シネマジャーナル通算102号の編集がやっと終わり、18日に入稿しました。
4月27日(金)に出来上がる予定です。大きな間違いがないか、冷や冷や〜
私が取りまとめ役なので、最悪、自分の原稿は最後に突っ込めばいい・・・と、花見に浮かれてたツケが回ってきて、入稿前の1週間はほとんど出歩かないで原稿と格闘。
やっと解放されて、土曜日には、前々から楽しみにしていた「未体験ゾーンの映画たち」のトルコ映画『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』を観に行くことに。
渋谷で2時10分からなので、その前に何かないかなと調べたら、トルコの子どもの日で、モスクや大使館で催しがあることがわかりました。という次第でトルコ三昧の一日に。
代々木上原の東京ジャーミィ(モスク)には、京王線笹塚駅から玉川上水を暗渠にした散歩道を通って15分程。八重桜にハナミズキに藤棚まで!
東京ジャーミィでは午後から子どものためのイベントがあるようでしたが、私が寄った時には何もやってなくて、礼拝堂でしばし静かなひと時を過ごしました。
代々木上原から千代田線で明治神宮前に行き、トルコ大使館へ。チャリティーバザーを開催しているというので、イラン大使館のバザーと同じように、煮込み料理など手料理があるかなと楽しみにして行ったのですが、簡単なスナックやお菓子しかなくて、ちょっとがっかり。買うものもないし帰ろうと思ったら、イラン繋がりで知ってる女の子が… お互い、つまらないと思っていたところで会えてよかったね〜と。
お天気もよかったので、ヒューマントラストシネマ渋谷まで、明治通りを歩いていきました。
さて、『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』
原題 Ayla: The Daughter of War
2017年、トルコ
監督:ジャン・ウルカイ Can Ulkay (一部のサイトで、カンと表記されていますが、トルコ語の C は、Jの音なので、ジャン)
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1950年6月に勃発した朝鮮戦争に、国連軍として参戦したトルコ軍。婚約者を国に置いて従軍したスレイマンは、38度線を巡る攻防戦の中で、孤児となった韓国の少女を銃弾の嵐の中から助けます。アイラと名付けた少女を孤児の施設に入れるのを拒んで、行動を共にしているうちに親子のような情が生まれます。
以下、映画のラストに触れています。彼女と離れたくない為、帰国命令が出た時に1年延長を申し出ます。婚約者からはいつしか手紙が届かなくなります。そして、1年。とうとう帰国の日が来ます。アイラに、いつかきっと迎えに来ると言い残して、スレイマンは船に乗ります。
そして、60年・・・
朝鮮戦争に従軍した英雄の戦争秘話を描くドキュメンタリーが製作されることになって、スレイマンの話をもとに韓国側が調査を進め、とうとうアイラを見つけます。妻を伴い韓国に赴くスレイマン・・・
もう、涙、涙でした。
実話に基づいた物語で、最後には、本物のスレイマンとアイラの再会シーンも映し出されました。またまた涙、涙・・・
金曜日に一足早く観た友人から、「泣けました」とメールを貰っていたのですが、まさに、泣きました!
会場を出たところで、韓国映画通の知り合いの男性に会いました。そうっか〜 トルコ映画だけど、韓国が舞台だから、ちゃんと押さえるんだと納得。
韓国に行った時に上映していたけれど観られなくて、まさか日本で観られると思わなかったと言ってました。ドキュメンタリ―を韓国で観たことがあるそうです。(それが韓国製作なのか、トルコ製作なのか聞き損ねました。)
一緒に観にいったお友達と軽食いただきながら、おしゃべり。映画を観て、こんなに泣いたの久しぶり〜と。ただ、スレイマンの年を取ってからは、役者さんより、最後に映った本人のほうが素敵だったわねと。スレイマンの若い時を演じた役者さんは、まさに実物の男性が若かりし頃というイケメンでした。
マリリン・モンローが前線を慰問した場面が出てきて、マリリン・モンローそっくりでした。でも、彼女が慰問に行ったのは、1954年のことで、朝鮮戦争は前年に停戦になっているので、史実とは時期がずれています。ま、ご愛嬌で。
「未体験ゾーンの映画たち」『ブレイブ・ロード〜名もなき英雄〜』は、あと3回、ヒューマントラストシネマ渋谷で上映されます。
4月23日(火)14:10〜
4月24日(水)16;35〜
4月25日(木)18:55〜
シネ・リーブル梅田でも、2回!
04/23(火) 20:50〜
04/25(木) 18:30〜
posted by sakiko at 09:50|
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