2021年05月30日

オンラインで映画を観る(暁)

ウインドウズ7の時は、容量が少なく、ウインドウズ10に買いかえる前の半年くらいは、「容量残量が1GB以下になります」という警告が出て、何度も写真データを削除したり、解像度を下げたりしたけど、それでも間に合わず、結局5,6回は写真整理をして合計10GBくらいを外付けのハードディスクに移してパソコンの動く速度をなんとか保っていた。
去年からのこのコロナ禍、試写室での映画鑑賞がオンラインでというのが増えて来て、さらにオンライン試写しかないという作品まで出てきてしまった。しかし、私のウインドウズ7では動画を観ることができず、オンラインでの映画はパソコンを買いかえるまでは無理と諦めていた。私のパソコン使用は、実家で使ったり、喫茶店、電車の中など自宅以外でも使えるというのを第一条件にしていたので、ネットに繋ぐのは「光」とかではなく「WiMAX」を使っている。しかしこれだと以前は月に7GBまでしか使えず、それもあって途中で映像が止まってしまってフリーズしてしまい動画をスムーズに観ることはできなかった。
パソコンをウインドウズ10に変えたら容量も余裕ができ、動作速度が速くなる分動画を観ることができるかもしれないと期待した。
2月中旬から新しいパソコンを使うようになったものの、パソコンの使用方法に慣れるのと、シネマジャーナル本誌の原稿やHPの原稿で手いっぱいで、オンラインでの映画鑑賞までは手が届かず、やっと余裕が出てきたのが4月中旬。それからオンラインに挑戦し始めたのだけど、やはり慣れなくて四苦八苦。
まだ5作品くらいしか観ていない。それにしてもオンラインで観るという時間が取れない。パソコンは家にいる間、原稿を書くのにほとんど使っているし、ほとんど空いていない。それに録画をしていたTV番組を消化するのに手いっぱいで、映画を別に観る時間なんてほとんど取れない。睡眠時間を削ってというのもありかもしれないけど、これまでも睡眠時間4時間くらいでやっているのに、それ以上削るというのは無理。といいつつ削っているのが現状。最近は睡眠時間2,3時間ということもある。でもそれは体が続かず、結局、そのあと6時間くらい眠ってしまって、試写をパスすることも。こうなると本末転倒。堂々巡りである。
それでもオンラインで観ることができるよう、なんとかしなくてはと挑戦し、この1か月で5本くらいは観ることができた。それでもまだ慣れていないので、使い勝手がわからないことが多い。まずはオンラインの申し込み方法などが出てくると、これ進めていいのかどうかとか、どれを選んでアクセスすればいいのかとかという入口がわからなかったり、 アドレスがいくつもあって入っていってもオンラインが見当たらなかったりと、けっこう苦戦している。
この間も『HOKUSAI』のオンライン試写で入り口がわからず、いくつかあるアドレスにアクセスするのだけどオンライン上映の入口にたどり着かなかった。シネジャスタッフSさんやKさんにSOSを出したのだけどすぐには繋がらず、その後、何度も挑戦したところ、メールを見ていったずっと下のほうに入口をみつけた。そのアドレスにしても4,5回は入っていったのに、オンライン試写入口にたどり着かなかった。私が見ていた画面のもっと下のほうに入口があったのだけど、私のノート型パソコンではメールが3,4行しかみることができず、そこが見えなかったというのが答えだった。そうやって、いろいろ体験して覚えていくしかないけど、それにしても会社によってアクセス方法がいろいろで、新しいパソコンに慣れていない私は、このボタンを押して大丈夫なのか?というのがネックで、先に進めないことが多く、毎日ヒヤヒヤしながら挑戦している。
今、4本くらいオンライン試写で観ようと思うものが溜まっているので、消化しなくてはと観る時間をなんとか確保しようとしている。すでに始まってしまった作品もあるので、アクセスできないかもしれないが、ダメ元でアクセスしてみよう。
それにしても、私のパソコンは小さいので、やはり試写室で観ることができる作品は試写室で観たい。日本映画はまだいいけど、外国の作品は字幕が小さくて読みにくい。オンラインは出かけなくても観ることができて便利かもしれないけど、やはり映画は映画館や大きい画面で観たい。
posted by akemi at 20:27| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『クルエラ』満席で観られなかった日 (咲)

5月28日(金)
3時半から渋谷での試写の前に適当な試写がないので、映画館で何か観ようと検索。シネジャのミッキーさんが27日の日記でお薦めしていた『クルエラ』が、新宿・シネマカリテで12時から上映されるとわかり、これに決定! スキスキ状態と書かれていたので、油断して予約せずに11時半頃に行ったら、満席でした。次の回も、満席間近と出てました。私の前に、若い女の子の二人連れが3組、劇場窓口に向かって階段を下りていったのですが、皆、え〜満席!とがっかりしてました。新宿は大きい映画館が閉まってるから選択肢が少ないのですね。(ちなみにミッキーさんの住む名古屋では3つのシネコンで『クルエラ』が上映されているので、空いているという次第)
緊急事態宣言は延長されましたが、6月1日からはやっと大きな映画館も時短営業! 上映がストップしていた映画も観ることができそうです。
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『クルエラ』は、ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場した悪女クルエラの誕生秘話。監督は、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクレイグ・ギレスピー。クルエラを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。観たくなるじゃないですか。
なにより思い出のアニメ『101匹わんちゃん』のクルエラです。
日本公開が1962年ですから、観たのは小学校高学年の頃。神戸の居留地にあった朝日新聞社のビルの中の映画館。ほとんど終盤のクルエラが狂ったようにわんちゃんたちを追いかけている場面で画面が止まってしまい、後日、また観に来てくださいと、チケットをいただきました。この日は、父と妹と3人だったのですが、数日後、母に連れられて、もう一度観にいったのでした。2回観れて、子ども心に得した気分でした。

不具合があって、チケットをいただいたことで思い出すのが、ホン・サンスの初監督作品『豚が井戸に落ちた日』を、今は無き千石の三百人劇場の韓国映画特集で観た時のことです。観終わって、「2巻目と3巻目を入れ間違えて上映してしまいました」と、チケットをくださったのです。その時には、逃げた豚がまた出てきたので、変だなと思ったのですが、たくさんのホン・サンス作品を観た今なら、それもありかと不思議に思わないかも。同じような場面が繰り返されるのがホン・サンスの骨頂ですから。
今、「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」が開催中です。
ヒューマントラストシネマ有楽町は終わって、アップリンク吉祥寺で6月10日まで。
12作品すべて観ていて、作品紹介も書いていたので、我ながらびっくり!
この中には、『豚が井戸に落ちた日』はなくて、いつかまた観てみたいものです。

さて、『クルエラ』が観られなくて、何かないかと検索したのですが、映画を観るのはあきらめて渋谷へ。お昼どきが過ぎるまでランチは後回しと、大和田図書館に行ったら、椅子が全部撤去されてました。セルリアンタワー東急ホテルのロビーのソファも、おトイレのお化粧コーナーの椅子もありませんでした。コロナの感染予防なのですねぇ。これでは、公園が混むはずですね。

1時半過ぎに、お気に入りのゆったりしたレストランで、ゆっくりランチ。
デザートは、渋谷IKEA7階にオープンしたレストランで、50円のソフトクリーム♪ ほんのり林檎味でした。

3時半から映画美学校試写室で観たのは、『東京自転車節』
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山梨に住む青柳拓監督が緊急事態宣言で仕事が無くなり、東京に出て自転車配達員として働く自らの姿を映画にしてしまったもの。コロナ禍で様変わりの社会を映し出しています。
さらけだした悲惨な姿に、つい笑いが・・・ ごめんなさい!
公式サイト:http://tokyo-jitensya-bushi.com/
2021年7月ポレポレ東中野ほか全国順次公開



posted by sakiko at 19:10| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月23日

4月中旬〜5月中旬のあれこれ 山菜、新パソコン、交通費(暁)

5月連休すぎにやっと、少しづつ映画を観に行っています。

山菜
4月中旬に本誌104号の制作が終わり、これでやっと旅に行けると思ったら、また「緊急事態宣言」。本誌の作業が終わったのでやっと出かけられると思ったのに、また出かけられなくなってしまった。去年3月初旬に大阪アジアン映画祭映画祭に行った後から出かけていない。
去年の4月以降出かけられずだったので、今年こそ春の旅に出て、山菜を食べたいと思っていたのに今年も行けずだった。車で現地に行って帰ってくるだけなので、いっそのこと出かけちゃおうかと思ったけど、そうもいかないなと諦め。去年までの5年くらい、5月連休の次の週の週末は戸隠に行って「山菜天ぷらの蕎麦」を食べていたんだけど、もう2年も行っていない。東京で「山菜天ぷら」と「蕎麦」を食べることができないかとネットで探したけど、やっぱり無理だった。しかも今年は春が早い。すでに天然のタラの芽の時期は終わっていた。いつもの年だったら、有楽町や銀座に映画を観に行った帰りに、銀座の信州プラザや、有楽町駅そばの交通会館前で売っている山菜を買って帰って、年に1回の山菜天ぷらを揚げていたのだけど、今年は東京都内でさえあまり行けなかったので、それもならず。そうこうしているうちに5月も下旬。時間がたつのが早い。それでも数日前に、久ぶりに有楽町に映画を観に行ったので交通会館に行ったら、八百屋さんはやっていたけど、地方(山形?)から来ていつも売っていた山菜売りの人はいなかった。残念。タラの芽は終わっても、他の山菜があればと思ったんだけど。でもその帰りに吉祥寺の駅ビルにある八百屋さんに寄り、そこでコゴミを買ってきて胡麻和えを作った。そして次の日は蕨を買って蕨の煮つけを作ったので、少しだけ春の山菜を味わうことができ、ストレスをちょっと解消。タラの芽の天ぷらを食べることができなかったのは残念だったけど。

新しいパソコン
去年1月までにウインドウズ7から10に変えようと思っていたのに、タイミングが合わずなかなか買いかえることができなかったけれど、やっと今年1月下旬に新しいパソコンを買って、設定を専門家に依頼し、晴れてウインドウズ10を使えるようになったのが2月中旬。4台目のパソコンで、これまでと同じ東芝ノートブック。東芝はPCセンターが秋葉原にあって、パソコンを持ち込んでいろいろ聞いたり相談できたりしていたから東芝ノートブックにしていた。でも、今はそのPCセンターがなくなってしまったので、今回は違うメーカーの製品でもいいのではないかと思い、検討してみた。でもやっぱり慣れたパソコンということで、東芝のノートブックに。ウインドウズ7の時は最後のほう、残容量が1GB以下にすぐなってしまって、パソコンに保存していた写真撮影後の画像データを数回にわけ10GBくらい外付けHDに移動しなくてはならず、けっこう大変だったので、容量の大きいものにした。これまでのパソコンの容量が125GBだったのに対して1terabyte(TB)。これで写真をたくさん入れておくことができる。けっこう古い映画祭での写真を探したりすることがあったりするので、写真をたくさん保存できるのはありがたい。
家以外でもパソコンを使うことが多いのでノート型が最優先。店でパソコンをいじってみて決めた機種ではあるけど、ウインドウズ10のノート型ではCD、DVDドライブ付きのものがなくなってしまったものがほとんど。DVDドライブがついているパナソニックのパソコンだと10万円くらいは価格が違う。そんなに高いものは買えない。それに中華圏で買ったDVDなどをウインドウズ7では観ることができたのに10ではできないという。そうなのかな? まいったな。今のところVCDも観ることができるDVDデッキがあるからなんとかなっているけど、それがだめになったら観ることができなくなる。店員さんには「現地のDVD上映機械を買ってください」と言われてしまったけど電源が違うし、今のところ解決策は?のまま。
設定を専門家にお願いし、2月中旬に引き取って使い始めたけど、もう出だしからちんぷんかんぷん。これまでウインドウズ7で使っていた機能はどこにある? どこから入る? から始まって、ネットのブラウザ、メールソフト、ワード、などなど。
単純にメモ帳や登録機能がどこにあるかわからなかったり、IMEツールバーが下の段に入らなくて、ネットで調べたけど、その方法では解決できなかったり、メールのアドレス帳の場所と保存方法、メールの下書きの保存方法が今までと違ってどうしていいかわからないとか。なので、途中まで書いて保存したつもりが保存したものが見当たらない状態で、次の日に続きを書こうと思ったら、昨日下書きしたものがなくて最初から書き直しするしかなく困ったり。そういうのは、そのまま。でもきっとこういうことは専門家が見れば、さっとわかることばかりだと思うので、早く解決させたい。あと、これまでのOutlookは、「お気に入り」が左側に出てきて、そこからいつも使うサイトに出入りできたのに、最近のMicrosoft Edgeではそれが、どうもできそうもないようだし、まだまだ使い勝手がよくわからず。もう3か月もたつので、なんとか慣れたいものだけど、なかなか慣れずです。それと、これまでのパソコンより、キーの間の幅が少し広く広くなり、手が小さい私は指を広げる範囲がめいっぱい状態。指が疲れる。こういうのは使ってみないとわからないものですね。まいりました。高い買い物だったのに。
これからどこかパソコン教室に行って、いろいろできないことや、どうしたらいいのか聞いて、もっとスムーズに使えるようにしたいけれど、このコロナ禍、今はパソコン教室に行くのも心配。早くコロナが収まってほしい。
そして、早くこのストレスから逃れたい。

交通費
私は三鷹に住んでいるので、どこに行くのにも、まず中央線。会社が新宿にあったので、会社時代は定期が新宿まであったけれど、会社をリタイアして8年。交通費は自腹になり、リタイアした直後は八王子に住む母の介護や病院への見舞いの後、都内に出て映画ということが多く、交通費は1か月に2万円くらいの出費だった。退職後の交通費のことなど考えていなかったので、これが意外に多くかかるというのが思いもよらなかった。週に3回出かけるのなら定期の元が取れると聞き、定期に変えて月5000円くらいは安くなったけど、月に2万円以上の出費はけっこう大変だった。母の死後は三鷹から都内への交通費になったので、交通費が半分くらいになったけど、それでも自腹というのはきつい。
これまでは週に4日は出かけていたので「三鷹〜代々木間」の定期券を買って、そのあと渋谷や東京、銀座、六本木などは追加料金で済ませていた。
でも去年1年は自粛生活になり出かけられなかったので、半年くらいは定期券をやめていた。それでも自粛期間が終わり、週に3回くらい出かけるようになったので、去年10月〜今年4月30日までの定期を買っていた。しかしまた自粛生活になってしまったので、もしかしたら元は取れなかったかも。定期が切れ、今はsuicaで出かけているけど、このところ、そろそろ週に3回くらいは出かけることも多くなったので、定期に変えようか迷っている。しかし、緊急事態がいつまで続くやら。
パソコンを買いかえ、オンラインも見ることができるようなので、家で映画というのもあるけど、ずっと家にいると動かず、体にも悪いし、私のパソコンは小さいので、やはり映画は大きい画面で観たい。やっぱり、体を動かすということと、大きい画面で映画を観るために出かけたほうがいい。なるべく出かけられるようなら出かけたほうがいいかな。それにしても交通費は高い。以前は出かけたら3本くらいは観ていたのに、最近は1本がほとんど。なんとか2本は観ることができるように体力回復しなくては。映画館での上映が戻ってきたようなので、まめにチェックしてでかけなくては交通費がもったいない。

posted by akemi at 20:30| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月19日

『トッケビ 〜君がくれた愛しい日々〜』(白)

コロナ禍で、オンライン試写が増えています。
せっせと観ているのですが、また7,8月公開分がたまってきました。
中に、コン・ユとパク・ボゴム初共演(競演?)の『ソボク』(原題:徐福 )オンライン試写がありました。コン・ユは元情報局局員のギホン、クローンのソボクの警護を命じられます。この無垢なクローン役のパク・ボゴムがとっても可愛いです。病気で余命わずかなギホンと永遠の命を持つソボクが、巨悪に追い詰められるうち少しずつ心を通わせていきます。7月公開。

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(C)2020 CJ ENM CORPORATION, STUDIO101 ALL RIGHTS RESERVED

この後、二人の他の作品を見たくなり、これまで手を出さずにいたコン・ユ主演のTVドラマ『トッケビ 〜君がくれた愛しい日々〜』(2017年)を見始めてしまいました。韓流ファンの間では傑作の呼び声高いこちら、続きが気になって寝不足になる恐れがあります。それでなかなか見られずにいたのですが、Amazonプライムで全16話見られるとわかってついに。
ほかのオンライン試写の合間に3日かけて全話完了。高麗時代の武将がトッケビ(鬼?)となって不滅の命を得て現代で花嫁となる女子高生に出逢います。コン・ユ(トッケビ)とキム・ゴウン(ジウ・ウンタク)主演です。 ほかにイ・ドンウク(死神)&ユ・インナ(サニー)カップル、トッケビに代々仕えるユク・ソンジェ(ドクファ)。悪役も充実。
このときのキム・ゴウンは20代半ば。女子高生役も無理なく、コン・ユをアジョシ(おじさん)と呼びます。幽霊や死神が見えて、すぐにトッケビを見破ります。笑顔がすごく可愛い。
ファンタジーロマンにコメディ要素も多くて、大ヒットしました。ドラマの中で「背が高くて〜〜で、爬虫類顔の人は?」「コン・ユ!」という台詞があったり、何話だったか、死神が外回り中(?)決まった時間に入るカフェでテレビドラマに釘付けになっていて「〇〇は●●の娘」という台詞に、お客みんなが一斉に「ええ〜〜!!」と叫ぶシーンがあったりしました。夜中に一人で大笑い。
本誌に泉さんが韓流ドラマをたくさん紹介しているので、後追いして見てみようかな。(白)
posted by shiraishi at 11:50| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月16日

下高井戸シネマで『異邦人 デジタル復元版』 アルジェでイタリア語?! (咲)

もう10日前のことになってしまいましたが、5月5日に下高井戸シネマで『異邦人 デジタル復元版』を観てきました。
ヒューマントラストシネマ有楽町で上映していた時に、時間が取れなくて残念に思っていた作品でした。

下高井戸シネマさんには、いつもシネマジャーナルの販売を委託していて、今回、104号が4月末に出来上がったので、納品を兼ねてのグッドタイミングでした。
去年、お預けしたシネマジャーナル103号の精算をお願いしていたのですが、完売していて、嬉しい限り♪

104号に掲載している映画で、下高井戸シネマさんで上映されるのは、
『天国にちがいない』5/15〜21
『チャンシルさんには福が多いね』5/15〜21
『天外者(てんがらもん)』5/22〜6/4
『けったいな町医者』6/19〜25
『痛くない死に方』6/19〜25
『夏時間』6/26〜7/2

中でも、『天外者(てんがらもん)』出演の三浦春馬さん追悼を4ページにわたって掲載しています。
下高井戸シネマで映画をご覧になった折には、ぜひシネジャもご購入いただければ嬉しいです。

さて、『異邦人 デジタル復元版』。
5月5日、緊急事態宣言が出されている中、朝10時からの上映に、多くの方が観にいらしてました。油断して、9時40分頃に行ったら、通路際の席は、前から2番目しか空いてませんでした。

*作品データ*
『異邦人 デジタル復元版』
ihoojin.jpg
1967年/イタリア・フランス/1h44
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
原作:アルベール・カミュ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アンナ・カリーナ

キネマ旬報ベストテン 第8位
配給:ラビットハウス

「太陽が眩しかった」という理由で人を殺した男を通し、人の不条理意識を巧みに描いたカミュの小説をヴィスコンティが映画化。イタリア語版で甦る!


という触れ込みでした。
テレビで吹き替え版を観たことがあるのかどうか、記憶はあやふやなのですが、殺した理由が、「太陽が眩しかった」からというのは、なぜだかはっきり知ってました。

マルチェロ・マストロヤンニ演じる主人公の会社員ムルソーが、アルジェから郊外の老人施設にバスで向かう冒頭の場面。アルジェの海岸線は、『望郷』で観た光景と同じ。
町のアラブ人(もしくはベルベル人)の風俗も、それなりかなと。
後半は法廷での場面。
第二次世界大戦前が舞台ですから、もちろん、フランスの直接統治下。
なのですが、使用言語はイタリア語!

名作なのはゆるぎないのですが、アルジェでイタリア語はなんとも違和感がありました。
これが、隣国リビアなら旧宗主国はイタリアなのですが・・・

ま、映画ではままあることと、名作を観ることができたことに感謝です。
posted by sakiko at 20:03| Comment(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする