2022年05月23日

沖縄一人旅その3(白)

5月22日(日)晴れ

旅の最終日。ずっと宿題にしたままだった糸満市のひめゆりの塔と摩文仁(まぶに)の丘にある平和祈念公園へ。
沖縄を防波堤とし、時間稼ぎをして本土決戦を少しでも先延ばしにしたかった軍部の思惑が、住民を巻き込んだ悲劇へと突き進ませました。むごいと何度言っても足りない沖縄戦で亡くなった人は約20万人と言われています。県民4人に1人です。島の地形が変わるほど、鉄の雨と称される艦砲射撃を受けたのです。
広島、長崎の原爆投下後、12月までに亡くなったのは広島で13万人、長崎7万人だそうです。合わせてほぼ同じ人数。

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ひめゆりの塔
早く着きすぎて、資料館はまだ開いてませんでした。しばらく休んでから次のバスで、平和祈念公園へ。広大な敷地には慰霊碑や平和祈念の像が点在していて、ゆっくり巡ってくれる電動カーも走っています。多くの犠牲者が出た激戦の土地だったというのが想像できないくらい、向こうには穏やかできれいな海が広がっています。

「島守の塔」手前が島田叡(あきら)知事、県庁職員の慰霊碑。石段の上には島田叡、荒井退造(警察部長)の終焉の地の碑

映画『島守の塔』(五十嵐匠監督)試写を拝見したばかり。「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓を住民にも強要した軍部に反して、神戸から赴任した島田知事は「生き延びろ」と言い続けたそうです。
7月公開予定です。

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「平和祈念資料館」ここのロッカーに荷物預けて歩けばよかった…

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戦没者の名前が都道府県別に刻まれている「平和の礎(いしじ)」
波頭を模したデザインで、うねるように連なっています。ボランティアの方々が隅々まで水拭きしていました。年々書き足すので、空き地にしてあるのがなんだか切ないです。
広い公園の南側には、家族連れやグループが遊べるスペースがありますが、写真のようにどこも人が少ないです。
資料館や慰霊碑がこれからも平和教育のために長く使われたり、記憶に残ったりするといいのですが。体験した人がいなくなると、戦争も風化していくのでしょう。県営だそうですが、せめて国から維持費が出ると、どんなにか助かるでしょう。税金は大切にしてこういうところに使ってもらいたいです。間違って振り込まれたお金より、使途不明金が何兆円もある方を注視しなくちゃ。
コロナ禍の影響もあるのか、バスの窓からも飲食店や観光客向けのお店がぽつぽつと閉じているのがわかります。

(咲)さんが島田知事についての映画『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』について書いています。こちら

行きのバスで「バスの本数が少ないので、時刻表を見ておくといいです」と降りるときに注意してくれた運転手さん、帰りのバスでもまた会いました。食堂を探していると言ったら「食事や買い物のできるモール」を教えてくれました。ありがたい〜。
大きなスーパーで、お土産屋さんと違う買い物。またポーク・卵お結びを持ち帰り用に買います。家でも作ってみようっと。
空港にある「ポーたま」は注文を聞いてから握るのでいつも行列です。日曜夜の羽田行最終便は来た時よりも混んでいました。今日もまた2万歩以上歩いて無事帰宅。

その1 http://cinemajournal.seesaa.net/article/488292857.html
その2 http://cinemajournal.seesaa.net/article/488317292.html 


posted by shiraishi at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沖縄一人旅その2(白)

5月21日(土)小雨のち晴れ
早寝したので、自然と早起きできました。いつもこうできればいいのですが。
念願の「美(ちゅ)ら海水族館」へ。バス停までオーナーさんが送ってくれて、予想通り遅れてきたバスに乗り込みます。30分もかからずに海洋博公園入口に到着。次に乗るバスの時間を確認。1〜2時間に1本なのです。
案内所で、イルカショーが始まると聞いて、大急ぎで海近くの会場まで降ります。間に合いました。
黒くて大きいオキゴンドウと、よく見るバンドウイルカ、5頭いるようです。
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みんななかなか芸達者です

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浜辺で貝殻とサンゴを拾いました。灰色の砂に見えるのは軽石。

ウミガメ館やマナティ館を見て水族館へ。1階から4階まであって、海側から見上げるとかなり大きな建物です。正面玄関は4階でシンボルのジンベエザメのモニュメントがあります。
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サンゴ礁の海

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黒潮の海

ジンベエザメは他の水族館にもいますが、大きくなると海に帰すそうです。美ら海のジンベエザメは体長8,8m、飼育暦27年は世界最長記録。沖縄に住んでいたら、年間パスポートを買って(入園料2回分)何度でも観に来るんだけどな。おきなわ郷土村も見て3時間余り遊んで那覇バスターミナルへ向かいました。2時間45分。
国際通りへは歩いて行けます。那覇市博物館に寄り、お店を見ながら宿へ。
立地と値段で選んだら、便利だけれどお酒の飲めない一人旅には向いてませんでした。次(があったら)は女性客向けゲストハウスにしよう。
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桜坂劇場にも寄ってみました。
2万歩以上歩きまわったので、スーパー銭湯でまったりしました。サウナは熱くて早々に退散。(白)


posted by shiraishi at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沖縄一人旅その1(白)

◆前書き
買い物や公共料金支払いもJALカードで済ませていると、旅をしなくてもマイルがたまります。特典航空券(国内往復)だと1万2千〜1万5千マイル必要です。石垣、宮古、久米島は2万マイル。
行き先や日にちが決まっている場合はそちらにしますが、どこでもいいから旅したい!というとき、めっちゃお得なのが「どこかにマイル」。名前の通り6千マイルでどこかに行けます。希望の日時(1ヶ月以内)を入れると、4つの空港の組合せが提示されます。好きな組み合わせが出るまでトライして(1日100回まで)この中のどこに当たってもいいとなったら、申し込んでマイル引き落とし。2,3日後に「○○に確定しました」とお知らせが来ます。キャンセル・変更はできません。
私は「那覇空港」が当たりました。

5月20日(金)
それで数十年ぶりに、梅雨のさなかの沖縄へ出かけてきました。宿はネットで探した名護の「ゲストハウス天空(あまから)」。空港の販売店のお兄さんがいろいろ調べてくれて、安くなる空港バス往復チケットと時刻表を入手。ロビー内のコンビニで「美味しいおにぎり」を教えてくれて、バス停まで送ってくれました。なんて親切なの。雨がだんだん強まる中、空港ターミナルからシャトルバスで名護へ向かいました。
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那覇空港で最初に出逢った自販機、沖縄色です
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おかげですぐ買えたポーク・卵おにぎりとさんぴん茶

片道最速1時間半のバスもありますが、それには時間合わず。2時間半かかりました。乗り換え案内どおりにローカルバスを待ったら宿に行くまで四苦八苦しました。いろんな方向行のバスが止まるので、そのたびに「○○に停まりますか?」と聞き、全滅しかけたころ「ここじゃなく、○○で待った方がいいよ」という年配の運転手さんに巡り合いました。3,4つ先の十字路まで乗せてくれて「降りたら〇番のバスに乗ってね」と。代金はいらないというのを置いてきて、手を振って別れてまもなく〇番のバスが来ました。よかった〜。
やっとたどり着いた最寄りのバス停までオーナーさんが迎えに来てくださいました。ネットで検索した地図で歩いていこうと考えていたのですが、後から聞いたらそこは両側サトウキビ畑の道でヘビが出没するとか(きゃー)で、おとなしく車に乗せてもらってよかった。ネットもよしあしです。
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集落の中のモダンな住宅です。2段ベッドの部屋、洋室、和室とあり、家族連れにも最適。私は4畳半和室。
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食材持ち込みでキッチンで調理や屋上でバーべキューもできます。私は調理せずお弁当持ち込み、ドリンクはセルフサービス。雨で後は寝るだけなので、オーナーご夫妻とお喋りしていたら、なんと旦那様は札幌出身でした。それに若いころから沖縄のロックバンド「紫」の大ファンだとか。『ミラクルシティ コザ』はその紫をモデルにした映画です。タイムスリップや魂の入れ替わりのあるコメディで、桐谷健太さんが熱演でした。
そんなこんなで会話がはずみ、まるで友達の家に遊びに来たように楽しい夜を過ごしました。明日行く予定の「美ら海水族館」のチケットも手に入れてお風呂(共用ですが宿泊客は私だけという贅沢)に入り、自宅と違ってパソコンもテレビも見ずに早寝。いろんな方にお世話になった1日。(白)


posted by shiraishi at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月16日

『インフル病みのペトロフ家』、ロシア映画だからと敬遠しないで! (咲)

