2020年09月29日

第33回東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見 (白)

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9月29日(火)
六本木ヒルズ49F大ホールにて、開催まであと1ヶ月となった第33回東京国際映画祭のラインナップ発表の記者会見 が行われました。コロナ禍の中ということで、例年より席数を減らして定員を超えると抽選です。(咲)さんは外れましたが、くじ運の悪いはずの(白)が当たり、出かけました。映画祭のときだけ上がる49F、椅子は一つ空けて置かれています。
映画祭報告ブログのほうには詳細と、公式の画像をあげますね。ここでは自分の席から(移動禁止)の小さなデジカメで撮影したものです。

中井美穂アナウンサーを司会に、安藤裕康チェアマン、久松猛朗フェスティバル・ディレクターがそれぞれ、今年のコンセプトを紹介しました。ゲストとして、フェスティバル・アンバサダー役所広司さん、「Japan Now」部門で特集に選ばれた深田晃司監督(トークが熱い!)、「アジア交流ラウンジ」を企画された是枝裕和監督が登壇されました。

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youtubeの映画祭公式チャンネルでは開会と同時に中継され、これからも見られますので、どうぞ。(白)
https://www.youtube.com/watch?v=hg7Q68-21G0




posted by shiraishi at 23:01| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月27日

オンラインで大忙しの日々 (咲)

毎年、秀作揃いで楽しみにしているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭が9月26日(土)に開幕しました。今年はオンラインで配信されるので、できるだけたくさん観ようと頑張る予定です。心づもりはしていたのに、コロナ禍で試写もオンラインが増えて、期日指定のものや、視聴期限のあるものなど、観たいものが溜まっています。期限のあるものをこなさなくてはと気になりながら、SKIPの作品を早く観たい!と、初日の26日に、『戦場カメラマン ヤン・グラルップの記録』(監督:ボリス・B・ベアトラム、デンマーク・フィンランド)と、『南スーダンの闇と光』(監督:ベン・ローレンス、オーストラリア)を観てみました。いずれも戦場カメラマンが主人公の映画。前者はドキュメンタリー、後者はフィクション。詳しくは、映画祭報告ブログに書きたいと思います。

そして、ショートショート フィルムフェスティバル & アジアSSFF & ASIA 2020が、本日9月27日に閉幕。オンライン会場ですべての作品が観られるので、会場には行かず、少しずつ観ていたのですが、結局最終日の今日、駆け込みで何本も観ることになってしまいました。ふぅ〜です。素敵な作品がたくさんありました。

試写も映画祭もオンラインなら、講演会などもすっかりオンラインが主流になりました。
9月後半に参加しただけでも、ざっと下記の通り。

9/15「Online Book Launch 2 サマル・ヤズベク『無の国の門ー引き裂かれた祖国シリアへの旅』〜著者からのメッセージ」

9/16 ドルマバフチェ宮殿バーチャルツアー (ユヌス・エムレ インスティトゥート東京主催)

9/17 <『死霊魂』ヒット記念!>「世界に類のない研究本を刊行した中国文学者が語る『死霊魂』とワン・ビン監督」無料オンラインレクチャー(ムヴィオラ主催)

9/19 「イラン・イラク戦争におけるサッダーム・フセインの侵略に対するイラン国民の防衛」(イラン大使館イラン文化センター主催)

そして、今朝は10時から高校同期会のオンラインミーティング。4年に一度の同期会も今年は10月24日・25日の両日にZoomで開催することが早々に決まり、春頃から2週間に一度、少人数で練習を兼ねての打ち合わせ。
Zoomで顔出しするのは、すご〜く嫌なのですが、さすが、同期会で顔を出さないわけにはいかなくて、つらいです・・・

コロナのお陰で遠方まで出かけずに映画や講演会が楽しめるのはいいけれど、人とはやっぱり実際に会ってお話したいです。いつになったら、集まれるようになるのでしょう・・・

そんな中、26日(土)の夕方、アップリンク吉祥寺で日本イラン合作映画『ホテルニュームーン』の上映後にイラン女性二人のトークショーが行われるとのお知らせをいただきました。ほんとは家でオンライン試写をこなしたいところでしたが、やっぱりこれは行かねば!と駆け付けてきました。
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『ホテルニュームーン』とイランの女性について語る
左:ナヒード・ニクザッドさん(NHK Radio Japan ペルシャ語部門 アナウンサー・翻訳者) 右:ショーレ・ゴルパリアンさん(本作プロデューサー)

お二人と久しぶりにお会いできて嬉しいひと時でした。
こちらも詳細はのちほど!


posted by sakiko at 21:21| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なかまぁるShort Film Contest2020

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2020年9月26日(土)オンライン授賞式
朝日新聞社が運営する認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」が主催する映画祭。
コロナ禍のため、今年はオンライン開催となりました。

詳細は「映画祭報告」ブログのほうへ。こちらです。

posted by shiraishi at 18:24| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月20日

トルコ映画『父と息子』トルコ料理付き上映会 (咲)

9月20日からアジアフォーカス・福岡国際映画祭が始まりました。コロナ禍でゲスト登壇はなく、上映のみの開催ですが、やっぱり行きたい! 毎年福岡でお会いする方たちにも会いたい! 20日から1泊2日で行くことを画策していましたが、数日前に父に打診したら難色を示され諦めました。シネジャのミッキーさんが、5日間全日程参加されるので、報告を楽しみにしたいと思います。

アジアフォーカスのサイトに、「コロナ禍のアジア映画」として、ゆかりのある外国の監督たちからのビデオメッセージがアップされています。中でも、トルコのレイス・チェリッキ監督の言葉にはほろっとさせられました。
こちらで視聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCvkoNYt0vET4kQj4oSIAAFg/

で、予定が空いてしまった20日に開催されるトルコ映画上映会を見つけたので、参加してきました。
第14回トルコ発シルクロード・シネマ・トリップ〜トルコ映画『父と息子』
というイベント。
このシリーズ、実は前から気になっていたのですが、トルコ料理付きで3000円(リピーターは2500円、ペアなら二人で5000円などの割引あり)は、ちょっと高いと敬遠していたのです。今回は福岡に行ったつもりで、奮発♪

会場は、代々木上原の東京ジャーミィ(モスク)隣りのユヌス・エムレ インスティトゥート東京(トルコ文化センター)。
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(トルコ文化センターから観たモスク)
このところ、モスクへは私は京王線笹塚駅から歩いて行くのですが、笹塚駅を降りて道すがら、イチジク「博多とよみつひめ」が目に飛び込んできました。398円♪ 毎年、映画祭の合間に中洲川端商店街の八百屋さんで買っていたイチジクです。お値段も博多なみにお安くて、アジアフォーカスに行けなかったご褒美かなと。

受付開始の1時半ちょっと前に到着。
会場は、ユヌス・エムレ インスティトゥート東京 地下1階ホール。
かつてトルコ人学校のあったところに、去年新築された建物。地下があるのは知りませんでした。階段式の立派なホール。キャパ126席。コロナ感染予防で、定員40名での開催。

席を確保して、2階のギャラリーで開かれている「ミニアチュール(細密画」「テズヒープ」作品展を観にいきました。友人の青木節子さんはじめ皆さんの緻密で美しい作品にうっとり。

2時。『父と息子(Babam ve Oğlum)』上映会開始。
上映前に、主催者 KeyNotersさんの女性の方から、本作が公開時、トルコ映画史上最高の観客動員数を記録した金字塔的作品で、涙なしには観られない映画、ハンカチのご用意をと。
『父と息子』は、このシリーズの第1回に上映された映画。ユヌス・エムレ インスティトゥート東京の岡部誠一さんから、今回、日本語字幕をよりわかりやすいものに変えたこと、最後の歌の字幕も忘れずにみてくださいと一言ありました。

『父と息子(Babam ve Oğlum)』
監督:チュアン・ウルマック
出演:フィクレット・クシュカン、チェチン・テキンドル、フメイラ
2005年/トルコ/128分

*物語*
新聞記者サードゥック。編集長が臆病で原稿を没にされたと臨月の妻に嘆く。真夜中に妻が産気づくが、車が1台も通らない道端で、妻は男の子を産み落として亡くなってしまう。夜が明け、軍の車が来て、クーデターが起きたと教えられる。
その後、収監され拷問を受けるサードゥック。出所し、姉ファトマと暮らし、息子デニズの面倒をみてもらっていたが、ある日、サードゥックは姉に実家に帰ると伝える。
父フセインは大地主。跡を継いでほしいと、農学部で学ぶためにイスタンブルに行かせたのに、報道を学んでアナキストになったとフセインは不機嫌だ。刑務所に入っていたのを知らなかったと母。息子と孫を、フセイン以外の一族は大歓迎する。
一方、デニズは、父が自分をここに置き去りにするのではと不安でならない。実は、サードゥックは拷問で身体を壊し、行く末が心配でデニズを連れて帰ってきたのだった・・・

原題Babam ve Oğlumは、「私の父と私の息子」の意味。
サードゥックを主人公に、その父フセインと息子デニズの3世代の物語。父が息子を、息子が父を思う気持ちはすれ違いながら、寄り添っていく様に胸が熱くなりました。
サードゥックは、親も認めた許嫁のビルギュルを捨ててイスタンブルに行ってしまい、何年も泣いていたビルギュルは結局メフメットという男と結婚。病床にいるサードゥックに会いにきたビルギュルは、息子にサードゥックと名付けたかったけど夫に悪いから別の名にしたと打ち明けます。「心の中では息子はサードゥックよ」と。好きだった人の名前をこっそり付けることってありそう・・・

上映が終わって、KeyNotersさんの女性とユヌスエムレの岡部誠一さんが再び登壇。30分にわたって映画の背景や出演者について解説してくださいました。

サードゥックの奥さんが産気づいたのは、1980年9月12日の軍事クーデターがあった日。1970年代後半の政治混乱に終止符を打つため、参謀総長ケナン・エヴレン率いる軍首脳が起こしたもの。左翼を中心に約65万人が拘留され、23万人が起訴され、約300人が刑務所で亡くなったそうです。サードゥックも犠牲者の一人という次第。
1983年後半に民政移管されるまで、トルコは軍事政権下にありました。
私が初めてトルコを訪れたのが、1983年のGW。日本の旅行会社主催のツアーだったのですが、バスが道中あちこちで検問にあい、一度、アンカラ近くの軍の施設に行ったのを思い出しました。荷物検査だったように思います。その後、ユルマズ・ギュネイ監督の『路』を観たら、バスが軍に止められる場面が出てきて、まさに同じ!と。  
思えば、暗い時代だったはずなのに、トルコの人たちは旅人を優しくもてなしてくれました。

サードゥックの実家の地名は出てこないのですが、ヒントになるのが車のナンバープレイト。「35 DM 510」とあるのですが、35はイズミル県。
上映前に流れていた歌は、イズミル出身の国民的歌手セゼン・アクスだったとのこと。どうりで懐かしいと思ったのでした。

最後に出演者の紹介がありました。
印象に残った兄サリム役のYetkin Dikincilerさんは、このサリム役でブレイク。「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜 」シーズン4の第9話から出演しているとのことで写真を見せてくれたのですが、え?この人だったのと。
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また、スレイマン大帝役のHalit Ergençさんも、『父と息子』に出ていたのですが、わからなかった・・・ というか若かった。

解説も終わり、2階の本に囲まれたカフェに場所を移して、美味しいトルコ料理をいただきながらの交流会。モスクの見える窓辺の席でご一緒させていただいた3人の女性たちは、前にこの映画上映会でお知り合いになったとのこと。楽しいひと時を過ごすことができました。
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メニューは、映画にちなんでイズミル・キョフテ(エーゲ海沿いの街イズミル風ハンバーグ)がメイン。野菜たっぷり添えたトマトソース味。
サイドメニューは、ラハナ・サラダ(ちょっと酸っぱくて辛いキャベツサラダ)、セブゼ・クザルトマ(野菜の揚げ物にヨーグルトソースかけ、姉のファトマさんが泣きながら作っていたものだそう)、フムス(ひよこ豆のペースト)、イルミック・ヘルワ(セモリナ粉のデザート。これもイズミル風)
今回からコロナ対策で、お弁当容器に入れての提供になったそうです。食べきれない量だったので、メインを半分持ち帰りました。

次回、「第15回トルコ発シルクロード・シネマ・トリップ〜『ハッピーエンドができるまで(Patron Mutlu Son Istiyor )』は、10月16日(日)14:00〜1700。
カッパドキアを舞台に繰り広げられるラブコメです。
https://silkroad15.peatix.com/

posted by sakiko at 23:55| Comment(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月19日

ジブリが場面写真を提供開始

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「常識の範囲内でご自由にお使いください」と鈴木敏夫pの言葉。
今月は、新しい作品を中心に 8作品、合計400枚。
1枚ずつ見ていると初めて観たときの感動が蘇ります。
さっそく待ち受け用をダウンロード(笑)。
http://www.ghibli.jp/info/013344/
posted by shiraishi at 11:04| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする