なんだかパニック映画みたいになっています。無人のニューヨーク五番街とか。公開延期が続々、試写室もお休み。春なのに全然明るくありません。
志村けんさんのコロナ感染+入院を聞いたばかりなのに、29日病院で亡くなられました。
山田洋次監督の映画『キネマの神様』(12月公開)の主演に決まっていて、楽しみだったのに残念。
オーストラリアで感染したトム・ハンクス夫妻は、回復してアメリカに帰国したと29日付でツイッターに本人が書いています。
シネマスコーレ(シネジャもお世話になっています)の坪井副支配人さんの記事を教えてもらって、読みました。
こちらです。
劇団さんもフリーの音楽家さんもたいへんと聞いていたけれど、ミニシアターもお客様来てこそです。
こんなときに、来てね、とか行ってねとか書けないよね。(T_T)(白)
中日新聞にもシネマスコーレの記事 こちら
2020年03月30日
2020年03月29日
満開の桜に本物の吹雪とは(白)
3月29日(日)
コロナウィルス関連で、たくさんの映画イベントや演奏会や興行が中止や延期になっています。
仕事や収入が減ったり、罹患した方々も多いので、娯楽がなくなったからといって愚痴れる雰囲気ではないのですが。
準備してきた人たち、楽しみにしてきた人たち、ほんとに残念です。
事態がもっと大変なことにならないよう祈りつつ、気を取り直してできることをしましょう。
我が家では不織布マスクは使い捨てにしません。ガーゼマスクだって洗って使ったものです。ウィルスを通すことには変わりないし、効果が減ろうが飛沫は防げると思うので石鹸で手洗いしています。いつまで続くかわからないので大事に使わなくては。
疲労もためないよう、免疫力もあげましょう。
本誌編集の真っただ中です。原稿滞っているんですが、気分転換。
土日の外出自粛って何(平日の通勤は混んでいるのに)と思いつつ、桜に雪の珍しい光景を撮りに「不要不急」の外出。
人に近づいて濃厚接触しなければいいんだし。雪は止みかけて桜と雪の写真ですが記念?に。(白)
★オンラインフランス映画祭が期間限定で!
家で楽しめる作品がたくさんあります。こちら
☆東洋経済のページにコロナウィルス関連のわかりやすい図表が出ていました。こちら
コロナウィルス関連で、たくさんの映画イベントや演奏会や興行が中止や延期になっています。
仕事や収入が減ったり、罹患した方々も多いので、娯楽がなくなったからといって愚痴れる雰囲気ではないのですが。
準備してきた人たち、楽しみにしてきた人たち、ほんとに残念です。
事態がもっと大変なことにならないよう祈りつつ、気を取り直してできることをしましょう。
我が家では不織布マスクは使い捨てにしません。ガーゼマスクだって洗って使ったものです。ウィルスを通すことには変わりないし、効果が減ろうが飛沫は防げると思うので石鹸で手洗いしています。いつまで続くかわからないので大事に使わなくては。
疲労もためないよう、免疫力もあげましょう。
本誌編集の真っただ中です。原稿滞っているんですが、気分転換。
土日の外出自粛って何(平日の通勤は混んでいるのに)と思いつつ、桜に雪の珍しい光景を撮りに「不要不急」の外出。
人に近づいて濃厚接触しなければいいんだし。雪は止みかけて桜と雪の写真ですが記念?に。(白)
休園中の植物園をフェンスの間から撮影
★オンラインフランス映画祭が期間限定で!
家で楽しめる作品がたくさんあります。こちら
☆東洋経済のページにコロナウィルス関連のわかりやすい図表が出ていました。こちら
2020年03月24日
『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』取材(白)
百崎満晴監督、伊藤純プロデューサー
テレビ番組のときから18年間携わってこられた百崎満晴監督、伊藤純プロデューサーにお話を伺ってきました。
このドキュメンタリー映画の主人公ムツさんは私の母と同い年(1923年生まれ)でした。秩父の山間の集落の人たちは一人去り、二人去りとだんだん少なくなっていきます。ムツさんの子どもたちも山を下りて暮らし、農業を継ぐ人はいません。公一さんムツさんのご夫婦は耕さなくなった畑に花を植え、山に還そうと思い立ちました。自分たちがいなくなった後も、毎年咲いてくれる丈夫な花木を選んで。山に来た人が花が咲いているのを見たら嬉しかろうと、コツコツと植え続ける日々を映しています。
予告編でもその里山の美しさ、ご夫婦の人柄の良さがわかります。インタビュー記事は4月末発行の本誌に掲載します。(白)
公式HP https://hana-ato.jp/
★2020年5月15日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
2020年03月22日
『いざなぎ暮れた。』無観客舞台挨拶(白)
3月21日(土)テアトル新宿で、20日からレイトショー上映の始まった『いざなぎ暮れた。』の笠木望監督・キャスト(毎熊克哉さん、武田梨奈さん、青山フォール勝ちさん、岸健之助さん、MC:奥村隼也さん)の舞台挨拶がありました。
どこかの会場で行う記者会見みたいですが、本来お客様がたくさんいるはずの席はカラです。新型コロナウイルス感染拡大のため、この形になりました。うーん寂しい。こういう時期なので「みなさん劇場に来てください」とは言いにくく、ご挨拶も言葉をていねいに選んでいる様子がうかがえました。
15分のショートフィルムのはずが、長編映画になったことは、毎熊克哉さん、武田梨奈さんのインタビューでご承知と思います。
世界各地の映画祭に35ノミネート、16の受賞と良い評価を受けています。賞状の授与も行われました。動画はこちらです。(白)
毎熊克哉さんインタビュー
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/473993438.html
武田梨奈さんインタビュー
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/474009867.html
2020年03月15日
第15回大阪アジアン映画祭へ行ってきました(暁)
3月6日から12日まで大阪アジアン映画祭に行ってきました。
新型コロナウイルスの影響で中止になるイベントが多い中、15日まで開催されています。ただ、今回はゲストの舞台挨拶やQ&Aもなく上映のみの映画祭になりました。ちょっと寂しかったです。
一番熱心なスタッフのSさんも、今年は参加をあきらめ、名古屋からいつも参加するTさんもあきらめているし、東京から参加する友人たちも何人もやめているし、出発前日の5日まで散々迷いましたが、去年はピースボートへの参加で日本にいなかったので、この映画祭に行くことができなかったし、この映画祭で観ないと観ることができない作品も多く、やっぱり行こうと決心して参加しました。とはいえ、2月には2回の旅行にでかけ、3月1日に東京に帰ってきたばかりで6日の出発。
当初、今年は6日〜15日まで行こうと思っていたけど、映画祭の上映作の検討もしっかりはできないまま出発数日前にやっとどんな作品があるかを把握し、やはり全日と思ったものの、さすがに前の旅行の疲れも取れないままの参加になってしまいました。それでも熱心なアジア映画ファンの方たちが出かけてきていました。
今回も連日、3〜4作品、観たい作品があり、21時からの回にも観たい作品が。7日から連日5日間終わるのが23時近く。さすがに疲れました。12日にやっと、20時ころに終わったので、東京からやってきた映画仲間たちと飲み会。いつも映画祭に行くと、連日飲み会だったりするのですが、今回終わるのが23時近くで食事もままならず状態だったので、寂しく思っていたので嬉しかった。でも、この日の大阪福島の飲み屋街は人も少なくびっくりしました。いつもここに夜行くと、人、人、人、状態なので、あまりの少なさに驚きました。飲み屋に入っても、客は私たち以外は、もう一組ぐらい。
そんな中で、映画仲間と映画談義。あの映画が良かった。この映画は、ここがポイント。それぞれ映画に詳しい人たちの指摘は、なるほどと思うところもありとても参考になるし、映画の背景やその国のことを知ることもでき、何よりも観た映画の話をできることが嬉しいんだけど、今回は早く終わった日が少なく2回のみ。残念な大阪でした。
6日初日夜もオープニングのあと、神戸の友人と20時半すぎに梅田の焼き鳥屋に行ったのですが、なんとお店がほとんど閉じていて(いつもは21時すぎもやっている)、入る店を探すのに苦労しました。せっかく入ったのに1時間もしないうちに店を閉めるといわれ、あまり映画の話もできずに、映画祭始まった話をちょっとしただけで、そそくさと食べて出ました。
今回の映画祭で感じたのは、国籍が違う国の人が結婚した後の子供の気持ち、アイデンティティの揺れ動きみたいな作品がいくつかあって、それに興味を持ちました。
『燕 Yan』では、台湾人の女性と日本人の男性の間に生まれた燕(つばめ)、中国語読みでYan(イエン)の心の動きが描かれる。子供の頃は違う文化や習慣のことがわからないけど、学校に上がる年齢になると、周囲との違いに気がつかされるようになっていく。母親が作るお弁当と周囲の日本人の母親が作る料理の差に不満を持ったり(日本のお弁当はカラフル。母親がつくる台湾風のお弁当は「魯肉飯/ルーローファン」など茶色ばかり)、ばかにされたりした。中華圏では正月を迎える時に食べる餃子の中にお金を入れる習慣があり、これに当たった人は、その年、幸運に恵まれるという意味があるのですが、日本人にあげたところ、日本人にとっては餃子にお金なんか入れてということになってしまったりと、文化の違いということが描かれていました。父親との関係なのか、そういう文化の習慣になじめずもあるのか、母親は台湾に兄を連れて帰ってしまいました。そして大人になってから燕が台湾を訪ねるという話でしたが、同じように『フォーの味』という作品は、ポーランドが舞台で、ポーランド人の母親とベトナム人の父という関係の中で生まれた女の子の話。父親はベトナム料理店の雇われシェフ。学校に上がる前に母親が死んでしまい、父と娘で団地で暮らしています。小学校に通うようになり、父親が食事だけでなく、スカートのアイロンかけをしたり、裁縫をしたりとかいがしく娘の世話をしているのに、やはり娘はご飯ばかりの弁当(ポーランドにも弁当はあった)に不満を感じ、学校に行く途中で捨ててしまうし、せっかく父ががアイロンをかけてくれたスカートも脱ぎ捨ててしまう(ズボンの上にスカートをつけている)。そんな父娘の葛藤が描かれていましたが、これは日系の女性監督作品。
また『花椒の味』でも、父と娘の葛藤が描かれていたし、親子の葛藤と多国籍文化の中での習慣の違いや葛藤が描かれているのが、これまでより多くなっていると感じました。
sさんは、今回行くのをあきらめたと書きましたが、やはりどうしても行きたかったようで、最後の2日間行くようです。
今回は7日間、十三(じゅうそう)の同じホテルに滞在しましたが、映画祭以外の食の楽しみは一応満たすことができました。十三に行ったからには、ねぎ焼きのやまもと(すじねぎ)、がんこ寿司(寿司ランチ)、和菓子の喜八洲総本舗(「焼きもち」という草餅、きんつば)には寄りたいと思っていたけど行くことができました。それに商店街での食事もでき、一応たこ焼きとか焼きそばなど大阪の粉モノも堪能しました。なんのかんの言っても、やはり映画祭は楽しかった(暁)。
新型コロナウイルスの影響で中止になるイベントが多い中、15日まで開催されています。ただ、今回はゲストの舞台挨拶やQ&Aもなく上映のみの映画祭になりました。ちょっと寂しかったです。
一番熱心なスタッフのSさんも、今年は参加をあきらめ、名古屋からいつも参加するTさんもあきらめているし、東京から参加する友人たちも何人もやめているし、出発前日の5日まで散々迷いましたが、去年はピースボートへの参加で日本にいなかったので、この映画祭に行くことができなかったし、この映画祭で観ないと観ることができない作品も多く、やっぱり行こうと決心して参加しました。とはいえ、2月には2回の旅行にでかけ、3月1日に東京に帰ってきたばかりで6日の出発。
当初、今年は6日〜15日まで行こうと思っていたけど、映画祭の上映作の検討もしっかりはできないまま出発数日前にやっとどんな作品があるかを把握し、やはり全日と思ったものの、さすがに前の旅行の疲れも取れないままの参加になってしまいました。それでも熱心なアジア映画ファンの方たちが出かけてきていました。
今回も連日、3〜4作品、観たい作品があり、21時からの回にも観たい作品が。7日から連日5日間終わるのが23時近く。さすがに疲れました。12日にやっと、20時ころに終わったので、東京からやってきた映画仲間たちと飲み会。いつも映画祭に行くと、連日飲み会だったりするのですが、今回終わるのが23時近くで食事もままならず状態だったので、寂しく思っていたので嬉しかった。でも、この日の大阪福島の飲み屋街は人も少なくびっくりしました。いつもここに夜行くと、人、人、人、状態なので、あまりの少なさに驚きました。飲み屋に入っても、客は私たち以外は、もう一組ぐらい。
そんな中で、映画仲間と映画談義。あの映画が良かった。この映画は、ここがポイント。それぞれ映画に詳しい人たちの指摘は、なるほどと思うところもありとても参考になるし、映画の背景やその国のことを知ることもでき、何よりも観た映画の話をできることが嬉しいんだけど、今回は早く終わった日が少なく2回のみ。残念な大阪でした。
6日初日夜もオープニングのあと、神戸の友人と20時半すぎに梅田の焼き鳥屋に行ったのですが、なんとお店がほとんど閉じていて(いつもは21時すぎもやっている)、入る店を探すのに苦労しました。せっかく入ったのに1時間もしないうちに店を閉めるといわれ、あまり映画の話もできずに、映画祭始まった話をちょっとしただけで、そそくさと食べて出ました。
今回の映画祭で感じたのは、国籍が違う国の人が結婚した後の子供の気持ち、アイデンティティの揺れ動きみたいな作品がいくつかあって、それに興味を持ちました。
『燕 Yan』では、台湾人の女性と日本人の男性の間に生まれた燕(つばめ)、中国語読みでYan(イエン)の心の動きが描かれる。子供の頃は違う文化や習慣のことがわからないけど、学校に上がる年齢になると、周囲との違いに気がつかされるようになっていく。母親が作るお弁当と周囲の日本人の母親が作る料理の差に不満を持ったり(日本のお弁当はカラフル。母親がつくる台湾風のお弁当は「魯肉飯/ルーローファン」など茶色ばかり)、ばかにされたりした。中華圏では正月を迎える時に食べる餃子の中にお金を入れる習慣があり、これに当たった人は、その年、幸運に恵まれるという意味があるのですが、日本人にあげたところ、日本人にとっては餃子にお金なんか入れてということになってしまったりと、文化の違いということが描かれていました。父親との関係なのか、そういう文化の習慣になじめずもあるのか、母親は台湾に兄を連れて帰ってしまいました。そして大人になってから燕が台湾を訪ねるという話でしたが、同じように『フォーの味』という作品は、ポーランドが舞台で、ポーランド人の母親とベトナム人の父という関係の中で生まれた女の子の話。父親はベトナム料理店の雇われシェフ。学校に上がる前に母親が死んでしまい、父と娘で団地で暮らしています。小学校に通うようになり、父親が食事だけでなく、スカートのアイロンかけをしたり、裁縫をしたりとかいがしく娘の世話をしているのに、やはり娘はご飯ばかりの弁当(ポーランドにも弁当はあった)に不満を感じ、学校に行く途中で捨ててしまうし、せっかく父ががアイロンをかけてくれたスカートも脱ぎ捨ててしまう(ズボンの上にスカートをつけている)。そんな父娘の葛藤が描かれていましたが、これは日系の女性監督作品。
また『花椒の味』でも、父と娘の葛藤が描かれていたし、親子の葛藤と多国籍文化の中での習慣の違いや葛藤が描かれているのが、これまでより多くなっていると感じました。
sさんは、今回行くのをあきらめたと書きましたが、やはりどうしても行きたかったようで、最後の2日間行くようです。
今回は7日間、十三(じゅうそう)の同じホテルに滞在しましたが、映画祭以外の食の楽しみは一応満たすことができました。十三に行ったからには、ねぎ焼きのやまもと(すじねぎ)、がんこ寿司(寿司ランチ)、和菓子の喜八洲総本舗(「焼きもち」という草餅、きんつば)には寄りたいと思っていたけど行くことができました。それに商店街での食事もでき、一応たこ焼きとか焼きそばなど大阪の粉モノも堪能しました。なんのかんの言っても、やはり映画祭は楽しかった(暁)。