2021年03月27日

絵手紙展

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3月25日(木)から29日(月/12時まで)阿佐ヶ谷の地域区民センターで絵手紙展開催しています。
シネジャに関わるより前に、井荻の区民集会所の文化講座で講師をしたのが始まり。自主講座になって30年も経ったそうです。生徒さんに言われてびっくり。入る者拒まず、出る者追わずでのんびり+ゆるい教室ですが、1回目からこれまで続けてくれた方が3人。いつも7,8人がこじんまりお喋りしながら描いています。こんなヘボ先生なのに、ずっと一緒にやってくれてありがたい限り。

会場は阿佐ヶ谷駅から数分、駅から近くて区民は申し込んで抽選にあたればお借りできます。コロナ禍でたまたま空いていたこの日程で30年の節目に展示ができました。
今日は体験コーナーが賑わいました。絵はちょっと、という方も切ったり貼ったり、塗り絵をしたりと楽しんでいただけます。
ついでのときにどうぞお立ちよりください。(白)

posted by shiraishi at 19:55| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月24日

イラン暦1400年のお正月 (咲)

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イラン暦では太陽が春分点を通過する瞬間に新年を迎えます。
日本時間、西暦2021年3月20日(土) 午後6時37分28秒に、イラン暦14世紀最後となる1400年を迎えました!
イラン時間、午後1時7分28秒。今年は、日本もイランも起きている時間だったので、その時間におめでと〜メッセージが飛び交いました。

イラン大使館のイラン文化センター主催で、毎年、イランから伝統音楽団を招いて祝賀祭が開かれるのですが、去年はコロナの感染が広がり始めた頃で、予定されていた催しは直前に中止に。今年は、ZOOMで開催?と思っていたら、3月22日(月)の夜にみなとパーク芝浦1階のリーブラホールで開催するとの案内をいただきました。同時にインスタグラムでも配信。
伝統音楽団の来日はまだ無理なので、イランで録画した伝統音楽団「ソリューシェ・モッラーナー」の演奏を上映。「録画なので、歌詞に日本語訳をつけることができました」とイラン文化センターの森島聡さん。
楽曲「春を告げるタスニーフ(バラード)」
また、テヘランのヴァフダットホールで上演された詩人エルファーン・ナザルアハーリーによる「世界より大きな心の物語」も上映されました。こちらは、テヘラン交響楽団の演奏で、ペルシア語と日本語により物語朗読が行われたもの。日本語の朗読を担当された在イラン日本大使館の角 潤一さんも帰国中で会場にいらしたのですが、イラン流でリハなしのほぼぶっつけ本番だったとのこと。そうとは思えない素晴らしい朗読でした。こちらでご覧いただけます♪

夜だし、コロナも心配だし、家でインスタライブを観るつもりだったのですが、大学の2年後輩より、「会場が家から歩いて5分なので車椅子生活の妻を連れて行きます」とのメールをいただき、それならばと私も会場に行った次第でした。動画ながら、大きな画面で、音響もよくて臨場感がありました。後輩に感謝です。

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お正月の飾り「ハフトスィーン」も立派でした。

1席おきで先着百名だけど、そんなに来ないでしょうと主催者の方はおっしゃっていたのですが、ちょうど百名位集まりました。
久しぶりに、知り合いの方たちにもお会いすることができました。

終わってから、会場から5分の後輩のお家にお邪魔しました。
後輩が駐在した、エジプト(カイロ)、イラク(モスル)、アブダビ、インド(デリー)の話をいろいろ聞いて楽しいひと時でした。ところ変わればの話がすごく面白かったですが、長くなるので割愛。

後輩のお家、なんと、私が22年前に希望退職で辞めた会社のすぐ裏手でした。
会社の入っている芝浦シーバンスや東芝ビルの脇を通って浜松町駅へ。懐かしかったです♪ もう20年以上前?と、時の経つ早さにびっくりです。
posted by sakiko at 22:13| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月16日

東京アニメアワード最終日(白)

3月15日(月)

きのうは『カラミティ』が満席になってしまったので出かけるのはお休み。
最終日の本日は「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2020 セレクション&エリック・オー『OPERA』」と言う長い名前のプログラムのみ。学生さんたちの短編11本に、『ダム・キーパー』のエリック・オー監督の新作『OPERA』。一面に大きなピラミッドのような断面の中(曼荼羅にも見える)にたくさんの人が動いている。画面の移動はないので、いったいどこを見たらいいのか目移りしてしまった。これは大きな画面で観ないと。
コロナ禍中であるせいか観客が少ないのが残念。でも『風の谷のナウシカ』や『カラミティ』は大盛況だった。。。。
コンペでは世界中から集まった作品が観られます。若いクリエイターたちの作品も楽しみ。
来年は通し券などでぜひ観てくださいませ。

■TAAF2021コンペティション部門結果
長編部門 グランプリ『ジョセップ』
     優秀賞『ナウエルと魔法の本』
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『ジョセップ』

短編部門 グランプリ『棺』
     優秀賞『ショームの大冒険』
     豊島区長賞『ランマニア』
     学生賞『The Balloon Catcher』
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『棺』


https://animefestival.jp/ja/post/14124/
posted by shiraishi at 13:59| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月14日

『モルエラニの霧の中』やっと観に行けました(暁)

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c室蘭映画製作応援団 2020

『モルエラニの霧の中』ずっと気になっていたのですが、なかなか観に行けずにいました。でも3月12日の岩波ホールでの最終上映に行くことができました。リニューアル後の岩波ホールにも初めて行きました。
最初の試写案内が来たのが11月でちょうど東京国際映画祭の最中だったので行くことができず、公開(2月6日)されたらと思っていたのですが、公開されたときには、またコロナの影響で自粛生活であまり外にもいけないでいました。それでも何度も行く計画を立てたのですが、3時間34分という長さの作品なので、思い切りが必要でした。それにもう少し長く上映が続くと思っていたので伸ばし伸ばしになっていました。
12日は12:30〜からの映画美学校(ユーロスペース地下)での『のさりの島』の試写のあと、ユーロスペースで公開されている『夏時間』の15時15分からの回を観て帰ろうと思っていました。この『夏時間』も試写を観そびれてしまっていた作品で、ちょうどこの日は時間が合ったので3Fのユーロスペースに上がって、映画までの時間、チラシを見ていたら、岩波ホールで13日から始まるチベット映画特集のチラシをみつけました。「ということは『モルエラニの霧の中』は今日まで?」と思い、岩波ホールに問い合わせたら「本日16時からの回が最終」と言われ、迷った末、まだ間に合うかもしれないと15時すぎに慌てて神保町に向かったのでした。今日、観なかったらまた観のがしてしまうかもしれないという気持ちでした。この作品は室蘭を舞台にした作品ということで、とても気になっていました。
*参照 特集上映<映画で見る現代チベット> 『ラモとガベ(原題)』日本初上映情報はこちら

岩波ホールに着いたのは映画開始5分くらい前でしたが、ほぼ満員状態(コロナの影響で座席は一人おきですが)でした。それに映画が終わった後に坪川拓史監督と出演者の菜葉菜さんが舞台挨拶に登場したのでびっくりしました。それで満員状態だったのかも。監督は50回目の舞台挨拶と言っていたけど、岩波ホールでの映画公開中、ほぼ毎日舞台挨拶していたのかしら。すごい!
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c室蘭映画製作応援団 2020

この作品は室蘭を舞台にして、室蘭とそこに住む人々を抒情的に描いた作品で、とても心に響きました。北海道が大好きで何度も行っているのですが、室蘭は通過地点で通ったことがあるというだけで行ったことがありませんでした。でも、この作品を観て、これまで室蘭に行ったことがないのを残念に思いました。監督はこの映画ができるまで7年もかかったと言っていましたが、その年月を経ての映画、時間の流れ、町の変化も感じました。室蘭を強調してはいないけど、この地に対する想いというのが伝わってきます。この地の景色、四季の移ろいの中に、ここに生きる人々の姿が映し出されます。プロの俳優さんも10数人出演しているけど、地元の方の出演も多いとのこと。時には本人も出ているというのを後で知りました。
室蘭と言えば、かつては鉄の町として栄え、室蘭工業地帯と学校では習った記憶があります。人口は1969年に18万人ということもあったけど、今は10万人以下という状態。かつて栄えた地方都市といった風情。12日の試写で見た『のさりの島』もかつて栄えた天草の商店街を舞台にした作品だったので、かつて栄えた日本の地方都市の衰退というのを考えさせられました。
「ここに生きる人々の息づかいを映画に残したい。そして、この街を知ってほしい」という監督の思いに、町の人たちが呼応してこの映画が作られたというのも納得の、ここに生きる人々の息づかいが感じられる作品でした。ここに生きる人の「記憶」が語られることで、観客の記憶にも残る作品に仕上がり、室蘭の姿が伝わってきました。
監督・脚本・音楽を務めたのは、長万部出身で、東京から北海道室蘭市へ移住した映画作家・坪川拓史。街の人々から聞いたエピソードを元に“七話連絡形式”の脚本を書いたそう。2014年に市民有志が映画製作応援団を結成し、資金を集め始めクランクイン。度重なる撮影中断を乗り越え2018年全編の撮影が終了。室蘭発の映画は完成しました。多彩な俳優陣の他、キャストの半数がオーディションで選ばれたり、街でスカウトされた演技経験の全く無い人々が出演しているそうです。
そして、公開前に亡くなってしまった大杉漣さんや小松政夫さんも出演しているのがうれしい。映画とともに永遠に映像が残ります。

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c室蘭映画製作応援団 2020

※“モルエラニ”とは、北海道の先住民族であるアイヌの言葉。[小さな坂道をおりた所]という意味で、「室蘭」の語源のひとつと言われる。
モルエラニの霧の景色とともに、室蘭に生きた人々の想いが紡がれていく。映像抒情詩ともいえるような素敵な映画でした。
岩波ホールでの上映は終わってしまいましたが、まだ他の場所での上映が続くので、まだ観ていない方、ぜひ観に行ってみてくださいね。
全国順次公開中。これからの上映情報は下記をご覧ください。

『モルエラニの霧の中』公式HP
posted by akemi at 20:18| Comment(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月13日

東京アニメアワードフェスティバル2日目(白)

3月13日(金)雨
コンペ長編の『ジャン・ズーヤー:神々の伝説』(中国)チェン・トン監督
ジャン・ズーヤーは漢字だと姜子牙、「封神演義」主人公、太公望とはこの人のことだそうです(知らなかった)。九尾の狐との戦いが始まり。つい先月『ナタ 転生』を観たばかりですが、この作品もクォリティ高いです。小型の四不相(妖獣)がものすごく可愛い。
そしてやっぱり続編がありそう。
https://animefestival.jp/screen/list/2021feature3

長編上映後には毎回監督のビデオメッセージがあります。チェン・トン監督はとても若く見えました。南カリフォルニア大学出身、ドリームワークスに勤めていたとか。
コンペ短編スロット1 これで短編を全部観終わりました。どういう分け方だったのか、このスロット1に好きな作品が多かったです。鳥や動物がたくさん、『ショームの大冒険』フクロウのヒナが特に可愛いかった。(白)
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posted by shiraishi at 20:17| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする