2019年04月27日

ポレポレ東中野『誰がために憲法はある』『山懐に抱かれて』初日

本日は取材させていただいた作品2本の初日です。
郵便局に立ち寄って(本局は開いてます)本誌を何箇所かに送り、東中野へ。

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『誰がために憲法はある』上映後の舞台挨拶が終わったばかりのところに到着。満席でした。渡辺美佐子さんと井上淳一監督にはお目にかかれて、本誌をお渡しできました。写真はプログラムにサイン中のお二人。午前中10:30の上映です。他劇場の予定はこちら

ポレポレ東中野さんのロビーにはプログラムと並んで、シネジャも販売中。
渡辺美佐子さん2p、井上淳一監督1p、松元ヒロさん1pのインタビューが載っています。『山懐に抱かれて』遠藤隆監督インタビュー2pもございます。

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『山懐に抱かれて』も上映後にゲストの挨拶があり、遠藤監督と吉塚さん夫妻が登壇。こちらも満席です。
完成した映画を見るのは今日が初めてだったお二人、子供たちの小さなころから今までの24年分を見て胸がいっぱいになったようすでした。壇上のご夫妻も客席も涙。こちらはポレポレ東中野にて12:20/14:40/16:50 1日3回の上映です。

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吉塚夫妻
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遠藤監督と田中カメラマン

この後、東銀座の”いわて銀河プラザ”へ。吉塚家の3男純平くんが田野畑山地酪農牛乳の経営責任者として、ここで乳製品販売中なのでした。映画で観たままのいい笑顔の好青年です。おばちゃん買わせていただきましたよ。
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田野畑山地酪農牛乳製品販売は30日まで。(白)
posted by shiraishi at 22:46| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

102号ができました

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GW前に本誌を受け取ろうと逆算して編集した102号。
発送のために3人我が家に集まります。その集合1時間前に刷りたて本誌が届きました。

真っ先に自分が担当して、何度も訂正した記事を確認。
が〜〜ん!消したところが消えていなくて2行ほど文章がダブっています。
宣伝さんに「訂正しました」と完成原稿も送って見ていただいたのに、なぜ??
?を飛ばしている場合ではなく、どうやって修正しようか、と考える&考える&考える。
・・・上から紙を貼るしかありません。「ハサミとノリ持ってきて」と(咲)さんに電話。

”監督さん、宣伝さんごめんなさい”と心で繰り返しながら、修正文をプリントアウト。
切り取って貼っているうちに、予定外の(玲)さん(シネジャ創始メンバーの先輩)登場。
「近くまで来たので受け取ろうと思って」地獄に仏とはこのこと!!
「た、たいへんなの」以後先輩はこきつかわれる羽目に・・・

作業予定の3人がバラバラと到着。
いつもはお喋りしながら進めるのですが、今日は本誌の修正作業が加わってそれどころではありません。
集荷のお兄さんが来る前に封筒詰めまで終えなければ!!
せまい部屋で大車輪&突貫工事(これは死語?)。
発送分はなんとか終わりました。編集中もいろいろありましたが、仕上げがこれとは・・・(涙)。
もう何もありませんように。

丁寧な校正と点検が大事、とつくづく思い知りました。
そのためには、時間と心の余裕が要るんですよね。
来週は反省会。
しばらくノリもハサミも見たくないです。(白)
posted by shiraishi at 21:18| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月22日

トルコ映画『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』で、久しぶりにどっぷり泣きました (咲)

シネマジャーナル通算102号の編集がやっと終わり、18日に入稿しました。
4月27日(金)に出来上がる予定です。大きな間違いがないか、冷や冷や〜

私が取りまとめ役なので、最悪、自分の原稿は最後に突っ込めばいい・・・と、花見に浮かれてたツケが回ってきて、入稿前の1週間はほとんど出歩かないで原稿と格闘。
やっと解放されて、土曜日には、前々から楽しみにしていた「未体験ゾーンの映画たち」のトルコ映画『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』を観に行くことに。

渋谷で2時10分からなので、その前に何かないかなと調べたら、トルコの子どもの日で、モスクや大使館で催しがあることがわかりました。という次第でトルコ三昧の一日に。
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代々木上原の東京ジャーミィ(モスク)には、京王線笹塚駅から玉川上水を暗渠にした散歩道を通って15分程。八重桜にハナミズキに藤棚まで!
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東京ジャーミィでは午後から子どものためのイベントがあるようでしたが、私が寄った時には何もやってなくて、礼拝堂でしばし静かなひと時を過ごしました。
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代々木上原から千代田線で明治神宮前に行き、トルコ大使館へ。チャリティーバザーを開催しているというので、イラン大使館のバザーと同じように、煮込み料理など手料理があるかなと楽しみにして行ったのですが、簡単なスナックやお菓子しかなくて、ちょっとがっかり。買うものもないし帰ろうと思ったら、イラン繋がりで知ってる女の子が… お互い、つまらないと思っていたところで会えてよかったね〜と。

お天気もよかったので、ヒューマントラストシネマ渋谷まで、明治通りを歩いていきました。

さて、『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』
原題 Ayla: The Daughter of War
2017年、トルコ  
監督:ジャン・ウルカイ Can Ulkay (一部のサイトで、カンと表記されていますが、トルコ語の C は、Jの音なので、ジャン)
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(C)2018 Dijital sanatlsr All Rights Reserved
1950年6月に勃発した朝鮮戦争に、国連軍として参戦したトルコ軍。婚約者を国に置いて従軍したスレイマンは、38度線を巡る攻防戦の中で、孤児となった韓国の少女を銃弾の嵐の中から助けます。アイラと名付けた少女を孤児の施設に入れるのを拒んで、行動を共にしているうちに親子のような情が生まれます。
以下、映画のラストに触れています。
彼女と離れたくない為、帰国命令が出た時に1年延長を申し出ます。婚約者からはいつしか手紙が届かなくなります。そして、1年。とうとう帰国の日が来ます。アイラに、いつかきっと迎えに来ると言い残して、スレイマンは船に乗ります。
そして、60年・・・ 
朝鮮戦争に従軍した英雄の戦争秘話を描くドキュメンタリーが製作されることになって、スレイマンの話をもとに韓国側が調査を進め、とうとうアイラを見つけます。妻を伴い韓国に赴くスレイマン・・・
もう、涙、涙でした。
実話に基づいた物語で、最後には、本物のスレイマンとアイラの再会シーンも映し出されました。またまた涙、涙・・・
金曜日に一足早く観た友人から、「泣けました」とメールを貰っていたのですが、まさに、泣きました!

会場を出たところで、韓国映画通の知り合いの男性に会いました。そうっか〜 トルコ映画だけど、韓国が舞台だから、ちゃんと押さえるんだと納得。
韓国に行った時に上映していたけれど観られなくて、まさか日本で観られると思わなかったと言ってました。ドキュメンタリ―を韓国で観たことがあるそうです。(それが韓国製作なのか、トルコ製作なのか聞き損ねました。)

一緒に観にいったお友達と軽食いただきながら、おしゃべり。映画を観て、こんなに泣いたの久しぶり〜と。ただ、スレイマンの年を取ってからは、役者さんより、最後に映った本人のほうが素敵だったわねと。スレイマンの若い時を演じた役者さんは、まさに実物の男性が若かりし頃というイケメンでした。

マリリン・モンローが前線を慰問した場面が出てきて、マリリン・モンローそっくりでした。でも、彼女が慰問に行ったのは、1954年のことで、朝鮮戦争は前年に停戦になっているので、史実とは時期がずれています。ま、ご愛嬌で。

「未体験ゾーンの映画たち」『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』は、あと3回、ヒューマントラストシネマ渋谷で上映されます。
4月23日(火)14:10〜
4月24日(水)16;35〜
4月25日(木)18:55〜

シネ・リーブル梅田でも、2回!
04/23(火) 20:50〜
04/25(木) 18:30〜
posted by sakiko at 09:50| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月10日

『パリの家族たち』監督取材 そしてイラン外務次官のご講演  (咲)

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4月9日、『パリの家族たち』のマリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督が来日され、インタビューの時間をいただきました。
女性大統領、ジャーナリスト、舞台女優、花屋、ベビーシッター、大学教授・・・ パリで働く女性たちと、その家族を描いた群像劇。
中でも、在任中に出産する大統領アンナがカッコいいです。
5月25日から公開です。
インタビュー詳細は、公開直前にお届けします。

桜がまだなんとか咲いていて、監督、さっそく朝早くに桜を愛でにいらしたそうです。
私も、渋谷でインタビューが終わったあと、六本木の試写室に行くのに、中目黒経由で行ってみました。
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中目黒のホームから、ばっちりお花見!

六本木で、12時半から韓国映画『神と共に 第一章 罪と罰』を拝見。死後すぐの冥界を描いた物語。
いや〜豪華メンバーです。
ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、チャ・テヒョン・・・
閻魔大王は、イ・ジョンジェさまでした!

続けて、『神と共に 第二章 因と縁』を観ることができたのですが、4時から笹川平和財団主催のイラン・イスラム共和国外務次官を招いての公開セミナーに参加。
やっぱりイラン優先♪
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六本木から、アークヒルズ裏手の桜通り経由で虎ノ門へ。
葉桜になってしまいましたが、まだまだ綺麗でした。

さて、「中東におけるイラン:外交政策と展望」と題したセミナー。
イランの外務次官セイエッド・カーゼム・サジャドプール氏は、外交官というより学者。
「将軍は国の為に死ぬ人、外交官は国の為に嘘をつく人、学者はなぜ国の為に死んだり嘘をついたりしなくてはいけないかを分析する人。今日は学者の立場で」と。
ジョ―クが好きで、「今日は長いのと短いのと両方用意しました。長いのは、サンキュ―ベリーマッチ。短いのは、サンキュ―」
こんな調子で、イランを取り巻く厳しい現況を吹き飛ばすかのようなお話をしてくださいました。
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もう一人の登壇者サイーデ・ロトフィアンさんはテヘラン大学法政治学部教授。
彼女も「トランプが制裁を叫んでも、イランは自立してる、アメリカの為にならないだけ」とバッサリ。
ちなみに、お二人ともアメリカの大学で博士号を取得されていて、アメリカの事情もよくご存じ。

それにしても、イスラエルの選挙結果、どうやらネタニヤフが続投する模様。中東和平は遠いと暗澹たる思いです。




posted by sakiko at 14:30| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4/9『誰がために憲法はある』井上淳一監督インタビュー(白)

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『誰がために〜』関連取材はこれが最終。渡辺美佐子さんをほりきさんと、一人で松元ヒロさん、今日は(暁)さんと井上監督。3人コンプリート〜と一人喜ぶ私。

2016年『大地を受け継ぐ』監督、2018年『止められるか、俺たちを』脚本です。とてもまっすぐに、今の政治に、理不尽なことにきちんと「怒る人」でした。エネルギー要るんですよね、怒るにも、続けるにも。
この作品は被害者側のことだけで、加害のことは描けなかったけれども、とにかく「初めの一歩」ですとおっしゃっています。私も含めてあまりにも知らないことが多かった「憲法」のこと(「憲法くん」のこと)、渡辺さんのエピソード、女優さんたちが何十年も原爆朗読劇の活動を続けていたのに、知られてこなかった「夏の会」のこと、これから知ってください。届けたい人に届くように、間口を拡げた作品です。(白)

★2019年4月27日(土)よりポレポレ東中野にて公開
posted by shiraishi at 10:36| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする