2020年10月31日

怒涛の映画祭の日々が始まりました (咲)

今年は、東京フィルメックスと東京国際映画祭が連携して、同時期の開催になりました。どちらも中東の映画が結構あって、重なって観られない作品が多々あるのではと心配していましたが、『オマールの父』のみ泣くことに・・・ 公開されますように!

東京フィルメックスの初日、10月30日(金)、午前中の上映は諦めて、20年ぶり位に健康診断に行きました。会社勤めしていたころは、1年1回、行かないと督促されるので欠かさずに受けていたのですが、今は区の案内が来てもスルーしてました。
体重がぐっと増えたのに、身長は少し縮んでました。加齢ですねぇ。
結果は1週間後。何か悪いものが出てこなければいいのですが・・・

1時前には終わったので、「出没!アド街ック天国」本所吾妻橋編で紹介された野口鮮魚店に行ってみました。都内自宅から通りを隔ててすぐそばなのですが、よく人が並んでいても、お魚屋さんになぜ列?と思っていたのです。お魚も販売していますが、食事も出来る次第。
てんこ盛りの海鮮丼(並)1045円。美味しかったです。

15:50からの『死ぬ間際』まで充分時間があるので、六本木ヒルズに東京国際映画祭のIDパスを取りにいきました。
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大江戸線で行ったのですが、日比谷線の改札からヒルズに向かう地下道に出品作のポスターがいつも貼ってあるので、「日比谷線通行券」で抜けて、ポスターを眺めてきました。いつもより少なめ。でも、コロナ禍でリアル上映されることに感謝しないといけないですね。

都営の一日乗車券だったので、六本木から都バス新橋行で西新橋1丁目下車。
日比谷公園を抜けて、TOHOシネマズ シャンテへ。
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日比谷花壇はハローウィン仕様でした。

『死ぬ間際』In Between Dying
監督:ヒラル・バイダロフ
アゼルバイジャン・メキシコ・アメリカ / 2020 / 88分
タル・ベーラの薫陶を受けたアゼルバイジャンの新鋭ヒラル・バイダロフの長編劇映画第2作。行く先々で死の影に追われる主人公の一日の旅を荒涼たる中央アジアの風景を背景に描き、見る者に様々な謎を投げかける。ヴェネチア映画祭コンペティションで上映。
(公式サイトより)


まさに、観ていて謎だらけでした。
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上映後、エジプト映画祭に参加中のヒラル・バイダロフ監督とリモートQ&A。司会の市山さんと二人、スクリーンに大きく映し出されました。臨場感はたっぷり。質問は、QRコードでアクセスすれば出来たのですが、慣れてなくて、人任せ。
台詞の代わりに、よく詩が出てきたのですが、その多くが風景などからインスピレーションを受けて、監督がその場で作って俳優さんに渡して詠んでもらったのだとか。イランの詩人に影響を受けたとおっしゃっていました。思えば、アゼルバイジャンはイランのお隣の国。文化的にも影響しあっています。
実は、解説の中の「中央アジアの風景」という文言にカザフスタンの映画と勘違いしていて、途中で、「バクーに行く」という台詞があって、あ、アゼルバイジャンだったと気づくトホホな私でした。中央アジアじゃなくて、コーカサス地方ですね。

18:30からの『日子』を観るために、朝日ホールへ。
11階で座って開場を待っていたら、中東好きのお友だちがやってきました。久しぶりの再会を喜び、終わったら食事しようねと別れたのですが、終わったら彼女がいない! 会った時には、彼女も台湾映画観るんだ〜と思ったのですが、思えばシャンテではイラン映画を同じ時間に上映していて、あ、イラン映画の方だ!と思い当たりました。
実は彼女、QRコードを知らせるメールが見当たらなくて、フィルメックスの受付に尋ねてみたら、会場を間違えていたことがわかり、スタッフの方がわざわざシャンテまで案内してくださったそうです。シャンテの方は、QRコードでなく、購入番号と電話番号を入れて発券する方式。
QRコードが見当たらないと彼女が困っていた時点で気が付くべきでした。『死ぬ間際』でシャンテで発券を経験してきたばかりだったのですから!

無事連絡取れて、(暁)さんも一緒にベトナム料理屋さんへ。
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コロナのせいで、10時で閉店しますがいいですか〜と言われ、大急ぎでいただきました。
このお店も去年の東京フィルメックス以来1年ぶり。

一緒に食事した中東繋がりの30年来の友人は、ここ10年位、相撲に夢中で、「今朝一番で、錦糸町で相撲の映画を観てきた」と、開口一番、嬉しそうに報告がありました。
午前中の一番の回が満席で、熱気にあふれていたそうです。さすが、国技館に一番近い映画館! 観始めて、涙が出たと言ってました。
国技館では、序の口の取り組みから観るほどの相撲好き。去年は応援している相撲部屋主催のベトナム旅行にも一緒に行ったりもしたのに、今はコロナで朝稽古も見に行けないので、映画を観て感無量だったようです。
『相撲道〜サムライを継ぐ者たち〜』 
2020年10月30日(金)よりTOHO シネマズ錦糸町、10月31日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開 
(白)さんの坂田栄治監督インタビューは、こちらで!


今日は休養日にしましたが、明日からは朝早くて夜遅い日が続きます。
頑張って楽しみます♪


posted by sakiko at 23:35| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『おろかもの』芳賀俊監督、笠松七海さん、村田唯さんインタビュー(白)

10月28日
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村田唯さん、芳賀俊監督、笠松七海さん

コロナ禍はまだ続いていますが、試写室や劇場の座席も徐々に戻ってきました。消毒と手洗い、マスクは必須ですが、寒くなってきたので、マスクが辛くないのがいいです。
テアトル新宿で11月20日から公開する『おろかもの』の監督と女優さんの取材に行きました。去年のSKIP映画祭で観客賞を受賞しています。近々結婚するお兄さんが浮気しているのを見てしまった高校生の妹(笠松七海さん)が、その女性(村田唯さん)に会いに行って、なんと「結婚式をやめさせる」提案をもちかけます。
おばちゃんが見ると、優柔不断なお兄ちゃんに腹立ちます。あれ、これはちょっと『本気のしるし』に似たところがある?意外な展開とか。
結婚相手はしっかりもので、うすうす勘付いても問い詰めたりせず。愛人は家事はできなそうだけれど、色っぽくてお兄ちゃんにぞっこんです。
一度に3人に取材することはあまりないので、質問がとっちらかってしまってまとめるのが難しい…。力不足を年の功で無理やり補ってきました。はああ。公開前にアップできるように頑張らないと。
★記事アップしました。こちらです。

東京国際映画祭(TIFF)も今日から始まりました。オープニングに行かないで、作品紹介ブログを書いていました。明日から六本木通いです。いろいろ例年と違っているので、戸惑いそう。(白)



posted by shiraishi at 17:35| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする