2017年11月23日

『まともな男』ミヒャ・レビンスキー監督インタビュー

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■ミヒャ・レビンスキー監督プロフィール
1972年ドイツ カッセル生まれ。スイスのチューリヒで育ち、ジャーナリスト、脚本家、音楽家として活動。2005年に監督デビューを果たす。2008年に発表した初長編『Der Freund』はスイス映画賞作品賞に輝き、この『まともな男』(原題:Nichts passiert)は脚本賞を受賞しています。

新宿K'sシネマで上映中の『まともな男』ミヒャ・レビンスキー監督が初来日、お目にかかりました。
フリーペーパー「YABO」のライターさんと合同取材です。試写で知り合って初めて一緒に取材することになりました。前もって質問事項をちょっと打ち合わせできたので、短い時間でスムーズにお話しが聞けたと思います。
若い女性の通訳さんもテキパキして言葉選びの上手な方でした。
特別記事のアップは後にして、とりあえずこちらで公開いたします。
* * *
インタビュー(C=シネマジャーナル、Y=YABO)

C:主人公のトーマスに「なぜそちらを選ぶのか?」という疑問や感想がたくさん出て来る作品でした。本国スイスでヒットしたというのは、共感する方が多かった、または自分だったら、と考えさせたからでしょうか?

監督:うーん、簡単に言うと、トーマスに共感したのは男性が若干多く、女性は「なんで?」という方が国を問わず多かったです。(C:そうそうそう)
それは女性の方が、いざというときに問題と向き合う勇気を持ち合わせているというか勇敢であるからじゃないかと思います。

Y:日本には「イヤミス」というジャンルがあります。私も観ている間気持ちがざらざらして、観終わった後いやな気持になるというか、不安になる映画でした。もし監督がトーマスの立場だったら、ザラに「秘密にしてほしい」と言われたときどういう選択をしましたか?

監督:正直言ってわからないですね。いつもいつも考えることですが、たとえばですよ。ドイツではホロコーストを今も現実にある問題として捉えて、過去にしきれずにいます。みんな早い段階のうちに声を上げたい、何かすればよかったと思っています。自分自身良い人でありたいから、すぐに警察に行けばいいと思ってはいても、実際にできるかどうかはわからない。あなただったらどこでアクションを起こしたと思いますか?

Y:難しいですね。私もやっぱりその時になったら、どこでと言われると迷ったと思います。

監督:昨日(取材を受けて)話していたのですが、日本には「ノー」という文化がない。相手に「ノー」というのは無礼だと思われてしまうので、難しいと聞きました。
あのシーンで女の子の方も言い出すことは難しいのではないかと思うんです。「自分が悪かったのかもしれない」「思わせぶりなことをしていたのかもしれない」と思って、なおのこと言えないんじゃないかと。

C:私はトーマスが最初の段階で奥さんに話してほしかったです。でもちょうど家庭不和だったりしてできない。監督の書かれた脚本はこの後でも問題が起こるたびに障害を用意しています。上手い脚本だなと思いました。

監督:人生においては多くの障害があるものです。叫び声が聞こえたとします。なんだろう、何か起こっていると外に出ようとしたら寝間着だった。出られないとか、ね。この映画の奥さんも何かあったような気がしている、けれども自分は静かに仕事を進めたいので、何もなかったと思いたいのかもしれません。

C:トーマスは押しに弱い人ですよね。奥さんに対しても「大丈夫、まかせとけ」と何かにつけ言い、頼ってほしがってる気がします。アルコール中毒気味なのも打ち明けられずにいるのは、良い夫でいたい、男としてのメンツにもこだわる人なのかなと思いました。感想ばっかりになっちゃってますね。

監督:僕も全く同感です。誰しも“承認欲求がある”というか、人に認められたい愛されたいと思っています。愛されることに依存している人は弱いものです。トーマスはそれが特別に強い人です。いつも愛してもらいたいと思っているので不安にかられているんです。もし僕がトーマスにアドバイスできるなら「そんなに皆に好かれなくてもいいんじゃない?」「そしてここぞという時に正しい行いができる人になればもっと愛してもらえるかもね?」って言ってあげたいですね。

Y:公式インタビューでは2人の子供の父親になり私生活の変化で疲れていたとありました。監督ご自身の経験が奥さんの気持ちに反映されていますか。

監督:日本ではどうかわかりませんが、一般的にヨーロッパでは結婚すると全てできなくてはいけないんです。男性が仕事をして女性が家庭を守るというだけでなく、何でも平等にクリエイティブでなくてはいけないし、稼がなくてはいけないし、子どもとの時間も作りたい。そして夫婦としてペアでもあり続けたい。それはとっても難しいことですよね。だから…ちょっと入っているかもしれません。

C:いろいろな問題を含んでいる作品ですが、中でも大きいのは上司の娘であるザラがレイプされたことだと思います。15歳の少女の気持についてどのようにリサーチされたのですか?

監督:まず本をたくさん読みました。ザラ役のアニーナ・ヴァルトは当時18歳で、演劇学校の経験もあるすばらしい女優でしたので、彼女と一緒に性被害に遭った人の相談センターに行きました。ここにロゴがあります(と協賛各社のロゴの一つを指さす監督)。そこにはたくさんの事例があり、ほんとうに驚きました。一件一件のケースが全て違って、その後の反応や経過も違っていました。元気にしていたかと思ったら突然鬱になったり、直後でなく大分たってから不安になったりしていました。こんなデリケートなテーマを映画で扱って、という批判もありましたが、私たちが訪れたセンターは、レイプの問題は、当事者よりもその後事情を知った周囲の人たちの問題が一番多い。その人たちへ対してのアプローチとして重要だからと、この映画を後援してくれたのです。

Y:ザラは事件の後で「アフターピルが欲しい」と主人公に頼みます。15歳の少女がアフターピルを知っていることに驚きました。スイスでは性教育の一環として、一般に知られているのでしょうか?

監督:普通に知られています。逆にこれは問題かもしれません。というのはティーンエイジャーが軽はずみに避妊もせずにいて「アフターピルがあるからいいや」ということにもなりがちです。

C:日本は酔っ払いに寛容な国だと思っているのですが、トーマスが飲酒をした後運転したり、セラピーを受けているにもかかわらず心の弱さからお酒に手を出してしまいます。飲酒は重要な問題ではありませんか?

監督:日本もスイスも礼儀正しくしなければとか、付き合いを良くしなければとか、たくさんコントロールされていると思います。肩の力を抜いてストレスをなくすツールとして、アルコールは有効です。トーマスの場合は飲酒そのものより、その原因となるものがたくさんあるのでそちらが問題です。彼はちょうど圧力鍋のような状態でいるんです(笑)。

Y:監督のこれからのYABO(野望、希望)を教えてください。

監督:またこのようなジャンルのよくわからないような映画を撮ることができて、同時に家族との時間もきちんととれて、仕事と両立できたらいいなと思っています。
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http://www.culturallife.jp/matomonaotoko
★2017年11月18日(土)より 新宿K‘s cinemaほか全国公開中!

☆HP特別記事にインタビュー掲載しました。こちら
posted by shiraishi at 16:45| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京フィルメックス 中国映画『シャーマンの村』 病を治すのも神頼みの寒村  (咲)  

11月21日(火) 11:20〜
『シャーマンの村』Immortals in the Village / 跳大神
中国 / 2017 / 109分 / 監督:ユー・グァンイー(YU Guangyi)

中国東北部の村のシャーマンたちを4年以上にわたって追ったドキュメンタリー。
貧しい村で、病気に罹ると、まずはシャーマンに邪気を払ってもらう村人たち。
医療費が高くて医者にかかれない事情が切々と伝わってきました。
病は気からとはいえ、病を邪気を払うだけでは治せないことも。
シャーマン自身、妻は38日間の闘病の後、あの世に旅立ちました。
交通事故に気をつけろとシャーマンから予知されていた息子も交通事故で命を落とします。
ある家から火が出ます。シャーマンにも手に負えなくて、燃え盛る家を見守るしかありません。
それでもシャーマンたちを信じたい村の人たち・・・
若い人たちが都会にどんどん出て行って、消え行く文化を捉えた一作。

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上映後、ユー・グァンイー監督が登壇。
東京フィルメックスには4回目の参加。「コンニチハ。外国に来たというより、親戚のところに帰ってきた思い」と優しい笑顔の監督。
撮影地は、中国東北部の監督の故郷の村から8キロのところにある黒龍江省五常市の村。
ハルビンからは230キロの地。
シャーマンたちとの出会いは、東京フィルメックスでも上映された監督の前作『最後の木こりたち』(2007)を撮り始めた2004年頃。撮影は2007年秋から。
東京フィルメックスでの上映がワールドプレミア。撮影開始から、10年経っての初お目見えとなりました。

「医療が充分整ってなくて、医療費も高い中、シャーマンたちが人々の心のよりどころになっています。神の導きに従って、人間がどう生きるかを描きたかった」
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監督も村の人たちも漢族。少数民族の文化だったシャーマンが漢族にも入り、山東省や河北省に多かったものが、黒龍江省にも入ってきたのは百年ほど前。「文革時代には、宗教が一切禁止されて、あまりにも暗い時代だったので話したくない」と語る監督。
今は、政府としてはシャーマンの存在は見て見ぬふり。奨励も反対もしていないとのこと。

この村の人たちには見てもらえたのかとの質問には、「映画は国の指導者や都会にいる人が観るものと思っています」との答えが。もっとも、前作を出演した村の人たちに観てもらったら、リアルに撮られていて子どもたちにも観てもらえると喜んでくれたとか。『シャーマンの村』の人々もいつか映画の中の自分たちや親世代を観て、嬉しく思ってくれることでしょう。

東京フィルメックス ディリーニュースでQ&Aの詳細をどうぞ!
11/21 『シャーマンの村』ユー・グァンイー監督Q&A
http://filmex.net/2017/news/immortalsinthevillage

★『シャーマンの村』は、11月23日(木)21:15から、もう一度上映されます。



posted by sakiko at 12:32| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月22日

東京フィルメックス 中国映画『氷の下』ロシアの美しい風景と複雑なストーリーにため息 (咲)

『氷の下』The Conformist / 氷之下
11月21日(火)14:40〜 鑑賞。  

ロシア語の看板の町並みから一転、林の中へ。どうやら違法カジノ。
男が事件に巻き込まれ、その場から逃げる・・・

ロシア語の看板の町並み
凍りついた大河
列車がたくさん並ぶ引っ込み線
雪の積もる極寒の中、ロシア正教の洗礼の儀式・・・

ユー・リクウァイの映し出す映像にため息の2時間でした。
でも、話がよく飲み込めなかったところも。
上映後のQ&Aで司会を務めた市山尚三さんが「最初、DVDで観て、ストーリーは把握しきれなかったけど、演技は凄いしロケ地も凄いと、フィルメックスに呼びました」とおっしゃって、ほっ!
もっとも、大きな画面で日本語字幕付きで観て、納得ともおっしゃったのですが、一度ではちょっとわかりにくいのは確か。
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「ストーリーを組み立てるのに、因果関係が明解なものにしないように考えました。1→2→3と順番に進むのでなく、1→3→4で2の理由が語られるような描き方をしました」とツァイ・シャンジュン監督。
なるほど、わかりにくかったはず!

犯罪に巻き込まれて逃走して、謎の美女と出会ってという物語が現代の中国で展開するフィルム・ノワールを踏襲したスタイル。 

英語のタイトルの意味は 「流れに生きる人々」。
社会の流れの中で必死にあがいて生きようとするけど、流されてしまうという意味合い。
激変する中国の社会の底辺で生きる人の魂の変化を撮らないといけないと本作に取り組んだとのことです。

ロケ地に、冬の冷たいきりっとした雰囲気の中で、人間の欲望が覆い隠されていることを描き得るような土地をと、中国とロシアの国境の町を選択。
辺境の地域は中国では代表的な金儲けのできるところ。中国、韓国、ロシアから人が押し寄せて、欲望と犯罪の温床となっているのだとか。
ロシアはハバロフスク。アムール河をはさんで反対側は中国。電車で10数分で着いてしまうところ。

30年ほど前に、中央アジアに行くのに、新潟からハバロフスク経由で行ったことを思い出しました。9月だったので、アムール河も凍ってなくて、クルーズを楽しみました。
新潟からわずか1時間半だけど、しっかりロシアの町。美しい街でした。

『氷の下』は、11月22日(水)21:15から、もう一度上映されます。
ぜひご覧ください! 
posted by sakiko at 09:46| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

3年ブリの東京フィルメックスへ!! (千)

11月19日、仕事場からダッシュで向いました 第18回東京フィルメックス。前回、この映画祭に参加したのは2014年、篠崎誠監督『SHARING』を鑑賞。 あれから3年ブリで、どこでチケットを入手するのか、二つある会場のどちらで上映するのか?! あたふたしつつ、朝日ホールで上映された特別招待作品『山中傳奇』になんとか飛び込みました。

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「香港のクロサワ」と呼ばれたキン・フー監督のこの作品、さすがロケーションといい音楽といいスケールが大きく、尺も3時間超です。途中、ラマ僧の口から聞き覚えのある「オムマニペメフム」の真言が… えんえんと、この真言が流れるCD「ほんとうの幸せに氣づく ブッダの祈りの言葉」を二年前に購入し、いつも聴いていたもんで…以来、わたし、この真言には特別の思い入れが… 映画では、この真言で幽霊を退治したりするのですが、この中に凄く可愛い幽霊が!! 若き日のシルヴィア・チャンさんだったとは!! 初日の開会式に参加してたら拝めたのに(山中〜上映後のQAにも登壇したらしい http://filmex.net/2017/news/legendofmountain#more-16185 ) 残念無念です。キン・フー監督の作品はDVD化されてるモノも多いので今度、借りて見たいです。 (千)

台湾 / 1979 / 191分 / 監督:キン・フー(King HU)




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★第18回東京フィルメックス
2017年11月18日(土)−11月26日(日)
有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇 他にて
URL: http://www.filmex.net
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posted by chie at 00:00| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

東京フィルメックス開幕! オープニング『相愛相親』シルヴィア・チャンが華麗に登壇(咲)

11月18日(土)作家の思いに溢れた映画をたっぷり味わえる東京フィルメックスが開幕しました。

5時からイラン料理の出るパーティがあって、開会式は諦めるつもりだったのですが、オープニング作品は:シルヴィア・チャンが監督・主演の『相愛相親(そうあいそうしん)』。シルヴィア・チャン(張艾嘉)が舞台挨拶とQ&Aに登壇するとあって、これはやはり行かねば! 
かくして、美味しいお料理とワインで幸せいっぱいの気分で有楽町へ。

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19時10分、ディレクターの林加奈子さんが、第18回東京フィルメックスの開幕宣言。まずは、この日公開作品があるにもかかわらず、開会式の会場として有楽町マリオン11階の「TOHOシネマズ日劇1」を提供してくださった、TOHOシネマズに感謝を述べられました。
「映画を通して、世界が見える。映画を通して、自分の心も見える。楽しい日々をご一緒しましょう」と口火を切りました。

審査員5名がお名前を呼ばれて、客席から次々に登壇。
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左から、エレン・キム(韓国/映画祭プログラマー)、國實瑞恵(映画プロデューサー)、審査委員長・原一男(映画監督)、ミレーナ・グレゴール(ドイツ/アルセナール芸術監督)、クラレンス・ツィ(香港/映画評論家)

審査委員長の原一男監督が、審査員を代表して挨拶。
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「一か月前に行われた記者会見の時に、市山さんと林さんが懇切丁寧に情熱を込めてコンペ作品一つ一つ案内してくれました。あなたたち、ちゃんと読み解けるの?と、挑発された気分で聞いてました。私自身、自分の生き方を探る思いで映画を作って、公開の時には、観る人に、読み解けるの?と挑発する思いです。観客の皆さんに提案です。皆さんも審査するつもりで観てほしい。審査員とどっちがよく読み解いたか競ってみませんか」

続いて、オープニング上映される『相愛相親』のシルヴィア・チャン監督が登壇。
相変わらず、はつらつとしてお綺麗。
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「フィルメックスに戻ってこられて嬉しいです。テレビやiPadじゃなくて、こんなに大きなスクリーンで上映していただけるので、とても嬉しいです。(と、画面を見上げます)映画の細かい所までご覧いただけると思います。とてもシンプルな作品です。楽しみながらこの映画を作りました。ぜひ皆さんも楽しんでください」

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『相愛相親』
シルヴィア・チャン演じるホェイインは母を看取り、田舎にある父の墓を町に移して、母と一緒に埋葬しようとする。田舎には、父の最初の妻がいて、墓を移すことを頑強に反対する。ホェイインの娘ウェイウェイはテレビ局に勤めていて、母と、祖父の元妻とのこの墓争いを番組に提供してしまう。ウェイウェイ自身も、ミュージシャンの彼が北京に行って一旗あげたいのに、自分がついて行く決心ができないでいる・・・
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シルヴィア・チャンの夫役で、『青い凧』などの田壮壮監督が出ていて、びっくり。とても自然な演技なのですが、シルヴィア・チャンは脚本を書きながら、何度も田監督の顔が浮かんで、思い切って出演をお願いしたと、Q&Aの折に明かしました。田壮壮監督の『呉清源〜極みの棋譜〜』(2006年)に出演して以来、親しくしているのだそうです。

いろいろな事情が明かされるにつれ、最初の妻が、夫の骨を手放せない思いが胸に迫ってきます。なんとも切ないです。
中国の今を描きつつ、中国ロックの草分け、崔健や、香港のロックバンド、BEYONDの亡き黄家駒作曲の曲など、懐かしい90年代の音楽も出てきます。

『相愛相親』は、もう1回、11月24日(金)15:20から上映されます。
オープニングでご覧にならなかった方、ぜひ足をお運びください。

まだ配給がついていないそうですが、ぜひ公開してほしい作品です。
配給や宣伝のご担当者の方も、ぜひご覧になってご検討いただければ嬉しいです。

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フィルメックスの前に美味しくいただいたイラン料理です♪ オマケ


posted by sakiko at 21:20| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする