3月23日(土)
先日インタビューを掲載した中村監督『蹴る』の初日で、ポレポレ東中野へ。
やっぱり大きな画面で観たいもん〜。
シニア価格1200円+パンフレット800円。
このドキュメンタリーのヒロイン永岡真理さん(電動車椅子サッカー選手)がお母さんと一緒に入り口近くにいらっしゃいました。
初日昼の回なので混む予想はしていました。
見回すと空席がほとんどありません。スタッフの案内で中ほど左寄りへ。
上映前に原博実氏(Jリーグ副理事長)、中村監督、永岡 真理さんのご挨拶がありました。
このころはもう満席。
「映画を観終わった瞬間、外に行って練習したくなる。Jリーグでも選手や指導者たちに見てもらいたい。自分たちの甘さや可能性を感じられる映画。何かの形でサポートしていきたい」と原副理事長。中村監督は撮影に6年余り、「着手して8年にしてここにたどり着きました。感慨深いものがあります」と感無量。永岡さんは劇場入り口から(階段がせまいので車椅子ごと降りられなかったらしい)。「観た後に電動車椅子サッカーの存在や、この『蹴る』という映画のことをいろんな人にひろめていただけたら嬉しいです」とご挨拶。
中村監督の言葉どおり、最後まで画面にくぎづけになる1時間58分のドキュメンタリーです。
終了後、監督にパンフへサインいただきました。なんだか空気の違う方が3ショットを撮影していて、帰宅して探したらサッカー選手の播戸竜二さんでした。(白)
2019年03月24日
イスラーム映画祭4と、イランのお正月で大忙しの1週間 (咲)
3月16日(土)から、待ちに待った「イスラーム映画祭4」が始まりました。
主宰する藤本高之さんから日程を聞いた時、あ〜今年もまたイランの新年ノウルーズ(春分の日が元旦)とバッティング! お正月イベントと重ならなければいいけど・・・と危惧していたのが大当たり。苦渋の選択を迫られました。
上映後のトークは、どれも興味津々で全部聴いてみたかったけど、半分は諦めました。
映画は、なんとか8本拝見。未見のもので観られなかったのは、『乳牛たちのインティファーダ』のみ。BS世界のドキュメンタリーで50分の短縮版は観ていますが、75分の全長版、観たかったです。
『僕たちのキックオフ』『幸せのアレンジ』『西ベイルート』は、かつて観た作品でした。『西ベイルート』は、ほんとに観たのか?という位、忘れていて、でも、はっきり覚えているシーンがあったので、やっぱり観ているのよねと。よく覚えていると思っていた『僕たちのキックオフ』『幸せのアレンジ』も、新たな発見があって、映画って、ほんとに観るたびに違って面白い!
『僕たちのキックオフ』のシャウキャット・アミン・コルキ監督に、10年ぶりに映画を観たことと2008年のインタビューをWebに掲載したことをメールでお伝えしたら、さっそく「ノウルーズおめでとう」のメッセージと共に、今、新しい作品を作っているので、ぜひそれを携えて東京を再訪したいとお返事がありました。 藤本さん、ぜひ次回のイスラーム映画祭で上映してください♪
イスラーム映画祭 主宰 藤本高之さん
ほんとに、ありがとうございました! お疲れさまでした。
また次回を期待しています。頑張ってください♪
さて、イランのお正月の催し。
イラン・イスラム共和国大使館文化参事室 イラン文化センター主催で、イランより、イラン伝統音楽団「ビーストゥン・ケルマンシャー」が招かれ、「ノウルーズ元旦伝統音楽祭」が開かれました。
大晦日にあたる3月20日には、イラン大使館のホールで、しっとりとした音楽会。
元旦3月21日には、上野の東京国立博物館平成館大講堂で、華やかな祝賀会。
半分近くは、在住のイランの方たち。「ノウルーズおめでとう」の挨拶が飛び交って、まさにお正月ムード。
(ノウルーズの飾り物)
家族連れでいらした方も多く、子どもたちが最前列の大使や来賓の前を走り回っていたのも愛嬌でした。
国歌に始まり、最高指導者ハメネイ師やロウハーニー大統領の新年の挨拶、イランのお正月ノウルーズの紹介動画などが1時間15分ほど続き、やっと伝統音楽の演奏。最後は、「エィ イラン」の歌で盛り上がり、予定の4時を20分越えて終わりました。
退場の列が滞っていると思ったら、イランのお菓子やナッツ、ジュースにバナナのお土産を一人一人に手渡ししていました。本来なら、終わってから飲み物や食べ物を提供したいところ、ここの会場では出来ないからと、イランらしいおもてなしです。
22日の夜には、白金プラチナ通りのペルシア絨毯ミーリーコレクションで、ノウルーズを祝う会。
岩崎和音さんのサントゥールと、蔡レオさんのトンバックの演奏に酔いしれたあと、美味しいイラン料理に舌鼓。
その後、イランの友人宅に行き、ロサンジェルスやロンドンから発信されているペルシア語放送のお正月番組を見せてもらいました。どれも華やかな番組。女性たちは派手な化粧やドレス。もちろん髪の毛も出して。 踊るのが大好きなイランの人たち。男女一緒に踊る姿も。
イラン国内でも、これらの番組は、youtubeや他の方法で観られるので、イスラームの規範に則った国営放送の番組よりも人気だそう。1979年のイラン革命から40年。国外に出たイランの人たちの間で脈々と築かれている独自の文化。イランの国営放送の番組とは対極にあって、くらくらします。 これからのイラン、そして、イランの人たち、どんな方向に向かうのでしょう・・・
経済制裁でイラン国内では、物価が高騰。特に、イラン名産のピスタチオの値段は半端じゃなく高くなっています。お正月番組での面白いジョークを友人が教えてくれました。
ピスタチオの中古品 あります!
お年寄りが皮が固くて割れないので、まわりの塩をなめたもの。
ピスタチオの格安の飾り物 あります!
中身を食べたあとの皮だけを盛ったもの。
どんな境遇にあっても、したたかで、ユーモアを忘れないイランの人たち、大好きです!
主宰する藤本高之さんから日程を聞いた時、あ〜今年もまたイランの新年ノウルーズ(春分の日が元旦)とバッティング! お正月イベントと重ならなければいいけど・・・と危惧していたのが大当たり。苦渋の選択を迫られました。
上映後のトークは、どれも興味津々で全部聴いてみたかったけど、半分は諦めました。
映画は、なんとか8本拝見。未見のもので観られなかったのは、『乳牛たちのインティファーダ』のみ。BS世界のドキュメンタリーで50分の短縮版は観ていますが、75分の全長版、観たかったです。
『僕たちのキックオフ』『幸せのアレンジ』『西ベイルート』は、かつて観た作品でした。『西ベイルート』は、ほんとに観たのか?という位、忘れていて、でも、はっきり覚えているシーンがあったので、やっぱり観ているのよねと。よく覚えていると思っていた『僕たちのキックオフ』『幸せのアレンジ』も、新たな発見があって、映画って、ほんとに観るたびに違って面白い!
『僕たちのキックオフ』のシャウキャット・アミン・コルキ監督に、10年ぶりに映画を観たことと2008年のインタビューをWebに掲載したことをメールでお伝えしたら、さっそく「ノウルーズおめでとう」のメッセージと共に、今、新しい作品を作っているので、ぜひそれを携えて東京を再訪したいとお返事がありました。 藤本さん、ぜひ次回のイスラーム映画祭で上映してください♪
イスラーム映画祭 主宰 藤本高之さん
ほんとに、ありがとうございました! お疲れさまでした。
また次回を期待しています。頑張ってください♪
さて、イランのお正月の催し。
イラン・イスラム共和国大使館文化参事室 イラン文化センター主催で、イランより、イラン伝統音楽団「ビーストゥン・ケルマンシャー」が招かれ、「ノウルーズ元旦伝統音楽祭」が開かれました。
大晦日にあたる3月20日には、イラン大使館のホールで、しっとりとした音楽会。
元旦3月21日には、上野の東京国立博物館平成館大講堂で、華やかな祝賀会。
半分近くは、在住のイランの方たち。「ノウルーズおめでとう」の挨拶が飛び交って、まさにお正月ムード。
(ノウルーズの飾り物)
家族連れでいらした方も多く、子どもたちが最前列の大使や来賓の前を走り回っていたのも愛嬌でした。
国歌に始まり、最高指導者ハメネイ師やロウハーニー大統領の新年の挨拶、イランのお正月ノウルーズの紹介動画などが1時間15分ほど続き、やっと伝統音楽の演奏。最後は、「エィ イラン」の歌で盛り上がり、予定の4時を20分越えて終わりました。
退場の列が滞っていると思ったら、イランのお菓子やナッツ、ジュースにバナナのお土産を一人一人に手渡ししていました。本来なら、終わってから飲み物や食べ物を提供したいところ、ここの会場では出来ないからと、イランらしいおもてなしです。
22日の夜には、白金プラチナ通りのペルシア絨毯ミーリーコレクションで、ノウルーズを祝う会。
岩崎和音さんのサントゥールと、蔡レオさんのトンバックの演奏に酔いしれたあと、美味しいイラン料理に舌鼓。
その後、イランの友人宅に行き、ロサンジェルスやロンドンから発信されているペルシア語放送のお正月番組を見せてもらいました。どれも華やかな番組。女性たちは派手な化粧やドレス。もちろん髪の毛も出して。 踊るのが大好きなイランの人たち。男女一緒に踊る姿も。
イラン国内でも、これらの番組は、youtubeや他の方法で観られるので、イスラームの規範に則った国営放送の番組よりも人気だそう。1979年のイラン革命から40年。国外に出たイランの人たちの間で脈々と築かれている独自の文化。イランの国営放送の番組とは対極にあって、くらくらします。 これからのイラン、そして、イランの人たち、どんな方向に向かうのでしょう・・・
経済制裁でイラン国内では、物価が高騰。特に、イラン名産のピスタチオの値段は半端じゃなく高くなっています。お正月番組での面白いジョークを友人が教えてくれました。
ピスタチオの中古品 あります!
お年寄りが皮が固くて割れないので、まわりの塩をなめたもの。
ピスタチオの格安の飾り物 あります!
中身を食べたあとの皮だけを盛ったもの。
どんな境遇にあっても、したたかで、ユーモアを忘れないイランの人たち、大好きです!