2022年01月15日

『ぼけますから、よろしくお願いいたします。〜おかえり お母さん〜』に亡き母を思う (咲)

今日、1月15日は亡き母の誕生日。
昨日、母が好きだったお花屋さんに寄って、母の好きな色合いの花を買ってきました。母が亡くなって10年経ちますが、このお花屋さんのマダムは今でも母のことを覚えてくださっています。もっとも昨日はお会いできなかったのですが・・・
かつては成人の日だった1月15日。日本中でお誕生日を祝ってくれているようと、母はいつも嬉しそうでした。

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C)2022「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえり お母さん」製作委員会

13日、『ぼけますから、よろしくお願いいたします。〜おかえり お母さん〜』の初回マスコミ試写会に行ってきました。年末に信友直子監督から、『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編が公開されるとのご丁寧なメールをいただきました。その後、ご両親様はどうされていらっしゃるのかと公式サイトを覗いてみました。残念なことにお母様が旅立たれてしまったことを知り、覚悟して試写に伺いました。
映画には、コロナ禍でのお母様との最後の日々、そして、残されたお父様との日々が綴られていて、身につまされる思いでした。
私の母も80歳を過ぎてアルツハイマー型認知症になり、父を残して83歳で亡くなりました。信友監督のお母様がお亡くなりになった場面では、母が息を引き取った時のことを思い出して涙でした。お父様がお母様に最後にかけられた言葉がとても素敵で、うらやましく思いました。

信友監督のお父様は、現在101歳。お母様が認知症に罹られてから、家事をご自身でされるようになり、一人暮らしになった今、介護サービスの方のサポートを受けながらも、家事をこなしてお元気。信友監督が呉の実家に時折帰って一緒に過ごされています。我が家も父が一人になってからは、私が実家で一緒に暮らしているので、監督の境遇と似ていて、いろいろと考えさせられました。父は今99歳で、元気なのも監督のお父様と同様なのですが、最近、物忘れすることが多くちょっと心配です。
一昨日、私が試写に出かける10時過ぎに一緒にタクシーで駅まで出たのですが、帰宅したら「お昼には少し早かったけど〇〇屋で食べた」と報告がありました。(父は昔から昼に何をどこで食べたか必ず言うのです) なのですが、玄関にトンカツ弁当のレシートが。 お弁当のプラスチックケースも見当たりません。「トンカツ弁当はどうしたの?」と聞いたら、返事がありません。翌朝になって、実はどこかに忘れてきてしまって、タクシーで家に帰ってきたのに、またお昼を食べに出かけたのだと判明しました。(問い詰めるのじゃなかった・・・)
残された時間はそう長くないはずなので、悔いのないように過ごしたいと、映画を思い起こしながらあらためて思ったのでした。

映画を拝見して、もう一つ、信友監督との共通点がありました。
40代半ばで乳癌の手術で入院されたのが虎の門病院。お母様が手術の日に見守られていました。私も40代半ばに虎の門病院に40日も入院したことがあって、手術の日には母がずっと待っていてくれました。
うらやましいのは、信友監督がご両親と共に暮らした日々が映像に残っていることです。いつでもお母様の笑顔に会える! ほんとに、いいなぁ〜

『ぼけますから、よろしくお願いいたします。〜おかえり お母さん〜』
監督・撮影・語り:信友直子
公式サイト:https://bokemasu.com/
★2022年3月25日(金)より全国順次公開

posted by sakiko at 22:08| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京の積雪(白)

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1月6日夕方

(暁)さんと同じく、私も今年初の試写室は『355』でした。主演クラスの女優が揃って出演、お金もかかってそうな豪華な映画でした。朝から雪がちらほら降っていたのですが、あれあれというまに10pほど降り積もり、転ばないようにそろりそろりと歩いて帰りました。
北海道、東北も大雪だったようです。しばらく暖冬が続いてすっかり油断していました。雪国の皆様お見舞い申し上げます。

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1月15日
本日は『フタリノセカイ』舞台挨拶取材でした。飯塚監督には昨年末取材したばかりです。インタビューはこちら
ようやく公開になって感無量の面持ちの監督でした。片山友希さん、坂東龍汰さんも嬉しそう。只今いそぎまとめ中です。(白)

posted by shiraishi at 21:00| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする