2023年03月26日
イスラーム映画祭8 名古屋編初日と桜三昧の旅 (咲)
3月26日(日)神戸の小中学校時代の同窓会。ちょうど25日からイスラーム映画祭8 名古屋編が始まるので途中下車して覗くことに。
まずは、新宿から湘南新宿ラインで沿線の桜を楽しみながら小田原へ。小田原城の桜、満開でした。
名古屋までは新幹線。かつて、よく来た名古屋。懐かしいです。
地下鉄東山線で今池へ。イスラーム映画祭の会場であるシネマテークへは5分ほど。シネマテークが入っている今池スタービルは、昭和レトロな雰囲気。角の小さなビルで、いくつか出入口があって不思議な構造。
5時からのチュニジア映画『マリヤムと犬ども』のチケットを購入。整理番号順、自由席。初めての映画館は入ってみないと、どの席が心地良いかわからないので、指定席じゃないのは助かります。
開場まで時間があったので、2階にあるウニタ書店さんへ。シネマジャーナルを置いていただいているので、ご挨拶。社会派の本が多くて、興味津々。
イスラーム映画祭8 名古屋編 開幕! 主宰の藤本高之さんより、映画祭の主旨説明と、『マリヤムと犬ども』の簡単な説明。過激な場面があるので、気分が悪くなった方は外で休んでいただければ、観なかった部分は後から説明しますと、藤本さん。私は、東京で肝心なところで寝てしまったので、リベンジに観たのですが、また同じところで寝てしまいました。情けない!
上映後、藤本さんから詳しい解説。そういうことだったのねと、とても参考になりました。
2本目のチュニジア映画『陽の届かない場所で』は、藤本さんの前説だけ聞き映画は観ないで、藤本さんをお誘いして、2階にあるお店「つるのり」へ。名古屋のミッキーさんがシネマテークで映画を観たあとに必ずや寄る美味しいお店と教えてくれたところ。名前からして和食のお店かと思ったら、淡いブルーのドア。入っていいの?と、ちょっと勇気のいる店構え。開けてみたら、中は結構広くて、ジャズが静かに流れて落ち着いた雰囲気。トマト味のパスタ、美味しかったです。
宿は、急に名古屋に寄ることにしたので、市内はどこも高くて、尾張一宮駅そばのルートインに。大きなお風呂があって気持ちよかったです。
早起きして、真清田神社へ。駅から10数分。ここも桜が綺麗でした。
尾張一宮から米原経由で、近江八幡へ。あまり時間がないので、八幡堀までタクシーで。運転手さんに桜はまだ五分咲きと言われたのですが、充分綺麗でした。
古い町並みや、洋風建築のレトロな建物の点在する町を40分位歩いて、帰りは市内循環バスで駅へ。
近江八幡の町を歩いていて思い出したのは、昨年12月30日に公開された映画『近江商人、走る!』です。
かつて商才に長けた近江商人たちが町に潤いをもたらしたことに思いを馳せました。
久しぶりに旅気分を味わい、一路、同窓会の行われる大阪へ。 その昔、堂島の米会所まで飛脚でも数時間かかったところ、新快速で1時間程で大阪駅に到着。
同期生139人のうち、54人が集まり、3次会まで昔話に花が咲きました。
2023年03月25日
新潟国際アニメーション映画祭(3/17-3/22) その2
受賞結果はこちらに
グランプリは村上春樹原作の短編を組み合わせてアニメ化した『めくらやなぎと眠る女』。
面白いなぁと思ったのは、もともと想定されていた「監督賞、脚本賞、美術賞、音楽賞」はなくなって、「傾奇(かぶき)賞」「境界賞」に急遽変更されたことです。作品がそういうカテゴリに分けられない、多様な魅力を持っていたということなのかな。
なるほどそういう作品でした。
以下、映画祭HPの説明。
※傾奇賞 (KABUKU Award)とは
「傾奇」とは戦国時代末期から江戸時代の潮流で、「歌舞伎」の語源ともなった言葉です。当時、常識から外れた派手な装いや行動をする者を「傾奇者」と呼びました。傾奇賞 (KABUKU Award)は、従来の価値観に捉われず、斬新で新しいものに挑戦し、創造していく作品に与えられます。
※境界賞 (Evolve Award)とは
「2D」や「3D」「コマ撮り」といった制作手法、またはジャンルの様々な境界に捉われず、アニメーションの世界に進化を与える作品に与えられます。英語の表記になった「Evolve」にはアニメーションの「進化」の意味を込めました。
「世界の潮流部門」で上映された作品は、ほぼ観ていました。3月半ばに東京で開催されるアニメアワードに毎年参加していたのと、Amazonプライム会員だったので。レトロスペクティブ部門の大友克洋監督作品の大半も。どんだけアニメ好きなの!
18日(土)
『四つの悪夢』、『ユニコーン・ウォーズ』、『カムサ・忘却の井戸』と同じ新潟市民プラザで鑑賞。
最後のプログラム、同じ時間に二つの会場の上映が重なってしまいました。
●片渕須直監督の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2022)の上映とトーク
●テレビアニメ「平家物語」11話一挙上映
観ていなかった「平家物語」のほうへ。クロスパル新潟へ移動。とっとと歩けば6,7分かな。
好きな漫画家の高野文子さんのキャラクター原案・監修。早朝に出て、4つ目が4時間もので、肩と腰が心配でしたが面白くて苦にならず。ただ、コンペ作品上映会場は映画館でなく、ホールなので椅子の背もたれが低く、何本も観ていると自分の頭を支えるのに疲れます。
昼には琵琶演奏もあったのですが、重なっているコンペ『カムサ 忘却の井戸』を観ていました。帰ってすぐ就寝。
19日(日)
『愛しのクノール』人形を使ったストップモーションアニメ(1コマずつ撮影)。おじいちゃんと孫娘のファミリードラマで、ペットの豚がおならの後、ウンチをするシーン多数。実は大事なアイテムなのです。客席よく笑っていました。
月曜日はいろんな施設が休みと気づいて、急遽この日に博物館に行くことに。観光循環バス(一日乗車券500円)で、市内めぐりへ。普通バスの最低運賃が210円なので、乗り降り自由なこれはお得。このバスは30分に1本回ってくるので、時間を見ながら展示を見回ります。信濃川と阿賀野川の運ぶ砂が河口の街を広げていったこと、新潟はかつて有数な港町で豪壮な屋敷も多くあったことなど知りました。水族館「マリンピア日本海」や美味しいものが集まっている「みなとのマルシェピア万代」も行きたいところですが、入ってしまうと映画上映前に戻れなくなりそうでこの次に。
新潟市マンガ・アニメーション情報館は、開館10周年を迎えてこれまでの展示のポスターがズラリと貼られていました。
●『めくらやなぎと眠る女』は村上春樹ファンの監督が短編を集めてアニメ化したもの。舞台は日本で、登場するのも日本人ですが、フランス人監督からはこう見えるの?というビジュアルが…。グランプリ受賞
●永野護監督の『花の詩女(うため)ゴティックメード』(2012)の上映とトーク
永野護監督はそれまで知らなかったのですが、KADOKAWAの「月刊ニュータイプ」創刊号で漫画家デビューした方で、第2弾の連載「ファイブスター物語」(1986年〜)は休載をはさみながらも今も連載中。その一方メカデザイナーとしてアニメ、ゲームで活躍しているという…どおりで行列が長かったわけです。奥様で主演声優の川村万梨阿さんも登壇。
20日(月)
●『オパール』魔法の国の王女の物語、父王による娘への虐待が描かれていて、実世界と同じに母が気づかない。
●りんたろう監督の『山中貞夫に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」を観るのを楽しみにしていました。映画内映画という感じで、山中監督が鼠小僧の映画を撮るものです。出てくる俳優さんの顔がアニメなのによく似ていて、笑いながら観ました。25分の短編上映後、りんたろう監督はじめ関係者が、トークの区切りとともに登壇。最後はこんな大人数に。
●『ネズミたちは天国にいる』ストップモーションアニメ。天敵のキツネとネズミが天国で分かり合う話で、ラストは想像通り。楽しかった。
夕飯はYさんが予約してくれた「さかな屋片桐寅吉」へ。この前菜とお刺身盛り合わせの後、焼き物、小田巻蒸し、山菜の天ぷらと出て食べきれず。
●『スカイ・クロラ』押井守監督トークつき。攻殻機動隊がよく上映されるけれども、自分が好きなのはこれ、とのこと。
21日(火)
お休みだからともう一度Yさんが来てくれて街歩き。『チョコレートな人々』の舞台、「久遠チョコレート」を探し当てるも、火曜定休でした。古町演芸場にも心惹かれながら、午後は中国アニメ『新封神演義・楊戩』を観る。中国のアニメ技術がこんなに進んでいたのにびっくりしたそうです。『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』(2015/日本公開2018)を見たとき私もそう思った。中国でのアニメーターの報酬は日本の2〜3倍らしいし、今に抜かれてしまうのではと心配。俸給アップ!
新潟名物バスセンターのカレー(原田泰造さん主演映画『ミッドナイト・バス』にも登場)も食べたし、美味しいおにぎりも手に入れて、新潟駅を出発。
まことに充実した新潟の旅でありました。来年また来ようっと。(白)
グランプリは村上春樹原作の短編を組み合わせてアニメ化した『めくらやなぎと眠る女』。
面白いなぁと思ったのは、もともと想定されていた「監督賞、脚本賞、美術賞、音楽賞」はなくなって、「傾奇(かぶき)賞」「境界賞」に急遽変更されたことです。作品がそういうカテゴリに分けられない、多様な魅力を持っていたということなのかな。
なるほどそういう作品でした。
以下、映画祭HPの説明。
※傾奇賞 (KABUKU Award)とは
「傾奇」とは戦国時代末期から江戸時代の潮流で、「歌舞伎」の語源ともなった言葉です。当時、常識から外れた派手な装いや行動をする者を「傾奇者」と呼びました。傾奇賞 (KABUKU Award)は、従来の価値観に捉われず、斬新で新しいものに挑戦し、創造していく作品に与えられます。
※境界賞 (Evolve Award)とは
「2D」や「3D」「コマ撮り」といった制作手法、またはジャンルの様々な境界に捉われず、アニメーションの世界に進化を与える作品に与えられます。英語の表記になった「Evolve」にはアニメーションの「進化」の意味を込めました。
「世界の潮流部門」で上映された作品は、ほぼ観ていました。3月半ばに東京で開催されるアニメアワードに毎年参加していたのと、Amazonプライム会員だったので。レトロスペクティブ部門の大友克洋監督作品の大半も。どんだけアニメ好きなの!
18日(土)
『四つの悪夢』、『ユニコーン・ウォーズ』、『カムサ・忘却の井戸』と同じ新潟市民プラザで鑑賞。
最後のプログラム、同じ時間に二つの会場の上映が重なってしまいました。
●片渕須直監督の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2022)の上映とトーク
●テレビアニメ「平家物語」11話一挙上映
観ていなかった「平家物語」のほうへ。クロスパル新潟へ移動。とっとと歩けば6,7分かな。
好きな漫画家の高野文子さんのキャラクター原案・監修。早朝に出て、4つ目が4時間もので、肩と腰が心配でしたが面白くて苦にならず。ただ、コンペ作品上映会場は映画館でなく、ホールなので椅子の背もたれが低く、何本も観ていると自分の頭を支えるのに疲れます。
昼には琵琶演奏もあったのですが、重なっているコンペ『カムサ 忘却の井戸』を観ていました。帰ってすぐ就寝。
19日(日)
『愛しのクノール』人形を使ったストップモーションアニメ(1コマずつ撮影)。おじいちゃんと孫娘のファミリードラマで、ペットの豚がおならの後、ウンチをするシーン多数。実は大事なアイテムなのです。客席よく笑っていました。
月曜日はいろんな施設が休みと気づいて、急遽この日に博物館に行くことに。観光循環バス(一日乗車券500円)で、市内めぐりへ。普通バスの最低運賃が210円なので、乗り降り自由なこれはお得。このバスは30分に1本回ってくるので、時間を見ながら展示を見回ります。信濃川と阿賀野川の運ぶ砂が河口の街を広げていったこと、新潟はかつて有数な港町で豪壮な屋敷も多くあったことなど知りました。水族館「マリンピア日本海」や美味しいものが集まっている「みなとのマルシェピア万代」も行きたいところですが、入ってしまうと映画上映前に戻れなくなりそうでこの次に。
新潟市マンガ・アニメーション情報館は、開館10周年を迎えてこれまでの展示のポスターがズラリと貼られていました。
●『めくらやなぎと眠る女』は村上春樹ファンの監督が短編を集めてアニメ化したもの。舞台は日本で、登場するのも日本人ですが、フランス人監督からはこう見えるの?というビジュアルが…。グランプリ受賞
●永野護監督の『花の詩女(うため)ゴティックメード』(2012)の上映とトーク
永野護監督はそれまで知らなかったのですが、KADOKAWAの「月刊ニュータイプ」創刊号で漫画家デビューした方で、第2弾の連載「ファイブスター物語」(1986年〜)は休載をはさみながらも今も連載中。その一方メカデザイナーとしてアニメ、ゲームで活躍しているという…どおりで行列が長かったわけです。奥様で主演声優の川村万梨阿さんも登壇。
20日(月)
●『オパール』魔法の国の王女の物語、父王による娘への虐待が描かれていて、実世界と同じに母が気づかない。
●りんたろう監督の『山中貞夫に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」を観るのを楽しみにしていました。映画内映画という感じで、山中監督が鼠小僧の映画を撮るものです。出てくる俳優さんの顔がアニメなのによく似ていて、笑いながら観ました。25分の短編上映後、りんたろう監督はじめ関係者が、トークの区切りとともに登壇。最後はこんな大人数に。
●『ネズミたちは天国にいる』ストップモーションアニメ。天敵のキツネとネズミが天国で分かり合う話で、ラストは想像通り。楽しかった。
夕飯はYさんが予約してくれた「さかな屋片桐寅吉」へ。この前菜とお刺身盛り合わせの後、焼き物、小田巻蒸し、山菜の天ぷらと出て食べきれず。
●『スカイ・クロラ』押井守監督トークつき。攻殻機動隊がよく上映されるけれども、自分が好きなのはこれ、とのこと。
21日(火)
お休みだからともう一度Yさんが来てくれて街歩き。『チョコレートな人々』の舞台、「久遠チョコレート」を探し当てるも、火曜定休でした。古町演芸場にも心惹かれながら、午後は中国アニメ『新封神演義・楊戩』を観る。中国のアニメ技術がこんなに進んでいたのにびっくりしたそうです。『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』(2015/日本公開2018)を見たとき私もそう思った。中国でのアニメーターの報酬は日本の2〜3倍らしいし、今に抜かれてしまうのではと心配。俸給アップ!
新潟名物バスセンターのカレー(原田泰造さん主演映画『ミッドナイト・バス』にも登場)も食べたし、美味しいおにぎりも手に入れて、新潟駅を出発。
まことに充実した新潟の旅でありました。来年また来ようっと。(白)
2023年03月22日
新潟国際アニメーション映画祭(3/17-3/22) 白
3/18-21の3泊4日新潟へ行ってきました。
最初だけ雨模様で寒くて、新幹線の窓から越後湯沢の雪景色を見てひゃ〜。春物の上着で来たのを後悔しました。次の日からは晴れて暖かい日が続きました。桜の東京、新潟はまだ梅の季節で少しだけ気温は低かったのですが、お出かけには最適。
3泊は会場近くのゲストハウス、旅行支援が使えたので宿泊代が安くなったうえ、買い物に使えるクーポン5000円がもらえました(電子か紙)。新潟に住んでいる香港映画ファンの友人Yさんと久しぶりに再会。一緒に作品を観て美味しい海鮮料理のお店に行き、と映画談義をして過ごしました。21日は一日つきあってくれて、行きたかったお店を次々とまわりました。ありがたや〜。私の紙クーポンは、彼女の案内でホテル日航新潟(一番高い31階)に行ってパフェとジュース飲んで、お土産買って使い切りました。
新潟市内は区画が碁盤の目のように整理されていて、通りや小路にも名前があってとてもわかりやすい街でした。映画上映の10時まではヒマなので、毎日街歩きして1万歩。「歩く人」のYさんと一日一緒だった21日、東京に帰り着いたら2万6千歩になっていました。沖縄以来の数字。
いつまでもガラケーではやはり不便でした。来年また行くつもりなので、それまでにジパング倶楽部に入会するのと、スマホへの変更をしておかねば。映画と食べ物の話は次に。(白)
最初だけ雨模様で寒くて、新幹線の窓から越後湯沢の雪景色を見てひゃ〜。春物の上着で来たのを後悔しました。次の日からは晴れて暖かい日が続きました。桜の東京、新潟はまだ梅の季節で少しだけ気温は低かったのですが、お出かけには最適。
開会式が行われたルフル広場
IDカードとプレスのセット(バッグ、缶入り飴、プログラム他資料)
NEXT21ビルの展望階(会場の新潟市民プラザは6F)
3泊は会場近くのゲストハウス、旅行支援が使えたので宿泊代が安くなったうえ、買い物に使えるクーポン5000円がもらえました(電子か紙)。新潟に住んでいる香港映画ファンの友人Yさんと久しぶりに再会。一緒に作品を観て美味しい海鮮料理のお店に行き、と映画談義をして過ごしました。21日は一日つきあってくれて、行きたかったお店を次々とまわりました。ありがたや〜。私の紙クーポンは、彼女の案内でホテル日航新潟(一番高い31階)に行ってパフェとジュース飲んで、お土産買って使い切りました。
新潟市内は区画が碁盤の目のように整理されていて、通りや小路にも名前があってとてもわかりやすい街でした。映画上映の10時まではヒマなので、毎日街歩きして1万歩。「歩く人」のYさんと一日一緒だった21日、東京に帰り着いたら2万6千歩になっていました。沖縄以来の数字。
いつまでもガラケーではやはり不便でした。来年また行くつもりなので、それまでにジパング倶楽部に入会するのと、スマホへの変更をしておかねば。映画と食べ物の話は次に。(白)
2023年03月12日
東京アニメアワードフェスティバル@池袋(白)
3月10日(金)から3日間通いました。
コンペは長編、短編とも鑑賞。
海外からゲスト参加もあって、映画祭らしく賑やかになりました。
どれがグランプリかなぁ。
↓この『ティティナ』は飛行船で北極点に行ったという探検家アムンゼンと、飛行船の設計・操縦をしたイタリア人のノビレの物語を、ノビレが同行した愛犬の目から描いたもの。こんなことがあったなんて初めて知りました。
cMikrofilm and Vivi Film
https://animefestival.jp/ja/
https://www.youtube.com/c/TokyoAnimeAwardFestival
追記
TAAF2023コンペティション部門グランプリ
長編『犬とイタリア人お断り』
短編『国境』
優秀賞 長編『ティティナ』、短編『キツネの女王』
豊島区長賞 『月にスウィング』
学生賞 『サカナ島胃袋三腸目』
2023年03月07日
花魁道中&特殊詐欺啓発活動@十条銀座商店街フジサンロード(白)
王子警察署署長ご挨拶 のち、スタート地点での記念撮影
3月7日(火)12:45〜
王子警察署と大衆演劇が、横行する特殊詐欺にNOを突きつけ、一般の皆様を安全に守り啓発するために立ち上がりました。
2023年3月に篠原演芸劇場で上演中の劇団美松と、丁髷とスーツ姿でダンスを披露しSNSに旋風を巻き起こしておりますチョン烈による、「花魁道中&特殊詐欺啓発活動」を十条銀座商店街にて実施。
宣伝さんからお誘いあって、大衆演劇ファンの(白)が駆けつけましたので、ちょっとご報告いたします。
劇団美松の松川小祐司座長の美しい花魁姿
30pほどもある高下駄を履いての道中。八の字歩きはしません。
30pほどもある高下駄を履いての道中。八の字歩きはしません。
篠原演芸場横にて「チョン烈」のパフォーマンス
動画はyoutubeなどでご覧になれます。
動画はyoutubeなどでご覧になれます。
この後、王子警察が貸し切りにした篠原演芸場にて、特殊詐欺撲滅キャンペーンに寄せたオリジナル芝居を拝見。最初にこのところ増えている特殊詐欺について事例をあげてのご注意がありました。自分は大丈夫、と思って油断しないように。自転車盗難も多いので、ちょっと買い物で離れるときも必ず鍵を忘れずにとのこと。
劇団の協力で、だましの手口をコント風に見せて笑わせてくれました。
本編の人情噺のタイトルをメモし忘れ、すみません。
*ストーリー*
「泪橋」から身を投げようとした目の見えない老母が岡っ引きに止められる。わけを聞けば、「生き別れた息子」を探しに江戸に出て来たけれど見つからず、絶望して死にたくなったとのこと。なんとか落ち着かせたら、近づいてきたスリに懐の財布をすられてしまう。岡っ引きが捕まえて、見逃してやるから実の息子の代わりに孝行しろと諭します。しばらく親子として暮らしたある日、かつての悪い仲間に錠前破りを持ち掛けられ、母と呼ぶ人を傷つけたくないばかりに渋々加担することに。しかし、一味の一人が実の息子で・・・という展開になります。
最後列椅子のメディア席からは他の観客の様子がよく見えます。年配の男性観客もあちこちで目頭を拭いているのを発見。間をためて見えを切る大衆演劇のセリフ回しが懐かしい・・・第2部は華やかな踊りです。通常より劇もショーも短いものでしたが、初めてご覧になる方にはほど良い長さでしょう。コロナのせいもあってずっと行けなかったので、3年ぶりの観劇を楽しんできました。(白)
■劇団美松■ 演美座にルーツを持つ、歴史ある劇団。 2014 年 1 月より松川 小祐司座長、大和 歩夢副座長を中心に活動。 2017 年 6 月より劇団名を新喜楽座から劇団美松へ改名。 古き良き外題を更に進化させ、 驚きの演出などで楽しませてくれる松川小祐司が 演出・構成する正面突破する舞台は見ごたえ抜群。
■チョン烈■ 創業 23 年となる笑限会社チョン烈商事は、日本全国に笑顔と幸せをお届けする、笑いのパフォーマンス商事。裏の活動では、「大衆演劇一座」との噂も・・・。スタッフ構成は全てにおいてダメ社長「チョン太郎」、営業部の 2 枚目敏腕課長「チョン蓮」、蓮課長と同期の営業部窓際係長「チョン星」、営業部の新人「チョン夜叉」。