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c 2020 – HYPE FILM – KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – RAZOR FILM – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA -ZDF

ロシアの過去と現在を刺激的に描く映画『インフル病みのペトロフ家』(キリル・セレブレンニコフ監督/ロシア=フランス=スイス=ドイツ合作)の4月23日(土)からの公開を記念し、5月15日(日)17:30より、無料オンラインレクチャーが開催されました。

 <ロシア・ウクライナ・ベラルーシ映画の知られざる世界 ―今こそ知りたい現状と今後―> と題して、2時間の予定をさらに30分延長して、2時間半にわたり、筑波大学の梶山祐治さんから、3か国の映画事情につて詳しい解説が行われました。

レクチャーの内容の詳細は、後日お届けしますが、気になったのが、冒頭、MCの武井みゆきさん(ムヴィオラ代表)より、『インフル病みのペトロフ家』が、ロシアの映画ということからか入りが悪く、5月27日でイメージフォーラムでの上映の打ち切りが決まったと報告があったことです。
本日のレクチャー参加予定者の方からも、「ロシア映画を観るのが心情的につらいものがありますが、どう折り合いをつけますか?」という質問が寄せられているとのことでした。

このことを聞いて思い出したのが、2月のジョージア映画祭で、『インタビュアー』(1977年、ラナ・ゴゴベリゼ監督)を観たときに、ジョージア映画祭主宰のはらだたけひでさんより伺ったお話です。
『インタビュアー』を岩波ホールで1983年に公開したときに、大韓航空機がソ連の領空を侵犯したとして追撃されるという「大韓航空機撃墜事件」が起こり、当時はソ連だったグルジアの映画ということで、観客からそっぽを向かれたというのです。

私自身は、政治と文化は別という意識があるので、心情的にそういう状況になってしまうのは悲しいことだなぁ〜と。 
『インフル病みのペトロフ家』についていえば、セレブレンニコフ監督は、かねてよりロシアのジョージア侵攻やクリミア併合、LGBTへの抑圧を批判するなど、政権に批判的で、今はロシアを出てドイツにいるのです。さらに、監督のお母さまはウクライナ人!
ロシア映画だからと敬遠せずに、劇場に足を運んでいただければと願います。

『インフル病みのペトロフ家』シネジャ作品紹介




posted by sakiko at 03:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月14日

『教育と愛国』舞台挨拶取材(白)

5月14日(土)
昨日13日に公開された『教育と愛国』の舞台挨拶がシネ・リーブル池袋で行われ、⻫加尚代(さいか ひさよ)監督と澤田隆三プロデューサーが登壇しました。
斉加監督は初日ゲストの湯川れい子さんに「空気読めない人だからできた」と言われたとか(笑)。挨拶前に澤田プロデューサーにお目にかかって、立ち話「男はどうしても空気読んでしまいますから」。うんうん、お父さんたちはそうやって家族を養ってきたんですよね。
公開前にラッシュを見て何度も驚いたという澤田プロデューサー、手に持っているのは映画パンフレット。38pの中にシナリオ採録があり、後で逐一思い出すことができます。⻫加監督が持っているのは著書「教育と愛国〜誰が教室を窒息させるのか」(岩波書店)、発行されたばかりの「何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から」(集英社新書)です。どちらも読みごたえあり。
詳しいレポはまたのちほど。

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『教育と愛国』HP
https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/
⻫加尚代監督インタビュー(長いです)
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/487800549.html

☆⻫加監督あちこち出ずっぱりです。
 記事も動画も。

●【博士と町山※2日連続配信中!1日目】
「教育と愛国」公開記念!斉加尚代監督と語る日本教育の危機!
https://www.youtube.com/watch?v=PMedlzK-akA 

●TBSラジオ「アシタノカレッジ」で武田砂鉄さんと斉加監督のトークを聞きました。
こちらでも聞けます。26分36秒から30分余り
https://www.youtube.com/watch?v=mRzNk6zMCAE

●朝日ファミリーにインタビュー記事があります
https://www.asahi-family.com/news/31388



posted by shiraishi at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする