2019年10月20日
シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』(白)
10月20日(日)
シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』が東銀座の東劇で上映中です。本日は市川團子(5代目)さんの舞台挨拶がありました。2012年6月のこの演目が團子さん(8歳)の初舞台。父の市川中車さんが舞台上では祖父の帝役、團子さんはヤマトタケル(市川猿之助)の息子のワカタケル役です。
当時の親子そろってのインタビュー映像も披露されました。九代目市川中車の襲名披露でもあり、中車さんが緊張して大汗をかいている横で、初舞台の團子さんは少しも臆するところなく元気いっぱい。「緊張感0%!」「遊びまわっています」などなど。「終わった〜!」と走り去る自分の姿に、15歳になった團子さん「失礼な子どもだったんですね」と苦笑。
昨年6月の『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』父の日舞台挨拶のときから1年余り。また身長が伸びた感じです。伸び盛りですね。
詳しくは、また後程。(白)
★「おとうさまぁ〜」と叫ぶ可愛い團子さんを見られるのは10月24日まで。
チケットは一般料金3,100円(税込) 学生・小人 2,000円(税込)
詳細はこちらです。
ショートショートフィルムフェスティバル& アジア (SSFF & ASIA)「秋の映画祭」@写真美術館に行ってきました(白)
10月19日(土)
「2019年 受賞プログラム 5 〜ヒューマンドラマ特集」を鑑賞。1本目に遅刻。
(咲)さんおすすめのイラン発の『Aプラス』。学校帰りの男の子(10、11歳くらい?)が赤ちゃんを抱いた奥さんに呼び止められ、たくさんの買い物袋を部屋まで運ぶお手伝いをする。この奥さん、帰ろうとした男の子(名前忘れちゃった)に「脚立に登ってカーテンをレールに取り付けてくれない」と頼む。その間にタバコを吸いながら、根掘り葉掘り男の子の家の事情まで聞き出して(両親は離婚して父親と住み、母親には会っていない)、友達との電話でそのことを肴に「哀れな子」とまで言う。ひとしきり夫の悪口(喧嘩して昨日から帰宅していない)で盛り上がっている。数分で終わる(と図々しい奥さん)はずのカーテン取り付けはまだ終わらない。
その夫本人が戻ってきて「よその子にやらせるなんて」と言い、「あんたが帰ってこないからよ」と夫婦喧嘩再燃。男の子はやっと解放され、エレベーターに乗り込むと、妻の浮気を疑っている旦那さんが追いかけてくる。電話の相手は女性だったと返事したものの、門を出てから取って返す。インターホンに出た旦那さんにあることを告げ、ニンマリして歩き出す。
「Aプラス」は奥さんに聞かれて男の子が答えた成績のこと。「みんなそう言うわね」と奥さん。
この子がほんとに賢いのに、侮ってこき使い、しっぺ返しされたっていうことかな。
「BRANDED SHORTS プログラム」
世界の広告作品から映画的なものを集めています。企業がお金も手間をかけて作ったものなので、どれも面白い。
『22AGAIN』は人付き合いの悪い鍵屋の店主が宝くじ(日本とはちょっと違うグループ買い)に一口乗り、大当たり!翌日換金するつもりが、きのうと同じ22日がまた始まってしまう。くじを買い足したり、いろいろ変えてみるが目がさめるとまた22日。何度も繰り返して店主が人に優しくなり、幸運をシェアしてやっと23日になるというハッピーなラストに。
『AT&T Cinema』映像の配信会社の短いけれどインパクトのあるCM。何本あったかな〜。
「The Shot」
「bus」
レイティングが厳しいアメリカですが、これいいの?と思うようなのもありました。
「This is America」
画像はトークセミナーでの濱口竜介監督(右)。短編作品『明日のキス』『天国はまだ遠い』を上映。キャラクター造形のポイント、『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』についてのお話も楽しかったです。(白)
「2019年 受賞プログラム 5 〜ヒューマンドラマ特集」を鑑賞。1本目に遅刻。
(咲)さんおすすめのイラン発の『Aプラス』。学校帰りの男の子(10、11歳くらい?)が赤ちゃんを抱いた奥さんに呼び止められ、たくさんの買い物袋を部屋まで運ぶお手伝いをする。この奥さん、帰ろうとした男の子(名前忘れちゃった)に「脚立に登ってカーテンをレールに取り付けてくれない」と頼む。その間にタバコを吸いながら、根掘り葉掘り男の子の家の事情まで聞き出して(両親は離婚して父親と住み、母親には会っていない)、友達との電話でそのことを肴に「哀れな子」とまで言う。ひとしきり夫の悪口(喧嘩して昨日から帰宅していない)で盛り上がっている。数分で終わる(と図々しい奥さん)はずのカーテン取り付けはまだ終わらない。
その夫本人が戻ってきて「よその子にやらせるなんて」と言い、「あんたが帰ってこないからよ」と夫婦喧嘩再燃。男の子はやっと解放され、エレベーターに乗り込むと、妻の浮気を疑っている旦那さんが追いかけてくる。電話の相手は女性だったと返事したものの、門を出てから取って返す。インターホンに出た旦那さんにあることを告げ、ニンマリして歩き出す。
「Aプラス」は奥さんに聞かれて男の子が答えた成績のこと。「みんなそう言うわね」と奥さん。
この子がほんとに賢いのに、侮ってこき使い、しっぺ返しされたっていうことかな。
「BRANDED SHORTS プログラム」
世界の広告作品から映画的なものを集めています。企業がお金も手間をかけて作ったものなので、どれも面白い。
『22AGAIN』は人付き合いの悪い鍵屋の店主が宝くじ(日本とはちょっと違うグループ買い)に一口乗り、大当たり!翌日換金するつもりが、きのうと同じ22日がまた始まってしまう。くじを買い足したり、いろいろ変えてみるが目がさめるとまた22日。何度も繰り返して店主が人に優しくなり、幸運をシェアしてやっと23日になるというハッピーなラストに。
『AT&T Cinema』映像の配信会社の短いけれどインパクトのあるCM。何本あったかな〜。
「The Shot」
「bus」
レイティングが厳しいアメリカですが、これいいの?と思うようなのもありました。
「This is America」
画像はトークセミナーでの濱口竜介監督(右)。短編作品『明日のキス』『天国はまだ遠い』を上映。キャラクター造形のポイント、『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』についてのお話も楽しかったです。(白)
2019年10月16日
二年ぶりのヤマガタです (千)
台風19号で被災された皆様にお見舞い申し上げます
私的には先日の「あいち国際女性映画祭」でも台風に追われ、また今回も台風で…映画祭ごとに台風に遭ってる…雨女ならぬ台風女でしょうか、泪。
間引き運転で動いていた東北新幹線で仙台まで行き、仙台駅から高速バスで山形駅へ、15日の午前中には到着できました。二年ぶりのヤマガタは、街の風景が少し変わっていて、なんとなく迷子にもなったりしながら山形国際ドキュメンタリー映画祭会場の一つである「山形まなび館」へ向かいました。此処には観光情報コーナーもあったりするので情報入手にもオススメです☆



映画祭の合間に食べる山形ゴハンも愉しみの一つ。初日のランチは映画祭関連イベント会場でもあるBrunoさんへ、生ハムとキノコのチーズリゾット美味しかったです&ご馳走様でした‼︎ 私は三日間のヤマガタ滞在ですが先輩スタッフ(暁)さんと(美)さんは、ほぼ全日程いますので、いろいろとお話しを聞くのも楽しいです。 (千)
☆ミッキーの毎日映画三昧
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/
☆山形国際ドキュメンタリー映画祭レポート
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/category/26963878-1.html
★山形国際ドキュメンタリー映画祭公式サイト
https://www.yidff.jp/home.html
2019年10月14日
『夕陽のあと』越川道夫監督インタビュー(白)
10月10日(木)
『無限ファンデーション』のプロデューサーでもあった越川道夫監督、TIFFで初監督作『アレノ』が上映されたとき、取材に行って写真を撮りました。助監督、演劇、制作、配給とたくさんのお仕事をなさって、主な肩書はプロデューサーでも「何でも屋」です、とおっしゃっているのをほかの記事で読みました。大崎監督からもお話は伺っていましたが、直にお目にかかるのは初めてです。3本インタビューがあった最後が私でした。ドキドキ。
一つの質問にいろいろな例を挙げてわかりやすく説明をしてくださいます。作家や演劇や映画の題名がたくさん出てきて、後で調べたりしました。ワークショップに参加するとこんな感じなのかも。知識が増えた気がします。
台風直撃で週末家から出られず、ずっと録音を聞いて文字起こしをしていました。おかげでいつになく早く進みました。
今は音声を文字にできるようになってきたんだとか?私がその恩恵にあずかるまで、現役でいられるかなぁ。
映画は11月8日(金)公開です。
↓は10月8日に出かけたクイントアートハウス1F。煎茶器がずらりと並んでいます。小さくて可愛い。
2Fのアートスペースでは(咲)さんもあげていた「はらだたけひで個展」。白いひげのパシュラル先生の色鉛筆画の本を買ってきました。
台風は東京中を吹き荒れて通過。朝は青空でしたが、川の水位が上がって被害を受けた地域があるのをニュースで知りました。お見舞い申し上げます。なんだか呑気なスタッフ日記を書いていてすみません。
昨日ストップしていた交通機関は徐々に運転再開しているようですが、東北方面はどうでしょうか。みなさま無事でありますように。
『無限ファンデーション』のプロデューサーでもあった越川道夫監督、TIFFで初監督作『アレノ』が上映されたとき、取材に行って写真を撮りました。助監督、演劇、制作、配給とたくさんのお仕事をなさって、主な肩書はプロデューサーでも「何でも屋」です、とおっしゃっているのをほかの記事で読みました。大崎監督からもお話は伺っていましたが、直にお目にかかるのは初めてです。3本インタビューがあった最後が私でした。ドキドキ。
一つの質問にいろいろな例を挙げてわかりやすく説明をしてくださいます。作家や演劇や映画の題名がたくさん出てきて、後で調べたりしました。ワークショップに参加するとこんな感じなのかも。知識が増えた気がします。
台風直撃で週末家から出られず、ずっと録音を聞いて文字起こしをしていました。おかげでいつになく早く進みました。
今は音声を文字にできるようになってきたんだとか?私がその恩恵にあずかるまで、現役でいられるかなぁ。
映画は11月8日(金)公開です。
↓は10月8日に出かけたクイントアートハウス1F。煎茶器がずらりと並んでいます。小さくて可愛い。
2Fのアートスペースでは(咲)さんもあげていた「はらだたけひで個展」。白いひげのパシュラル先生の色鉛筆画の本を買ってきました。
台風は東京中を吹き荒れて通過。朝は青空でしたが、川の水位が上がって被害を受けた地域があるのをニュースで知りました。お見舞い申し上げます。なんだか呑気なスタッフ日記を書いていてすみません。
昨日ストップしていた交通機関は徐々に運転再開しているようですが、東北方面はどうでしょうか。みなさま無事でありますように。
2019年10月13日
『ジョージア、ワインが生まれたところ』監督インタビュー & はらだたけひで個展 (咲)
9日(木)本郷3丁目のクイントアートハウス / 煎茶器会館で開かれていた「はらだ たけひで 個展」―ニコ・ピロスマニのほうへ に行ってきました。
岩波ホールに勤務しながら絵本作家としても実績をあげてきた原田さんの個展。
1978年に岩波ホールで上映したグルジア(ジョージア)のギオルギ・シェンゲラヤ監督作品『ピロスマニ』(写真右端がその折のパンフレット)を通じて、グルジアの魅力にすっかりはまった原田さん。
私自身、40年程前にコーカサス3カ国のツアーに申し込みしたのに、友人の結婚式と重なり諦め、それ以来、結局まだ見ぬ憧れのジョージア。 会場には、絵だけでなく、ジョージアの写真もたっぷり。 1時間半ほど、楽しませていただきました。
私がその会場にいる間に、まるで見越したようにアップリンクさんから『ジョージア、ワインが生まれたところ』のエミリー・レイルズバック監督へのスカイプインタビュー打診のメールが届いていました。 翌日の午前中! でも、これは是非お話をお伺いしたい。即答でお願いしました。
さて、どんな質問をしよう・・・と、原田さんの個展の会場でいただいてきた「GEORGIA ワインの揺りかご」の素敵な小冊子も見てみました。
映画の中で、ジョージアの人たちが「スプラ」と呼ぶ宴会を大事にしていると出てきたのですが、その小冊子に、スプラがもともと食卓に敷かれる布のこととありました。イランでは、ソフレ(食布)を絨毯に上に敷いて皆で囲みます。スプラとソフレ、もしかしたら同じ語源かも! 歴史的にペルシアはジョージアを攻めた国ですが、お互い文化的に影響もしあっているのではないかと思いました。
イランでは今はイスラーム政権でお酒は禁止ですが、40年前までは、ワインも作っていました。特にウルミエ湖の近くの古代遺跡で見つかった壺に葡萄の種が残っていて、かなり古い時代からワインが作られていたことも証明されています。その壷の形が、ジョージアの伝統醸造に使われるクヴェヴリと呼ばれる壷と似ているのも繋がりを感じます。
翌日のインタビューで、そのことをお話してみました。エミリー監督はアメリカ人で、その繋がりについてはわからないけれど興味深い話ねと。
ジョージアでの伝統的なスプラ(宴会)は、男性は男性だけで囲むものだったそうです。日本もかつては、そんな時代があったと思い至りました。一方、イランの家庭では、男女一緒にソフレを囲んでいます。イスラームの国なのにと言われそうですが。思えば不思議。
『ジョージア、ワインが生まれたところ』
エミリー・レイルズバック監督インタビューは後日報告します。
「映画で旅する自然派ワイン」

『ジョージア、ワインが生まれたところ』(アメリカ)と、『ワイン・コーリング』(フランス、ブリュノ・ソヴァール監督)の2本が、自然派ワインにまつわるドキュメンタリー映画として同時公開されます。
★2019年11月1日(金)、シネスイッチ銀座、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開