2018年09月28日

『津軽のカマリ』大西功一監督にインタビュー(白)

今日は晴れました。
午前中に代々木で取材でした。
大西功一監督には2012年(千)さんが『スケッチ・オブ・ミャーク』インタビューをしています。
記事はこちら
(千)さん残念ながら今日は都合がつかないので、私(白)が一人。
5月に迷って迎えに来てもらうという失態を演じたので、早めに出てw
無事時間前に到着しました。

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大西監督は12年の取材時に「農業や自給自足をやりたい」とおっしゃっていたのですが、着々と進めていたのでした。
函館で無農薬の菜園を作り、カフェをオープン。オーガニック野菜を作る人たちと繋がったマルシェもあります。
HPを覗きましたら、朗読会や手作り調味料教室、ミニライブも開かれています。
近所だったら毎週行きそうです。函館に御用のある方はぜひお立寄りを。

カフェ プランタール / love & vegetable market
0400012 北海道函館市時任町28-8
tel:0138-86-5086
定休日 月・火・年末年始


映画の話はもちろんですが、日本の食料自給率の低さや、命に関わる危険な農薬、種の問題と、話はいったりきたりして尽きず、1時間があっというまでした。記事はこれからまとめま〜す。(白)
★インタビュー記事掲載しました。
http://www.cinemajournal.net/special/2018/kamari1/index.html
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ギターの神と三味線の名人(白)


★ドキュメンタリー『エリック・クラプトン 12小節の人生』を観ました。135分と長尺ですが、その波乱万丈の人生が濃くてちっとも長い気がしませんでした。同じ頃に大人気だったビートルズをはじめ、B・B・キング、ジミヘン、ボブ・ディランたちもちらりと出てきます。
ジョージ・ハリスンと親友だというのに、その奥さんに恋してしまい・・・お決まりのドラッグやアルコール依存という「どん底」も経験しますが、立ち直るきっかけとなったのが、4歳の愛息子の墜落死というのが、なんとも酷いです。とてもとても可愛い子で、パパを救うために地上に降りた天使だったのかも、と思ってしまいました。「ティアーズ・イン・ヘブン」を聞くたびに泣けてしまいます。
http://ericclaptonmovie.jp/ 11月23日公開

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(C)2018 Koichi Onishi

★エリック・クラプトンはギターの名手ですが、日本には津軽三味線があります。亡き名人、高橋竹山のドキュメンタリー『津軽のカマリ』もおすすめ。貧しい農家に生まれ、子どものころ麻疹をこじらせ失明。光だけわずかに感じられたそうです。生きるために覚えた津軽三味線を87歳で亡くなるまで弾き続けます。
http://tsugaru-kamari.com/ 11月公開。
母が民謡好きで毎日のようにレコードをかけていました。子どものころから耳になじんでいた曲がたっぷり聞けました。
大西監督と2代目高橋竹山(女性ですよ)に取材します。楽しみ〜。(白)


★『津軽のカマリ』大西功一監督インタビュー 2018年9月28日
http://www.cinemajournal.net/special/2018/kamari1/index.html

★『津軽のカマリ』二代目 高橋竹山インタビュー 2018年10月1日
http://www.cinemajournal.net/special/2018/kamari2/index.html


posted by shiraishi at 00:32| Comment(0) | 試写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月24日

渡邉プロデューサーに再会(白)

9月24日(月・祝)
SOSIA主催のイベントがありました。
アジアの子どもたちの教育支援を続けているNGOです。始まりは2002年。メンバーが大学生だったころにミャンマーを訪れてボランティア活動を始めたのだとか。ミャンマーの人たちからボランティア精神をたくさん学ばれたそうです。
細く長く今も続けていらっしゃることに感心。詳しくはHPをごらん下さい。

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今日は『僕の帰る場所 Passage of Life』の渡邉プロデューサーがゲスト。
先日藤元監督にインタビューしまして、今原稿を確認していただいています(来週までにはアップ予定)。
ミャンマーのコーヒーをいただきながら、映画ができるまでのお話を伺いました。
プロデューサーの立場からのお話は、資金集めから始まって、製作、配給、宣伝のお仕事と盛り沢山。
製作委員会を作らず、ミャンマーメディア文化協会を立ち上げ、自力で頑張って来られたことに尊敬の念がわきます。

メイキング映像も見せていただきました。目からの情報は大きいですね。
耳で聞いたことの何倍も情報量があります。ただし、流れていくのでよく見てないといけません。

現地で來河(きたがわ)プロデューサーや藤元監督が食あたりで大変だったというのに、あらまあ。
コーディネイターとして協力してくださったアウンコラットさん(首長族の映画”Kayan beauties”の監督)が登場し、おお〜!
撮影が終わって、弟のテッくんが「映画に出てない」のコメントに笑う(写真を撮っていると思ってたらしい)。
お兄ちゃんカウンくんは「映画が終わって寂しい」と。うんうん、そうだよね。
もう一言「監督が編集を頑張ってくれたら良い映画になる」には、す、すごーい!当時6歳?
カウンくんは俳優になりたいそうです。
ほんとになってほしい〜。カウンくんの将来が楽しみです。

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このイベントに出席した(ミャンマーやボランティアに関わる?)方々からの質問に(画像左から)SOSIAの大須さん、甲野さん、渡邉P、佐藤さん(ミャンマーメディア文化協会)が答えていきます。それぞれミャンマーに関わった経緯も話してくださり、人生って面白いなぁとつくづく思いました。そしてみなさんがそろって口にするのは、ミャンマーの人々の優しさです。

ちょうど読み終わっていた乃南アサさんの『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』(2008年/文芸春秋)にもそんなエピソードがいくつも書かれていました。「残しておきたい」と綺麗な写真とともに、各地の風景や出会った人々のことが綴られています。人生の価値をお金でなく計れるのが、かの国の人なのでしょう。この10年ミャンマーは軍政から民政へと大きく変わりました。人も変わったでしょうか?

戦争中日本軍が占領して辛い思いをしても、初めて会った日本人の無事を祈ってくださる人がいるミャンマーを私も訪れてみたいです。
国民一人当たりの収入が高くとも、年間23000人もが自殺してしまう日本。幸せだと言えない若い人たち。
国情や文化の違いは大きいでしょうが、その分、学ぶことがた〜くさんありそうです。藤元監督インタビューはこちらです。(白)

★『僕の帰る場所 Passage of Life』は10月6日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
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2018年09月23日

9月22日(土)『純平、考え直せ]初日舞台挨拶(白)

秋雨前線の中、シネリーブル池袋へ。
リーゼントにスカジャン姿、昭和な不良姿の野村周平くんのチラシ画像を頭に描いて行きましたら、りゅうとしたダブルボタンのスーツ姿で登場しました。ヒロインの柳ゆり菜さんは花柄パッチワークのロング丈のワンピース。原作が2011年なのでSNSがどっと普及したころですね。
任侠道に憧れて鉄砲玉も辞さない純平と、加奈が嵌っていて他の人間を巻き込んでいくSNSの組み合わせは面白いです。
作品紹介はこちら
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森岡監督と10人の出演者が1列に並んで(1枚に入りません)、それぞれ短いご挨拶。HPにもプレス資料にも主演の2人以外の役名が書かれていないので、思い出せなくて困りました。
兄貴分の毎熊克哉さんがキタジマ、野村さんに「頼れる兄貴だった」と言われて照れ、お返しに「カッコイイ。いまどきの男の子じゃなく純平のような時代遅れな」。野村さん「よく生まれる時代を間違えたと言われます」。
撮影でほんとに柳ゆり菜さんの髪を切らされた岡山天音さん大きな声で「ごめんなさい!」「大事なシーンなので手加減しないようにと監督に言われ、メイクさんには切りすぎると後がたいへんと言われ、プレッシャーでした」。ゆり菜さん「なかなかカット!がかからずひりひりしながらやりました」「さすがの天音さん、役ではいやなヤツで怖かったんですけど、ほんとは映画と違って優しい人です。誤解のないよう」とフォロー。
コインランドリーのゴロウ役の佐野岳さんは、役への思いがあふれて言葉が止まらず「長い、早く着地しろ」と総ツッコミ。
純平の母親役の片岡礼子さんは短いシーンでも印象深い演技でした。「観たらぴりぴりでしたね」というご本人に、野村さんは「すごいかっこいいお母さんでした」。
一言ずつ注目してほしいシーンを語った後、森岡監督「ゆり菜はハードなシーンも多かったのに、根性を見せてくれた。周平は会う前のイメージと実際に会ったときは違った。礼儀ただしくきちんと気を遣える人間」と評しました。

最後にゆり菜さんから観客へ「この役に全てを捧げて心から愛した作品です。ぜひSNSに投稿して応援してください」。
SNS炎上の経験のある野村さんが「SNSの上だけでしか知らないのに人格を否定しないで、だったら会いにきてと言いたい」に続けて「僕を嫌いでも純平のことは嫌いにならないでください!」とAKB前田敦子さんの有名なコメントをアレンジして、場内おおうけでした。

スチールカメラ席は先着順(出遅れたので前の人の頭が入る位置に)、望遠でもない私のコンパクトカメラではこれでいっぱいです。綺麗な写真はほかのサイトで見てくださいね。仁義切ってるみたいな1枚をここに残しておきます。(白)
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後列 森田涼花 佐藤祐基 藤原季節 森岡監督
前列 佐野岳 毎熊克哉 野村周平 柳ゆり菜 岡山天音 片岡礼子
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2018年09月18日

9月18日(火)『あの頃、君を追いかけた』完成披露試写会(白)

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TOHOシネマズ六本木ヒルズ sc7にて完成披露試写会と舞台挨拶。
あの7人が映画と同じ制服姿で登壇しました。
長谷川康夫監督はまるで引率の先生のようです。
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写真左から
遊佐亮介、國島直希、松本穂香、山田裕貴、齋藤飛鳥(乃木坂46)、佐久本宝、中田圭祐、長谷川康夫監督
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一人ひとりが映画への思いをこめて挨拶した後、今日が28歳の誕生日の山田さんに、大きなリンゴのデコレーションのバースディケーキがプレゼントされました。みんなが一口ずつ食べさせるという趣向。ずいぶんたくさん食べさせられていました(笑)。7人の中でも一番年長だった山田さん、初映画出演の仲間を引っ張っていく役割も果たしたようです。ギデンズ・コー監督(ビデオメッセージ)やみんなの祝福を受けて涙目に。すかさずハグに駆け寄ってきた後輩たち。暖かい目で見守る長谷川監督。このチームワークで作り上げた作品は、すでに10ヶ国での公開が決まっているそうです。(白)

『あの頃、君を追いかけた』
10月5日(金)より、TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
(C)「あの頃、君を追いかけた」フィルムパートナーズ

作品紹介はこちら
posted by shiraishi at 22:55| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする