11月20日付のスタッフ日記『わたしは分断を許さない』堀潤監督のお父様に会った充実の一日で、大木 茂写真展「ぶらりユーラシア 列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅」に行ったことをご紹介しました。とにかく写真と解説(旅日記)の量が多くて、一度ではすべてを読み切れず、さらに2回、覗いてきました。
ユーラシア大陸の最東端のユジノ・サハリンスクから最西端のポルトガルまで、3か月、鉄道で旅した記録。
最初の写真が、夜行列車の上段寝台から素足がにょきっと出ているインパクトのあるものだったのですが、初回に行ったとき、写真を撮るのを忘れていました。
この写真を見て思い出したのが、1986年、新潟からハバロフスク経由ウズベキスタンに行った時のことでした。ハバロフスクで行き帰り1泊ずつしたのですが、ホテルのベッドが小さくて、身長150cmの私がぎりぎり収まる長さ。(部屋はじゅうぶん広いのに!) ハバロフスクからタシケントへの飛行機も、椅子がとても小さくて、私たちでも窮屈。この国の人たちは、大柄の人が多いのに、なぜこんなサイズなのかと不思議に思ったものでした。
初めて写真展に行ったとき、展示を見るのに夢中で気がつかなかったのですが、大木茂さんは同名で本も出されていました。
「ぶらりユーラシア 列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅」
大木茂(著/文)
現代書館
A5判 520ページ
定価 3,600円+税
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768459027
会場で購入して、サインもいただきました。
「現場に立ち、見て、考える
これが大切だな」
の言葉が添えてありました。 まさに!
本の巻頭には、吉永小百合さんの手書きによる「本書によせて」が掲げられていました。
大木茂さんは映画のスティル写真も長年手がけていらっしゃることがわかりました。
どこかで大木さんの写真を拝見していたに違いありません。
写真展は、もう明日29日までとなってしまいましたが、お時間のある方、ぜひいらしてみてください。(今日28日は、ビル休館日です)
大木 茂写真展「ぶらりユーラシア」―列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅―
@オリンパスギャラリー東京 (新宿西口、京王プラザホテルの手前です)
11月29日(月) 10:00 〜 15:00まで
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3384
「とても居心地の良いイラン」には、21日間滞在されています。
イランのコーナーだけで、こんなにたくさん!
右端は、イランを抜けて、トルコの東端にあるヴァン湖。鉄路はいったん途切れて、ヴァン湖を鉄道連絡船で渡って、また鉄路に。
ヴァン湖を迂回する鉄道をひくのは地形的に難しかったそうです。
2021年11月28日
2021年11月21日
大石芳野写真展 瞳の奥に - 戦争がある - (暁)
武蔵野市立吉祥寺美術館で、武蔵野市平和の日条例制定10周年記念事業として大石芳野写真展「瞳の奥に−戦争がある−」が開催されています。
2021年10月16日(土)〜 11月28日(日)10:00〜19:30
大石芳野さんは約40年に渡り、戦争の犠牲になった人々を取材し、悲惨な傷跡に苦しむ声に向き合い、レンズを向けることで、平和の尊さを問い続け、子どもたちの悲しみやつらさ、悔しい思いを全身で受け止め、その未来をもカメラに収めて来た。この写真展では、戦禍に苦しむ世界の子どもたち、そして、武蔵野市内をはじめ、少年少女時代に第二次世界大戦の犠牲となり、苦しみを抱えつつも戦後を生き抜いてきた国内の人々の姿を取り上げている。
枯葉剤、不発弾、虐殺、破壊、民族浄化、紛争…。ベトナム、ラオス、カンボジア、アフガニスタン、コソボ、スーダンと、子どもたちの真剣で鋭い瞳が伝える、「戦争はもう嫌だ」というメッセージが、作品を通して多くの人に届くように。東京、沖縄、広島、長崎…。彼らの少年少女時代に、第二次世界大戦がありました。人々が心身に受けた深い傷は、今もなお癒えることはなく、子どもの頃のまま、その瞳には「戦争をもう繰り返してはならない」という魂の叫びが宿っています。
武蔵野市立吉祥寺美術館
JR線・京王井の頭線「吉祥寺駅」北口より徒歩約3分
※美術館専用の駐車場はありません
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 コピス吉祥寺A館7階
