2022年7月18日
いつも試写でお世話になる宣伝会社MUSAの篠友子さんが小説家デビュー!
小説のネタになりそうな人生を送ってきたの?と発売されたばかりの本を読み始めました。なんと、全く予想もしなかった政治のストーリーでありました。面白かった。
「首都機能」を東京一極集中でなく、関西に分散させようと京阪神の知事たちが話し合います。そこで活躍するのがヒロインの坂本龍子。高知県の県庁職員ですが、その頭の切れと胆力は龍馬の末裔かと思ってしまうほど。
登場する知事たちのおひざ元、特に京都の描写が詳しく思わずグーグルマップを開いてしまいました。それと全国知事ファイルなんかも見たりして(笑)。篠さんは高知出身なんでしょうか?それとも京阪神?今度聞いてみようっと。キャラが立っていて、背景も浮かび映画向きなんですよ。誰がいいかなぁと妄想も楽しいです。
*篠さんは高知出身で、やはり龍馬ファンでした。京都にも長く住んだそうです。
コロナで自宅にいた間に、土地の記憶をたよりに書き上げたとは!
「うえから京都」篠友子著(角川春樹事務所刊)
四六判 340ページ
定価 1,700円+税
紹介文
京都駅に降り立った女性の名は坂本龍子。彼女は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界で数々の難問を解決し「交渉人」と呼ばれ、その名を馳せていた。
ある日、龍子の元に京都府知事の桂大吾から、低迷した日本経済を救うため、経済の拠点や首都を東京から関西へ移したいという依頼が入った。
この法外とも思える構想を実施すべく、京都・大阪・兵庫の三府県が手を組み、西の統一をはかるため、龍子に力を貸してほしいのだという。
しかしその裏には京都が国の政治を司る拠点として返り咲き、そして遷都までをも実現するという思惑があった――。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784758414197
篠さん動画も作成していました!
https://www.youtube.com/watch?v=mdt3dSeTd3g