2021年06月27日

『食の安全を守る人々』完成披露のあとに『田舎司祭の日記』  (咲)

6月20日(日)10時半からの『食の安全を守る人々』完成披露プレミア上映会へ。
最終試写に伺えなくて、公開されたら・・・と思っていたのですが、上映後に関係者のトークもあるとの案内をいただいたので、いそいそと出かけてきました。

『食の安全を守る人々』
種子法廃止、種苗法の改定、ラウンドアップ規制緩和、そして表記無しのゲノム編集食品流通への動き・・・ 日本の農と食にこれまで以上の危機が押し寄せている。そんな中、本作は、日本で、海外で農と食の持続可能な未来図を描く人たちを追ったドキュメンタリー。
公式サイト:https://kiroku-bito.com/shoku-anzen
★2021年7月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町およびアップリンク吉祥寺にて公開


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上映後、監督・撮影・編集を務めた原村政樹氏(写真右)と、プロデューサーの山田正彦氏(写真左)のトークが行われました。
食の安全が心配になる現状をずっしり感じた映画でしたが、お二人から「未来に希望を持って貰えるような映画を心掛けた」との言葉がありました。
食の安全を考えて実行する人たちがいる限り、未来は明るいと思いました。トークの模様は、別途お届けします。

会場が大井町だったので、キネカ大森でインド映画と思ったら、観たかった『グレート・インディアン・キッチン』の上映は、この日はなく、セシリア・チャン主演の香港映画『忘れえぬ想い』にしようかなと思ったのですが、久しぶりにもう一度観たいというワケでもなかったので、この間、満席で観られなかった『クルエラ』にしようと、新宿シネマカリテのサイトを見てみました。
上映中の映画の中に『田舎司祭の日記』がありました。チラシを見て、すごくそそられた映画です。14:15からという開始時間もばっちり! こちらに決定。
(20日の夕方、山手線が4時間にわたって止まるというアクシデントがあり、大森に行っていたら帰りが大変だったかも)

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『田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版』
(シネマカリテでは、2Kで上映)
原題:Journal d'un cure de campagne
監督:ロベール・ブレッソン
出演:クロード・レデュ,アルマン・ギベール,ジャン・リビエール,ニコル・ラドラミル
フランス/1951年/115分
製作から70年を経て、劇場初公開!


劇場の入口で、B4版の作品紹介の詳細が書かれたものをいただきました。
一般上映では珍しいですね。
お陰で、作品内容が書けます♪

北フランスの寒村に赴任してきた神学校を卒業したばかりの若い司祭。体調はすぐれないが、気力だけはあり、住民たちの悩みを聞き善行を行おうとするが、苦しい生活を送る村の人たちには、経験の浅い司祭を暖かく迎える余裕はない。
それでも、一日が終わると、ペンを執り、その日の出来事を記すのが日課だ。

楽しみは、子どもたち相手の教義問答の授業
青少年のスポーツクラブ設立支援を依頼に領主のもとを訪れ、幼い息子を亡くし沈んでいる夫人と出会う。夫が娘の家庭教師と浮気していることも、夫人を悩ませていることを知る。そんな夫人に成す術もない司祭。
領主の娘も父親の不貞を知って、司祭に激しく不満をぶちまける。
数日後、夫人から、司祭によって気持ちが救われたとの手紙が届き、喜んだのも束の間、夫人は狭心症で亡くなってしまう。
司祭自身の体調はますます悪くなり、赤ワインにパンを浸して食べることしかできなくなる。それを酒浸りになっていると誤解されてしまう。
血を吐き道で倒れた司祭は、医者に診てもらうため町に出る。
町で、かつて神学校で共に学んだが、今は神の道を捨て世俗的な暮らしをしている仲間に会う。彼の体力はもう限界を超えていた・・・

最後、Fin と出て終わり!
昔の映画は、そうだった! と懐かしく思い出しました。

実は、チケットをネットで購入する前に、「シネマカリテ スクリーン2の見やすい席」を検索したときに、「正面に向かって左奥に扉があるので、左の通路側はエンドロールの途中で出ていく人がいると落ち着かない」とあって、右の通路側を取ったのです。
(ヒューマントラスト有楽町で苦い思いをしたので! →その時のスタッフ日記
今回、あっけなく終わったので、まったく杞憂に終わりました。
長ったらしいエンドロールが続くより、こういう終わり方もいいものだなぁ〜と思いました。
なんとも寂しく息苦しい若い司祭の人生が、あとあとまで心に残っています。
味わい深い映画でした。



posted by sakiko at 18:23| Comment(0) | 映画雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「香港国家安全維持法から1年、返還記念24周年 ―香港の現状と展望を読み解く―」イベント(白)

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(左から伯川氏、倉田氏、益満氏、後方:増山氏)

■登壇者
倉田徹(立教大学教授)
益満雄一郎 (朝日新聞コンテンツ編成本部・元香港支局長)
■香港からオンライン中継
増山健 (弁護士法人淀屋橋・山上合同 日本弁護士/香港登録外国法弁護士)
■司会
伯川星矢 (フリーライター)
■主催者:香港雨傘運動展(UME)
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/179897

先週こちらで開催のお知らせをしたイベントに参加してきました。キノハウス地下1Fには映画美学校試写室があって、いつも出掛けるのですが、1Fのコーヒーハウスの奥にこんな空間が。
香港研究の倉田先生、元朝日新聞香港支局長の益満氏、香港からオンラインで参加の増山弁護士の3人に、ライターの伯川さんの軽妙な司会で、日々変わりゆく香港について熱いトークがかわされました。

14,5年前香港に毎年のように通っていたころ、芸能欄をチェックしていた蘋果日報(アップル・デイリー/りんごにっぽう)。返還以来、民主派の報道に力を注いでいましたが、最近あれあれというまに幹部が逮捕され、資産を凍結され、廃刊に追い込まれました。日本でも大きなニュースとして取り上げられていましたが、最終日は100万部印刷して飛ぶように売れたようです。
当局が根拠とした国家安全維持法(国安法)がどんなものか、香港の今とこれからは?わからないところを紐解いていただきました。(白)

■アーカイブが7月9日(金)23:59まで視聴(1000円)できます。
チケット購入ページはこちら 
https://twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/75934

■参考図書 
「香港 国家安全維持法のインパクト」日本評論社(編:廣江倫子、阿古智子)倉田氏、増山氏も書かれています。
 https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8506.html
「香港危機の700日 全記録」ちくま新書1577 筑摩書房(著:益満雄一郎)

posted by shiraishi at 01:57| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする