シネマジャーナル読者の小林美恵子さんが作った多摩中国語講習会創立50周年記念誌「華影天地 電影倶楽部の選んだ中国語圏映画100本」を紹介します。
多摩中国語講習会(多摩中)は 1969 年、立川市で発足しました。発足当時は、まだ日中の国交回復以前、中国では文化大革命中という時期で日本では一般には中国に親しむという意味での関心がそれほど高い時期とは言えませんでした。立川周辺に中国語教室というようなものも存在しなかったこの時期に中国語を通して中国を学びたいという強い意志に支えられて、多摩中は船出をしたのです。【多摩中国語講習会の歩み】より
この多摩中国語講習会の課外授業として2003年に「多摩中電影倶楽部」という中国語圏映画の上映会が発足し、15年続いた上映会が100回になり、記念誌「華影天地 電影倶楽部の選んだ中国語圏映画100本」を作ったそうです。「華影天地」は、その上映会の時に作品を紹介するため発行していたニュースで、それをまとめたのがこの本です。2,3ヶ月に1回の上映会ですが、100回も続いたというのがすごい! 映画愛です。中国、香港、台湾、シンガポールなどを舞台にした作品で、中華圏の監督が作った作品だけでなく、日本人が作った作品も上映されています。日本での劇場公開作を中心に映画祭で上映された作品、あるいは現地でしか上映されていない作品まで、様々なジャンルの映画上映をしてきた記録でもあります。タイトル、原題、製作年度、スタッフ、キャストなども記載され、中華圏映画の情報辞典のような形にもなっています。
この記念誌を希望の方がいましたら、送付先記載の上、下記、宮崎のアドレスまで連絡ください。
xiaomei@tiara.ocn.ne.jp
電影倶楽部 上映情報
https://tamachu-huayingtiandi.blogspot.com/