。一般公開は10月21日。
年末の社会鍋でよく知られた「救世軍」は、キリスト教の団体でイギリスから日本に伝わりました。現在128の国と地域で伝道、社会事業や教育活動を行っています。
明治初めに岡山県本郷村(現在の新見市)の貧しい農家に生まれた山室軍平(やまむろぐんぺい)は、日本人で初めて救世軍の士官(伝道師)となった人です。9歳で養子に出され、14歳で家出して上京。その後キリスト教に出会います。同志社で学び、伝道に歩き、多くの人へ救いの手を差し伸べました。慈母の「人の役に立つ人になりなさい」という願いどおり、社会福祉に一生を捧げました。大変に勉強熱心で真面目、情熱と行動力に溢れた人を森岡龍さんが熱〜く演じています。苦難のときに必ず支援する人が現れるのも人徳なのでしょう。軍平を応援した実在した人たちとの史実に基づくエピソードがちりばめられています。
他人に関わらず、一人生きるのがクールと思っているような多くの現代人(たぶん)とは“真逆”の軍平の生き方に、心が波立つようでした。

『被ばく牛と生きる』の吉沢さんも、たくさんの隣人愛の種を蒔いた軍平さんも「行動の人」でした。誰もが胸を痛め、心配します。祈る人もいます。この二人は思い悩みながらも、今できること目の前にあることをすぐ始めます。そこを見習いたいです。(白)

★インタビューは10月半ば、シネジャHPの特別記事に掲載予定です。
posted by shiraishi at 20:24| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

したコメ 9月18日(月・祝)

したコメ最終日になりました。台風一過、ピーカンの青空です。
映画祭の会場は3つに分かれていて、それぞれに違うイベントが行われています。身体は一つ、どこにいくべきか毎年迷います。初めての「シネマ落語」に決定。さっそく雷5656会館5階へ。

『素晴らしき哉、人生』
1946年/アメリカ映画/フランク・キャプラ監督/出演:ジェームズ・ステュアート、ドナ・リード
◆ シネマ落語「人情医者」 立川志らく師匠
 『素晴らしき哉、人生』を落語に翻案した噺。普段はシネマ落語だけなので、今回のように元ネタの映画を先に上映されちゃうと、ものすごくやりにくい、と志らく師匠。そうでしょうねぇ。でも聞く方は何をどう変えているのかよくわかって、これも面白かったです。
枕の時事ネタも爆笑でしたが、ここには書けないのでぜひ生でお聞きくださいますように。公演予定はこちらで。
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クロージングセレモニー
動画はこちら

毎年最初から最後まで参加していたのですが、今年は首と肩がコリコリでとてもこれ以上の長丁場は無理でした。不忍の池の水上音楽堂では大好きな声優口演ライブ、これも涙を飲んで断念。来年は筋力アップしてもっと取材できるようにいたします。(白)
posted by shiraishi at 11:57| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

したコメ 9月17日(日)

映画祭のメインイベント短篇コンペティション「したまちコメディ大賞」です。応募作品の中から厳選した10本を上映、グランプリ、準グランプリ、観客賞が選ばれました。
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審査員:
入江悠、千葉善紀、大山卓也、堂島孝平、いとうせいこう(したコメ総合プロデューサー)
受賞作品:
グランプリ『Windows Updateは突然に』監督:大北 栄人
準グランプリ、観客賞『はりこみ』監督:板垣雄亮

◆入選作品
『アサップ!』/『アパートメントコンプレックス』/『Windows Updateは突然に』/『くたばれ!サムライカメン』/『結婚騒選挙』/『ケンダマスター』/『子供座長』/『なめくじ劇場2017』/『はりこみ』/『目』 ※50音順

◆U-25特別枠作品(25歳以下の若手監督作品)
『就活Days』

◆招待作品 ヨーロッパ企画新作短編集
『マスマティックな夕暮れ』
『ノックは3回、クリックは2回』
『CAIRN remix』
大きな画像はシネジャfacebookのアルバムをご覧ください。
posted by shiraishi at 11:37| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする