昨年6月、シネマジャーナル100号発行を機に、本誌の発行を年3回から年1回に切り替えました。名前も、「シネマジャーナル Annually」(Annually:年1回の意味)とし、第1号を2018年4月に発行するとお約束していたのですが、諸々の事情(なにより私の怠慢です!)により、編集が遅れて、やっと4月27日に入稿しました。
定期購読者の皆さまへのお届けが5月半ばになってしまいますこと、どうぞお許しください。
通算101号となる「 シネマジャーナル Annually Vol.1」。その内容は・・・
☆映画祭レポート大特集☆
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
したまちコメディ映画祭in台東
あいち国際女性映画祭
アジアフォーカス・福岡国際映画祭
山形国際ドキュメンタリー映画祭
東京国際映画祭
中国映画週間
東京フィルメックス、
大阪アジアン映画祭
イスラーム映画祭3
◆インタビュー
『29歳問題』彭秀慧/キーレン・パン監督
『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』 陳梓桓(チャン・ジーウン)監督
●ひとくぎり、の15年 追悼 張國榮 (レスリー・チャン)
★読者とスタッフが選ぶベストテン
◆お馴染みの連載もあります。
・見たり、読んだり、働いたり日記 Mee Too運動ほか
・ゲンダイを読む 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
・桑港ベイエリア便り 『レディ・バード』
・今も輝く伝説のスターたち 第42回 アヌーク・エーメ
そして、新しい連載です!
・後期高齢者の映画日記 『ラッキー』『あなたの旅立ち、綴ります』他
・女性監督作品に注目してみました! 『オー・ルーシー!』他
1年分の映画祭報告で、かなりのページ数になり、さらにこれまで連載を寄稿してくださっていた方たちに声をかけたところ、快諾してくださったので、内容的にはお馴染みのものになりました。
表紙は、「表も裏も表紙」にしました。
どうぞ出来上がりをお楽しみに!
表紙に採用した画像の一部をご紹介します。
東京フィルメックス 『相愛相親』監督・主演シルヴィア・チャン
『レディ・バード』
★6月1日(金)より、TOHOシネマズシャンテ他にて全国ロードショー
c 2017 InterActiveCorp Films, LLC.
★購読は、Webサイトからどうぞ!
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メールでも受け付けています。
order@cinemajournal.net
1冊 800円(税込み)+ 郵送料 です。
どうぞよろしくお願いします。
2018年04月29日
映画はぜひ劇場で
スティーブン・スピルバーグ監督が久しぶりに来日して、しばらく芸能ニュースでもちきりでしたね。同時に唯一日本から抜擢されたダイトウ役の森崎ウィンさんもあちこちに出ずっぱり。ああ、早く取材できてよかったと、胸をなでおろしました。いろいろ出演していた中では「しゃべくり007」が面白かった〜!
『クジラの島の忘れもの』インタビューはこちら
同 完成披露試写会舞台挨拶はこちら
『レディ・プレイヤー1』
この作品の話題が出た2016年に原作『ゲームウォーズ』を買って読み、中で取り上げられる映画のDVDを見直し、と首を長〜くして公開を待っていたのです。おまけに直に話を伺えたウィンさんが出ているのだから、期待は増すばかり。
完成したばかりのTOHOシネマズ日比谷の大きな画面で観ました。スピルバーグ監督が「パーソナルな作品」と語っていましたが、自分の好きなものをたくさん詰め込んで隅々まで監督の愛がこもっているようでした。すごいスピードで流れるシーンが続くので、できるものなら一時停止したくなります。これはきっと後でコメンタリーのついたDVD、ブルーレイが出るはず。ダイトウ出演シーンは原作と違っていたので、ホッとしました。精悍ウィンさんでした。
そして音楽、わりと早くに懐かしい“ I Hate Myself For Loving You”が流れました。女性ロック歌手のJoan Jett のオリジナルですが、私には香港スター劉コ華(アンディ・ラウ)「我恨我痴心」。1999年香港のコンサートでのシーンが甦ります(今動画を見るとちょっと恥ずかしい)。使われた曲が集まったサントラ盤がほしいです。
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
新作はたいてい金・土に封切られますが、私は公開した翌週月曜日に行きます(席を選んでゆったり観られる)。でもこれは公開初日に行きました。時間はちょうどでしたが、空席は前の1,2列にしか残っていません。それでも、いい!
シリーズはDVDで後追いもしてほぼ観ています。やっぱりこれまでの経緯を知っているほうが、断然楽しめますよ。
最強の敵サノスが無限の力を持つインフィニティ・ストーンを6つ集めるのを阻止するために、これまでのヒーローたちが結集。いやもうサノス強すぎ。「私の好きなあのキャラが〜」と胸が痛みます。ラストは次を予感させて終わるので、長いエンドロールを耐えてください。予測していたのか誰も席を立ちませんでした。さすが。
実はこの『アベンジャーズ〜』の前、午前中に『犬ヶ島』(ストップモーションアニメ)の試写がありました。犬好きな私は、たびたび泣いていて結構胸がいっぱいになっていたところに、このマーベルヒーロー全部盛りの映画です。もう何も入る余地がなくて、次の試写はとりやめにしました。
この連休中お時間のある方はぜひ大きな画面で映画をお楽しみください。テレビやモニターで観るのとは感動の度合いが違います。(白)
『クジラの島の忘れもの』インタビューはこちら
同 完成披露試写会舞台挨拶はこちら
『レディ・プレイヤー1』
この作品の話題が出た2016年に原作『ゲームウォーズ』を買って読み、中で取り上げられる映画のDVDを見直し、と首を長〜くして公開を待っていたのです。おまけに直に話を伺えたウィンさんが出ているのだから、期待は増すばかり。
完成したばかりのTOHOシネマズ日比谷の大きな画面で観ました。スピルバーグ監督が「パーソナルな作品」と語っていましたが、自分の好きなものをたくさん詰め込んで隅々まで監督の愛がこもっているようでした。すごいスピードで流れるシーンが続くので、できるものなら一時停止したくなります。これはきっと後でコメンタリーのついたDVD、ブルーレイが出るはず。ダイトウ出演シーンは原作と違っていたので、ホッとしました。精悍ウィンさんでした。
そして音楽、わりと早くに懐かしい“ I Hate Myself For Loving You”が流れました。女性ロック歌手のJoan Jett のオリジナルですが、私には香港スター劉コ華(アンディ・ラウ)「我恨我痴心」。1999年香港のコンサートでのシーンが甦ります(今動画を見るとちょっと恥ずかしい)。使われた曲が集まったサントラ盤がほしいです。
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
新作はたいてい金・土に封切られますが、私は公開した翌週月曜日に行きます(席を選んでゆったり観られる)。でもこれは公開初日に行きました。時間はちょうどでしたが、空席は前の1,2列にしか残っていません。それでも、いい!
シリーズはDVDで後追いもしてほぼ観ています。やっぱりこれまでの経緯を知っているほうが、断然楽しめますよ。
最強の敵サノスが無限の力を持つインフィニティ・ストーンを6つ集めるのを阻止するために、これまでのヒーローたちが結集。いやもうサノス強すぎ。「私の好きなあのキャラが〜」と胸が痛みます。ラストは次を予感させて終わるので、長いエンドロールを耐えてください。予測していたのか誰も席を立ちませんでした。さすが。
実はこの『アベンジャーズ〜』の前、午前中に『犬ヶ島』(ストップモーションアニメ)の試写がありました。犬好きな私は、たびたび泣いていて結構胸がいっぱいになっていたところに、このマーベルヒーロー全部盛りの映画です。もう何も入る余地がなくて、次の試写はとりやめにしました。
この連休中お時間のある方はぜひ大きな画面で映画をお楽しみください。テレビやモニターで観るのとは感動の度合いが違います。(白)
2018年04月22日
『ガチ星』江口カン監督インタビュー
4月21日(土)
17日に試写を観てすぐに、江口カン監督インタビューが決まりました。
降りたことのない代々木駅から、地図を片手に宣伝会社さんの入っているビルを探しましたが・・・迷いました(大汗)。
駅でわかりやすい大通りの道を教わったのに、目印を見落としてしまって行き過ぎ。宣伝の担当さんに泣きの電話。
結局駅まで戻って、迎えに来てもらうというていたらく。はああ。
細い道に入ればすっごく近いではありませんか。
沖縄国際映画祭から戻られたばかりでお疲れなのに、時間を作ってくださった監督をお待たせしてしまいました。
アナがあったら入りたい・・・。汗ふきふき遅刻をお詫びしました。。
福岡出身・在住の江口監督と『博多っ子純情』の話をしました(私は漫画がヒットしたころ太宰府在住。おかげで博多弁に馴染んだ)。
映画で主演した「光石研さんに昨日会いましたよ」とおっしゃっていました。
江口監督は映画こそこれが初監督ですが、広告業界では有名な方でした。代表をしておられるKOO-KIにその業績の数々が。映画監督まではまわり道ではなく、いろいろ必要なものを得ながら、なるべくしてなった気がしました。
『ガチ星』は崖っぷちの元野球選手39歳が自堕落な日々を過ごした後、競輪学校に入って再起をはかるストーリーです。
地元福岡では4月7日から公開、東京では5月26日(土)よりK’sシネマにて上映。記事のアップは5月中ごろの予定です。記事アップしました。こちら。(白)
2018年04月06日
“シネマハウス大塚”4月7日オープン
今朝の新聞記事に眼が留まりました。
高校時代の絆 映画館生んだ
「政治の季節」経た6人あす大塚に
60年代後半、都内の同じ高校で青春を共にした男女6人が立ち上げたのは、56席の多目的スペース[シネマハウス大塚]。映画プロデューサーの橋本佳子さんもメンバーのお1人。シネジャでも『ひろしま 石内都・遺されたものたち』(2013)のリンダ・ホーグランド監督とご一緒に橋本佳子プロデューサーにもお話を伺ったことがあります。記事はこちら。
2〜3月のプレイベントでは社会派のドキュメンタリーを日替わりで上映。
4月7日からは以下の予定です。
シネマハウス大塚特選企画 vol.01
「1968年とニッポン 大島渚監督特集」
『絞死刑』『夏の妹』『東京战争戦後秘話』
2018年4月7日(土)、8日(日)、13日(金)、14日(土)、15日(日)
★前売り・予約はありません。朝10時からその日の上映分のチケットを販売します。
ホームページ
http://cinemahouseotsuka.com/
https://www.facebook.com/cinemahouseotsuka/
◆所在地・アクセス
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨4-7-4-101
(折戸通り 都立文京高校正門前)
E-MAIL: info@cinemahouseotsuka.com
TEL: 03-5972-4130 FAX: 03-5972-4131
ACCESS: JR山手線「大塚駅」北口から徒歩7分、
都電荒川線「巣鴨新田駅」より徒歩3分
高校時代の絆 映画館生んだ
「政治の季節」経た6人あす大塚に
60年代後半、都内の同じ高校で青春を共にした男女6人が立ち上げたのは、56席の多目的スペース[シネマハウス大塚]。映画プロデューサーの橋本佳子さんもメンバーのお1人。シネジャでも『ひろしま 石内都・遺されたものたち』(2013)のリンダ・ホーグランド監督とご一緒に橋本佳子プロデューサーにもお話を伺ったことがあります。記事はこちら。
2〜3月のプレイベントでは社会派のドキュメンタリーを日替わりで上映。
4月7日からは以下の予定です。
シネマハウス大塚特選企画 vol.01
「1968年とニッポン 大島渚監督特集」
『絞死刑』『夏の妹』『東京战争戦後秘話』
2018年4月7日(土)、8日(日)、13日(金)、14日(土)、15日(日)
★前売り・予約はありません。朝10時からその日の上映分のチケットを販売します。
ホームページ
http://cinemahouseotsuka.com/
https://www.facebook.com/cinemahouseotsuka/
◆所在地・アクセス
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨4-7-4-101
(折戸通り 都立文京高校正門前)
E-MAIL: info@cinemahouseotsuka.com
TEL: 03-5972-4130 FAX: 03-5972-4131
ACCESS: JR山手線「大塚駅」北口から徒歩7分、
都電荒川線「巣鴨新田駅」より徒歩3分
2018年04月04日
『クジラの島の忘れもの』森崎ウィンさんインタビュー
(C)クジラの島の忘れもの製作委員会
森崎ウィンさんはミャンマー出身。小学4年生で来日、中学2年のときにスカウトされて、芸能界に入りました。ダンスボーカルユニットPrizmaXのメンバー(メインボーカル)として、またラジオ、テレビ、映画にも活動の場を拡げています。
阿部寛さん主演の『天国からのエール』(2011年)では高校生役。当時舞台挨拶を観ていたのをやっと思い出しました。沖縄での実話を元にした作品でしたが、この『クジラの島の忘れもの』も沖縄が舞台。日本とベトナムの国交樹立45周年を記念して製作されました。
阪神大震災で母親を失くした愛美(大野いと)と、べトナムからの研修生コア(森崎ウィン)の純愛を描いた作品です。誠実で努力家の青年役が印象深く、インタビューの時間をいただきました。ウィンさんは映画と同じく真面目な頑張りやの面と“ライブでは盛り上げ係”という陽気で楽しい面を併せ持った素敵な青年でした。おばあちゃん子だそうで、こんな可愛い孫がいたら生きるエネルギーがわきそうです。ぜひシニアもターゲットに>事務所の皆様
4月20日から公開されるスピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』(DAITO役です!)をご覧になったら、5月には『クジラの島の忘れもの』で別のウィンさんを観てください〜。(白)
☆特別記事にインタビューアップしました。
★5月12日(土)より渋谷シネパレス他全国公開
☆こちらに昨年の「日本・ミャンマー共同制作映画&ドラマ『My Country My Home』の会見」記事があります。(咲)さんレポです。