2021年11月28日

大木 茂さん写真展&著書 「ぶらりユーラシア 列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅」 (咲)

11月20日付のスタッフ日記『わたしは分断を許さない』堀潤監督のお父様に会った充実の一日で、大木 茂写真展「ぶらりユーラシア 列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅」に行ったことをご紹介しました。とにかく写真と解説(旅日記)の量が多くて、一度ではすべてを読み切れず、さらに2回、覗いてきました。

ユーラシア大陸の最東端のユジノ・サハリンスクから最西端のポルトガルまで、3か月、鉄道で旅した記録。
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最初の写真が、夜行列車の上段寝台から素足がにょきっと出ているインパクトのあるものだったのですが、初回に行ったとき、写真を撮るのを忘れていました。
この写真を見て思い出したのが、1986年、新潟からハバロフスク経由ウズベキスタンに行った時のことでした。ハバロフスクで行き帰り1泊ずつしたのですが、ホテルのベッドが小さくて、身長150cmの私がぎりぎり収まる長さ。(部屋はじゅうぶん広いのに!) ハバロフスクからタシケントへの飛行機も、椅子がとても小さくて、私たちでも窮屈。この国の人たちは、大柄の人が多いのに、なぜこんなサイズなのかと不思議に思ったものでした。

初めて写真展に行ったとき、展示を見るのに夢中で気がつかなかったのですが、大木茂さんは同名で本も出されていました。

「ぶらりユーラシア 列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅」
大木茂(著/文)
現代書館 
A5判 520ページ
定価 3,600円+税
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768459027

会場で購入して、サインもいただきました。

「現場に立ち、見て、考える
これが大切だな」


の言葉が添えてありました。  まさに!

本の巻頭には、吉永小百合さんの手書きによる「本書によせて」が掲げられていました。
大木茂さんは映画のスティル写真も長年手がけていらっしゃることがわかりました。
どこかで大木さんの写真を拝見していたに違いありません。

写真展は、もう明日29日までとなってしまいましたが、お時間のある方、ぜひいらしてみてください。(今日28日は、ビル休館日です)

大木 茂写真展「ぶらりユーラシア」―列車を乗り継ぎ大陸横断、72歳ひとり旅―
@オリンパスギャラリー東京 (新宿西口、京王プラザホテルの手前です)
11月29日(月) 10:00 〜 15:00まで  
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3384


「とても居心地の良いイラン」には、21日間滞在されています。
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イランのコーナーだけで、こんなにたくさん!
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右端は、イランを抜けて、トルコの東端にあるヴァン湖。鉄路はいったん途切れて、ヴァン湖を鉄道連絡船で渡って、また鉄路に。
ヴァン湖を迂回する鉄道をひくのは地形的に難しかったそうです。



posted by sakiko at 12:20| Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする