今年は忘年会も冬至の集まりもなかったので、年賀状は元旦に届くという25日までに、ほぼ出し終えました。まさに生存確認という感じ。
試写は25日の『越年 Lover』が最後でした。
その時点で、この1年に観た映画が、291本。
ここ数年、400本以上観ていたのですが、今年はコロナのあおりを受けて、ぐっと減りました。あと一息、300本目指そうと、ちょっと頑張りました。
28日には、お正月の買い物がてら立川に行って、『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』を観てきました。

94歳のGOGOが、ひ孫と同じ緑の制服を着て教室で勉強したり、遠足に行ったり・・・ とても微笑ましかったです。試験に落ちてしまい、目が見えないし、もう学校やめるというのですが、白内障の手術を受けて、一気に視界が広がり、また頑張ろうと立ち直ります。私も3年前に右目の白内障の手術を受けたので、この場面、気持ちがすごくよくわかりました。白内障の手術をためらっている方、ぜひ!
教育の大切さを教えてくれる、ほっこりする映画というのが本筋です。
29日は、都内で午後遅くに用事が出来たので、その前にシネマート新宿で『クローゼット』を観ました。ハ・ジョンウとキム・ナムギルに惹かれて選んだのですが、「クローゼットの扉が開き、娘が姿を消した---」というキャッチコピーから察するべきでした。ホラー好きのミッキーさんにお任せしたい映画でした。ハ・ジョンウとキム・ナムギルは、もちろん素敵でした♪
300本には、やっぱり届かないかなと思いながら、観た映画のリストをチェックしたら、ベストテンに入れたかった映画が1本漏れていて、もう一度、点検したら、さらに3本抜けていて、あと1本で300本と判明♪
締めを何にするか迷って、ちょうどテレビで24日に放映した『巴里の屋根の下』(1930年)を録画していたので、これに決定! 中学生の頃、家に帰ると3時から毎日洋画を放映していて、『巴里の屋根の下』は何度も観た懐かしい映画。とはいえ、50年以上前のことだし、当時は色恋もまだわからぬ身。違う印象を持ちました。ルネ・クレール監督の初のトーキー映画で、随所に無声映画時代の雰囲気を感じました。
男たちが取り合う美女が、ルーマニア人だったということも初めて知りました。ルーマニア語も出てきて興味津々。パリって、ほんとに色々な国の人たちが住む町なのだなと。
恒例の「映画野郎」さんのベストテンに、今年も友情出演枠でお声をかけていただいて、締め切りが12月31日だったので、昨日は、黒豆を煮ながらベストテンを絞り込んでみました。野郎目線で選ばないといけないので、本来の私のベストとは少し違います。発表をお楽しみに♪
さて、この作業中に、観た映画リストに2回観た作品が2回ともカウントされていたのが判明。
あ〜あと1本観ないと300本にならない!
できれば、ほっこりする後味のいい作品を今年の締めにしたいと、オンライン試写の案内をいただいている中から、『43年後のアイ・ラヴ・ユー』をチョイス。
妻を亡くし一人暮らしの70歳のクロードは元演劇評論家。かつて恋仲だった女優リリィがアルツハイマーを患い施設に入っているのを知り、自分もアルツハイマーを装って入居。リリィの記憶を呼び戻そうと孫娘も巻き込んで作戦を実行するという物語。
冒頭、悪友シェーンとの会話は薬のことばかりで、この年になるとそうなるよねと。でも、かつての恋人の消息を知って色めきだつのです。
人生まだまだ・・・と、はい、ほっこり勇気づけられました♪
『43年後のアイ・ラヴ・ユー』は、1月15日公開。
監督:マルティン・ロセテ
公式サイト
今年も、あと1時間半。
この1年ありがとうございました。
2021年が、コロナも収束して良き年になることを祈るばかりです。
来年もどうぞよろしくお願いします。