TEL. 0422-22-0385 FAX. 0422-22-0386
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/
主催:(公財)武蔵野文化事業団、武蔵野市、武蔵野市非核都市宣言平和事業実行委員会
協力:クレヴィス、フレームマン、フォトグラファーズ・ラボラトリー
お問合せ:武蔵野市立吉祥寺美術館 電話番号0422-22-0385
入館料
300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
※11月23日(火・祝)および、11月24日(水)<武蔵野市平和の日>は、武蔵野市在住の方は、無料でご覧頂けます。ご住所を確認出来る証明書(運転免許証、保険証など)をご持参ください。
大石芳野 プロフィール (Wikipediaより)
東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒。戦争、内乱後の市民に目を向けたドキュメンタリー作品を手がけ、ベトナム戦争、カンボジアの虐殺、スーダンのダルフールの難民、原爆の広島の人々などを取材[1]。2004年から、世界平和アピール七人委員会委員。現在の研究課題は、『フォトジャーナリズムの変遷と動向』そして『フォトジャーナリズムから見た戦争と平和における民衆』。常用機材は、ライカM6(Summilux-M 1:1.4/35)。人々の生活が戦争や紛争で妨げられて命を奪われている惨状を世界に伝えている。
写真集・著書
「あの日、ベトナムに枯葉剤がふった」 -- くもん出版、1992.11. --(くもんのノンフィクション・愛のシリーズ ; 23)
「アフガニスタン戦禍を生きぬく」-- 藤原書店、2003.10
「愛しのニューギニア」-- 学習研究社、1978.2
「生命の木」-- 草土文化、1998.10
「沖縄に活きる」-- 用美社、1986.8
「沖縄の原像」(仲程昌徳、大石芳野.共著)-- ニライ社、1988.5
「沖縄若夏の記憶」-- 岩波書店、1997.6
「隠岐の国」-- くもん出版、1984.7
「女の国になったカンボジア」-- 潮出版社、1980.12
「活気あふれて長い戦争のあと」-- 草土文化、1997.3. --(アジアの子どもたち)
「悲しみのソビエト」-- 講談社、1991.6
「カメラを肩に見た世界」-- 労働旬報社、1993.11. --(メッセージ21)
「カンボジア苦界転生」-- 講談社、1993.11
「声・映像・ジャーナリズム」--フェリス女学院大学. -- フェリス女学院大学, 2005.3
「コソボ絶望の淵から明日へ」-- 岩波書店、2004.4. --(岩波フォト・ドキュメンタリー世界の戦場から)
「コソボ破壊の果てに」-- 講談社、2002.6
「子ども戦世のなかで」-- 藤原書店、2005.10
「証言する民」-- 講談社、1984.4
「少年パパニー」-- 弥生書房、1983.10
「闘った人びと」-- 講談社、1988.10. --(講談社文庫)
「魂との出会い」(大石芳野、鶴見和子.共著)-- 藤原書店、2007.12
「小さな草に」-- 朝日新聞社、1997.4
「花黙し」-- ブロンズ社、1979.11
「パプア人」-- 平凡社、1981.3
「Hiroshima半世紀の肖像」-- 角川書店、1995.3
「ベトナム凛と」-- 講談社、2000.10
「ベトナムは、いま」-- 講談社、1985.4. --(講談社文庫)
「見える日本、見えない日本」(養老孟司.共著)-- 清流出版, 2003.12
「無告の民」-- 岩波書店、1981.11
「『夜と霧』をこえて」-- 日本放送出版協会、1988.9
「夜と霧は今」-- 用美社、1988.12
「ワニの民」-- 冬樹社、1983.7
「<不発弾>と生きる 祈りを織る ラオス」-- 藤原書店、2008.1
(Wikipediaより)
紛争地に生きる人々、特に女性や子供たちの写真を多く撮り続けて来た大石芳野さん。紛争地を撮り続けてきた数少ない女性の報道写真家の一人。彼女の勇気、優しさが、これらの写真を撮り続けた原動力だったと思います。彼女の行動力や生き方は、私の目標でもありました(暁)。
2021年11月20日
『わたしは分断を許さない』堀潤監督のお父様に会った充実の一日 (咲)
かつて商社に勤めていた頃の知り合いの清水フレッド克久さんから、演劇の舞台に立つとの案内をいただき、役者デビューを見届けにいきました。会場の板橋区立グリーンホールは、商社を希望退職で辞めたあとに、8年ほどお手伝いした事務所のあった大山。懐かしくて、1時間ほど散策してきました。
ハッピーロードの奥の大好きだったパン屋さんは、マンションが建つらしく去年閉店。
ランチ定食600円だった中華のお店は健在でしたが、ランチ750円に。
でも、遊座大山の母と息子でやっている小さなおにぎり屋さんは、お値段変わらず、110円〜150円! かつて青年だった息子さんが、さすが、年を重ねてました。
板橋区立グリーンホールの向かい側にある老人医療センターは、私が大山に通い始めた頃、偶然にも旅友だちのKさんが勤務していて、よく入口で待ち合わせてランチに行ったのですが、すっかり更地になっていました。時は移りけり。
さて、舞台「雨空」 作:久保田万太郎 演出:伊藤 大(劇団青年座)。
清水フレッド克久さんの出番は少なかったのですが、とてもはつらつとした初舞台でした。
終わってロビーに出たら、清水さんと立ち話している男性が。マスクをしているので確信は持てなかったのですが背格好に見覚えが・・・ 私が、30歳の頃に会社の労働組合の本部委員をしていた時の本部長の堀さんでした。
しばし、立ち話。
シネマジャーナルのことを話したら、息子さんがドキュメンタリー映画を作っていて、ガザにも行って映画にしているとおっしゃるのです。
なんと、『わたしは分断を許さない』の堀潤監督が息子さんでした。
簡単ですが、シネジャで作品紹介していました。
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/473828006.html
縁は不思議なものです。いつか、堀潤監督にゆっくりお話をお伺いしたいと思います。
この日、大山に行く前には、新宿西口のオリンパスギャラリー東京で開催中の『大木 茂写真展「ぶらりユーラシア」―列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅―』を覗いてきました。
ユーラシア大陸の最東端の駅から最西端の駅まで、3か月、鉄道で旅した記録。
ウルムチ、ウズベキスタン、タジキスタン、イラン、トルコ、スペイン、ポルトガルなど、かつて訪ねた懐かしいところの写真もたくさんありました。
写真200枚位、それに解説というか旅の記録がたくさん書かれていて、昨日は40分しか時間が取れなくて、半分くらいしか読み切れませんでした。また行くつもりです。
イランの写真、特にたくさんありました。
「とても居心地のよいイラン」と書かれていて、嬉しかったです♪
アーシュラーの行事に出くわしたとは、うらやましい! マシュハドを訪れたのは、革命直前の1978年5月。それ以来、行ってないのですが、今の政府がかなり力を入れて町を「綺麗に」したらしく、廟のまわりのごちゃごちゃした町並みは消えてしまったらしいです。
シーラーズの有名なローズモスクです。私が訪れた時は、かなり崩れていて修復中でした。こんな綺麗なモスクだったとは! 修復されてから行く機会がなくて・・・
すっかりウィグルの人たちの伝統的な暮らしがつぶされてしまったウルムチ。私が最初に訪れた1989年には、ウルムチにもまだまだウィグルらしさがありました。一番高い建物で6階建てでした。
ウズベキスタンを訪れたのは、チェルノブイリ事故のあった1986年の9月でした。ブハラは、いぶし銀のような落ち着いた町でした。今もたたずまいは残っていそうです。
大木 茂写真展「ぶらりユーラシア」―列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅―
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3384
会場:オリンパスギャラリー東京
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目24番地1号 エステック情報ビルB1F
2021年11月11日(木)〜11月29日(月)
10:00 〜 18:00 最終日15:00まで
※休館日11月16日(火)・17日(水)・23日(火)・24日(水)・28日(日)(ビル休館日)
ハッピーロードの奥の大好きだったパン屋さんは、マンションが建つらしく去年閉店。
ランチ定食600円だった中華のお店は健在でしたが、ランチ750円に。
でも、遊座大山の母と息子でやっている小さなおにぎり屋さんは、お値段変わらず、110円〜150円! かつて青年だった息子さんが、さすが、年を重ねてました。
板橋区立グリーンホールの向かい側にある老人医療センターは、私が大山に通い始めた頃、偶然にも旅友だちのKさんが勤務していて、よく入口で待ち合わせてランチに行ったのですが、すっかり更地になっていました。時は移りけり。
さて、舞台「雨空」 作:久保田万太郎 演出:伊藤 大(劇団青年座)。
清水フレッド克久さんの出番は少なかったのですが、とてもはつらつとした初舞台でした。
終わってロビーに出たら、清水さんと立ち話している男性が。マスクをしているので確信は持てなかったのですが背格好に見覚えが・・・ 私が、30歳の頃に会社の労働組合の本部委員をしていた時の本部長の堀さんでした。
しばし、立ち話。
シネマジャーナルのことを話したら、息子さんがドキュメンタリー映画を作っていて、ガザにも行って映画にしているとおっしゃるのです。
なんと、『わたしは分断を許さない』の堀潤監督が息子さんでした。
簡単ですが、シネジャで作品紹介していました。
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/473828006.html
縁は不思議なものです。いつか、堀潤監督にゆっくりお話をお伺いしたいと思います。
この日、大山に行く前には、新宿西口のオリンパスギャラリー東京で開催中の『大木 茂写真展「ぶらりユーラシア」―列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅―』を覗いてきました。
ユーラシア大陸の最東端の駅から最西端の駅まで、3か月、鉄道で旅した記録。
ウルムチ、ウズベキスタン、タジキスタン、イラン、トルコ、スペイン、ポルトガルなど、かつて訪ねた懐かしいところの写真もたくさんありました。
写真200枚位、それに解説というか旅の記録がたくさん書かれていて、昨日は40分しか時間が取れなくて、半分くらいしか読み切れませんでした。また行くつもりです。
イランの写真、特にたくさんありました。
「とても居心地のよいイラン」と書かれていて、嬉しかったです♪
アーシュラーの行事に出くわしたとは、うらやましい! マシュハドを訪れたのは、革命直前の1978年5月。それ以来、行ってないのですが、今の政府がかなり力を入れて町を「綺麗に」したらしく、廟のまわりのごちゃごちゃした町並みは消えてしまったらしいです。
シーラーズの有名なローズモスクです。私が訪れた時は、かなり崩れていて修復中でした。こんな綺麗なモスクだったとは! 修復されてから行く機会がなくて・・・
すっかりウィグルの人たちの伝統的な暮らしがつぶされてしまったウルムチ。私が最初に訪れた1989年には、ウルムチにもまだまだウィグルらしさがありました。一番高い建物で6階建てでした。
ウズベキスタンを訪れたのは、チェルノブイリ事故のあった1986年の9月でした。ブハラは、いぶし銀のような落ち着いた町でした。今もたたずまいは残っていそうです。
大木 茂写真展「ぶらりユーラシア」―列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅―
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3384
会場:オリンパスギャラリー東京
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目24番地1号 エステック情報ビルB1F
2021年11月11日(木)〜11月29日(月)
10:00 〜 18:00 最終日15:00まで
※休館日11月16日(火)・17日(水)・23日(火)・24日(水)・28日(日)(ビル休館日)
2021年11月16日
2021映画祭シーズン終わりました。取りまとめにかかっています(暁)
●第26回 あいち国際女性映画祭2021 ウイルあいち他 参加できず
2021年9月2日(木)〜9月5日(日)
●第17回 山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 オンライン
2021年10月7日〈木〉〜10月14日〈木〉
●2021東京・中国映画週間 TOHOシネマズ日本橋
2021年10月25日(月)〜10月31日(日)
●第34回 東京国際映画祭 日比谷・有楽町・銀座エリア
2021年10月30日(土)〜11月8日(月)
●第22回 東京フィルメックス
2021年10月30日(土)〜11月7日(日)
9月から11月初めの2か月に渡る映画祭シーズンは11月8日(月)に終わりましたが、今は、そのまとめにかかっていて、少しづつ「映画祭報告」にアップしています。このコロナ禍、9月初めに行われた「あいち国際女性映画祭」は、去年に引き続きコロナの影響で行けませんでした。この9月初め頃は、東京都のコロナ感染者数が1日5000人を越えていた8月から減少に転じた頃でしたが、それでも1日の患者発生数が2000人を越えていたので、やはり東京都からは出ないほうがいいと判断し名古屋には行かず、結局「あいち国際女性映画祭」は2年連続していくことができませんでした。
山形は今年はオンラインでした。ネットをWi-MAXで繋げている私は、ウインドウズ7の時は動画を観ることができませんでしたが(映像の動きが止まってしまう)、今年2月にパソコンを買いかえ、ウインドウズ10にしてからは動画も観ることができるようになりました。でも、オンライン試写などは時間がなかなか取れず、あまり観ることができずにいます。そんな状態で、山形のオンライン上映も、結局、観ることができたのは最後のほうの日程でした。10月10日ころから観始めたのですが、2日間くらいは、オンラインがうまくつながらず、やっと観ることができたのは13日でした。この日は1日中、山形の作品を観る日にして3本観ることができたのですが、Wi-MAXは3日で10GBを超えるとダウンロード速度が遅くなり、映像の動きが時々止まってしまうようになるとのことで、この日は3本でやめました。そして14日にもう1本観たら、10GBを超えてしまい、映像が止まるようになったので、それ以上は観ることができませんでした。この時は4本で10GB超えるとは思っていなかったし、10GBを超えたら料金が高くなるのかなと思っていたので、いざとなったら料金を払うことになっても観るつもりだったのですが、まさか速度が落ちるとは思わず、こんなことなら映画祭が始まった7日から1本づつでも観ていたら7本は観ることができたなと残念に思いました。120分くらいまでの映画1本がだいたい2GBくらいというのを知りました。長いのはどのくらいになるのだろうとも思いましたが、映画祭をオンラインで観るというのは、Wi-MAXやWi-Fiでは難しいと思いました。
第17回山形国際ドキュメンタリー映画祭
10月13日、14日 オンライン
『丸八やたら漬 Komian』佐藤広一監督/日本/2021/105 分
山形国際ドキュメンタリー映画祭に集う映画人が交流できる場所「香味庵」。山形に集う映画人の間で「香味庵で会いましょう」という合言葉があるそうですが、ここを経営する漬物会社「丸八やたら漬」が閉店することになり、その場所がなくなってしまうことを残念に思い、この場所にゆかりの人たちに取材したドキュメンタリー。私自身は、香味庵に行ったことがなかったので、行く前になくなってしまってとても残念です。
『武漢、わたしはここにいる』
蘭波(ラン・ボー)監督/中国/2021/153分
劇映画撮影のために武漢に入ったクルーが、突然の都市封鎖に遭遇し、撮影を始めた。高齢者世帯、路上生活者らへ、ネットで集めた物資を無料配布するボランティア活動にクルーも積極的に携わる様子が描かれる。
『異国での生活から』
曾文珍(ツォン・ウェンチェン)監督 台湾/2020/87分
台湾に暮らすベトナムからの出稼ぎ労働者の実態が描かれる。日本と同じように、過酷な労働や医療保障のない状態などから雇用先から逃亡し、不法滞在で職業を転々として生きている。
『理大囲城』 大賞受賞
監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 香港/2020/88分
逃亡犯条例改正反対運動と香港当局との衝突が激化したた2019年11月。重装備の警察に包囲されたデモ隊は、理工大学キャンパス内で11日間に及ぶ籠城を余儀なくされた。その内部で撮影され、粗暴で狡猾な権力機構によってねじ伏せられ、退路を絶たれた学生たちが日を追うごとに憔悴してゆく姿を映し出す。
2021東京・中国映画週間 TOHOシネマズ日本橋
間近になるまで情報がわからず、どのようにチケットを買うかもわからず状態で出遅れ、さらにネットでのチケット買いもなかなかやり方がわからずでいたら、売り切れ続出。結局4本しか観ることができなかった。それにクロージングは関係者しか入れないようだったので、プレス申請しようと思ったけど、東京国際映画祭・フィルメックスと重なっていたのであきらめた。
10月25日(月)
『婚活ママ』唐大年(タン・ダーニェン)監督
アラサーOLの王招(ワン・ジャオ)は、祖父と同居していたが、夫と離婚したことを隠していた。しかし妊娠してしまい、元夫から認知を拒まれ、父親になってくれる人を探すはめに。コメディタッチの物語。
10月27日(水)
『僕らが空を照らしたあの日』
張一白(チャン・イーバイ)/韓琰(ハン・イェン)監督
受験に失敗し予備校に通うために海南島へとやってきた老狗(ポン・ユーチャン)は、そこで出会った友人と共にダンス大会に参加し奇跡を起こす。劣等感や臆病に打ち勝ち、全力でダンスに臨む全力青春ダンスムービー!
10月27日(水)
『トップ・オブ・ザ・シティ』謝鳴暁(シェー・ミンシャオ)監督
中国国内で最も高いビル上海センター。幼稚園教諭の劉石(リュウ・シー)は園児ポンポンの視力が落ちて来たことに気がついた。生活苦のポンポン家の事情を知り、自ら得意とするアーマードバトルを利用してポンポンを救うことを考え、この屋上でイベントを考える。それをめぐる騒動。
10月28日(木)
『サヴァの向かう先』陳丹燕 (チェン・タンイェン)監督
ユーゴスラビア・ベオグラードの解体される文化遺産の建物をめぐる話。中国の作家が、そこを訪ね、この建物をめぐる、この国の文化や築いたものを描く。
東京国際映画祭と東京フィルメックス
今回、東京国際映画祭の会場が有楽町地区に移ったので、去年よりは移動が楽だったけど、それでもシネスイッチ銀座とTOHO日比谷の間は、私の足で歩いたら約20分、往復40分だったので、TOHO日比谷で上映された作品はあきらめた。観る作品を決めるのにも、この二つは、まるっきりバッティングしていて、どうしたもんか状態、間近までどう組み合わせるか悩んだ。なので今回は前売りチケットを買わなかったが、チケットを買ったもののダブってしまった友人から東京国際、フィルメックス1枚づつで2枚買い取った。毎日、上映作とにらめっこしながら選んだけど、東京国際映画祭7本、フィルメックス8本という結果に。ま、これまで東京国際映画祭だけの時でも16本くらいだったので、両方合わせればそんなものかな。今回プレスセンターがTOHO日比谷の隣?一緒?のビルだったので、プレスセンターにもほとんど行けず、プレスカードの引き取りとクロージングセレモニーの申し込みがネットでしか申し込めなくなってしまったので、ネット操作に疎い私は、プレスセンターで係の人に聞きながら申し込み申請。その2回しか行けなかった。しかもプレス上映があるシネスイッチ銀座1は階段しかなく、現在カートで移動している私としては会場に入るのがけっこう大変だった。おかげでここで観た作品は2本だけ。でも2回とも近くの人やスタッフの人が助けてくれて階段を上下することができた。
10月30日(土)
フィルメックス オープニング 『偶然と想像』日本 朝日ホール
10月31日(日) 映画祭は休み
シネマジャーナルHP更新日のため、HP用原稿書き
11月1日(月) フィルメックス 朝日ホール
『小石』インド
『ホワイト・ビルディング』カンボジア・フランス・中国・カタール
11月2日(火) 東京国際
『リンボ』香港 読売ホール
『世界、北半球』イラン シネスイッチ銀座
11月3日(水) 東京国際 シネスイッチ銀座
『アメリカン・ガール』台湾
『ザ・ドーター』スペイン
『オマージュ』韓国
11月4日(木)
東京国際 シネスイッチ銀座
『ヴェラは海の夢を見る』コソボ・北マケドニア・アルバニア
『最初の花の香り』台湾
フィルメックス 朝日ホール
『ただの偶然の旅』中国
11月5日(金)東京国際 シネスイッチ銀座
『一人と四人』中国
11月6日(土) フィルメックス 朝日ホール
『行くあてもなく』香港
『瀑布』台湾
11月7日(日)フィルメックス 朝日ホール
特別上映『時代革命』香港
閉会式+『メモリー・ボックス』レバノン
11月8日(月)
東京国際 クロージングセレモニー TOHO日比谷
第34回東京国際映画祭(2021) クロージングセレモニー(暁)
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/484348768.html
2021年11月08日
TIFF10日目(白)
11月8日(月)
最終日です。
無事に皆勤。まだコロナの心配が続く中、運営にあたってくださったスタッフの皆様ありがとうございました。
初めての日比谷・銀座の開催。来年はまた改良されていくだろうと思います。いくらなんでもコロナは終息してゲストも復活していてほしいです。
プレス上映最終作品は『ディア・エヴァン・ハンセン』(スティーヴン・チョボスキー監督)
2017年SNSを扱った初めてのブロードウェイミュージカルの映画化。舞台版初代エヴァン役のベン・プラットが主演。人とうまく関われない孤独な高校生エヴァンは、自分宛に書いていた手紙を密かに思いを寄せているゾーイの兄、コナーに取り上げられてしまった。数日後コナーが自殺したと聞いて驚くエヴァン。さらに彼の両親はエヴァンの手紙をコナーの遺書だと誤解していた。エヴァンは本当のことを言えないまま、コナーの家族と親しくなり、ウソが増えてしまう。
歌良し。泣ける場面が多くて、マスクに涙がしみ込んでしまいました。
11月26日(金)より公開 https://deh-movie.jp/
〜〜〜受賞結果発表〜〜〜
コンペティション
東京グランプリ/東京都知事賞
『ヴェラは海の夢を見る』(カルトリナ・クラスニチ監督)
審査員特別賞
『市民』(テオドラ・アナ・ミハイ監督)
最優秀監督賞
ダルジャン・オミルバエフ監督(『ある詩人』)
最優秀女優賞
フリア・チャベスさん(『もうひとりのトム)』
最優秀男優賞
アミル・アガエイさん、ファティヒ・アルさん、バルシュ・ユルドゥズさん、オヌル・ブルドゥさん(『四つの壁』)
最優秀芸術貢献賞
『クレーン・ランタン』(ヒラル・バイダロフ監督)
観客賞
『ちょっと思い出しただけ』(松居大悟監督)
アジアの未来
作品賞
『世界、北半球』(ホセイン・テヘラニ監督)
Amazon Prime Videoテイクワン賞
キム・ユンス監督 『日曜日、凪』
Amazon Prime Videoテイクワン審査委員特別賞
瑚海みどり監督 『橋の下で』
★クロージング動画はこちら
最終日です。
無事に皆勤。まだコロナの心配が続く中、運営にあたってくださったスタッフの皆様ありがとうございました。
初めての日比谷・銀座の開催。来年はまた改良されていくだろうと思います。いくらなんでもコロナは終息してゲストも復活していてほしいです。
プレス上映最終作品は『ディア・エヴァン・ハンセン』(スティーヴン・チョボスキー監督)
2017年SNSを扱った初めてのブロードウェイミュージカルの映画化。舞台版初代エヴァン役のベン・プラットが主演。人とうまく関われない孤独な高校生エヴァンは、自分宛に書いていた手紙を密かに思いを寄せているゾーイの兄、コナーに取り上げられてしまった。数日後コナーが自殺したと聞いて驚くエヴァン。さらに彼の両親はエヴァンの手紙をコナーの遺書だと誤解していた。エヴァンは本当のことを言えないまま、コナーの家族と親しくなり、ウソが増えてしまう。
歌良し。泣ける場面が多くて、マスクに涙がしみ込んでしまいました。
11月26日(金)より公開 https://deh-movie.jp/
デイリーニュースも最終
〜〜〜受賞結果発表〜〜〜
コンペティション
東京グランプリ/東京都知事賞
『ヴェラは海の夢を見る』(カルトリナ・クラスニチ監督)
審査員特別賞
『市民』(テオドラ・アナ・ミハイ監督)
最優秀監督賞
ダルジャン・オミルバエフ監督(『ある詩人』)
最優秀女優賞
フリア・チャベスさん(『もうひとりのトム)』
最優秀男優賞
アミル・アガエイさん、ファティヒ・アルさん、バルシュ・ユルドゥズさん、オヌル・ブルドゥさん(『四つの壁』)
最優秀芸術貢献賞
『クレーン・ランタン』(ヒラル・バイダロフ監督)
観客賞
『ちょっと思い出しただけ』(松居大悟監督)
アジアの未来
作品賞
『世界、北半球』(ホセイン・テヘラニ監督)
Amazon Prime Videoテイクワン賞
キム・ユンス監督 『日曜日、凪』
Amazon Prime Videoテイクワン審査委員特別賞
瑚海みどり監督 『橋の下で』
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