映画館で楽しむ能楽・歌舞伎・時代劇
映画『旗本退屈男』上映と幻の衣裳展
●期間:10月3日(木)〜10月8日(火)
●開催場所:丸の内TOEI2(BF1)、日動画廊、銀座柳画廊
●上映時間:10月3日15:00〜17:00
10月4日〜8日 10:00〜12:00
●料金:映画は1000円、衣裳展は無料
★日本語、英語、中国語(簡体字)字幕を携帯端末に表示できます。(入口でORコードを読み込み)
『旗本退屈男』衣裳展
日動画廊:衣裳と関連絵画、合わせて「日動画廊&東映 銀座の歴史」パネル展
銀座柳画廊:広田 稔の作品と衣裳を展示
★広田 稔によるクロッキー:旗本退屈男を描く
10月6日(日)13:00、14:00、15:00の3回(1回30名)
詳細はこちら https://www.artandlive.net/projects/autumn2019
小学生のころ、一人で行けた映画館では邦画を2本立て、3本立てで上映していました。東映時代劇をはじめ何でも観たものです。「オールスター登場、総天然色」のお正月映画が好きでした。筋は殆ど勧善懲悪で、悪だくみをする黒幕も手下もみんなバッタバッタとやっつけられてしまうのが痛快でした。最近のようにトカゲのしっぽ切りで済ませたりしません。
今日上映の『旗本退屈男』(1958年)は市川右太衛門(1907〜1999)の映画出演300本を記念して作られた作品。東映のスター総出演で懐かしい人たちがみな若い!衣裳も絢爛豪華です。市川右太衛門は片岡千恵蔵と共に東映の重役でもありました。主人公・早乙女主水之介を33年にわたって演じていて(1933〜1963年このシリーズは30本作られた)、その衣裳が114点も保管されているのが見つかったのだそうです。その中から10枚の着物が展示されています。(白)