2018年07月07日

釜山の旅 3日目 朝鮮通信使の歴史に思いを馳せる (咲)

7月3日(火)
台風接近の影響で、天気予報では滞在中すべて雨の予定でしたが、1日、2日はにわか雨程度で済みました。さすがに、奄美大島付近に台風がいるとあって、最終日は雨。
それよりも、入り損ねているチムヂルバンを体験しなくては!
6時からやっているというので、7時頃に行ってみました。
ドラマで見るチムヂルバンは、男女一緒に床でくつろいでゆで卵を食べていたりするのですが、HOTEL LA MER併設のは、男女別で女性2階、男性3階。
ロッカーの鍵に着替えとタオル2枚を受付でもらって2階へ。
着替えるスペースはとても広いのですが、床でゆで卵という雰囲気ではありませんでした。
よそ者とわかるらしく、親切なアジュモニが「お風呂はあっち」と教えてくれます。
水風呂から40度以上の熱いお風呂まで5つの大きな湯船。サウナもありました。
朝早くから、大勢のハルモニやアジュモニがお風呂でおしゃべりを楽しんでいました。
預けてあるお風呂セットが山積みになっていて、常連さんがたくさんいるようでした。
なんとなく居心地が悪くて、そそくさと出てきてしまったのですが、妹の孫は一人でそれなりに楽しんで出てきました。

11時過ぎにはホテルを出発して空港に向かいたいので、この日は歩いていけるところだけに。
まずは、釜山鎮市場へ。
食堂があるという地下に降りてみたら、お布団や布製の小物の売り場でした。
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(ピンボケ写真ですみません!)カラフルなお布団を買って帰りたいけど、さすがに無理。
お土産に袋物や財布を購入。卸売市場なので、昨日の甘川文化村より安い♪
トーストが食べたかったのに、お店の人がいなくて諦めました。
1階は男性用衣類。2階は女性用衣類。ワンピース2万3千ウォンを2着買えば、2着で2万ウォンと言われ、購入。ハルモニ、商売上手です。

激しい雨の中、朝鮮通信使歴史館を目指して歩いていったら、念願のトースト屋さん!
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手際よく焼いている姿に、映画『パボ(馬鹿)』(キム・ジョングォン監督)で、チャ・テヒョンが何枚も何枚もトーストを焼いていた姿を思い出しました。
日本で公開されたと思っていたら、アジアフォーカス・福岡国際映画祭 2008上映作品で、公開はされてないのでした。
食べる場所はなかったので、朝鮮通信使歴史館で展示を見ながらいただきました。
野菜たっぷりの卵焼きとハムを、バターで焼いた食パンにはさんだ美味しいトーストでした。

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朝鮮通信使歴史館の展示は、アニメやゲームなども日本語解説付きで、小学生にも楽しめるものでした。日韓交流の歴史のひと齣をわかりやすく学べる歴史館でした。

10時半にはホテルに戻って、予定通り11時ホテル出発。
12時前に空港に着いて、到着便のボードを見たら、半分以上が欠航。
え〜出発便は?と見に行ったら、福岡だけでなく東京や上海行きなども軒並み欠航。
私たちのエア釜山は「未定」。
やっぱり台風の影響で欠航?と、ほぼ諦めていたら、「手続」の表示に変わりました。
中国語の表示があって助かりました。

かくして、無事、予定通り帰宅できました。

帰宅途中、facebookに、映画『李藝〜最初の朝鮮通信使〜』上映会の案内が。
実は、朝鮮通信使歴史館で、この映画のことを懐かしく思い出していたのです。
プロデューサーは『風の絨毯』以来ご縁のある益田祐美子さん。乾弘明監督とも、『風の絨毯』がイランで上映された時に一緒に行ったというご縁。

『李藝〜最初の朝鮮通信使〜』上映会
7月8日(日)3時から
会場:高島平地域センター
会費:500円。
お近くの方、ぜひ!
https://heisei.pro/201806219378



posted by sakiko at 22:31| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

釜山の旅 二日目 釜山国際映画祭の会場を訪ねました  (咲)

7月2日(月)
初めての釜山の旅、2泊3日の中日で丸一日使える日。映画の町をたっぷり味わいたい!と、予定を組みました。とはいえ、今回は妹の孫も一緒。小学校4年生の男の子にも満足してもらわないといけません。
妹が去年10月に訪れた時に「魅力の都市、中区 映画にハマる」という、情報満載のマップを貰ってきていたので、それを指針に歩きました。

まずは釜山タワーへ
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高台から釜山を眺めようと、タワーのある龍頭山公園へ。
南浦駅で降りて、光復路からエスカレーターで行けるのですが、香港の中環の長い長いエスカレーターのよう!
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龍頭山公園の頂上から、眼下に入り組んだ港と、山肌までびっしり家の建つ釜山の町を楽しみました。
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それで充分だったので、タワーにはのぼらず、公園の右手裏手に下りたところにある「釜山映画体験博物館」を目指しました。でも、月曜日でお休み。
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そのすぐ1本下の道にある「華国飯店」は、釜山3大中華レストランの一つで、『新しき世界』でファン・ジョンミンがイ・ジョンジェに右腕になってほしいと乾杯する場面を撮ったお店。『悪いやつら』や『コンフィデンシャル 共助』でもロケしているそう。これは絶対、ここでジャージャー麺と酢豚を食べたい!

『コンフィデンシャル 共助』のロケ地に出会う
華国飯店の開店11時半まで30分程あったので、近くの「40階段」に行ってみることに。
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40階段方面に渡る横断歩道の手前に、『コンフィデンシャル 共助』のロケをした時の写真が張り巡らされた建物が。北朝鮮のエリート刑事(ヒョンビン)と韓国の刑事(ユ・ヘジン)が協力して追撃戦を繰り広げた東光洞でした。撮影しているところを見てみたいと妹の孫。そりゃもう、私も!

「40階段」
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朝鮮戦争で避難してきた人たちが、はぐれた時の待ち合わせ場所にしたところ。当時の人たちのことを思うと切なくなりました。
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この階段の下では、『NOWHERE 情け容赦無し』(イ・ミョンセ監督、1999年)の冒頭のどしゃぶりの雨の場面が撮影されています。パク・チュンフンとアン・ソンギが立っていたと記憶していたのですが、冒頭は刑事役のパク・チュンフンとチャン・ドンゴンだったようです。(要確認!)  思えば、この映画を観た当時は、まだチャン・ドンゴンのことを認識してなかったです。
近くにある「40階段文化館」も月曜日で休館。
さぁ食事!と華国飯店に戻りましたが、開く気配なく・・・ 残念!
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近くにあったお店でカルククス(豆乳うどん)をいただきました。

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釜山近代歴史館(日本統治時代、東洋拓殖株式会社釜山支店だった建物)も月曜日で休館。

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宝水洞本屋通りへ。『ザ・キング』でチョ・インソンが駆け巡った古本屋街。

『国際市場で逢いましょう』の国際市場へ
ファン・ジョンミン演じるドクスの店を撮った「コップイネ」には、映画の写真もあると案内にあったのですが、あまりに広大な国際市場。残念ながら見つけられませんでした。
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なのに、ガイドブックに見つけにくいと書いてあった「しんちゃんトースト」は、なぜか見つけてしまいました。(お腹いっぱいで食べられず!)

いよいよ、釜山国際映画祭(BIFF)ゆかりのBIFF広場へ
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釜山で最も古い映画館、釜山劇場と大淵シネマの2館が囲む広場。元々はここが映画祭のメイン会場でした。
映画人の手形があることでも有名。
さっそく今村昌平監督など日本の映画人の手形が目に入りました。
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イランのモフセン・マフマルバフ監督の手形
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そして、キアロスタミ監督の手形に感無量!

釜山のマチュピチュ 甘川文化村へ
チャガルチ駅そばの交番でマウルバス(ミニバス)の乗り場を教えてもらって、甘川文化村へ。(マウルバス 1、1−1、2−2で行けます。)
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斜面に沿ってびっしり建てられた家屋を保存しながら、アートで町興ししているところ。さすがに外国人が多い! 特に中国人をたくさん見かけました。
ここもドラマ「赤道の男」ほか、ロケに使われています。
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眺めのいいカフェ「友人」で、ハッピンス(カキ氷)をいただきました。
小豆、きな粉、アーモンドスライスの乗った伝統的な味。3人でシェア。韓国では、男性どうしでシェアしている姿もよく見かけます。

マウルバスでチャガルチ駅まで戻るつもりだったら、マウルバスの運転手さんが「サブウエィ! サブウェイ!」と叫んでくれて、一駅手前の土城駅のところで降りることができました。なにしろ、乗客は外人ばかりですから、運転手さん気を使って大変。

映画の殿堂のあるセンタムシティーへ
1号線土城駅から西面駅まで行って、2号線に乗り換え、センタムシティーへ。
駅を降りると、地下から直結で正面にロッテ百貨店。左手に新世界百貨店。どちらの百貨店の中にも映画館があって、釜山国際映画祭の時には上映館として利用されるそうです。
新世界百貨店裏手の免税店の建物のさらに向こうが映画の殿堂。
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映画祭のメイン会場として、2011年に建てられた映画の殿堂。とにかく大きいです。
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映画祭のオープニングが行われる大屋根の下の観客席。
いつかここに座ってみたい♪

1階にはグッズのお店もありましたが、閉まってました。
映画の殿堂の日本語パンフレットをいただいてきました。

海雲台(ヘウンデ)の長〜いビーチへ
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ここも映画やドラマによく出てくるところですが、映画祭の時にはBIFF特設オープンステージが設営されて、いろいろな催しが行われるとか。
小学4年生の妹の孫は、元気に砂遊び。私たちは、もう限界。へとへと〜

海雲台駅からビーチに行く途中の右手に、豚肉の美味しそうなお店があって、外国人でいっぱい。今日はそこで夕食と、入ってメニューを見せてもらったら、豚は豚でも臓物ばかり。これは無理〜 向かい側の牛と豚の絵が可愛いお店に変更。
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サムギョプサル(豚の三枚肉)を頼んだのですが、配膳された副食が、なんだか昨日と似てる! 昨日のお店は牛肉しかなかったのですが、系列店でした。

一日たっぷり映画の町を味わって、ホテルにたどり着いたのは、11時。
あ〜 今日もチムヂルバンに間に合わず。




posted by sakiko at 14:13| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする